野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

コロナワクチン接種、遅れるって本当か?

2021-01-29 06:32:44 | その他
1月27日の東洋経済コロナ感染によると、実効再生産数値は全国は0.78、東京都が0.77、大阪が0.83、地元兵庫県は0.83で、1月13日から15日を境にコロナ陽性者は明らかに減少している。ただ、日本を含め世界の感染者数の増加原因が明確になっていないので、つまり増加原因が不明なように、減少傾向の要因がはっきりと分析されたわけでもなく、コロナ陽性者が再び増加する可能性はあるものの、減少しているのは良い。これから暖かくなり、コロナワクチン接種が開始されれば、騒動も落ち着いてくる。やっと、ごく最近のテレビ報道もコロナワクチンに関する情報を発信するようになってきた。現状では、コロナ騒動を終息させる唯一の手段はPCR検査などではなくワクチンの接種以外にないのだから、早くワクチン接種急いでくれで願っている。すると今度は、コロナワクチン接種のネガティブ報道も増え、有る報道番組をみていると、女子高校生がワクチンを打たないと言っているらしいとか、医者がコロナワクチンのネガティブコメントを解説している報道も垣間見える。他方、海外の報道CNN、NBCやBBCのFBを読むと、ワクチン接種に対しネガティブな報道はほとんどなく、むしろワクチン供給不足を不安視する報道が多く、海外と真逆の日本のコロナワクチン報道はどうなっているんだと残念に思う。コロナワクチンを打ちたくない人は接種の列から外れたら良いだけの話だから、ワクチンのネガティブキャンペーンはしないで、と切に思う。

26日日経にこんな記事があった。
ワクチン2回で陽性率「0.01%」 イスラエルの速報値」だが、「イスラエルで、米製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人のうち、その後の検査で陽性と判定されたのは0.01%にとどまっていることがわかった。(略)このワクチンを2回接種した12万8600人のうち、2回目の接種から1週間以上たった後の検査で陽性と判明した人は20人にとどまった。陽性とされた人はいずれも入院が必要な症状を示していない。ファイザーはワクチンの予防効果を95%と説明していた。」とあった。

同じく、日経記事「チャートで見るコロナワクチン、世界の接種状況」では、世界的に見ると驚異的にワクチン接種が始まっており、つい先日の新聞報道では、世界中の政府が血眼になってワクチンの量確保に走り、EUではEU内生産ワクチンの輸出規制を打ちだし、アジアではインドと中国が近隣諸国に無償提供するワクチン外交を争っているとの報道すらある。

して、日本はと言うと、昨日(27日)、コロナ接種の初訓練が川崎市で始まった。
3月下旬開始を見込む高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種を、国は3カ月以内に完了できるよう自治体に体制整備を求めたと報道されており、厚生労働省が想定する接種スケジュールによると、米製薬大手ファイザーのワクチンが2月中に承認されると見越して、まず2月下旬に公的病院などでコロナ患者らの治療に当たる医療従事者を対象に先行接種を始める。3月中旬に他の医療従事者、下旬に65歳以上の高齢者の接種を開始するとあった。
   「日経、コロナワクチン接種計画」
ところが、今日(28日)の神戸新聞によると、「河野太郎行政改革担当相は27日、新型コロナウイルスワクチンについて、65歳以上の高齢者への接種は早くても4月1日以降になると全国知事会などに伝達したことを明らかにした。政府は3月下旬の開始を想定していたが、ずれ込んだ格好だ。最も早い想定では6月第3週までに2回目の接種を終える日程を描いている。都内で記者団に語った」とあった。既報の65歳以上の高齢者への接種時期は3月開始を、河野大臣が担当することで前倒しするのかと期待していたが、現在のところ、逆に遅くなっている。そもそも日本のワクチン確保は素早くWSJのコロナ対応も世界の2番目に評価されていたが、厚生労働省のワクチン認可が遅いと言う事だ。世界の動きとは逆に日本の接種開始の遅れが際立っており、日本人は世界の民族と体の作りが違うのだろうか。
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Goo blogの「いいね!」が341件数となった

2021-01-27 06:21:07 | その他
当ブログはGoo blogに投稿している。で、当ブログへのGoo blog「いいね!」件数が、1月26日、341件となった。
どのブログかと言うと、昨年12月12日に投稿した「Jo Shimoda、Kawasaki」で、米国在日本人モトクロスライダー「Jo Shimoda(下田丈)」選手が有名な米国の「Pro Circuit Kawasaki Team」に加入したと、米国著名二輪情報誌Motocross ActionやCycle Newsが速報で伝えている記事について、自分なりの所感を書いたもの。

