野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

AMA スーパークロスレースは折り返し点

2012-02-28 06:32:36 | モータースポーツ
 「Ryan Villopoto」

AMAスーパークロスレースは折り返し点に入った。
1月7日の第1戦アナハイムに始まり、5月5日第17戦ネバダ州ラスベガスで終了する予定だが、
今年のスーパークロスも白熱したレースが毎戦展開され、観戦する方にとっては非常に面白い。
昨年のチャンピオン、カワサキファクトリーの Ryan Villopoto は第1戦アナハイムで優勝して以来、
第8戦アトランタまでに優勝4回、現在スーパークロスチャンピオンレースのポイントリーダを継続中。

今年は、カワサキが全米で展開される5つのモトクロス選手権全てを制覇する可能性があるとのこともあって、
全レースLive Timing とツイッターで追っかけている。
動画も次の日には投稿されるので、実際のレース展開も容易に確認することが出来る。

ここまでの時点、カワサキの戦い振りは予定通りで、白熱した展開にも関わらず最後はきちんと締めてくれる。
シリーズ序盤ではホンダのC.ReedやT.Canard等大物ライダーの活躍もあったが、二人とも転倒による怪我もあって当面出場できない状態では、
カワサキのRyan Villopoto を脅かすライダーが少なくなってきた。
唯一、KTMのRyan Dungeyがポイント争い2位の位置にあるも、スピードと安定性でRyan Villopotoが一人抜けている状況。

それにしても、第8戦アトランタ” Georgia Dome” の観客動員数は71,000人。
スタートで出遅れたRyan Villopoto は猛烈に追い上げるも、走りにミスも多くラップタイムがバラツキ、
好スタートを切ったRyan Dungeyを最終ラップに何とか追い上げ、今一歩まで攻め込んだものの残念ながら届かずじまい。
Ryan Villopoto が追い上げながら一人づつ抜いていく度に挙がる歓声、Dungeyのすぐ後ろに攻め込んだ時は大歓声だった。

観ている71,000人の大観衆にも大満足のレース展開だった。
スーパークロス人気は相変わらず絶好調で、二輪企業にとってスーパークロスレースで勝つことの意味は大きい。


第8戦終了時点のSupercross Class ポイント:
1.Ryan Villopoto, Kawasaki 180
2.Ryan Dungey, KTM 170
3.James Stewart, Yamaha 136


第8戦 (2月25日、ATLANTA Georgia Dome 観客動員数 71,009人)
1.Ryan Dungey, KTM
2.Ryan Villopoto, Kawasaki
3.James Stewart, Yamaha

第7戦
1.Ryan Villopoto, Kawasaki
2.Ryan Dungey, KTM
3.Jake Weimer, Kawasaki

第6戦 
1. Ryan Villopoto, Kawasaki
2. Chad Reed, Honda
3. Ryan Dungey, KTM

第5戦
1.Ryan Villopoto, Kawasaki
2.James Stewart, Yamaha
3.Chad Reed, Honda

第4戦
1. James Stewart, Yamaha
2. Chad Reed, Honda
3. Ryan Villopoto, Kawasaki


AMAスーパークロス第2戦&第3戦
AMAスーパークロス第1戦
 
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人々を魅了する世界の美しい10の橋

2012-02-26 07:35:07 | 旅行
先日の絶景ポイントに引続いて、世界の美しい橋。
人々を魅了する世界の美しい10の橋」の中から、実際通ったり、あるいは直ぐ近くで観た経験がある3つの橋を紹介したい。


      「水なくして人は生きていけませんが、水があれば今度は渡るための橋が必要となってきます。
       木から石へ、石から鉄へと、橋を造る技術も発展してきました。 
       そんな無数にある橋の中でも、特に魅惑的な「世界の美しい10の橋」をご紹介します」


「 ハージュー橋(イスファハン・イラン)」
     

     

     「17世紀にシャー・アッバース2世によって建設されました。
      全長133mの2階建てで、世界三名橋の一つにも選ばれています。
      橋げたはアーチ状になっておりダムの役目も果たしています。
      ザヤンデ川沿いにあるガーデンへ水を引くのにも利用されています」

 
・・・イランのイスファハン中心に掛る橋で、石作りと言う事もあってどっしりとした重厚な感じの造り。
夜の照明がよりくっきりと橋を幻想的に浮かべ、川の豊かな水量の流れにも良く似合って美しかった。
訪問したのは冬だったが、寒いのにも関わらず橋の上から眺めている観光客や水辺でくつろいでいる地元の方も多かった。

ところで、信号機がないと本当に困るもんだ。
ハージュー橋の近くまではすんなりと行けるのだが、其処から交差点を渡って橋までの約50mに命が縮む思いがした。
信号が無い上に、道路を走る車のスピードが異常に早い。
交差点手前の道路がカーブし、しかも夜照明がないこともあって、向ってくる車との距離感が掴めない。
それこそ、アウンの呼吸をもって車が来ない頃を見計らい急いで渡る。
ベトナムのホーチミン市街も交差点に信号が無い所が多く、ひっ切り無しに通過するモペットの大軍を避けて向う側に渡るのは至難の技だったが、
イスファハンの市街地はモペットではなく四輪でしかも速度が圧倒的に早い。
橋まで行くにも、また橋から離れて駐車している車の所に戻るにも大げさに言えば、命がけだった。

