野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

KTMの2ストロークモトクロッサーの販売は好調らしい

2022-12-31 06:40:30 | オフロード車事業
「Motocross Action」
12月29日、FBのお気に入りに登録しているアメリカの専門誌Motocross Actionネット誌に面白い記事「 2022 WORLD TWO-STROKE FLASHBACK: REPORTS OF THE TWO-STROKE’S DEATH HAVE BEEN GREATLY EXAGGERATED」があった。米国、豪州や欧州のオフロードバイク雑誌から次々に更新されるFBを読むと、毎日のように、ほとんどのネット誌が2ストロークモトクロスマシン待望論を展開している。しかもその写真をみると、すぐにでも販売される程に良くできている。この現象は、ここ数年来、2ストロークマシンを強く熱望する米国や豪州のモトクロスユーザーの根強い人気を示すものだ理解しているが、Motocross Action誌の本記事も同類のもので、こよなく2ストロークモトクロスマシンを熱望している。そして、今、 現実の市場では、「KTMの2ストロークマシンの販売台数は日本ブランドの4ストロークマシンの販売台数よりも多くなった」と書いている。

この記事によると、ホンダ、カワサキ、スズキが2ストロークマシンを復活させることはないとも書いている。Motocross Action誌は、過去15年間、2ストロークモトクロッサーが市場から消えたことを嘆き、AMAに復活してくれと懇願しながら、仮にホンダがCR250を復活させればどれだけ儲かるか等々をインターネット通じて発信してきた、とある。ホンダやカワサキやスズキは市場に増加しつつある2ストロークマシンを横目に見ながら無視し続けてきたが、2ストロークマシンは市場から決して消えることはなかった。

我々(Motocross Action誌)は、毎年、2ストロークマシンのテストをしつこく続け、何年も変わらない2ストロークのYZ125やYZ250をテストして批判を浴びることもしばしばあった。しかし、市場に2ストロークマシンがあれば、それらを平等に扱わなければ、新参ライダーは2ストロークを知らないし、ベテランライダーは自分の愛車がどう変わったのかわからない。ビッグ4のマーケティング担当者に、昨シーズンのベストセラーバイクは最新鋭の4ストロークではなく、何千台もの使い込まれたヤマハの2ストロークYZ250だと言っても、彼らはへらへら笑うだけだった。

それは現実の市場の姿であり、2ストロークマシンの復活の始まりでもあった。日本のほとんどのブランドは気づいていないが、そんなことは末端市場では誰でも知っている。古い2ストロークのマシンが倉庫から引っ張り出され取引された。4ストロークの$12,400 CRF450WE.も$1500の2ストロークもモトクロスマシンとしての楽しさ・面白さは何も変わらないのだ。4ストロークの$12,400 CRF450WEが格段に面白さを提供してくれるものではない。

1998年当時、ヤマハの4ストロークYZ400が飛ぶように売れていく中、ホンダやカワサキ、スズキの2ストロークの新車がショールームで寂しく忘れ去られていた。ホンダ、スズキ、カワサキが2ストロークを殺したのではなく、消費者の無関心が殺したのだ。
 
そうしてコロナパンデミックの暗黒時代が到来した。すると、2ストロークマシンの部品、プラスチック、ピストン、エキゾートパイプに光が当たり始めた。そしてオフロードブームが到来し販売店から2輪がなくなると、オフ愛好者はガレージから古いRM250を引っ張り出し走りに行った。2ストロークマシンが急増している事実を、スズキ、カワサキ、ホンダの首脳陣の頭をかすめたかもしれないが無視し続け、一方、 KTM, Yamaha, Husqvarna, GasGas, Beta, Sherco, TMはその事実を真剣に受け止めた。彼らは、2ストロークマシンが復活してくると判断した。結果は「 In fact, KTM was selling more two-stroke dirt bikes than the Japanese brands were selling four-strokes」となって、実際、KTMの2ストロークオフバイクの販売台数は日本ブランドの4ストロークバイクの販売台数よりも多いのだ。。。。と言うお話。