当ブログ記事へのGoo「いいね!」件数は、記事にもよるが殆どは0で、多くても通常1~10件程度だから、「いいね!」件数341件は、当ブログにとっては異常に多い。「いいね!」件数が多くなった時期は今年の1月21日から24日までで、それまでブログへの日々アクセスIP数は350±50から400±50に推移していたものが、この時期に550回を超えて跳ね上がり、それが数日続いた。それも「Jo Shimoda、Kawasak」投稿ページへのアクセスが極端に多く、しかも元ページはFacebook(FB)を通じてのアクセスが多くみられた。多分、当ブログの「Jo Shimoda、Kawasak」をどなたかがFB内に添付し、その記事を他のどなたかが再びFB内にシェアされた、と推測している。Goo blogの「いいね!」はFacebook(FB)の「いいね」と違って誰が押したかはわからない。しかもひとり1件しか押せない。いずれにしても当ブログ「Jo Shimoda、Kawasak」を気に入って読んでいただいたと勝手に理解している。今まで経験したことがないだけに、有り難いことだ。

「Pro Circuit Kawasaki Teamに加入した下田丈選手:Pro Circuit Kawasaki FB」
どんな記事と言うと、モトクロスの世界的大市場米国において、一人戦う下田丈選手が、米国のモトクロスワークスチーム「Kawasaki racing Team」の一翼を担っている有名なモトクロスチーム「Pro Circuit Kawasaki Team」と契約した。このチームの一員に選出されたことは、彼のモトクロス選手としての技量が認められた証左で、間違いなく一流のプロ選手になれる登竜門をくぐったことは確かだと感じた。日本の二輪企業チームの支援なしに、その技量を、モトクロス王国米国で認められるまでになった選手を、今迄聞いたことも見たこともないので、多くの目が下田丈選手の活躍を大いに注視している、と書いたもの。米国スーパークロスクロスレースは現在、3戦終了し、下田選手は東部地区ランキング4位につけている。
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大相撲 初場所、2021

2021-01-25 08:51:43 | スポーツ
2021年、大相撲初場所優勝は大栄翔。
  「NHK サンデースポーツ」
毎場所、テレビの前に座って大相撲観戦しているので、大栄翔の相撲は多少知っているつもりだが、三役に上がっても陥落すると言う印象が強く、今場所のように圧倒的に強いとは思いもよらなかった。なにせ、今場所の大栄翔は手が付けられないほど強かった。その武器の突き押しを愚直に磨いてきたとある。長らく痛みのあった右肘を昨年、手術し遊離軟骨を除いたと書いてあったが、あの突き押しは相当内な威力で、3大関と照ノ富士を物ともしなかった。今場所の大栄翔はとにかく強かった。誇るべき優勝だと思う。

千秋楽の相手は隠岐の海。体が柔らかく懐が深いので、大栄翔の当たりと突きをうまく吸収してしまうのではと思ったが、なんの、大栄翔は一点の迷いもなくまっしぐらに突きまくった。大事な大一番に最高の相撲を見せた精神力は立派、突っ張りも腕が伸び、この相撲であれば、大関候補の一人と数えて間違いないと思う。

それに比べて、大関正代の千秋楽は完敗だ。
14日目の照ノ富士に負けた時点で、もう優勝はないと思ったが、千秋楽の朝乃山に気の抜けたような内容で、一方的に押し出され完敗。なんだこの相撲はと、正代ファンの一人として一人憤慨したものだ。14日目の照ノ富士戦を思い出すと、正代が先に右差し、そして左も入って有利な体勢で、照ノ富士は右手は完全にお手上げの状態。その後も、正代の体勢は断然有利。防戦一方の照ノ富士に対し攻めまくる正代は圧倒的に有利な態勢なのに攻め切れない。一方の照ノ富士は防戦一方だが、相撲勘が良いのか体を上手にかわす。数度にわたり勝つチャンスがあったのに攻め切れない正代を、照ノ富士がはたき込みで勝った。

横綱不在の場所とあったが、今場所も大いに盛り上がった。残念ながら、優勝候補No1の貴景勝は3日目の相撲で足首を痛めたとして途中、10日目休場したが、今場所の初日、貴景勝を見たときは正直びっくりした。先場所に比べ大きく体形が変わり、肩の周りに肉が付きすぎてまん丸の体形に、体のバランスが悪い。あまりにも上半身、特に肩の周りに肉が付きすぎて明らかに太り過ぎでいる。これでは足の踏ん張りが効かず力が相手に伝わらないのではと正直思ったが、結局、押しに力強さが全くない。何時もの下からかちあげるようなはず押しが効かない。引かれてバッタリ落ちる、そんな相撲が続いた。加えて大関朝乃山、正代も勝ち越すのに必死。特に正代は、3度の逆転勝利が続くなど危ない相撲を拾ったのでひょっとしたら勝ち運ももっていると一瞬思ったが、やはり強い大関ではなく、目指す横綱には程と遠い、そんな印象だった。それに比べれば、照ノ富士は序盤3敗となったものの、強い。照ノ富士は来場所、大関とりの場所となるが、大関になれば照ノ富士の方が早く横綱になるかのもしれない、そんな印象すらある。