それさえが無ければ、一見の価値は十分にある橋だと思った。
夜、灯りで浮かび上がった橋は幻想的で美しい。




「 ため息橋(ヴェネチア・イタリア)」
     

    「19世紀にジョージ・バイロンによって名付けられました。
     窓から顔を出した囚人たちが、この橋を見てはため息をついたことが由来だそうです。
     恋人たちがゴンドラでこの橋の下を通るときにキスをすると、
     永遠の愛が約束されるとして人気の観光スポットとなっています」


・・・ヴェネチアに行った際、外から見ると確かな記憶に残らない程の印象でしか無い橋だが、ため息橋という名前だけははっきりと覚えている。
ドゥカーレ宮殿からため息橋を渡ると監獄があって、そこは有名なカサノバが投獄された場所だそうだ。
公開されていた牢獄と当時使用されていた拷問器具が沢山展示してあったのを興味深く見て歩いた。



「ヴェッキオ橋(フィレンツェ・イタリア)」
     

     


    「アルノ川に架かる中世時代に造られた橋。橋の役目以外にも、ストリートであり、マーケットであり、
     世界三名橋のひとつに数えられるフィレンツェ最古の伝統建造物でもあります。
     中世以前に存在していた古い橋が洪水で流されたあと、現在の橋が1345年に造られました。
     橋の上を肉屋や皮なめし職人に貸すことで、建設の資金源を得ていたようです。

     屋根が付いたのは1565年で、コジモ一世(メディチ家出身の初代トスカーナ大公)のお抱えだった
     建築家ジョルジョ・ヴァザーリに依頼して付けられました。
     その後すぐに宝飾店や金細工店など高価な品を扱う店が立ち並ぶようになりました。
     それによって肉屋などの業種が追い出される形となったようです」

     第二次世界大戦中には洪水やドイツ軍による爆破の恐れがあったようですが、
     ヒトラーが橋を保存するように直接指示したとのことです」


・・・フィレンツェ のウフィツィ美術館を訪問した際、美術館の回廊を回りながら、一階から上階に登りつつ多くの美術品を眺めていくのだが、
見学人が多いと人の流れがとまる。その立止った場所の窓からヴェッキオ橋がよく見えた。
ウフィツィ美術館に展示された興味深い作品を見るのに相当な時間を費やしてしまい、結局、ヴェッキオ橋を渡ることは出来ずじまいだったが、
丁度、日没に掛った時間帯であったことも幸いし、照明のついたヴェッキオ橋を見ることもできた。
ヴェッキオ橋から離れて川沿いの駐車場までの道のり、ゆったりとした川の流れを見ながら世界最高の絵画を思い浮かべた。



10 Most Beautiful Bridges in the World


ちなみに、Wikipediaによる世界三名橋とは:
 1.ハージュー橋
   「イラン イスファハーン ザヤンデ川、1666年 サファビー朝時代、全長133m」
 2. ヴェッキオ橋
   「イタリア フィレンツェ アルノ川、1345年」
 3.盧溝橋
   「中国 北京、1192年、全長267m」




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行かずに死ねない - 世界の絶景ポイント

2012-02-24 06:32:27 | 旅行
今日23日は朝から雨。
こんな時は、「世界遺産の旅」の本を漠然と見ることもある。
1999年発行の本だから、その後追加された世界遺産も多いのだろうが、暇なときには「世界遺産の旅」を眺めると気分が休まる。
テレビで世界遺産の旅だとか秘境探検とかの題がつくと、チャンネルを合せることも多い。

で、ネットで関連記事を検索していたら、「行かずに死ねない - 世界の絶景ポイント26ヶ所」というのがあった。
26カ所の世界の絶景ポイントを紹介しているのだけど、これは素晴らしい。
その何れにも行ったことなど勿論ないが、神秘性があって引きこまれそうな、私のお気に入りは次の3カ所!

パソコンの背景に早速設定した。


 「交通機関の発達によって、その気になれば世界のどこへでもすぐに行けるようになりました。
  とは言っても限られた人生、死ぬまでに行けるところはそんなに多くありません。
  数ある世界の名所の中でも、選りすぐりの26の絶景ポイントをご紹介します」 、と日本語版にはある。



「チッタウルガル砦 - インド」
       

      ラージャスターン州のチッタウルガルという町にあるインド最大の砦のひとつで、標高180mほどの丘の頂上にあります。
      敷地内には7つ寺院10の宮殿が建ち、無数の貯水池を備えているため「水の砦」とも呼ばれています。

      建設は7世紀のマウリヤ族の王によって。
      その後侵略を受けるたびに女性たちが辱めより死を選んできたため、多くの犠牲者を出した歴史を持っています。


「キューケンホフ公園 - オランダ」
       

      チューリップ、ヒヤシンス、スイセンなど、700万株もの春の球根が咲き乱れる1949年にオープンした植物園。
      32ヘクタールの敷地内と15kmの遊歩道があり、春に訪れる人々に色彩と香りを楽しませてくれます。


「 ルッカ - イタリア」
       

      16~17世紀に建てられた城壁で囲まれた旧市街など、美しい街並みが特徴。
      サン・ミケーレ・イン・フォロ教会など、中世の建物なども見どころです

      「ルッカ-Wikipedia


Places Worth Visiting Once in a lifetime (26pcs)



