野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

市場は活性化している

2023-11-30 06:00:20 | 二輪事業
11月29日のアメリカ二輪専門誌 "Cycle News "は「Triumph Motocross Bike Reveal – TF 250-X」を投稿している。同じく、モトクロス専門誌”Motocross Aactionmag”も「DETAILS RELEASED! 2024 TRIUMPH TF 250-X FOUR-STROKE」を投稿した。2024年に販売予定の英国 TRIUMPH 社の新しい4ストローク250㏄モトクロスバイクだ。
  「"Cycle News」
 "Cycle News "ネット誌によると、「Triumph Motorcycles announced at the end of 2022 that they will enter the Monster Energy AMA Supercross and AMA Pro Motocross championship series in 2024. The team that will be run by former Husqvarna team manager Bobby Hewitt announced that they will have three riders, but this is the first teaser on the new, built from the ground up, motorcycle that they will race. That race bike will lead to a production motorcycle that is expected to be available sometime in 2024.」とあるから、トライアンフの新しいモトクロスバイクは、来年2024年1月から始まるMonster Energy AMA Supercrossと全米モトクロス選手権の250㏄クラスにエントリーする。そして、この新しいモトクロスマシンは、2024年に発売予定で、$9,995 USDだそうだ。

英国の老舗二輪メーカーのTRIUMPHがモトクロスやエンヂューロマシンを開発計画中で、米国モトクロス史上#1と称されるRicky Carmichael 選手がその開発を手助けしているとの情報「TRIUMPH MOTORCYCLES TO INTRODUCE ALL-NEW MOTOCROSS & OFF-ROAD DIRT BIKES」は、2021年の中盤に報道されていたので知ってはいるが、TRIUMPHマシンがAMAのSXレースに登場するかもしれないと、しかもそれが近々に見られるとなると、すごく興味があった。それだけ、近年の米国オフロード市場は活性化している証左かもしれないと感じていた。

数年前、AMAのSXレースに”GASGAS"というブランドのチームが新しく登場し、GASGASワークスライダーは著名なJ.Barcia選手で、2021年のAMA SXの第1戦、ライブタイミングのトップに流れる続けるGASGASと言う名のブランドのマシン。世界最高峰モトクロス選手権と言われる米国のスーパークロスレースで、初参戦の初戦で1位とは、まことにもって立派な成果だった。更に2022年、GASGASマシンで登場する選手も増えてきた。さらに加えて言えば、”TM”というブランドのマシンがAMASXのAnaheim250SX Futuresに登場し、初参戦で大活躍していた。アメリカのオフロード市場も面白くなるぞと期待していたが、来年2024年にはイギリス車が登場する。

アメリカの、いや世界のモトクロス界で燦然たる記録を残し、かっての覇者であった日本のスズキのワークス活動が世界中のモトクロスレースから撤退して久しく寂しくなっていたが、そんな話題を蹴散らすほどオフロードの大市場アメリカの現実は、今もなお活性化しているようだ。アメリカのオフロード市場は、現在すでにオーストリアのKTM社が日本企業を押しのけて市場の覇者になった感が否めないが、今度はKTMの牙城に英国のTRIUMPHが戦いを挑む。そして次はイタリアのドゥカティが2024年からモトクロス世界選手権に参戦するとあった。