今場所が始まる前、2横綱は、一人はコロナ感染で休場、もう一人は腰が痛んだもんと早々と休場宣言し、加えてコロナ陽性者がでた部屋は全員休場で、初日から計16力士が休場した。が、横綱がいようといまいと関係なく、今場所の相撲は大いに楽しめた。終わってみれば、正直、大関にはもう少し働いてもらいたかったと思うも、大栄翔の力強さ一級品だし、取りこぼしもあったが照ノ富士の怪力相撲はびっくりしたものだ。大相撲の迫力、200㎏近い力士が立会いの一瞬、ガツンと頭から火が出る音の肉弾戦は、見ている相撲ファンを大いに虜にする。大相撲は力比べでは無いという横綱もいるが、その横綱の場内大ブーイングの相撲など、見ていて拍子抜けなものないのだ。その点でも、今場所は相撲ファンとって素晴らしく楽しいものだった。
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春の芽

2021-01-22 06:26:52 | 
先週初めの神戸・明石の気温は、朝早くは-2度附近、昼間も5、6度ぐらいまでしか上がらず寒さを感じた。
今日(21日)の朝の外気温は0度附近だったが、風がピタッと止み快晴なので、暖かさを感じる。だからだろうか、朝早くから野々池のウォーキングする人が多い。

それはそうと、暖かいので庭を暫し見ていると、メジロが数匹、庭の桜の樹に来た。そこいらの樹々を飛び交っているが、今日はみかんなし。庭のバラの剪定も済んで、昨年植えたチュウリップの芽が出始めている。庭に直植えしたチュウリップだが、次第に増えだした。
 
ぐるっと庭を見渡すと、福寿草が1本、花芽をだした。毎年、4本ほど芽を出すので、少しづつ増えるだろう。昨年、コープの宅配カタログと見て買ったソラ豆は可成り大きくなり、玄関わきの椿も沢山の蕾をつけ、それぞれに春を待つ。
 
 





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日本のワクチン接種、遅い!

2021-01-20 06:21:27 | その他
1月7、8日頃のコロナ感染者ピークは、「新型コロナウイルス国内感染の状況」によると、1月17日現在、実効再生産数(Rt)は0.97まで下がり、東京は0.89となっている。このまま推移すればコロナ陽性者数は確実に減る。しかも、昨年の4月のような実効再生産数が2.5前後まで上昇するようなが爆発的感染の恐れはなく、陽性者は減っていくと予想している。

東京都と近隣3県の知事が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を政府に求め、東京都のそれまでの対応の悪さに、政府は当初、発令を躊躇していたが、あまりの陽性者増に緊急事態宣言を発令した。それでも新聞やテレビの報道では、街の人出は変わっていないと報道するが、実効再生産数の現実は1を切っているので次第に陽性者数は減っていくものと思う。が、その減少要因が緊急事態宣言発令効果とみるのかはよくわからない。

新聞やテレビをみると、コロナ陽性数の拡大(実効再生産数は1を切っているにも関らず感染拡大と言う)に、政府対応は後手後手だと言う。しかし、どう考えても後手になるざるを得ないと思う。経済を止めたくない一方でコロナも収束させたい、そのギリギリのラインを狙っているのだから、急減速になるのはやむを得ない。かと言って、テレビや新聞で政府非難を繰り出すコメンテイターから適切な対処方針が発信されるかといえば、それはなく、野党も含め、政府非難ばかりを云う。今は、誰がやってもコロナは収束はできない。そのぎりぎりの線で、日本政府は概ね正しく対応していると、我々素人はそう思う。それは、日本のマスコミ評価の高い欧米の政府指導者たちのコロナ政策は、逆に欧米のコロナ患者は著しく増加し、死亡者数も激増しているのを見ればわかる。それほど、欧米政府のコロナ対応は困難さを極めている。一方、日本は陽性者数もコロナ死者も欧米に比べ一桁から二桁(札幌医科大学やWSJ記事による)も少なく、つまり日本のコロナ対策は先進国の中で飛び向けて成功した、これは歴然とした事実だと思う。

18日の国会、菅首相の 施政方針演説施政方針演説に、ワクチンをコロナ対策の決め手と位置づけ、来月下旬までには接種を開始できるよう準備する考えを示したとある。医療従事者等への最初の接種が2月下旬からで、神戸市によると、3月末から65才以上の高齢者およそ43万人を対象に、ワクチン接種を開始したいと言っている。必要な「接種券」を3月上旬にも郵送を行うとしている。費用は全額、公費。その後、早ければ5月からすべての市民への接種も始めたいとある。

日本もやっと、ワクチン接種の具体的日程が明示された。欧米では、街を数度にわたりロックダウンしてもコロナを撲滅することはできず、むしろ今は陽性者は増加している。だからコロナ終息の唯一の手段はワクチンしかないと理解しているので、例えば米国ではMLBの球場を巨大接種センターにしてワクチンの確保と接種を急いでいる。今、政府がすべきなのは、感染者ゼロを目指して先手を打つのではなく、経済的影響を最小化しつつ感染を収束方向に向かわせることであり、それは医療資源の配分とワクチン接種を急ぐことだ、と我々コロナリスク者は思う。