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Le Touquet ビーチレース

2012-02-22 09:46:48 | モータースポーツ


参加ライダー 1,000人。
2月10日、フランス北部で行われる恒例の Le Touquet ビーチレースが今年も開催された。

Hard Enduro: L'Enduropale du Touquet | Photostory

Enduropale du Touquet 2012 Start



ビーチレースに参加の1,000人のライダーは砂と雪の珍しい組合せを走破するというレースイベントとなった。 レーススタートした後、1,000台のモトクロスマシンは後輪に目一杯のトラクションを掛けて第一コーナー目掛けて疾走する。なんとも迫力満点のビーチレース。Le Touquet (ル・トゥケ)の町は、またの名を「パリ・プラージュ」と言って、その名の通り、ここはパリから車で2時間半の距離にある海辺の町で、多くのパリジャンが週末やバカンスを過ごしにやってくる避暑地。町の家々は多くが別荘だそうだ。Le Touquet は所謂観光地なので、週末にはいつも何かしらのイベントが催されているとのこと。地図で見ると、左すぐ上がイギリスとのドーバー海峡、フランス側 Le Touquet 近くに有名なCalais(カレー)やDunkerque(ダンケルク)がある。

現役の頃、契約していた欧州チームやライダーから、トゥケのビーチレースに参戦したいとの要望が何度かあり、都度必要部品を発送していた。砂浜でモトクロスレースとは何ぞやと思いながら、多くの参加者があると聞いていたものの、野山やデザートを競争する場面しか経験がなく全くの砂浜を競争するなど想像も付かず、一応気には留めていた。

その後、もう古い話しになるが、世界モトクロス選手権の打合せで欧州現地に行った際、オランダに駐在していた旧知の野村君を訪問した。当時、欧州の品証サービス担当でオランダに駐在していたので寄せてもらったのだが、野村君から、Le Touquet のビーチレースがあるから行ってみないかと誘われ、是非行こうとなった。駐在事務所があるアムステルダムから半日以上掛けてパリの近くを通りLe Touquet に出掛けた。

アムステルダムからアウトバーンを南下しフランスに入り、そこから農道を通った。それまで、世界選手権で欧州にいく機会も数度あったが、殆どが現地のレース場近くまで飛行機で飛ぶので、大方半日以上、往復一日も高速とフランスの地道を通った経験等はなく、通過した農道から見る風景は実に新鮮にうつった。延々と続く農道は上下にうねり、しかもカーブしていて、よく見る映画の風景と同じだったような記憶がある。Le Touquet近傍の街までは何とか到着したが、街に入ってから予約したホテルに辿り着くのに相当な時間がかかった。確か川沿いに道があるが、そこから宿までの道が分からない。野村君も心配して電話をかけながら道を確認するも、その頃になるともうとっくに陽は落ち暗くなっていた。

寒さと心細さに、私はただ車のシートに沈み込んでおれば良いのだが、運転の野村君の心境は如何ばかりだったろう。何とか田舎の小さなホテルに着きチェックインするにも受付のおばさんは英語が全くダメ。野村君が辞書を紐解きながら、すると英語を少しだけ理解する若い女性が来てくれて何とか部屋をとった。晩い夕食を取ろうとホテルの食堂に行くにも、全てフランス語で辞書のお世話になる。この時、始めてエスカルゴを食べたが、強いガーリックが先に立ち、旨み等の印象はすこぶる弱い。

朝、ホテルからレース場のビーチに行ったが、道中は整った森林の中にあり、既に多くのマシンがそこいら中に走っていた。既に、レース前の登録も終了したようで、レースが開催されている砂浜にいってみると、ヘリが飛んでいる。確か軍服を着た兵士も多く見られたが、それにしても、ただただ広く長い砂浜。砂浜には降りれず、大きな堤防の上からレースを眺めていると、スタートが切られた。すると、上の動画と全く同じ風景が展開されるのだが、レースそのものは遠目でしか見れないので、何が何だか分からず、マシンの音とヘリの音が大きく聞こえるものの、レースの流れなど全くと言ってよいほどに分からない。

途中にスタックするマシンもあって、盛んに砂を蒔き挙げている。正直、このレース、観客を楽しませるレースには設定されていないという印象だった。多分、別荘地の部屋の中からワインを飲みながら眺めるものかもしれない。競争しているライダーやチームは一生懸命なんだろうけど、見ている当方にはハラハラドキドキ感の昂奮が全く伝わってこない。ただただ多くのマシンが砂浜をのたうち回って走行しているだけ。この風景が3時間以上も繰り返される。

一通りみて、アムステルダムに帰った。野村君には世話を掛けっ放しで申し訳なかった。
その後、ロードレースのボルドー24時間耐久レースを観戦する機会があったが、底にあるマインドは一緒だった。ライダーはただただひたすら走る。観客はレースを楽しむより仲間内でワイン飲みながらワイワイと会話を楽しみながら時にはレースを見る。その雰囲気はボルドー24時間耐久もル・トゥケのビーチレースも一緒。一回見れば、十分だと思った。