これに類する話題は、昨年、オフロードバイクの世界最大市場米国で、市場に大きな影響力をもつアフターマーケットの「PRO CIRCUIT」オーナー MITCH PAYTONさんにMotocrossAction誌がインタビューしている記事「HOW MITCH PAYTON SAVED THE PRO CIRCUIT EMPIRE IN THE PANDEMIC
」にも書いてあった。その中の一節から。
WHY ARE PEOPLE GOING BACK TO TWO-STROKES?
Some of them had four-strokes and they said, “I can’t afford it anymore. I’m tired of spending big money.” A brand-new KTM is big money after all the fees. Speaking for the regular dudes, if they had a two-stroke before, they can buy an older two-stroke, fix it up, and that’s their baby
.
「2ストロークマシンは復活するかの質問について」、4ストロークマシン所有者と話すと、彼らが言うには「もう余裕がないんだ。もう大金を使うのはこりごりだ」と言っている。新品のKTMの4ストバイクは諸費用を考えると大変金がかかる。普通の人と話すと、2ストロークのバイクの所有者は、古い2ストロークのバイクを買って、それを修理して遊べる(だからあまり金はかからない)

WHY DID THE JAPANESE MANUFACTURERS MOVE AWAY FROM TWO-STROKES?
The California Air Research Board had talked about banning two-strokes in 1999. I tried to rally some of the manufacturers to talk to them. When I called Kawasaki, they were interested in talking to the people, but when I called American Honda, they said, “No.” They agreed in the early 1960s that they would try to clean up emissions, and they wouldn’t go back on their word, but California did not ban all two-strokes in 1999. Still, that threat scared the Japanese manufacturers out of making them. So, the actual motivation for developing the four-stroke was a fake threat. I don’t think the AMA was knowledgeable enough to realize what a four-stroke could be. They were stuck in the thinking that all four-strokes were air-cooled, big-piston, dumb four-strokes like the XR650 and XR400. They couldn’t see a future where four-strokes would rev high, have a short stroke, a big bore, a lightweight crankshaft and an electronic ignition. 
KTM was manned by hardcore motorcycle guys, and they saw a future with both powerful four-strokes and lightweight two-strokes. That’s why they are where they are today.
「日本のメーカーが2ストロークから離れたのはなぜですか?」の質問については、1999年、CARB(カリフォルニア州大気資源局)が2ストロークエンジンの禁止について提案してきたので、いくつかの製造業者を集めて話をしようと試みた。その話にカワサキは賛成しホンダは拒絶した。・・・カリフォルニアは1999年にすべての2ストロークを禁止しなかった。それでも、日本のメーカーは2ストを作らなくなった。4ストロークを開発しようとする実際の動機は偽ものだった。当時のAMAが考える4ストロークエンジンとはXR650やXR400のような空冷ビッグピストンのダサいエンジンのイメージしかなく、まさか、4ストロークエンジンが高回転、ショートストローク、ビッグボア、軽量クランクシャフト、電子制御式イグニッション等を装備するとは想像すらできなかった(時代遅れの空冷4スト250㏄のエンジンには2スト125㏄が丁度いいと思った?)。AMAは4ストの可能性を理解する知識がなかったと思う。KTMは筋金入りのバイク設計者だから、パワフルな4ストロークと軽量な2ストロークは必ず両立すると考えてきたので、だからこそ、今のKTMの成功がある。

Mitch Paytonさんは、数年前の「RacerxOnline」のインタビュー記事にも、こう話していた事がある。
「Everybody is buying some old two-stroke and they’re fixing them up as a weekend ride bike. I think there is a certain amount of people that love riding motorcycles and they just want to do it for fun. They don’t need a World Superbike to go ride on.”」
米国では、生活の一部として極普通にバイクを楽しんでいる多くの人々がいる。彼らは古い2サイクルのモトクロスバイクを購入し週末には整備し、こうした人生を楽しんでいる。米国の多くの人々はバイクが好きなんだ。だけど、彼らが欲しいバイクはWorld Superbikeマシンでは決してない。・・・インタビューは多岐にわたっていたが、その中にMitchが、バイクマーケットを広げるためには、よりエントリーレベルに適した、格好良くて高性能な2ストロークモトクロスバイクが必要だと日頃から語っている件も真剣に語っている。

一方、日本企業で唯一2ストロークマシンを開発し販売を継続している日本のヤマハの考えはと言うと、2018年の日本の雑誌に「ヤマハ2スト2019年新型YZ85のYPVSを解説」というのがあった。この記事は、2019年に販売されたヤマハモトクロッサーの簡単な技術解説の一説だが、この記事の本質は「今、2ストが売れている」という事だった。ここには「オンロードモデルではレーサーでも2ストロークは存在していないと言っていい状況だが、オフロードモデルでは今でも現役。さらにこの3年ほどは世界的に販売台数が伸びる傾向にあるとYZシリーズのプロジェクトリーダー・櫻井大輔氏は語った。メカニズムがシンプルで価格が抑えられること、同じ理由でメンテナンスのコストと手間が抑えられること、同じ理由で車重が抑えられることなど特に入門者にとってメリットが多い。だが、それだけでなく「面白さが理由でしょう」とも櫻井氏。2ストロークエンジンの痛快さを味わうチャンスがなくなっていく中、この分野では新車で味わうことができることから一線を退いたライダーの需要も見受けられるという。そのような背景からヤマハは2019年に新たにYZ65を投入し、さらにYZ85をアップデート。他にもYZ125/X、YZ250/Xと幅広いニーズに応えられるように2ストロークモデルを多数ラインナップしている。」と解説し、ヤマハのモトクロスマシンの最近の販売推移が記載されているが、2016年以降、ヤマハのモトクロスマシン供給量の半分は2ストロークマシンが占める傾向にあると解説している。