例えば、17日の日経記事「コロナワクチン接種、イスラエル最速 人口の2割超に」には、日本政府のコロナワクチン接種の対応の遅さを記事にしている。
  「日経」
日経新聞によると、「ワクチン接種遅れる日本 G7で唯一未承認」とある。なんだこれは!
「主要7カ国(G7)のなかで新型コロナウイルスのワクチンが承認すらされていないのは日本だけだ。ワクチンは副作用のリスクと切り離せないが、欧米諸国はメリットが大きいと判断して迅速な承認につなげた。米ファイザーが、自社のワクチンで95%の有効性を確認したのは2020年11月中旬。英国は治験中からデータ提供を受けて承認までの時間を短縮。(略)13日時点の集計によると、人口100人あたりの接種件数はイスラエルが23件と群を抜く首位だ。4位の英国(5件)や5位の米国(3件)を引き離す。国民皆保険とデジタル医療を背景に、個人情報を活用した接種の呼び掛けが奏功している。
2位はアラブ首長国連邦(UAE、14件)、3位はバーレーン(6件)で、ともに中東の産油国だ。イスラエルは2020年12月19日にワクチン接種を始め、既に190万人が済ませた。医療従事者や60歳以上の市民を優先し、管理する個人情報を基に、携帯電話のテキストメッセージなどで接種の予約を呼び掛けている。申し込みもオンラインで済む」

日本のメディアや幾つかの首長及び野党は盛んに政府のコロナ対応を非難するが、コロナ騒動を抑える最も有効な手段は、毎日のコロナ感染者数報道や緊急事態宣言発令では決してなく、ワクチン接種を、それも出来るだけ早く行うのがベストだと言うのははっきりしているのだから、「コロナワクチンの提供は何時か」をしっかりと政府を追及し報道する事だと思う。

我々年寄りはコロナリスク領域なので、3密を回避し人とは極力合わず、外に出るのはせいぜい買い物程度、店の入り口で手を消毒、マスク着用し、買い物済んだらまた手を消毒、家に帰って玄関でまた手を消毒している。加えて、野々池貯水池の運動でも、ここ一年、仲間と会う事も少なく、少々汗をかいたらすぐ家に帰ることで、世間様に迷惑かからぬようにひっそりとした暮らしが続いているので、18日、コロナ接種担当大臣に任命された河野大臣の、その実行力を大いに期待している。
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2021年、AMAスーパークロスレースが始まる

2021-01-18 06:23:45 | モータースポーツ
やっと始まった、2021年のAMAスーパークロスレース。
例年より一週間遅れの現地時間1月16日、テキサス州ヒューストンで開始された。スケジュール表をみると、現地時間午後6時が450のメインレース。今回から下田丈選手が250の東部登録で出場するので、250ヒートレースからパソコンのライブタイミング観戦となる。日本時間の17日朝8時ごろからのレース観戦だから、早めに朝食取ってパソコンの前に座った。

その250ヒート1出場の下田丈選手は、なんとホールショットでラスト2で同僚の A. Forkner選手に差されるまでトップを維持した。残念ながらヒート2位でゴール。450のヒート1も意外だった。2021年AMASX初挑戦GASGASのワークスチームJ.Barcia選手がとった。GASGASと言うチーム名がヒートとはいえ、ラップ表のトップに来るとは思いもしなかったので、オフロードマシンの大市場、米国マーケットの流れを感じた。こうして私の、2021年AMAスークロスレース(SX)第1戦 Houstonのパソコン観戦は、驚きの結果で始まった。今年もLIVE TIMINGでパソコン観戦し、その後すぐ公開されるYouTube動画でレース展開を確認しながら、本当に面白い。

250のメインレースはヤマハのC Craigが飛びぬけて速くスタートよりトップを譲らず優勝。
プロサーキットカワサキの下田丈選手は6、7位の位置に居て、こんなものかなと思っていたが、なんと最終ラップに4位に上がった。見事だ。

メインレース450のスタートはGASGASワークスのJ.Barcia選手が飛びだし、KawasakiワークスのA Cianciarulo選手は4番手、同じくKawasakiワークスのEli Tomac選手は昨年同様にスタート悪く8位で一周目を終えた。その後、ホンダワークスのKen Roczen選手の猛追を受け、かなり肉薄されるも、GASGASワークスのJ.Barcia選手が優勝した。ライブタイミングのトップに流れるGASGASのマークが誇らしい。世界最高峰モトクロス選手権と言われる米国のスーパークロスレースで、ワークス初参戦のしかも初戦で1位とは、まことにもって立派な成果。また、HONDAワークスKen Roczen選手の追い上げも素晴らしく、往年の強いホンダワークスの再来を感じたが、今一歩及ばず。A. Cianciarulo選手は一時3位を確保するも続かず4位でゴールし、スタート8位のEli Tomac選手はミス多発でタイムが安定せず一時16位ぐらいに落ちた。その後も13、14位前後から追い上げならず、苦戦し最終順位は13位。今年のTomac選手は苦戦するだろう。2021年のSX Preseason Power Ranking、チーム1位と評価された「Kawasaki Racing Team」にとっては惨めな結果で始まった。
   「第1戦優勝のGASGASワークのJ.Barcia選手:motocrossactionmag.com」
       