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各社二輪事業 -12月度決算より

2012-02-20 06:41:46 | 二輪事業
二輪各社の12月決算報告資料から二輪の世界市場動向の一側面を見てみた。

「ハーレーダビットソン」:
 ■1-12月年間累計
  ・売上高   46.62億ドル
  ・営業利益   8.30億ドル
  ・営業利益率  17.8%
 ■備考
  ・2011年度販売:欧州、北米、南米、アジアで販売増、日本向け販売減。
  ・2012年度販売目標:24~24.5万台。
 ■収益推移 (億ドル)・・・Harley-DavidsonHPより
  ・年度     2011   2010   2009    2008
  ・売上高    46.62  41.76  42.87   55.78
  ・営業利益    8.30   5.61   1.96   10.59
  ・営業利益率  17.8%  13.4%  4.6%  19.0% 

「ホンダ」:   
 ■第3四半期累計
  ・売上高   9,902億円 
  ・営業利益  1,097億円 
  ・営業利益率  11.1%
 ■備考
  ・北米、日本で微増なるも、欧州(特に南欧)は販売不振
  ・アジア好調、タイの洪水影響による販売減少
  ・南米(ブラジル、アルゼンチン)は販売好調維持
 ■収益推移(億円)・・・ホンダHPより
  ・年度   2011(予想)2010    2009    2008
  ・売上高          12,881  11,402  14,115
  ・営業利益  未発表   1,385     588     999
  ・営業利益率       10.8%    5.2%    7.1% 

「ヤマハ」:
 ■1-12月年間累計
  ・売上高   8,876億円 
  ・営業利益    276億円    
  ・営業利益率  3.1%
 ■備考
  ・USで底打ち、欧州は引続き販売減
  ・アジアや中南米で伸長なるも円高やタイ洪水の影響により収益悪化
  ・2009年度からV字回復した
 ■収益推移(億円)・・・ヤマハHPより
  ・年度    2011   2010   2009    2008
  ・売上高   8,876  9、142  8、171   10,288 
  ・営業利益    276   485   △42      336  
  ・営業利益率  3.1%  5.3%  △0.5%   3.3%  
  
「スズキ」:
 ■第3四半期
  ・売上高   1,888億円  
  ・営業利益   △28億円
  ・営業利益率 
 ■備考
  ・欧州向け二輪販売減少、北米とアジア向け増
  ・円高、タイ洪水の影響で収益減   
 ■収益推移(億円)・・・スズキHPより
  ・年度    2011(予想)2010   2009    2008
  ・売上高           2,577  2,629   4,543             
  ・営業利益   未発表   △108   △211    △64 
  ・営業利益率  
     
「カワサキ」:  
 ■第3四半期累計
  ・売上高  1,542億円  
  ・営業利益   △45億円
 ■備考
  ・新興国販売増なるも欧州での販売減少と円高減益
  ・日本販売は微増
 ■収益推移(億円)・・・川重HPより
  ・年度    2011(予想) 2010   2009    2008
  ・売上高   2,400    2,344  2,030   3,037  
  ・営業利益   △30     △49   △270    △104

   ***注:二輪事業決算に含むビジネスユニットは各社HPによった。

ハーレーは米国市場を中心に先進国での販売を伸ばし15%近い営業利益率を確保、今期販売台数目標24万台。
収益性の高い大型二輪を中心に販売伸長、これを軸に新興国への販売拡大すると報告されている。

一方、タイ洪水の影響をもろに受けたホンダ四輪は大幅な収益減少となったが、頼みの綱は二輪事業と金融サービス事業。
二輪と金融サービスの黒字で四輪事業の赤字を吸収した形になった。
危機のたびにホンダ二輪はホンダの収益を支え、過去これまでに数度にわたりホンダの危機を救ってきた。

ヤマハも新興国向けを中心に3%以上の営業利益率を確保し、V字回復した。
ヤマハは2009年度に赤字決算を計上したが、既公表の収益改善策(損益分岐点の引下げや数値目標を前面においた構造改革の拡大)や
社債の発行等によって、新興国に軸足をおいた開発専念効果が出たものと推測される。

ヤマハは今年、「技術経営委員会」を新設し、有望な技術を早期に実用化できる体制を整えて研究開発部門を活性化する。
また、インドとベトナムでも生産能力増強と販路拡大を進め、先進国市場が縮小する中、経営資源をアジアの新興国へ更に集中するとある。

スズキは2Q決算で前年度赤字決算から脱却し7億の黒字であったが、タイ洪水による販売減と円高によって△28億となった。

カワサキは、3Qからの通期予想は△30億となった。
上期決算時の予想では、通期営業利益当初目標50億を20億に下げて黒字転換を目指していたが、依然として低迷。
東京モーターショーでも発表された先進国向け新機種等を毎年発表し続けたが、収益改善には至っていないようだ。
カワサキ二輪は2008年から4年間赤字計上を続けた。


決算から少し分かった事は、

●アジアを中心とした新興国と南米(ブラジル、アルゼンチン等)の二輪需要は依然として強い。
 旺盛な新興国需要に応えるべく生産ラインを急ピッチで整え市場を急拡大してきた日本の二輪企業と
 先進国を中心に強いブランド力を持って安定した収益を基本に新興国へ触手を伸ばしているハーレーダビットソンを中心とする欧米の二輪企業、
 いわゆる3強が一時の収益低下を克服し高い収益性を確保し続けている。

●先進国市場で確実に収益を確保し新興国への触手を伸ばしつつある欧米の二輪企業、今なお急進中の新興国に軸足を移したホンダとヤマハ。
 何れの企業にとっても新興国は魅力ある市場に間違いない。
 先進国を軸に生活に豊かさや潤いを与えるハーレーと新興国を軸に生活の足としてのホンダ/ヤマハが二輪事業の主役であることに当面揺るぐことはない