個人的に思っていることだが、最近のモトクロスマシンの主流が4ストロークエンジンに移行し、その最新マシンが発表される度に感じたことだが、この開発方向が末端ユーザが本当に望む事なんだろうかとか、ひょっとしたら開発販売企業の都合だけで動いてはいないだろうかと言う疑念を持ってきた。優れたモトクロスマシンとして多くのユーザーに長く支持されてきた2ストロークエンジンの持つ優位性が消され、4ストローク化によってエンジンは複雑化し、それは重量増とも繋がり、それにアルミの車体だ。4ストエンジンの持つ欠点を解消するために、油圧クラッチ採用だ、セルスターター採用だとなると、それらは更にコストに跳ねかえり、結局ユーザー負担。これでは健全スポーツを志向するモトクロスファンが逃げていくような気がしていた。あまりにも技術が複雑化してのコスト増ではユーザ負担が増加する。すると、必然的に原点に帰ると言う作用が発生するのはよくある話だが、世界の多くのモトクロスユーザーは、今、販売価格も維持費も安価で、あの官能的に刺激する排気音の2ストロークエンジンのモトクロスマシンを切に待ち望んでいるんだと思う。 

2ストロークでも4ストロークでも電気モーターでもどれでも良いが、市場に安くて楽しいマシンを提供されるのであれば、それが勝ち、さ~どうする!

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このMRJ記事は参考になった

2022-12-30 06:35:55 | その他
2015年11月11日、三菱航空機が開発した「MRJ」の初飛行はテレビで大々的に放送された。その後紆余曲折あって、2020年10月23日に開発凍結と報道された。日経記事「三菱重工が国産ジェット凍結 開発遅れ、需要も低迷」によると、「相次ぐ設計変更などによる度重なる納期延期に、新型コロナウイルスに伴う航空需要の低迷が重なり、収益化は当面難しいと判断した」と報道されていた。MRJ開発失敗を三菱航空機の技術開発能力やマネジメント能力の欠如として一般的には分析され報道された。しかし、同じ領域に分類される旅客機がカナダやブラジルで開発され商業用として成功しているのも関わらず、先の大戦では幾多の航空機を開発した日本、その最右翼企業と称される三菱が設計ミスを本当に何度も繰り返すのか少々疑問があった

たまたま見つけた佐々木俊尚さんのツイッターに「たいへん長いが読み応えあった。結論としてはこういうことのよう>「三菱航空機というメーカーの力というより『日本という国家が、航空機の安全を国際的に担保する能力に欠けている』ということなのです」/三菱MRJはなぜ失敗したのか|ブースカちゃん」というのがあった。その記事が「三菱MRJはなぜ失敗したのか
★国交省航空局(JCAB)の問題
日本で製造する航空機なので、JCABが設計や製造工程を審査し、それにお墨付きを与えたうえで、試作機が製造されているはず。その試作機をアメリカに持ち込んだところ、FAA(アメリカ連邦航空局 )は「この設計では型式証明を認めない」とした。MRJがFAA型式証明の取得に至らず挫折した理由は、三菱航空機というメーカーの力というより、「日本という国家が、航空機の安全を国際的に担保する能力に欠けている」ということ。
★★「結論のようなもの」
★日本における「国家プロジェクト」のあり方に疑問
MRJは「国家プロジェクト」で三菱航空機に委ねられた。経産省がプロジェクトをぶち上げたとき、国交省(航空局)による型式証明の能力や、アメリカFAAの証明を取得するためのプロセスについて検討されたとは、まったく思えない。・・日本の旅客機開発に困難をもたらす最重要課題は、こうした「先端技術」ではなく、国家による「認証制度」運用の問題。経産省/NEDOは市場や基礎研究のところだけを見て絵を描き、三菱はそれを足掛かりにして事業化に取り組んだが、肝心の型式証明を手掛ける国交省は「蚊帳の外」だった。
★技術力と国力
世の中では、MRJの失敗を三菱航空機の「マネジメント能力」や「技術力」の問題だとして、そこから教訓(?)を説いている記事などもあるようだが、
しかし、対応するべきプロセスや基準は、型式証明を発行する行政側が決定して提示するものであって、そこが抜け落ちている日本という国において、その責任を企業側に負わせることはできない。航空機の開発現場でマネジメントの実務を経験した人でも、旅客機の型式証明というプロセスを実体験として知っている人は、日本にはいない。三菱航空機では、この問題に対応するべくボンバルディアなどから人を呼び寄せていたが、人を呼んで対応すべきだったのは、審査を受ける三菱の側ではなかったのではないか。