今年、2021年のSXレース初戦をライブタイミング観戦した範囲では、欧州の企業連合チーム集団、KTM、Husqvarna、GASGASの意気込みや勝ちへの執念は、遠い日本に居ても十分に伝わってくる。一方、かっての最強国日本のワークスチームの影は相対的に薄くなり続けている。だからこそ思うに、日本のワークスと若手技術者には、かってのがむしゃらに戦って勝ちに拘った野生を取り戻して欲しいと切に願う。
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なるほど、そうだと思う

2021-01-15 08:40:40 | その他
コロナ感染の動きについて、何かあると良く見る東洋経済の「新型コロナウイルス国内感染の状況」は、検査陽性者数としており、感染者数とはしていない。同じく、「GoogleがAI予測データ」も陽性者数としている。だから、毎日、新聞等で報道されるコロナ感染者数は実際はコロナ検査での陽性者数の事を云うのではないのかと違和感を持っていたが、大阪の吉村知事も同様な見解を述べている。で、コロナ陽性者と感染者とはいかなる差があるのか調べてみた。

13日のTHE PAGE記事「大阪府・吉村知事:陽性者イコール感染者ではない」は、コロナ陽性者と感染者の違いをのべているが、全くその通りだと思う。
感染者は感染させる力がある人
吉村:僕の中では感染者っていうのは、やっぱりそれに感染して、ほかに感染させる力がある状態で、PCRで陽性っていうのは、陽性者はあくまでもPCRで陽性になった人っていうのが陽性者であって、それはイコール感染者ではない。人に感染させる力がなくなっている人も、これはやっぱり陽性者にもなるし、疑陽性の話だってあるし。陽性に出たのが陽性者であって、イコール感染者ではないというのは、僕の頭の中では十分理解していますが、一般用語で使うときには、そこはまとめて使っているときはあります。 問題意識として思うのが、おっしゃるとおりCt値(注:陽性と判断する基準値、増幅に必要なサイクル数(Ct値)。世界の諸国と比べて日本はかなり厳しいCt値の範囲を設定)しているので、つまり人にもう、うつす状況じゃなくなった人まで陽性者として拾っている部分はあるんだろうなというふうに思います。
記者:6日から新規陽性者数が増えたっていうことが、1つの今回、緊急事態宣言発出の要請を出した根拠になっていますが、6日から増えた、この新規陽性者っていうのは、感染者とは違うという理解でよろしいでしょうか。
吉村:正確には陽性者です。(以下略)」
要するに、新聞やテレビ等で逐次報道されているコロナ感染者数は、コロナに感染している数ではなく、PCR検査の陽性者数だと言うのが、吉村知事の見解。

実は、昨年も同様の疑問をもっていたので、注目して観察していた。
例えば、「新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない」には、感染者と陽性者の定義をどうするのかという意見があった。これには、
●「新型コロナウイルス感染症が発症するとは、「病気として症状を認めること」を言う。当然だが発症している人が、感染した患者さんとなる」
●「検査陽性=ウイルスがいる」ことだけでは「感染といってはいけない」
●「私たちは身の回りに存在する微生物と常に接触しているわけだから、ウイルスをもらっても(ウイルスがいても)感染しなければ何も問題はありません。感染しても発症しなければ良い。そして、たとえ発症しても、重症化しなければ良い。」
等々、コロナ陽性者と感染者の違いを指摘している。

で、結局、Ct値が高めの設定だとウィルス量が微量の無症状者あるいは感染性がない人も陽性に扱われているとあり、PCR検査陽性者数=100%COVID-19感染者数ではなく、しかも世界各国の統一基準値もないようだ。コロナ陽性となっても、感染者になる可能性は、陽性者それぞれの免疫力によるとも書いている。だから、我々、高齢者のコロナリスク領域者は特に、コロナに打ち勝つ免疫力を下げないようにしておくことが重要のようで、日頃から軽運動を心がけ体をよく動かしながら、適切な食事をとる事が重要だとなってくるようだ。
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大相撲初場所始まる、2021年

2021-01-13 06:23:08 | スポーツ
コロナで開催是非がネット上でとびかったが、10日から大相撲初場所は観客数制限で開催された。開催されたこと、これは良い事だと思う。しかし、開催に至る前、横綱白鵬のコロナ感染発覚を契機に、大相撲力士ら協会員の一斉コロナ検査が実施され、コロナ陽性者が検出された九重、友綱部屋全力士を含む15人が休場することになった。更に加えてコロナ感染者でもない横綱鶴竜は腰が痛いと休場したので、計16名の関取が休場する、異常な場所が始まった。