●日本国内や経済危機にある欧州の二輪需要は下降線の一方だが、東南アジアに加え、南米そして未開拓のアフリカ等、
 長期的に見れば更なる市場拡大のチャンスが見込める二輪事業はうまみのある事業体であることは間違いない。

●ハーレーやホンダ/ヤマハの二輪事業展開を観察すれば、
 世界的不況と言われる中でも二輪事業は極めて高い収益性を確保できる事業体であることは変わらない。
 それは、市場動向を見た的確な戦略と素早い決断/実行力こそが高い収益性を確保できる事業体に成長することを、
  ハーレー、ホンダ/ヤマハの決算から読みとれる。
 メディアによる二輪の将来は必ずしも明るいと言えないとする論調もあるが、二輪事業は経営手腕によって「未来ある事業体」と言えるのではないだろうか。
 当たり前のことだが、最後は経営戦略の優劣が勝敗を決する。


ところで、2月7日の人民網日本語版に「日本家電メーカーの衰退は必然的だ」という記事があった。
これは、パナソニックやシャープそしてソニーのグローバル企業が大幅赤字を計上する見通しについて、
中国の家電業界専門家の羅清啓氏は「巨額の赤字を前にして、日本家電大手は動揺している。
日本家電各社は新興業界へのモデルチェンジに乗り出しているが、グローバル経済の低迷と円の続騰を受け、
日本メーカーのいかなる行動も短期間内に奏功することはなく、日本家電メーカーの衰退は必然的だ」と指摘している。 

あるいは、日産純利益業界トップとの報道について、日産は「重要が伸びている地域で顧客のニーズに合った商品をいち早く投入できたこと」と分析している。
宋文洲のツイッターには、
『日産、利益で業界首位 。違うのはトップだけ。』『外人が社長になればうまくいく保証もない。ソニーもオリンパスも外人社長だった。
しかし、会社の良し悪しを決めるのは絶対社長だ。』とのコメントしている。
日産はタイ洪水の影響が少なかったとはいえ、それまでの動向をみれば経営方針が明確だった事は確かだ。 

中国の専門家に日本家電企業の衰退を指摘される状況までに落ち込んでしまった事自体は残念だが、
サムソンやLGの台頭や日産から見えることは、円高と言う外部要因によって収益が悪化したのは確かだが、
最も重要なことは事業経営トップの手腕と言うか、先読みへの決断が企業収益に大きく影響したと言うことだろう。


一方、2月3日、ホンダは伊東社長出席の2012年モータースポーツ発表会を報道陣に公開した。

伊東社長が出席した2012年ホンダモータースポーツ発表会(2月3日)


発表会資料の冒頭は、
「Hondaにとってモータースポーツ活動は、チャレンジングスピリットの象徴であり、
 創業当時から世界の頂点を目指してさまざまなレースカテゴリーに挑戦してきました。
 これまでに培ったノウハウとチャレンジングスピリットで、2012年もより多くのお客様の期待に応え、
 共感していただけるモータースポーツ活動を展開します」とある。


この表現の意味するところを紐解いてみると面白い事が分かる。
ホンダのレース活動発表会を単なるモータースポーツ界へのセレモニーとみるか、あるいは別の意味が隠れているかは自由な解釈だが、
ホンダスピリッツ=チャレンジスピリッツをもって世界の頂点を目指せの意味は、低迷したホンダ四輪事業部隊への鼓舞であるとも解釈されるだけに、
四輪の低迷を二輪が救わざるを得ない現状への危機感の表れとも理解できる。
F1は撤退したものの、世界中のモータースポーツシーンに参戦する経済的余裕度は十二分にあること、
四輪を含む全事業ユニットのトップ企業で有りたいとする、
その総括表現がホンダのモータースポーツへの取組として発表されたとすれば、実に分かり易く明快だ。

ホンダの原点はレース活動であり、レーシングスピリッツを常に持つ企業体としてのホンダの在り様の意思表示だと思える。



「無表情が詰まる通勤電車に乗り込むと、自分も明るい顔ができなくなる」とツイッターにあったが、
 事業経営トップが気にせねばならぬ事、これが本質かもしれぬ。







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一日8000歩で死亡率下げ

2012-02-18 06:43:28 | その他
「万両」

16日付け神戸新聞によると、「脳卒中と心臓病予防、一日の歩数ガイドラインを設定」とあった。

『厚生労働省は15日、2013~22年度の第2次「健康日本21」計画の素案を公表し、
 脳卒中と心臓病の死亡率を減少する、一日の歩数ガイドライン掲示した。
 
 1日の平均歩数は、男性が10年の7136歩→8500歩、女性が6117歩→8000歩を目標とする。
 70歳以上では、男性が4890歩→から6000歩、女性が3872歩→5000歩。
 加えて、食塩量の減少、野菜/果物摂取量の増加や喫煙率の減少を求めている。

 これによって、脳卒中の10万人当たりの年間死亡率を、男性は10年の49.5人から23年には37.7人に、女性は26.9から23.1に減らす。
 心臓病の死亡率は、男性が36.9から23年に28.9、女性は15.3から12.8とする』 とある。