アメリカの市場で大きく躍進している二輪企業にKTM社があるが、つい最近、このKTMが53百万ドルの北米本社ビルを建てた記事「 KTM NORTH AMERICA’S ALL-NEW $53 MILLION HEADQUARTERS OPENS ON 20 ACRES」がある。北米KTMは KTM、 Husqvarna、 GasGasの各ブランドの二輪や幾つか電動を含む自転車そしてWPブランドの高級パワーパーツ部品を取り扱う会社で、CEOのStefan Piererは「今日は私にとって感慨深い一日だ」と述べ、「ちょうど30年前、アメリカでわずか10数名の従業員でスタートした事業が今日、KTMはヨーロッパを代表する二輪事業のリーディングカンパニーにまで成長し、米国市場で年間約10万台を販売して10億ドル以上の売上高を達成している。KTMがここまで成長してきた大きな要因はレース活動を中心にした企業活動であり、レース活動こそが、それが米国市場でも長年にわたるKTMの原動力であった」と話した。そして、「北米グループの組織は、2009年の30人の従業員から2023年には約360人の従業員へと成長し、3棟からなる新しい複合施設は、北米にある1000以上のネットワークをサポートするために、さらなる拡張を計画している」と続け、「米国市場では、ほとんどのブランドの二輪車の売り上げが減少または横ばいの中、KTMおよびハスクバーナは販売を伸ばした。次の目標は、5年以内に年間40万台販売する計画で、目標達成時はホンダ、ヤマハに次ぐ世界第3位の二輪企業となる」とも書いてある。

欧米の二輪販売が低調傾向にあるにも拘わらず、自社ブランドの販売は伸び続けているとするKTMの経営は素晴しい。1991年に会社倒産(1991年の前年、KTM社が倒産する可能性があると、世界モトクロス選手権の会場、イタリアでこの話題を直接聞いたことがある)に会いながらRacerXonline.comの記事「KTM FACTORY TOUR IN AUSTRIA」の説明によると、1992年、KTM社は再び小さなワークショップから出発、エンデューロレースのニッチ領域に参戦しながら成長し、その後、ラリーやモトクロスの世界で輝かしい成功を収めてきた。” Ready to race ”と言う明快な企業コンセプトロゴを旗印に、 モータースポーツへの飽くなき挑戦によって KTMはグローバルに成長し続けている。その目標とするのが、5年以内に世界第3位の二輪企業に成長することだと言う。超優良企業だった米国のハーレーダビッドソンでさえ2019年の世界販売台数は22万台弱に低下し、メディアによる二輪の将来は必ずしも明るいと言えないとする論調もしばしばあるが、大きく成長しているオーストリアの二輪企業KTMの話題は明るい。

それまで、世界の二輪事業を牽引してきたホンダ、ヤマハは欧米主体から新興国に活路を見出した。日本企業が落ち込んだ欧米の二輪市場に浸食してきたのが、強いブランド力をもつ欧米の二輪企業だと言われていた。その中で、KTMは、その明快なコンセプト”KTM Ready to Race”でON,OFF車とも豊富な品揃えと地道な「草の根活動」を展開し、日本二輪企業の販売が低調な、この時期を絶好の機会だと捉え、アメリカのオフ市場を席巻する動きをみせた。結果、モトクロスの分野では、世界選手権や米国のスーパークロスレースの王者として君臨し、そこから生み出す製品の優秀性を訴求し続けることでKMT信者を増し続けた。今まではハーレーは別格で日本企業間で其々の立位置を論議していれば良かったが、今や、そうではないようだ。

KTMの企業コンセプトロゴ”Ready to Race”は企業倒産後の出発点から何ら変わらず、その持つ意味は、KTMはレースばかりする企業ではなく、KTMはKTMユーザーと一緒に楽しみ、KTMユーザーと良い時を過ごしたいという意味だろう。末端市場はKTMの真の意味を理解し信頼し続けているのは間違いない。レースという言葉を企業指針にするなど以ての外だとする企業人やレースと聞くとそっぽを向く二輪関係企業人もいると聞くが、欧州二輪企業は自身の立ち位置を明確にすることでブランド構築に躍起になっており、結果、世界中の二輪愛好家は必然的に気にかけざるを得なくなる。オフロードのKTMの印象が強いが、オンロードの分野でも2018年にはロードレースの世界選手権のMoto3クラス、Moto2クラスおよびロードレースの最高峰MotoGPクラスの3クラスにワークスチームを送り込む唯一の企業でもある。勝つには三桁前後の億予算が必要と言われるMotoGP参戦だが、2020年のプレシーズンテストから著しい成長を見せ、2022年には王者Ducati と覇権を争う技術力を高めるまでになった。
 