して、初日、今場所横綱昇進がかかった貴景勝の初日は迫力なく土俵割り、黒星スタート。
貴景勝は立ち合いの当たりは五分に見えたが、御嶽海に上手く相撲をとられ、貴景勝の押しの力が伝わらない。御嶽海に右からいなされ、押し上げられたところを引いてしまった結果、負けた。大関カド番の朝乃山も全く元気なく負け、正代は元気だが、悪い時の立会が出て苦戦するも力相撲で勝った。苦戦の大関3人に比べ、関脇照ノ富士は圧倒的な強さで新進気鋭の琴勝峰を一蹴した。琴勝峰の立ち合いは照ノ富士に強くあたったがガッチリ受け止められ、照ノ富士の右手一本で一気に土俵下に押し出された。休場続きの両横綱がいようといまいと、大関3人に照ノ富士が今場所優勝候補と予想しているが、初日の相撲を見る範囲では、照ノ富士が圧倒的に強い。照ノ富士は自信満々で、相撲に迷いが見えない。

2日目、貴景勝は大栄翔のはたきに屈し2連敗、朝乃山は初白星、正代は2連勝、照ノ富士は負けて1勝1敗。
貴景勝の立合いはそんなに悪くないと思えるが、初日の相撲同様に、圧力が相手に伝わらない。攻める場面も見られたが肝心の足が出ていない。足が出ないから簡単に前に落ちる、そのように見える。今場所と先場所との違いはそこにあるようだ。下から突き上げるような強さがない。2日目負けた照ノ富士は土俵を割った瞬間から、前歯附近を盛んに気にしていたが、休場しなければよいが。続く3日目、全大関(貴景勝、正代、朝乃山)が負け、貴景勝3連敗。照ノ富士は出場し栃ノ心を寄り切って勝った。照ノ富士前歯を可成り気にした素振りをしている。今場所、混戦!
 
それにしても大いにがっかりは、横綱白鵬と鶴竜の休場だ。
先場所の場所後、横綱審議委員会は膝や腰のけがが痛いと言って3場所連続休場の白鵬、鶴竜の両横綱に「注意」を決議した。横審の内規では成績不振や休場の多い横綱に対して「激励」「注意」「引退勧告」があって、注意は2番目に重い。2018年に稀勢の里に激励を出した例があるが、注意は初めてだそうだ。これだけ横審から注意を受けたら、どんな強心臓の横綱でも今場所是が非でも出場するはずと素人相撲ファンは即座に考えたものだ。が、なんと、場所前の5日、白鵬がコロナの陽性反応が出たとの報道。コロナに非常に敏感になっている時期、これでは休場せねばなるまい。すると「これで引退を先延ばしにすることができたんでは」と言ううがった見方の意見がネット上に投稿され、うまい具合にコロナ陽性になるもんだなと。すると、横綱鶴竜が腰が傷んだもんと、あっさりと休場宣言で出場を拒否した。部屋の親方が言うに「鶴竜は腰があんまり良くないと、それと準備不足、だと思うんだけどね、あの、急にじゃないけど、まあぼちぼち胸を出すのも数を増やしてきたんだけど、そこで腰の調子が良くないと、いうことで、休場さしてもらいます」と説明し、来場所進退をかけると言う。おやおや、横審から前例のない注意を受けた今場所は、意地でも出場してくると、巷の相撲ファンは思っていたが、それも祖語にされ、なんと来場所に進退をかけると言う。横綱のウキペディアには「横綱力士は現役を退くまでその地位を保証されるが、その責として、出場する際には常に最高レベルの相撲内容・成績を求められる。大関以下の力士は、技量が衰えてもその時の実力に見合った番付で比較的長く現役を続けることができるが、横綱にはそれが許されず、横綱の地位に見合った高レベルの実力を発揮できなくなれば引退するしかない」と書いている。横審に異例の注意勧告を受け、殆どの巷の相撲ファンは、白鵬特に鶴竜の休場の理由になった腰痛は、とても春場所まで完治するとは思っておらず、両横綱とも横綱に任にあらず思っているのに、横審も舐められたものだ。