・・・・なるほど、「ウォーキングが脳卒中と心臓病の死亡率に大きく影響している」、と言う事か。
毎日のウォーキングが死亡率を低下させるとの事だから、雨が降ったからウォーキング中止の理由にするな、と言う事か。


ところで、以前のブログ、「あなたも100~120歳まで生きられる。- 中国の名医が言った・・その2」の中でも、
「歩くこと」の運動法を推薦していた。
『<運動法>
 最善の運動は歩くことだ
 ゴルフでも、ボーリングでも、水泳でもない。なぜか。
 人類は100万年掛けて自分の体を歩くための構造にしてきたからだ。
 激しい運動はたまには突然死を招くことがあるが、
 適量の歩行は、硬化した動脈を軟化させることができるのだ
 これは心筋梗塞や高血圧などの発病率を低減出来る。

 方法は、1回3キロ、30分以上、週に5回。これは1つの目安
 具体的にどの程度のものが適量かというと、自分の年齢プラス心拍数イコール170まで歩くのが最適だ。
 例:50歳の方なら、心拍数は120になるまでだ。
 
 
中国の名医言では、更に加えて、健康のための最も重要要素は心のバランスとあった。
 <心のバランス>
 これは実は、健康のための最も重要なポイントだ。
 北京の100歳以上の老人を見ると、生活習慣はいろいろある。
 早寝早起きの人もいるし、遅寝遅起きの人もいる。
 肉好きな人もいると思えば、タバコを吸う人もいる。
 (勿論、吸わなければもっと長生きできるはず。)

 しかし共通しているのは2つ、1つは怠け者がいない。
 もう1つは、全員性格が明るく、温厚で、人に優しい。 
 小心ですぐくよくよする人、或いはすぐ怒る人は1人もいない。
 性格はこんなに重要なのか。』



・・・・でも正直言って、「心のバランスの維持」が最も難関だな。

***********************************

健康のため積極的に歩けは分かったが、正しい歩き方の指導まではなかったので、調べてみた。
どの「正しい歩き方」も基本的には殆どが同じだが、概略下図のようだ。・・・これからウォーキングを始められる方に。



 
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2012-02-16 06:30:33 | 日常生活

 「まだまだ満開-近所のロウバイ」

●13日は終日雨、14日の天気予報は午前中は曇りで午後3時ごろからは雨の予報だったが、朝起きたら既に雨が降っていた。

 12日の日曜日以来だから、2日間も外を歩いていない。
 傘をさして野々池をゆっくりと歩いている人もいるが本当に少ない。それでも熱心な人もいるもんだ。 

 雨で寒いこともありでは、野々池に上がろうにも自分の気持ちをそこまで持ってくるまでに時間がかかってしょうがない。

 雨が止めば、何とか気持ちを立て直し、ゆっくりでも良いから歩き始めこともできる。
 別に、ウォーキングしなかったからと言ってどーって事もないし、ウォーキングし続けねばならない事もない。
 ただ,健康維持のために歩いているだけだが、どこかで気持ちを奮い立たせねば益々うっとうしく自分自身を追いこんでしまうだけ。
 女房から、ウォーキングしないのかと質ねられると、なお一層更に自分を追い込んで暗くなってしまう。

 少しでも晴れ間が出てくれれば、気持ちを立て直そうと野々池に上がれる。
 歩き出すと自分の歩くペースを早足歩調にもどせるし、歩き終って体操する頃になると薄らと汗をかき、何時もの自分に戻って、
 気分も晴れ、うっとうしい自分を忘れてしまうのだが・・・。

 今日15日は曇り空だが雨が直にも降りそうな中、午後から野々池を歩いた。
 ウォーキングしながら段々歩くペースも上がってくると、頭の中に色んな事が浮かんでくる。
 そんな頭に残った事を思い出しながらブログを書いている。


●ホイットニー・ヒューストンが死んだ!
 彼女が主演した「ボディガード」は良い映画だった。
 ストーリーも上手く出来ていたし、アメリカの大スターはこんな危険性も現実にあるかもしれぬなーと妙に感心して見た。
 ホイットニー・ヒューストンが歌う「I Will Always Love You」は身震いするほどに素晴らしかったのだが、
 ケヴィン・コスナー演じたボディガードが自宅に飾っていた日本刀に絹のハンカチが触れて切れたシーンの方がより印象深く覚えている。

 確か、彼女がアメリカ国歌を歌った有名なシーンがあるはずと思い出し探してみた。
 1991年、第25回スーパーボウルが開催されたTampa Stadium でアメリカ国歌を斉唱し、最高の国歌斉唱と称されたビデオなんだが、
 1月27日、アメリカがイラクとの泥沼の戦争を始めてから10日目だそうで、7万3000人の観衆の前での国歌斉唱はまさに圧巻。

  「Whitney Houston performed the greatest national anthem in sports history」  

「Star Spangled Banner(American Anthem) God Bless America」



 丁度、イラク戦争が始まる前ころに、アメリカ駐在のMさんとJ社を訪問する機会があって、そこの幹部と昼食をともにした際、
 ひょんなことからアメリカ政府がイラクに侵攻する可能性について聞いたところ、かなりの確率で参戦するし参戦には賛成だと言う事だった。
 日本にいると、イラク進攻等きな臭い話ではあるが戦争突入には至らないと考えていたのと大違いだった。
 アメリカ人の国家や戦争に対する認識は日本とこんなにも異なるものかと、これが民主主義の頂点にいるアメリカの一般的な考えかと思い知った事を覚えている。