新しいブランドのマシンがアメリカ市場に続々と登場する。やはり、アメリカの懐は深い。こうしたKTM成長の事例を見ると、二輪事業は経営手腕によってはまだまだ「未来ある事業体」と言えるのではないだろうか。当たり前のことだが、最後は結局、経営戦略の優劣が勝敗を決する。


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うたコンで好きな歌手が好きな歌を歌っていた

2023-11-29 07:01:29 | その他
28日のNHK「うたコン」と言う番組に、毎日の朝、楽しみに視聴している「ブギウギ」が取り上げられると番組表にあったので楽しみにチャンネルを合わせると、石川さゆりが出演し、好きな歌を歌っていた。好きな曲なんで、良い歌だと思う。YouTubeから探してきた。
    「Ishikawa Sayuri 石川さゆり - ウイスキーがお好きでしょ 」 
かっての大昔、サントリー角瓶の宣伝によく流れていたのでよく知っているが、石川さゆりのこの歌を聞いたのは3度目。いつ聞いても良い歌だと思う。角瓶のコマーシャルをみる度に旨そうなので飲んで楽しかった思い出がある。ウィスキーやブランディなどの洋酒は40年以上前の昔、若い頃は、たびたび飲んでいた。ロックにしたり、冬場には砂糖入りのお湯割りウィスキーにしたりで飲んだ事もあるが、その期間は短く、安い酒しか買えなかった事こともあるんだろうけど、洋酒の旨さ加減は良くわからずじまいだった。ワインも時々飲むが、我々みたいにワインの素人には、値段と旨さ加減は比例してしているように思えて、そのうちに積極的にワインを飲むこともなくなった。

結局、長い間飲み続けた日本酒や焼酎が最も体に合う。九州にいる時は殆ど日本酒で熊本滞在時焼酎を飲み始めた。その後は日本酒をメインに飲み続けたが、酔い潰れた時の悪さ加減が日本酒はきつく、その点、焼酎はあっさりして良い。しかも体調や懐具合に応じて湯量加減を調整できるので、これでまた酔い。焼酎は値段と旨さ加減との差が非常に少なく、どこの銘柄でも米であろうが、麦、芋、ゴマ、四国の栗、旨さに差なし。でも、39度の焼酎はそのままを少し口にいれるときの とろ~っとした舌触りは素晴らしく、3~4倍に湯加減調整しても舌触りと旨さは変わらなかった。やっぱり焼酎が一番!と懐かしみながらも、もうアルコール類はここ3年ほどは一滴も飲んでいない。だから、石川さゆりのこんな歌が流れると、よくもま~酒をよく飲んだな~と懐かしさだけを思い出す。
ウイスキーが焼酎にかわり、今はそれも止めたが、石川さゆりも熊本出身、いいじゃないですか。
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2023年、大相撲九州場所、優勝は霧島

2023-11-27 06:13:53 | スポーツ
2023年、今年の大相撲も終わった。
九州場所の優勝は13勝2敗の霧島。霧島と言えば、鹿児島出身の大関まで行った霧島の名を知っているが、今場所優勝のモンゴル力士霧島は、親方陸奥部屋の現役時代のしこ名をもらったものだけに、霧島が九州場所で優勝したことは、素直にうれしい。上位陣の中で飛び抜けた力士がいないだけに、これで来場所優勝すれば横綱が近い。
   「NHK]