この記事を読みながら、国家間の認証を取得するのは各国の利益が絡むだけに、「日本という国家が、航空機の安全を国際的に担保する能力に欠けている」や省益もあったようだ、ということが理解できた。MRJが成功すればその裾野が広いだけに自動車産業につぐ新しい産業の形が日本に根付くと、当時の新聞紙上では大いに期待され、落ち目だった神戸の造船業界がこぞって航空機業界に参入した記事を思いだす。日本は、今、欧州を発端とする脱炭素だとか省エネだとかで産業が大きく振れているが、ウクライナ戦争後、欧州では天然ガスの調達に支障が生じている上、再生可能エネルギーが伸び悩んでいる。電力価格の高騰を受け、欧州の覇者ドイツのショルツ政権は石炭の活用を検討せざるを得なくなった。 欧州は国家の利益を優先に元に戻しつつある。・・さ~どうする!

思い出してみると、初飛行したのをテレビ局が長い時間をかけて放送していたのを記憶している。なにせ、「MRJ」は戦後日本初のプロペラ旅客機「YS11」以来、約半世紀ぶりとなる国産旅客機だから、日本の航空機業界が復活したと思った。離陸・着陸時の様子はUSTREAMで生中継配信されたが、かなりの数の視聴者が訪問し、ソーシャルストリームにはひっきりなしの投稿あり。モータースポーツ生中継時のソーシャルストリームにも多くの投稿が流れるが、その比ではないほどMRJへの投稿は読む暇もないほど多かった。なかにはネット投稿にありがちな意地悪いものもあるが、それはホンの一握りで、称賛や期待の声が殆どで、良かったと涙する町の声も多い。初飛行寸前9時15分の三菱重工の株価は前日比27円(4.4%)高の641円50銭まで急上昇した。

ところが、2020年10月23日に開発凍結と報道された。日経記事「三菱重工が国産ジェット凍結 開発遅れ、需要も低迷」によると、「相次ぐ設計変更などによる度重なる納期延期に、新型コロナウイルスに伴う航空需要の低迷が重なり、収益化は当面難しいと判断した」利益を当面生まないMRJへの株主の目線は激しく、業績悪化の一因となっていた事業の凍結報道に、三菱の株価は逆に上昇し、23日の株価は前日比+146(+6.56%)の2,370.0円となった。

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もうすぐ開幕

2022-12-28 07:01:36 | モータースポーツ
2023年のアメリカスーパークロスレースの初戦は1月8日。開催地も例年通りアナハイム球場。毎年この時期に投稿される出場チームやライダーの「Preseason Power Rankings」を今年は未だ見ていないので、どの選手が、またどのチームが最も実力があり優れ、優勝の可能性があるか分からない。

ご存知のように、スーパークロスレース(AMASX)はMLBやプロフットボールを開催する大きなスタジアム内に造成されたコースでモトクロスレースを行う、スポーツ大国アメリカでも第1級のスポーツ競技の一つで、テレビ放映されるのは勿論のこと、ネット上でも実況され、遠い日本でもレース展開を同時観戦できる。観客動員数はスタジアム容量にもよるが、8万人収容スタジアムを満席にした事を考慮すれば、スーパークロスは全世界の二輪モータースポーツの頂点の一つに立っているのは間違いない。遠い日本でも無料のライブタイミングが見れ、間を置かずに動画配信されるので、AMASXをパソコン観戦するだけでも、そのエキサンティングな迫力あるレース展開は観客をすぐに興奮の虜にする。過去、ロードレース、モトクロス、ビーチレース等の多くの二輪レースを観戦してきた実経験から言えば、AMASXは断トツに面白く、幾つになっても、私は大ファンだ。