 「NHK」
大相撲は初日から少し湿っぽくなったが、それでも聞いて楽しいものがあった。
NHKの相撲解説2日目出演の荒磯親方の解説は絶品だ。よう喋る。現役時代のあのぶすっとした態度から一変した。いつぞやのNHKの相撲番組「大相撲どすこい研」に出演していた荒磯親方は、自分の事を「おしゃべり」と評し、現役時代は必要以上にしゃべらないようにぶすっとした態度を取ったと話していたが、全くその通りだった。よう喋るし、しかも我々素人の相撲ファンが聞いても歯切れがよく非常に分かり易く楽しい。まさに土俵上の戦いより、荒磯親方の相撲解説の方が聞いて楽しい。加えて、力士の取組もさることながら、担当アナと解説者との駆け引き等は相撲を楽しくさせる。だから相撲って面白い。ついでに言えば、相撲アナに経験不足のアナウンサーを担当させるのだけは遠慮してもらいたい。これほど楽しくないものはない。今まで、現在の両横綱の取組がくるとすぐにチャンネルを変えたが、荒磯親方であればNHK視聴料を強制的に支払わされてもOKだ。
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シュワちゃんの談話に共感

2021-01-12 06:13:19 | その他
  「ハフポスト」
お気に入りに入れている「ハフポスト」が良い記事「シュワルツェネッガーさん「全ては嘘から始まった」。議会襲撃とナチス重ねたスピーチが胸を打つ【全文】」を投稿しているが、年齢的にほぼ同じ世代のシュワルツェネッガーの意見に共感した。

1947年、ナチスドイツ下にあったオーストリアで生まれた米国移民のシュワルツェネッガーは「私は、歴史上最も邪悪な政権に参加した罪悪感を酒で紛らそうとする壊れた男たちに囲まれて育った」として、連邦議会議事堂の襲撃はトランプ米大統領によるクーデター未遂だと述べ、今回の一件をナチス・ドイツと比較し、アメリカ国民に団結を呼び掛けたもの。シュワルツェネッガーは、第2次大戦でナチスドイツが破れ、ナチスドイツ下にあったオーストリア住民が歴史上最も邪悪な政権に参加した罪悪感を、酒で紛らそうとして家族が悲惨に目に合ったと言う、そして、今回のトランプ大統領に煽動されたと思われる米国議会の襲撃を同じだと嘆き、共和党のシュワルツェネッガーはトランプ大統領を史上最悪だと酷評している。

世界中の注目を集めた、アメリカ大統領選挙だが、既に投票で決着したバイデン候補を大統領として認めないとするトランプ大統領の個人的な意見は、それはそれで自由な国アメリカだと思ったが、一部の暴徒化した国民を煽って議会を襲撃させ、警察官を含む5人が死亡すると言う事件は、民主主義を標榜する世界の大国アメリカにとって、奥底に充満していた恐るべき醜態を見せつけた事件だと思う。これでは自由のない国の代表として非難してきた中国から逆非難されても致しかたなしだ。

なにせトランプ大統領の政策は先が読めないとする報道が不安を煽っていたが、トランプ大統領を報道でみていると、主義主張にブレがなく実に面白いと個人的には好感を今迄は持っていた。色んな論調があってトランプ大統領の言動は史上最悪の大統領だとする報道も多々あったが、そんな大統領がアメリカ有権者半分の支持を何故集めるんだろうかと思ってきた。日本を含め世界各国が手足を出せずにいる、支配欲を強める中国に対し、唯一、中国を抑えるべく具体的行動に移したのは米国のトランプ大統領だけ。貿易戦争はその典型だと思う。理想論ばかりのオバマ前大統領は何もできず中国の台頭を許し、世界のリーダーを放棄した。しかしだ、漫画みたいで、「子供っぽいアメリカ大統領」というトランプ大統領の評価報道もあるが、中国の習近平やロシヤのプーチン大統領とさしで話が出来るのがトランプ大統領だと言うのが米国民の一般認識だそうで、我々もそう思っている。あれだけ好き勝手やっている中国の習近平と抑えてさしで話ができるのはトランプしかあるまい。その点は個人的に高く評価してきた。しかし、シュワルツェネッガーの意見を聞いて、トランプ大統領の失態は大きく非難されてしかるべきだと思った。
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SX Preseason Power Ranking,2021

2021-01-11 07:00:00 | モータースポーツ
やっと始まる。
2021年のアメリカスーパークロスレースの初戦は、例年より一週間遅れの今週1月16日、テキサス州ヒューストンで開始、その後同地で1週間ごと3戦連続開催予定となっている。その後の第4戦はインディアナポリスに移動し同地で3戦開催すると言う、今までのスーパークロス開催形態とは異なる。昨年迄の第1戦西部アナハイムが東部ヒューストン初戦開催へと代わったが、各ワークスチームの陣容も決定と報道されたので、それはそれで大いに楽しみにしている。

で、2021年初戦に向かっての現下、どの選手が、またどのチームが最も実力があり優れ、優勝の可能性があるかをFB「Supercross」が公開している。それが「🚨Here are the 2021 Monster Energy Supercross Preseason Power Rankings presented by Rocky Mountain Atv/mc Fantasy Supercross Make sure to sign up for Rocky Mountain Atv/mc Fantasy Supercross before January 10th! 」で、そこに「 2021 Supercross Preseason Power Ranking Lists」が公表されている。この予想によると、450のメインクラスのNO1は昨年同様にKAWASAKIワークスのE.Tomac選手で、250ライトクラスNO1はPro Circuit KAWASAKIのAustin Forkner選手メーカー評価NO1はKAWASAKIとなっている。この予想に対し、FBコメント欄にある巷のAMASXファンの声は色々雑多で読んでみるとなかなか面白い。
 