千秋楽の最後の一番で霧島に負けた貴景勝は、結局予想通りの9勝6敗、まさに”九六大関”に終わった。貴景勝は今後、勝ったり負けたりの成績で終始する可能性がある。

今場所の相撲を見て、上位陣で今後も飛躍する可能性を見せるのは琴ノ若だが、オーと言うような強い時もあればその逆もありで今一つ信頼性に欠ける。途中出場の朝乃山は来場所に期待。終ってみればしかし、テレビで相撲観戦していると、相撲界を牽引する期待の星は20代前半の若手力士に既に移ってしまったような感じすらある。「熱海富士 」の、それは霧島との相撲では立ち合いに突っ込み過ぎて負けたが、時間がすぐに解決する。また「豪の山」の相撲はテレビ観戦しても力強さを見ることができるし、十両の「大の里」は12勝3敗で、優勝決定戦で惜しくも負けたが、幕内で勝ち進む実力を見せてくれた。相撲放送が終わって、NHKの大相撲動画でその相撲を2度見ても惚れ惚れする相撲を取るのは、今場所はこの3人の力士。来場所は大いに面白くなりそうだ。

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「KX50周年を祝う有志の会」開催まで一週間

2023-11-25 07:32:59 | 二輪事業
今年、2023年12月2日に「KX50周年を祝う有志の会」を開催する。
計画を思い立ったのが8月末、12月2日まであと一週間、もうすぐだ。
    

「KX50周年を祝う有志の会」の案内はこう書いている。

「今年、2023年はカワサキのモトクロッサー“KX”が市場に出て50周年となります。思えば、1972年、カワサキ技術部内にレースマシンを主に開発・レース運営を担当する開発班が誕生し、その翌年1973年にモトクロス専用車KXシリーズが量産販売開始されました。それ以降、一度たりとも開発を中断することなく、一度たりとも生産を中断せず、一度たりともレース参戦を中断することなく、そして“KX”という名を変えることもなく半世紀が過ぎました。この間、モトクロッサーの最適技術を開発し続け、世界中のモトクロスファンに愛され、多くのチャンピオンシップでチャンピオンを勝ち取りながら“KX”は改良されてきた半世紀です。我々も半世紀に及ぶ歴史ある一部期間に在籍した経験を持つので、この50周年には格別な思いがあります。カワサキのレース仲間有志は過去、「KX40周年」「KX45周年」を祝う有志の会を設け、皆で祝い楽しんで来ました。今回も、「緑の血」が流れる在野の皆さんから「KX50周年を祝う有志の会」を開催せよとの多くの熱い声援を得ましたので、下記のように会を計画しました。是非皆様のご出席を賜りますようにご案内申し上げます。
                                                                                                                                     
        記
  • 日時:2023年12月2日(土) 午後3時~(受付2;30~)
  • 場所:「グリーンヒルホテル明石」    

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阪神・オリックス優勝パレード、神戸・三宮

2023-11-24 06:47:59 | スポーツ
  「神戸ジャーナル」
阪神タイガースの優勝パレード神戸編が神戸三宮で開催されたので物見見物に出かけた。娘たちが経営している「フライングカーペット」と言う絨毯屋の前、三宮中央通りがパレードのルートになっていたので、店の二階から見物できるからと出掛けた。

神戸のパレードは午前11時ころから阪神が、午後2時からオリックスがパレードする。大阪はその逆で、朝にオリックスが、午後に阪神がパレードするとあった。報道によると、神戸の午前の阪神パレード観客動員数は30万人とかで、オリックスの神戸パレードが15万人で神戸は計45万人。大阪御堂筋の阪神パレードが35万、オリックスが20万と報道されていたので、総計100万人が動員したとあった。阪神だけでも動員数が65万人だからすごいの一言。甲子園球場の収容人数は4万強だから、その約16倍強の人が阪神タイガースの優勝パレードを見物にきたことになる。なにはさておき立派なことだと思う。それにしても、当初、必要費用5億円をクラウドファンディングで集めようとしたが、1億円も集まらず急遽経済界から4億円を供出したと報道されている。だが、こんな費用は一般客から集めるのではなく、円安で潤っている経済界から集めるのがごく自然と思えるが、結局そうなった。
「神戸元町前と三宮中央通り」
 