  
●一方、日本人の国家感は世界中で最低にランクされていると、最近の報道にあった。
 国家を戦前の軍国主義と混同してしまって、国家という概念は古くて危険なものだという意識が何処かに植え付けられたようで、
 国家とか国旗とか言うと何か犯罪でもあるかのような意識が戦後ずっと付きまとってきた。

 大東亜戦争で日本は負けてしまったので、国家を自虐的に見てしまいがちになったのかもしれない。
 何かあると、自虐的に発言するコメントをネットで見る機会が多くなっているようだ。
 
 「もし戦争が起こったら国のために戦うか」という問に対する各国の回答結果がネットに投稿されていたが、
 「はい」の比率が日本の場合、15.6%と、世界36カ国中、最低だった。
 敗戦国のドイツやスペインも同様な傾向にあるとの事だから、日本の近頃の若者が軟弱になったと言う事では無く、
 戦争はもうこりごりだという感情が強いためと単純にとらえるのがよかろう。とある。・・・それはそうだと思う。

 国家とは抽象的で実態がつかみにくいが故に、国家のために戦うかと詰問されてもノーとなるのは理解できる。
 敵国が攻めてきたとか、国家を代表する固有名詞が戦う必要を訴えれば別の次元となるのは吝かではないのだが。

 昨日14日、日銀がインフレ目標値なるものを発表した。今日の日経も為替も敏感に反応したので、好感して受け止められたのだろう。
 米国が1月に発表したインフレ目標値と同種のものだと神戸新聞には解説してあった。
 しかし、新聞によると、日銀はインフレ目標を達成する責任は負わないとのことだそうだ。
 何故なら、目標達成をノルマに設定し達成不可となったら、秋以降に迫った日銀総裁人事に影響がでるらしい。

 例え失敗したとしても銃殺されるわけでもないのに、むしろ高額サラリーを貰っても良いから景気を復活させてくれと広く国民が強く熱望しているのだから、
 「職をとして景気浮揚に邁進するので信じてほしい」と、何故国民の前で堂々と説明しないんだろう。
 
 それで思ったのだが、
 仮に日銀総裁と同じような類の国家最高責任者だったら、誰も国家のためには戦わないとなるのではないか。
 

 まだ、昭和20年代中期、日本が戦争に負けて、私の田舎の空にP-38 ライトニング が飛行している中でも、日本の祝日には玄関に国旗を掲げてきた。
 しかし、気がつくと何時のまにか、国旗及び国歌に関する法律が制定されているにも関わらず、国旗掲揚そのものが議論の対象に変わった。
   
  
取りとめなく、こんな事を考えながら野々池貯水池を今日は3周してきた。  

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黒星池

2012-02-14 06:38:52 | 野々池周辺
『先人達が水の確保に苦労し、ため池を栄々と築いてきた歴史から、密集するため池と水路を丸ごと博物館に見立てて保全するという、
 兵庫県の「いなみ野ため池ミュージアム」として取り組んでから丸10年になる』 と神戸新聞に書いてあった。 
冬場に水を抜き、地底を干す「かいぼり」は10年前、大半の池で途絶えていたが、最近は毎年50余りの池で取り組まれていると同じ記事にあった。

野々池下方にある黒星池は「いなみ野ため池ミュージアム」の一つとして登録されているが、このところズ~ット貯水量が激減している。
林崎疏水から黒星池への流れは既に堰き止められたので、「かいぼり」が始まったのかと期待して見ているのだが一向にその気配がない。

小学生が立てた案内看板に、黒星池にはヌートリヤが生息している旨が記載されているので会えるかもしれぬと期待している。
一度だけ、野々池ウォーキングの途中、池の小島に向って泳いでいる小動物を遠目に見たので、ヌートリヤかもしれないと思っているのだが・・・。
どんなに思いだしても、あれは渡り鳥の泳ぎでは無かった。

しかし、写真でも判るように池の小島の底辺は石で固められているので、生息しているようにも見えないんだが、
実物を確認していないだけに、生息している可能性はあるはずと淡い期待をも持っている。


写真は黒星池を右回りに一周。
(12日当日の天候が不安定で、日がさしたら直ぐ隠れるで写りが一定していない)
    


    


    



                





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久し振りの三木 ー 北播磨交流物産

2012-02-12 07:42:43 | その他


11日、久し振りに175号線を上がって、三木まで出かけた。
三木の「かじやの里 メッセみき」にて、11市町交流物産展が開催されていたので見に行った。
175号線は用事があると良く通るので、「道の駅」の近くに「かじやの里 メッセみき」があるのは知っていたが、いずれも立ち寄ることは今までなかった。

神戸から舞鶴までの11市町の特産品、日頃から興味を持っていた ”多可町の巻きずし”、”多可町の鹿肉料理”、”三木のこぎりバーガー”
そして西脇の毛バリ”を経験してみたかった。
昼食前に到着したが、既に駐車場はほぼ一杯。
「かじやの里 メッセみき」と「道の駅」を一通り見学したあと、「かじやの里 メッセみき」の物産展へ回った。
既に多くの人が並んでいる店もある。