で、12月27日、アメリカの専門誌Motocross Actionmagが「BEHIND THE SCENES WITH 2023 MONSTER ENERGY KAWASAKI RACE TEAM」を投稿している。私はアメリカカワサキのワークスチーム「Factory US Kawasaki and Pro Circuit Kawasaki」を贔屓しているファンの一人なので楽しみに動画を見た。記事によると、メインの450㏄クラスは Adam Cianciarulo選手と Jason Anderson選手の2名。サポートの250㏄クラスはJo Shimoda (250 東部), Austin Forkner (250西部), Seth Hammaker (250 東部), Cameron McAdoo (250 西部),に加え Jett Reynolds とRyder DiFrancesco選手が控えている。  

2023年Factory Kawasaki全ワークス選手の中で、個人的に大いに期待しているのは「Pro Circuit Kawasaki 」の#30下田丈選手くらいだ。2020年、日本人モトクロスライダー”Jo Shimoda(下田丈)”選手はPro Circuit Kawasaki Teamに新規加入し、昨年の2022年は著しい成果を上げた、チームの中では実質NO1の実力を持ち、大いに期待されている。一方、Factory Kawasakiの本家2名のワークスライダーのうち、Adam Cianciarulo選手は毎年怪我に悩まされ続け、本来の実力を発揮出ないままに過ごしている。Jason Anderson選手の2022年は総合ランキング2位は素晴らしい戦績だったが、過去のレース展開からいつも不安がよぎる。だけど、レースはやってみなければわからんと言えば、全くその通り。

もう一人、気になっている選手が Pro Circuit KawasakiのJett Reynolds 選手。2年ほど前にプロクラスに移行した後、怪我続きでキッズ時代の実力を
見せることがないままだ。この選手を知ったのは、2014年8月、AMAのLoretta Lynn で、下記の写真は、当時の米国カワサキTeam GreenマネージャーRyan Hollidayが指導しているのが幼少(8歳前後)のJett Reynolds 選手(Racer X誌:BETWEEN THE MOTOSRYAN HOLLIDAY)。このレースでの65cc(7~9才)クラスで2位から10位まですべてKTMが独占したのを押しのけてKawasakiのJett Reynoldsが優勝したのを記憶しているぐらいだから、相当にポテンシャルの高い選手に間違いない。
   Ryan Holliday talks with Jett Reynolds after a moto at Loretta Lynn's.     
   



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5回目コロナワクチン接種 終了

2022-12-26 16:35:14 | 日常生活
今日(26日)の午後、コロナの5回目ワクチン接種を近くのかかりつけ医で完了した。ワクチンはファイザー製。4回目のワクチン接種が9月7日で、それから3ヶ月後に接種を受けることになっていたので、ほぼ予定通りにワクチン接種終了。接種後、しばらく様子見したが、現在のところ特に違和感なし。1回目は’21年7月6日、2回目は’21年7月26日、3回目が’22年3月7日、4回目は9月7日で、いずれもファイザー製のワクチンを打ってもらった。神戸市からきた案内には、今回はオミクロン株に対応した2価ワクチンだと書いてあった。
 
桁外れの患者数だった第7波が終わったと思っていたら、またぞろ感染者が増加している。海外は既に平常モードに移行し特に大騒ぎもしていないのだが、なんでもゼロを目指す日本のメディアがどのように報道し危険性を煽るのか心配していたが、第7波時の日本政府は第6波以前のような大騒ぎをしなかった。今回は既に第6波以上の感染者数となっているが、その流れで今回も政府からの要請はない。日本経済を止めるほどあれだけ大騒ぎしていたのに、しかも日本の第7波は桁違いに感染者が多ったにも関わらず、今頃、自分で管理せよと言われても困ってしまうが、またいつなん時感染するのか分からないので、オミクロン対応の5回目の接種を終えてホットしている。

しかし、世の中、わからいことだけだ。感染者ゼロを目指し対応してきたと思われる中国は結局失敗し、ごく最近、ゼロコロナ政策を放棄した。その途端、猛烈な勢いで感染者が急増しているらしい(1日当たりで3700万近くに達した可能性があるとも報道)。NHKによると、「香港メディアは、今月に入ってから20日までに人口の2割近くに当たる2億4800万人が感染したと推定する中国政府の内部資料がインターネット上に流出した」と伝えている(なんでも極端に表現する中国だから、どれが正しい値かは不明だが)。しかも、中国の保健当局、国家衛生健康委員会は、ホームページでこれまで毎日発表してきた新型コロナウイルスの感染者数や死者数の情報について、12月25日から発表を取りやめるとあった(中国の政府発表は信用できないのを皆知っているが)。