   
三宮に出かけるのにJR神戸線に乗ったのは十数年ぶりで、孫と一緒に行ったが、JRの乗り方とか、お金は持っているかと色々と注意を受ける。電車なので、明石のタコバス利用だからそれに合わせて朝の8時半ごろ家を出た。明石のタコバス100円、何年ぶりに乗ったかさえも忘れていた。100円の利用料金はずっと前と一緒。西明石から三宮方面のJRは時間をおかず連絡されているので、これも久しぶりに普通車に乗車した。座って発車を待っていると、タイガースのユニフォームを着た何組かの一家と合う。明石を過ぎるあたりからタイガースのユニフォームや「アレ」をアレンジした服を着た女性や子供が次第に増えて乗車してくる。JR神戸線でこんなを見るのは初めてだ。三宮の手前、元町で降りると、駅員の案内音がうるさく響き、駅から商店街の方に歩いていくと、ガードマンがやたらに多い。元町の駅前にはパトカーが5台ほど駐車して道を封鎖し規制している。午前9時半ごろだから歩けないほどではないが、歩道上は歩く場所を規制されているので、それに従って、人の動きに合わせ店に急ぐ。ルートになっている三宮中央通りの前列は場所取りの人が一杯に確保。既に道路から5列ほどの人垣ができている。10時前だが、閉店の看板を吊るしている店もちらほらある。「フライングカーペット」の店に着くと、かなり渋滞の人で、人一人が歩けるぐらいしかない人垣になっている。「フライングカーペット」の二階に行って、見下ろすとよく見える。しばし見物しながら久しぶりに国際会館の方に行ってみようと思えど、歩く人についていくだけで、ところどころは通れないように道は閉鎖されている。国際会館の前は通行止めで警官が数人。結局同じルートを引き返すが、こっちに向かってくる人とぶつかりスムーズに歩けない。側道に出ようにも閉鎖されているので決まった道しか通れない。その道も暫くすると閉鎖された。誰かがガードマンに苦情を言ったら少し道を開けてくれたので、そこを通って店に帰ることができた。もう少しぶらぶらして遅くなったら、もう引き返せなかったかもしれない。つまり、パレードが始まると、その場所から移動できないように規制されている。しかし、これだけの大人数、閉まっている店も多く、トイレはどうするんだろうと余計な心配をしてしまった。
   

孫がスマホでパレードの動きを見ながら、今どこか教えてくれる。家でテレビ見物してい女房から今どこかとスマホで連絡が来る。見物客の顔とスマホが一斉に同じ方向に動いたので、もうすぐパレードが店の前を通るはず。歩道の上は既に動けないほどに人があふれる。パトカーの先導車がゆっくり通ると、3台のオープンバスがゆっくりと通過する。選手の顔は良く見えないが背番号で識別しながらアレはアレと。岡田監督は一番車の右側一番前。店の前の「優勝、おめでとう!」の張り紙を見つけたのか、こっちを向いたで~と騒ぐ。パレードが過ぎると、徐々に人垣は崩れ、入れ替わりにオリックスのユニフォームを着た人たちが一番前列の場所取りを始めた様子。二階立てオープンバスなので、前列も後列も選手が見える場所はあまり差はなく、むしろ見上げない分後列の方がよく見えるように思えたが、どうしても前列確保となるようだ。午後2時からのオリックスまで居ると遅くなるので、その前に大丸で土産を買って帰宅した。いい経験だった。
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ゴジラ-1.0

2023-11-22 06:06:06 | 映画
この映画は面白かったし、泣けてもくる。「ゴジラ-1.0」だ。
 

新聞の映画評に、アメリカの観客&批評家が絶賛したと書いてあった。アメリカの映画ファンが、この「ゴジラ-1.0」のどこに面白さを感じたかはよくわからんが、同時代を生きた我々年寄りが見ても非常に面白く、1年ぶりの映画に、場面場面に涙が出た。