 「FB「Supercross」」

スーパークロスレース(AMASX)はMLBやプロフットボールを開催する大きなスタジアム内に造成されたコースでモトクロスレースを行う、スポーツ大国アメリカでも第1級のスポーツ競技の一つで、テレビ放映されるのは勿論のこと、ネット上でも実況され、遠い日本でもレース展開を同時観戦できる。観客動員数はスタジアム容量にもよるが、8万人収容スタジアムを満席にした事を考慮すれば、スーパークロスは全世界の二輪モータースポーツの頂点の一つに立っているのは間違いない。遠い日本でも無料のライブタイミングが見れ、間を置かずに動画配信されるので、AMASXをパソコン観戦するだけでも、そのエキサンティングな迫力あるレース展開は観客をすぐに興奮の虜にする。過去、ロードレース、モトクロス、ビーチレース等の多くの二輪レースを観戦してきた実経験から言えば、AMASXは断トツに面白く、幾つになっても、私は大ファンだ。

さて、昨年も優勝候補No1だったカワサキワークスKawasaki Racing TeamのEli Tomac選手だが、2020年、チャンピオンを獲得した。かって昔の覇者だった日本の二輪企業のワークスライダーが束になってかかっても、KTMの牙城は当面落とせそうにないな~と悲観していた期間がながかったのでチャンピオンを奪い返し素晴らしく思う。大昔の日本のワークスチーム全盛時代を知っている世代、最近の日本企業のワークスチームの体たらくぶりにほとほと嘆き悲しんでいる世代が思うに、日本ワークスの代表たる「Kawasaki Racing Team」が欧州勢からチャンピオンフラッグを昨年、6年ぶりに奪回したのは、本当に嬉しかった。一方、個人的に大いに期待している選手は、同じkaswaskiワークス2年目の#9Adam Cianciarulo選手だろう。ミニバイク時代から飛びぬけて速く、遠からずプロのチャンピオンになると期待されるも、肩の脱臼癖が直らず暫らく低迷していたが、素性の良さと今季の活躍から「Supercross」の実力評価は5位と、期待はかなり高い。250クラスは、カワサキのA.Forkner選手がNo1評価、また同じ250クラスでは期待の日本人選手下田丈選手は10位にランクインしているのでアメリカでの評価も高いのだろう。オフロード大国アメリカのモトクロスの裾は極めて広いので、今年、どんな新人選手が台頭してくるかも大いに楽しみがある。他方、チームメーカーの評価だが、「KAWASAKIがNO1」となった。今まで、この地位は欧州のKTMが独占していたが、昨年の覇者Kawasaki Racing TeamのEli Tomac選手の優勝の効果があるのだろうが、個人的にもその通りだと思う。他方、極めて残念なのはスズキの立ち位置だろう。今年、米国市場の新参者GASGASという実績0のワークスチームが台頭してきた。そのGASGASよりも評価が悪いのがスズキ。ここ数年にわたる、その量産車の出来やプロレース戦績問わず、オフ車の大市場での評価の悪さはどうしようもない。かっての大昔、スズキは全世界のモトクロス界において燦然たる輝かしい実績を誇示していただけに、現下の評価の悪さとの、その大きな落差は如何ともしがたく、かってのスズキの輝かしい実績を知っているだけに、泣きたくなるほど寂しい。

更に加えて言えば、HRCの名が付く、ホンダワークスチームには奮起してほしいと心から願っている。
と言うのは、30年前後前の大昔、”American HONDA”というワークスチームがアメリカのプロモトクロスを席巻していた時期があった。当時、並いるトップライダーを上位から根こそぎ契約し、他チームは手の打ちようがなかった時代だ。しかし、その後の長い期間、往年の強いホンダを知っているモトクロスファンにとって、ホンダモトクロスの凋落ぶりは大いに落胆させるものだった。そして、2015年、最強のホンダを彷彿させる名がAMAのモトクロスレースに再登場し、「TEAM HONDA RACING」最強の時代、あの最強の時代を肌に染み込ませているはずのHRCが、モトクロスに再参戦すると聞いて、これから強いホンダが登場するとファンの一人として喜んだものだ。しかし、実際は、かっての最強ホンダを再生する事はかなわない状態が続いてしまった。二輪のモータースポーツの世界で、レースこそ我がDNAだと標榜しているホンダが、そのホンダワークスが後方で苦戦している姿を見るに、ファンの一人としては耐えがたいもので、こんな惨めなものはない。世界の二輪業界のリーダーたるホンダワークスは、トップに立ってこそ、その責があると、二輪のモータースポーツファンは誰でもそう思っているはずだ。
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