現在、毎夕測定している体温も36.5度前後を維持し格段の変化もなく、発熱や呼吸器症状等の自覚症状も全くないのだが、9月に1週間の入院時、2回のコロナ感染検査ではともに陰性だった。その際に実施した肺をCT検査で確認してみたが、肺は異常なく綺麗なものだと医者に言われた。

我々年寄は、高齢のコロナリスクグループの一人として、今迄同様に3密を避け、人ともあまり会わずに、人気の少ない時間帯の野々池のジョギングコースでひたすら汗を流し、多くの医療機関に迷惑をかけないような行動を継続中である。
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没後10年

2022-12-23 08:28:11 | その他
昨日(22日)の夜、たまたま付けたNHKの「でニュースウォッチ9」でホイットニー・ヒューストンが歌っていた。それも長い時間を割いてホイットニー・ヒューストンを放送している。聞いていると、ホイットニー・ヒューストン没後10年の映画が公開されたのだそうだ。あの圧倒的な歌唱力を引っ提げて世界を凌駕した歌手だったので、私も好きな歌手の一人だった。なんで今頃、NHKが昔の歌手の映画を取り上げて放送するのかは聞きそびれた。

ホイットニー・ヒューストンが死んだのは、2012年2月11日 、48歳の若さですこし衝撃的な死に方だったこともあり。新聞に取り上げられていた。それよりも、個人的には彼女が主演した「ボディガード」は良い映画だったと今も思う。ストーリーも上手く出来ていたし、アメリカの大スターはこんな危険性も現実にあるかもしれぬなーと妙に感心して見た。ホイットニー・ヒューストンが歌う「I Will Always Love You」は身震いするほどに素晴らしかったのだが、ケヴィン・コスナー演じたボディガードが自宅に飾っていた日本刀に絹のハンカチが触れて切れたシーンの方がより印象深く覚えている。

確か、彼女がアメリカ国歌を歌った有名なシーンがあるはずと思い出し探してみた。1991年、第25回スーパーボウルが開催されたTampa Stadium でアメリカ国歌を斉唱し、最高の国歌斉唱と称されたビデオなんだが、1月27日、アメリカがイラクとの泥沼の戦争を始めてから10日目だそうで、73,000人の観衆の前での国歌斉唱はまさに圧巻だったと報道されていた。
 Whitney Houston - Star Spangled-Banner  

思い出したが、丁度、湾岸戦争が始まる前ころに、アメリカ駐在のエンジン担当営業のMさんと世界最大の機械メーカーのJD社を訪問する機会があって、そこの幹部と昼食をともにした際、ひょんなことからアメリカ政府がイラクに侵攻する可能性について聞いたところ、かなりの確率で参戦するし参戦には賛成だと言う事だった。日本にいると、イラク進攻等はきな臭い話ではあるが戦争突入には至らないと考えていたのと大違いだった。アメリカ人の国家や戦争に対する認識は日本とこんなにも異なるものかと、これが民主主義の頂点にいると自負しているアメリカの一般的な考えかと思い知った事を覚えている。

その当時、日本人の国家感は世界中で最低にランクされている、との報道にあった。国家を戦前の軍国主義と混同してしまって、国家という概念は古くて危険なものだという意識が何処かに植え付けられたようで、国家とか国旗とか言うと何か犯罪でもあるかのような意識が戦後ずっと付きまとってきた。大東亜戦争で日本は負けてしまったので、国家を自虐的に見てしまいがちになったのかもしれない。何かあると、自虐的に発言するコメントをネットで見る機会が多くなっているようだ。今はどうか知らないが、当時、「もし戦争が起こったら国のために戦うか」という問に対する各国の回答結果がネットに投稿されていたが、「はい」の比率が日本の場合、15.6%と、世界36カ国中、最低だった。敗戦国のドイツやスペインも同様な傾向にあるとの事だから、日本の近頃の若者が軟弱になったと言う事では無く、戦争はもうこりごりだという感情が強いためと単純にとらえるのがよかろう、とある。・・・それはそうだと思う。国家とは抽象的で実態がつかみにくいが故に、国家のために戦うかと詰問されてもノーとなるのは理解できる。

まだ、昭和20年代中期、日本が戦争に負けて、私の田舎の空にP-38 ライトニング が飛行している中でも、日本の祝日には玄関に国旗を掲げてきた。しかし、気がつくと何時のまにか、国旗及び国歌に関する法律が制定されているにも関わらず、国旗掲揚そのものが議論の対象に変わってきている。