時は終戦時の物語。太平洋戦争に日本は負け、多くの市民は必死になって立ち直ろうと一周懸命に働きもがいていた。ところが、奈落の底に落ち込んだ日本国民に、さらに追い打ちをかける大災難が、何ら理由もなく突然やってくる。ゴジラと言う怪物が存在していることを多くの市民は知っているが、戦争に負けた日本の、その首都東京にやってきて、突然大暴れする。東京の多くの建物が無差別に理由もなく破壊され、また多くの住民がゴジラに足蹴にされ死んでいく。映画は、この巨大なゴジラと言う大災害と日本の戦争の生き残り者の戦いの物語だ。

ゴジラは圧倒的破壊力で無慈悲に街を、建物を、何の理由もなく破壊していく。戦争に負け、戦う武器は何もなく、戦勝国の非難を恐れてただ無策に穴に首を突っ込んで嵐が過ぎるのを待つだけの政府、戦争の生き残り者を集めて戦おうという声が出るも、武器もなけれ戦えるはずもなしとチームから離れていく人もいる。大災害は突然にやってきて町が破壊されている現実に、どうする日本。かって戦争に負け、苦難の道を歩かされてきた日本の戦後の道筋の延長上に、この映画があるような感じすらあって実に分かりやすい。

太平洋戦争後すぐに生まれ、その後、貧しい日本の歩みを実体験してきた身なので、場面場面は非常にわかりやすい。ゴジラと言う世紀の大災害が突然やってくるも、戦争に負けた日本が武力を出すわけにはいかないと、だんまりを決める無策の政府に何も期待できず、しかし大災害は都市のど真ん中に現実にやってきたのだ。大した武器もなく戦うすべを考え実行に移す戦争の生き残りの日本人、そんな武器では戦えるはずもなかろうと思えど、これが現実の姿だから戦わないと皆死んでしまうのだから、少ない武力を拾い集め知恵を絞って戦う。最後は、戦時中の特攻の生き残りの若者が爆弾を満載した飛行機でゴジラの口に飛び込んで爆発させ、ゴジラを海の底に沈め、勝ったと大歓声がわき上がる。しかし、海中深くに沈みながらも再び起き上がるべく体を再生させていくゴジラの姿が映画の最後に映し出される。災害はまた再び襲ってくるサインだ。保身ばかりに走る政府に頼る事もなく、有志を集め大きな外敵と闘う姿に心を洗われる気すらして、見終わったあとは爽快感が漂い涙が出てきた。日本の若い人も捨てたもんじゃないよ、と感じた。
  

ゴジラ映画と言えば、2016年に「シン・ゴジラ」を見た。
この時も思ったが、ハリウッド版「ゴジラ」に比べれば、日本製ゴジラの方が現実的で親近感もあり、迫力のすごさを加わって、やはり日本本場の「ゴジラ」の方が断然面白い。しかし、前回の「シン・ゴジラ」の主役、官僚役が早口でしゃべるので何を言っている大半は理解できず、役者の動きでその流れを後から付いていくだけで、正直大変疲れる映画だった。専門用語らしいセリフを鉄砲みたいに早口でしゃべられても、予備知識が全くない当方観客にとって、見ていて大変落ち着かない映画だった、と言うのがシン・ゴジラの印象だ。そして、最後に頼りになるのは自衛隊と言う実行部隊の組織力と素早い行動力だった。官邸や役所が法律論から一歩も出ることできない中で、実力を保持する部隊に最後は頼らざるを得ない。最後に日本を守るのは自衛隊しかないと感じられたのが「シン・ゴジラ」だ、と思えた。
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2023、大相撲九州場所も半分消化