山田錦の本場、三木の里だけあって造り酒屋の出店が多くあり、しかも試飲が可能とのことだが運転手につき写真を撮るだけ。
盛んに勧めてくれるのだが、飲むわけにはいかない。傍らに、「飲酒運転は犯罪です」と貼ってある。
少し離れた場所に神戸ワインや焼酎の試飲もできる場所もあるが、やはり三木では日本酒の勢いには到底敵わない。
懐かしい「どぶろく」もあったが、試飲してみたかったな~。

腹もへっていたので長い列の最後に並んで、西脇の「播州ラーメン」を食べた。
これが500円か~。

丹波の「あまごの塩焼き」と多可町の「とり飯」をトライしてみたが、特に感想はなし。
西脇のラーメンを並んでいる間、12:30には運ばれて来るはずの多可町の「巻きずし」買いに行ったら「明日お越しください」との張り紙、既に売り切れ。
多可町の鹿肉料理実演も期待した一つだが、鹿肉入りのカレーしかなく遠慮した。

有名な三木バーガーとはこれか?
数種類のバーガーがあったが、どれがそうなのか分からずじまい、購入せず。
こんな広い面積だったら、「秘密のケンミンSHOW」でやっていた「日本全国ご当地バーガー」を計画してくれないかな~。

正解だったのは「西脇ナイロン」の靴下。
足の下が二重織になっており、帰宅後早速履いてみたが暖かいし、しかも足にピッタリする感覚がなんとも言えない。
織糸の色の染め具合も絶妙で、これで1足250円。
2足購入したが、これは大正解。





















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カワサキ 2012年モトクロッサー

2012-02-10 06:30:49 | オフロード車事業


米国の有名なオフロード専門誌 motocross  action」 が選ぶ2012モトクロスマシンの戦闘力評価がHPに公表され、
250ccクラス、450ccクラスともカワサキが最優秀マシンとして選出された。

アメリカのオフロード専門誌はオフロードの本場だけあって多くの専門誌が発行されており、書店は勿論のことコンビニ、酒屋でも購入できる。
昔、現役時の渡米時は、帰りの空港売店で購入し、飛行機の上での暇つぶしに読んでいた。
多くある専門誌の中でも、「motocross action」誌や「Dirt Bike」誌のモトクロスマシン評価が市場に与える影響は無視できない程大きかったので、
新車が発売されると何時も気になっていた。


「MXA’S 2012 250 FOUR-STROKE SHOOTOUT」

 一位: Kawasaki KX250F

 「KX250Fは過去7年間,250cc4ストモトクッサーのSHOOTOUT(試乗評価)にて、5回もNO1の地位を獲得した。
  エンジン性能とサスペンションが極めて有機的にチューニングされており、ライダーが要求する性能にレスポンス良く応答する優れたマシン。
  初心者からプロクラスライダー至る、どのクラスのライダーにも最適なマシンである」、との最大級の評価が記載されている。

       「カワサキ KX250F」


「MXA'S 2012 450 SHOOTOUT 」

 一位: Kawasaki KX450F

 「N01はカワサキのKX450Fだ。
  2006年にKX450Fが投入されて以来、カワサキ技術陣は勝つために毎年改良を続けており、
  2009年に続いて450ccクラスSHOOTOUTにてNO1を獲得した。
  450ccクラスはMXレースの最高クラスで、各社とも最大の力を投入するため毎年激戦区となっており、NO1を維持するのは相当な努力が必要」
  カワサキ開発陣の勝利との評価である。

        「カワサキ KX450F」




競争用に開発されたモトクロスマシンの評価は、スキルの異なる複数の評価ライダーによって最も競争力に優れたマシンを選出することである。
スーパークロスやアウトドアのモトクロスレースに供与されるので、SHOOTOUT評価にて優秀マシンとして認知されることが販売に大きく影響する。
空戦時の戦闘機と同様に、戦闘力に劣るマシンは極端に言えばガラクタとされる危険性さえある。

従って、実戦を経験し、彼我の比較をしながら自車の立ち位置を確認して開発していくのだが、
例えば、一年でも開発を休めば、その期間だけ他社マシンとの競争力差が大きく開き、それから再起するのは至難の事。
このために、常に競争相手の動向を掴んでおく必要がある。

レース毎、そして毎年勝負に晒され続けるが、競争相手も条件は同じなので、
気候不順だったから勝てなかったとか理由にもならず開発担当者には辛いものがあるが、しようがない。
だから、この苦労が分かるだけに、高い評価を受けた記事が出ると、OBの一人として我が事のように単純に嬉しい。

一方、マシン評価が高いだけでは、あくまで競争に勝つための一条件をクリアしただけに過ぎない。
実戦で勝つには、ライダーにも高いスキルが要求されることは勿論で、ライダーの能力を十分に引き出すためのマシンセッテイング技量も必要となる。
従って、勝つための組織総合力を発揮しないと、ポテンシャルの高いマシンを開発出来たとしても実戦で勝つことは困難となる。

つまり、マシン所謂ハードと同様にソフト開発力を育成し、広く末端ユーザーに教育や指導をしておく必要性が生じることになる。
ソフト開発能力を組織内に蓄積出来ているか否かは勝利に大きく影響する。
ここが一般的なオンロード市販車開発とは大きく異なる点だろう。

何れにしても、米国でのカワサキ車の戦闘力は実戦で証明されているだけに、その優秀性には説得力がある。

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