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庭の万両、2022

2022-12-19 06:30:54 | 
2022年の12月もあと2週間だけとなった。
晴れの天気が続くも、最近、朝の外気温が1度を示す日もあるぐらいに急に寒くなった。だからか、朝、布団をかぶっても少々寒さを感じたので、あと一枚、毛布を掛けた。10時過ぎ、風もなく晴の日は10度まで上がるも、雨の日は4度。柊の下に隠れて様にひっそりと「万両」の実がキラキラ輝ている。数年前までは、数本の「万両」と「千両」の植木もあったが、今は柊の下の「万両」が1本だけとなった。
     
万両の赤い実は艶やかで美しく、日が当たるとキラキラ光る。正月用の縁起物の花なので、正月に切り取って生花にするが、鳥がつつきに来るので、それ迄は要注意だ。正月に向かうと言えば、庭の椿やつつじの蕾が次第に大きくなっている。
 
 
17日の神戸新聞を読みながら気になったこと。
防衛力強化に向けて「反撃能力明記、安保大転換」だとして、安保関連3文書に反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を明記したとあった。これが憲法9条の
理念を形骸化すると書いているが、そうではないと思う。憲法9条の基本理念は「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」とあるように、戦争反対とはあくまで「国際社会が平和を願うこと」であることが前提で、そういう体制や考えをとっていない国から、つまり敵から攻撃を受けた場合、あるいは国の存亡があると思われた場合、敵の攻撃を座して待つことでは絶対にないはず。国際社会が平和を求めるために、外交第一とするは最も重要だとする議論はそうだが、外交の説得力を支える力もまた国力・戦力による力に依存する。不幸にして戦争が始まったら、反撃するのも敵基地を攻撃するのも当たり前ではないのか。あのみじめで情けない不幸な結果となった第二次大戦の敗戦国にならないために、「反撃能力」が十分な「抑止力」になっているかだ。戦争反対に賛成だが、それより重要なことは、いざとなったら現実に戦争ができる胆力をもつ日本の政治家がトップにおれば、そう簡単に攻められることないと思う。

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健康診断、2022

2022-12-16 06:55:48 | 日常生活
今年の健康診断も問題なしだった。
一番最初に実施したのは、7月、胃の内視鏡検査と腹部エコー検査を西区の桃井クリニックで実施した。桃井クリニックの見解は胃、腹部内臓ともに問題なし。胃の内視鏡検査のデータはそのまま神戸市の専門医に送付され、8月に結果がきたが、神戸市の専門医の見解も「胃がんなし」及び「胃がん以外の悪性病変もなし」だった。

今年の9月に未破裂脳動脈瘤の治療を実施したので、治療の前に手術前検査を各種実施した。コロナ感染検査を手始めに、肺のX線検査、心臓エコーやCT、造影剤投入して血管撮影等を実施した。結果は問題なし。その際、血液検査を実施し基準内だった。

大きな病気治療と言えば、前述の未破裂脳動脈瘤の治療で、1週間入院した。治療といっても未破裂脳動脈瘤は痛いとかの自覚症状が全くないので、脳ドッグで早く見つかって治療できたのは幸いだった。また、今年のインフルワクチン接種も終わり、再来週初めに5回目のコロナワクチン(オミクロン株)も予約が済んだので今年中のワクチン接種は終了する見込み。

一応、これで今年の健康診断項目は終了した。
医者からの制限事項は全くないので、今は野々池貯水池のジョギングコースに上がって従来と同じ一時間半のメニューで運動している。


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インスタライブは面白い

2022-12-14 06:20:19 | その他
先日、個人的lによくみるテレビ番組をブログに書いたが、よく見ると言えば、パソコンでよく見るのが”インスタライブ”で、これもよく見る。

「Flying Carpet Galleryのインスタライブ告知」
娘たちが経営している神戸のペルシャ絨毯屋「Flying Carpet Gallery 」が定期的に情報発信しているインスタライブもその一つだ。それまで多少勉強したので絨毯の概略知識は知っているつもりでいたが、商品としての絨毯の、その取り巻く背景や視聴者の聞きたい事までを詳細に説明してくれるので、知識が増えて大いに納得し、満足感ありで聞き入ってしまう。そのインスタライブを見ているフォローからのチャットもあって、すごく面白い。商品を買う動機、値段が安いことが購入条件の一つかもしれないが、インスタグラムに流れる商品説明を聞いていると、購買意欲を支えるものは心の満足感 を感じさせる商品力だと思えてくるので、店のある神戸に行きたいというフォロワーの声が流れると、インターネットで繋がった北海道から九州まで、購買の対象領域が一挙に拡大しているがよくわかる。これも面白いので、パソコンだがよく見る。