2023-11-20 06:21:45 | スポーツ
19日の八日目から、休場していた朝乃山が途中出場すると、しかも相手は横綱を狙う大関貴景勝だと新聞の取組表にあった。これは期待一番の相撲になりそうだ。七日目までの大相撲九州場所は、これと言って群を抜いた結果を出した力士も見当たらず、期待の朝乃山の相手が貴景勝なら見逃すわけにもいくまい(相撲の結果は、朝乃山の勝ち。これで貴景勝の横綱昇進はほぼ無し)。

今年最後の大相撲、九州場所の話題は、先場所優勝の貴景勝が横綱昇進の結果を出せるか否かだと思うが、新聞は「横綱昇進は14勝以上などのハイレベル結果が求められる」とあるし、貴景勝の談話を読んでも悟りきったようなコメントしか聞こえてこないので、良くて”九六”の結果に終わるような気がする。貴景勝の相撲には、かっての貴景勝にあったような、一気に持っていく相撲が、花道を肩を切って歩いていく姿が、もう感じられない。勝ち越すのがやっとで、その勝ち越す相撲の一番一番に、かっての凄味があった相撲であったならまだましだと、我々相撲ファンは感じてしまった。つまり、今の貴景勝に大相撲の醍醐味を期待していない。

それにしても、今場所、まさに興ざめの一番を見てしまった。こんな相撲を見せられたらファンは一変に大相撲から離れてしまうだろう。その代表が五日目の大関豊昇龍の立ち合いだった。まさに、場内騒然の珍事で、大関豊昇龍は立ち合いで”80”秒間、手をつかずじっと相手の豪の山を見つめるだけ。豪の山は何度も右手も付け、すぐにも両手も付ける仕草にあるのに、豊昇龍はただただじっとして動かず、立たない。テレビを見ていてもイライラしてくるのに、じっと見つめる館内のファンはもっとイライラしたはずだろう。まさに大ブーイングだ。翌日の新聞の豊昇龍のコメントは「熱くなった」と釈明したとあるが、行司もこんな無様な立ち合いに「手をついて」と何度も促してもなお、単に相手を見つめているだけで様にならない。土俵を降りてすぐに審判部から指導があったと聞いたが、翌日も時間は短いが似たような立ち合いだったので、意識的にとった仕草なんだと思う。これに似た場内ブーイングの相撲を度々とる横綱が、もう現役を降りた力士が一人いた。その横綱の呼び出しがかかるとすぐにチャンネルを変えたぐらい嫌いな相撲をとる横綱だったが、大相撲の鏡たるべき大関が、横綱が、ファンに見せる仕草では決してないと思う。我々巷の大相撲ファンは彼らのねちねちしたヒール性の強い相撲など見たくない。

先場所もそうだったが、横綱照ノ富士は休場したので、次横綱候補は豊昇龍、霧島と貴景勝の大関3人に、関脇琴ノ若、若隆景に大栄翔がそうだと多くのメディアがそう書いてきた。しかし、テレビで相撲観戦していると、相撲界を牽引する期待の星は、20代前半の若手力士に既に移ってしまったような感じすらある。それは「熱海富士 」であったり、「豪の山」、来場所幕の内に上がる可能性の高い「大の里」がそうだ。相撲放送が終わって、NHKの大相撲動画でその相撲を再度見ても惚れ惚れする相撲を取るのは、今場所はこの3人の力士。
 「大の里:NHK」
そんなことをブツブツ独りで呟きながら、5時からNHKの大相撲実況放送をみて、NHKの動画をまた見てしまう、大相撲ファンの一人である。
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久しぶりの訪問、カワサキプラザ神戸垂水

2023-11-15 07:02:16 | 二輪事業
 
店の名前を、「マイスター」から「カワサキプラザ神戸垂水」に変更して以来だから、久しぶりに訪問した。森田社長とは、彼がカワサキ技術部のモトクロス開発班に在席し、その後二輪販売の勉強のため一時KMJに出向してのち、「カワサキ・マイスター」と言う名のオートバイ販売店を開店し、もう長い付き合いである。カワサキの技術部在席していた頃はモトクロスマシンKX125のエンジン開発を担当していた。125㏄の排気量だから、もともと非力だが、それを、それこそ寝るのを惜しんで、家に帰っても布団に入っても125の出力向上を模索していたと聞いた。毎日のようにエキゾートパイプの形状を変えてトライしていた。ある時、エンジンを台上に掛け動力計の荷重をかけると、何かが違う、と言う。下方からエンジンの回転を上げると、エンジンの食いつきが違うという。これがKX125エンジンのトルクを一回り大きした要因だ。このエンジンは米国のモトクロス専門誌でベストマシンに選ばれ、Jeff Ward 選手を始めとするカワサキワークスに多くのチャンピオンをもたらしたのだ。さて、2ストロークエンジンの開発を成功させるためには、たくさんの汗をかかねばならない(=多くの実験をこなすこと)ことはよく知られた事実だが、森田さんの勘の良さ、能力と執念がこれを可能とした。

カワサキの二輪販売店を開いて、しばらくはモトクロスチームを作って全日本選手権に参戦していた。自前のエキゾートチャンバーを作ってレースに出ていたので、他のチーム員から羨望の的であった。今は、二輪販売の社長だが、昨今の二輪事情や顧客の求める二輪を良く分析しており、カワサキプラザの良い点等を含め色々教えてくれた。カワサキ二輪の販売はどうかと聞くと、もっと売れるという。彼の人柄の良さ、勘の良さと能力の高さから言えば、確かにそうだと思う。
  
  
  「2023年11月14日:カワサキプラザ神戸垂水、森田社長夫婦と私」:


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寒い、今年初めてのファンヒータを作動さす

2023-11-13 16:50:35 | 日常生活
昨日といい、今日(11月13日)と言い、朝から寒い。
雨が降った昨日は何とか耐えたが、今日は寒く、今年始めてガスファンヒータを作動させた。昨年、ガスファンヒータの清掃を大阪ガスの専門業者にやってもらったので、今年は赤い警告灯は点灯しないだろう。それしても、先週までが秋の終わりしては22~24度の日が続いたので、その落差があるかもしれないが、テレビは今年一番の寒さと言っていた。昼過ぎに野々池貯水池のジョギングコースに上がって、久しぶりに体操したが、冬と同じ服装にもかかわらず寒さのせいか汗も出ない。
   
「13日のウエザーニュース:
西日本や北陸は急な雷雨に注意
今日13日(月)は大気の状態が非常に不安定となるため、西日本から北陸にかけての日本海側を中心に急な強い雨や落雷等に注意が必要です。北海道の雪は一旦落ち着くものの、午後からは再び強まる予想となっています。関東は段々と日差しが届き、寒さは少し和らぎそうです」


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カワサキバイクマガジン誌に掲載された「KX50周年を祝う有志の会」の案内

2023-11-11 06:01:11 | 二輪事業

来る12月2日に開催される「KX50周年を祝う有志の会」の案内が、雑誌「カワサキバイクマガジン」誌11月号に掲載されていた。この会にも記者が参加する予定で、その模様は追って報告すると記載されているので要期待 。

本文は「今年、KXシリーズは生誕50周年を迎えた。KXシリーズはKX250/KX125が73年に発売開始されたのにはじまり、現在まで50年にわたってラインナップされているカワサキのモトクロッサーだ。KX50周年を記念して、いくつかの企画が組まれていて、カワサキもKX誕生50周年記念スペシャルサイトをオープンさせている。さらに年末、カワサキOBが主体となって、KX50周年を祝う会も開催される。カワサキのレース仲間有志は過去、KX40周年、KX45周年を祝う会を設けており、今回、KX50周年を祝う会に至っている。参加者は限られているため、残念ながら開催の詳細を告知することはできないが、開催後に本紙で開催の模様をレポートする予定だ」とある。
  
   
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