インスタグラムを活用している日本の絨毯販売店は、大手から店を持たずインスタグラムだけで顧客と接点を持って販売している極小規模の販売店まで多種多様にあって、眺めているだけでも楽しくなる。私の家の絨毯は若い時に大丸で買った中国の段通からシルクのペルシャ絨毯やギャッベを数枚敷いているので、絨毯を敷くだけで部屋の雰囲気が一変するのはわかったつもりではある。が、この幾つかの絨毯のインスタグラムやインスタライブから流れる情報を得て、かつ商品を眺めていると、多くのお客が絨毯沼にどっぷり落ち込むのが多少判るようになってきた。それほど、インスタライブは面白い。
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【 本当に住みやすい街大賞2022in関西】第1位 西明石

2022-12-12 06:41:36 | その他
先日の夜遅く在来線側西明石駅を通った際、駅北側のロータリーのイルミネーションを写真に撮ったが、その写真に【 本当に住みやすい街大賞2022in関西】第1位 西明石と看板に書いてあった。神戸新聞に記事が載った記憶もないので、調べてみると本当だった。

大阪、京都等を含む関西領域全県の都市で本当に住みやすい街はどこかを、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社 が調査した結果のようだ。西明石が大賞の一位になっているとは知らす、恐れ入りました。今は、西明石駅から車で約10分、歩いても通勤できる距離の神戸市西区(神戸市だが明石文化圏内)に住んで約35年近く、それまでの17年近くは西明石に住んでいたので、大方半世紀は西明石近傍に住んでおり、明石文化圏は知っているつもりなのだが、西明石が住みたい街一位と言われても、実感が全くない。と言うのは、いままで、車は「神戸」ナンバーに固守し住みたい街といえば高級住宅地の芦屋市、西宮市、神戸市灘区だと巷で聞いていたので、西明石の街が関西圏の住みたい街一番と言われても今一つ実感がない。が、調査の仕方ではそうなると言われると、何が評価されているんだろうと思ってしまう。 逆に見れば、ほとんどの近年の関西人は西明石よりランクが低いところに居を構えていることになるが、それも今いち合点がいかない。で、西明石が評価されている項目を読んでも、半世紀も近傍に住んでいると、少しづつ変貌しているにもかかわらず、旧来より新規に発展したものは何もなく昔と何も変わっていないやと感じてしまうのかも知れず、そう思う。しかし、西明石が関西圏の街で最も住みやすい街だと評価されたことは素直に喜ばしいし嬉しい。

「西明石が№1として評価された理由」
①.2025年に完成を目指すバリアフリーに配慮した新駅ビルや地域交流拠点と市民サービス機能を持つ複合施設の新設、マンション建築も計画され、今後再開発による駅を中心とした街の活性化が期待できる
②.日常の買い物は駅徒歩圏内の「グルメシティ西明石店」・「マックスバリュ西明石南店」で、週末は隣駅の明石駅近隣の「魚の棚商店街」で新鮮な食材を買うことも可能、駅から徒歩約4分の「上ケ池公園」や、自転車で約10分の「林崎・松江海水浴場」など子どもからお年寄りまで楽しむことができる場所も多い
③.西明石駅から新幹線を利用すれば、新神戸駅までは約9分・新大阪駅までは約22分と関西の主要都市もアクセス至便、対岸の淡路島には明石港から船で約13分・玉津インターチェンジから明石海峡大橋を経由して車で約30分と日帰りで島旅が楽しめる距離も魅力、・・だそうだ。

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西明石駅のイルミネーション、2022

2022-12-09 07:12:47 | その他
2、3年ぶりだろうか(あるいは気が付かなかったかもしれないが)、12月8日の夜遅く西明石駅を車で通ると、在来線側北側ロータリー中央にイルミネーションが点灯していた。記憶している、2、3年前よりも更に質素になったような気がするが(国道2号線あたりの距離からだとそれなりに見えるが)、イルミネーションがあるとないとでは駅の賑やかさは大きく違う。あの圧倒的な豪華さを誇った神戸ルミナリエも中断して数年たつが、小さな駅のイルミネーションは心がほっとするものを感じてきた。この時間だけは、西明石の玄関口の新幹線側に比べ圧倒的に存在感があって付近を暖かくしている。イルミネーション回りはタクシ乗り場で、居酒屋も多い。だからこそ仕事が終わり忘年会も終わって駅までの帰り道、イルミネーションの明りがほっとする瞬間になっているのだろう。駅にイルミネーションは灯るだけでこれだけ心が暖かくなるのなら、地域の活性化のために、どこぞの大企業の寄付はないものだろうか。
 
 
 
 


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