野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

今のライダーの考え

2021-08-30 06:23:47 | モータースポーツ
29日、FBに面白い動画が投稿されていた。
全日本モトクロス選手権チャンピオン経験者、新井宏彰選手、横山遥希選手、山本鯨選手のオンライン対談。3本構成だが、全日本モトクロス選手権を争う、また争った最高峰ライダー3選手が、全日本モトクロス選手権の現状をオンライン形式で対談している。素直な意見が多く、聞いていて、現状の全日本モトクロス選手権を知る上で大いに参考になった。対談は①~③とある。
#4【対談①】2020年 全日本モトクロスチャンピオンを取った2人の対談!


かっての鈴なりの観客が押し寄せた’80年代、90年代のモトクロス黄金時代に全日本の覇権を争った日本企業4社のワークスチームは、近年、スズキチームが2018年にワークスチーム活動から撤退、連れてレースこそ我が企業のDNAだと長年公言していたホンダも説明もないままあっさりとワークス活動から撤退し、時期を同じくカワサキもワークス活動を中止した。唯一のワークスチーム活動を継続しているのはヤマハだけとなった現状の全日本モトクロス選手権に多いに失望しているモトクロスファンも多いとは思うが、現状、IA1エントリー数20数名と言えど、毎戦、ライブタイミングでレースを拝見しているファンの一人にとって、これはこれで結構面白く楽しいものだ。で、何であれ、全日本の出場している現有選手が、世界とは差が付き過ぎたと思えども、現在の日本を代表する最高のライダーに変わりなく、面白いと思って見てきた。

対談では、モトクロスの日本人選手と海外の一流選手との対比で、モトクロスを戦う環境の違いが技量の違いになっていると語っている場面もあるが、しかし、日本人モトクロス選手が世界の舞台で活躍した事例は、過去、世界選手権で渡辺明選手がチャンピオンになった例もあるので、大昔の日本人モトクロス選手は実力的に世界のトップクラスであったのは事実だが、確かにここ十数年の日本人モトクロス選手の実力は目を覆いたくなるほど惨めなのも事実。毎年開催される「Motocross of Nations」の国別世界順位から言うと予選20位通過もままならず、世界のモトクロスシーンから蚊帳の外に置かれて久しく、日本GPに招聘されてくる外人選手に数秒遅れの日本人は外人選手を見て「すげぇ~」と訳のわからぬ言葉を発するのが精一杯で、欧米の上位ライダーに肉薄することもなく、そして、その結果を単純に受け入れてしまう怖さが日本側に残念ながらあるようにみえていた。

唯一、こうした低迷している全日本のモトクロス界を飛びだし、世界最高のライダーが集まるアメリカを舞台に活躍しているJo Shimoda(下田丈)選手をみると、ごく最近の米国のIRONMAN NATIONAL250㏄クラスでは総合2位を獲得した。超一流が集まる米国で、総合2位を獲得できる実力とはチャンピオンに近い選手である事と意味するから、トップ級が争う環境で戦えれば、ワークスライダーのように日本企業の支援がなくとも自力でトップ争いが出来る支援を獲得できる。そうみれば、技量向上には確かに環境が一番影響する可能性が高いとみるのは正しいひとつの意見かもしれない。

かって、日本企業は日本人選手の技量向上を図るべく色々トライしてきた時代があった。
当時、全日本選手権GP大会に出場する世界のトップライダーを見る度に、日本人と外人ライダーとの技量差は歴然とあり、何とかこの差を詰めたいと考えていた。そのために、日本の契約ライダーをアメリカに長期出張させアメリカンライダーと競争させる試み等を何度もトライしてきた。が、最も効果が認められたのは、外人ライダーを全日本選手権に出場させて、全日本選手権の場で直に競争させることであった。ラップ寸前程の差があった技量差が、これを機にアメリカンライダーとも競合できるレベルに成長したのは事実で、全日本選手権も大いに盛り上がった。これを機に日本人ライダーの技量は確実にUPし、レースも活性化たことは事実だ。その結果を他の日本人選手がどのように受け取ったかと言えば、Eddie Warrenが全日本選手権から引退する最終戦の菅生で、当時のホンダファクトリー東福寺選手が全ライダを代表してEddieに感謝の挨拶をしてくれたことで、カワサキの選択が正解だったことが結果的に証明されている。菅生での出来事は予期せぬ事だっただけに感無量の思いがした。更に加えて言えば、「ダートスポーツ」FB の『砂煙の追憶』には、当時カワサキのワークスライダーで外人ライダーを抑えて何度も肉薄した走りをした、榎本正則選手が含蓄ある発言をしている。それには「彼らにしてみれば全日本で走るのは出稼ぎだったかもしれないが、彼らが思っている以上に結果として多くのものを残してくれたはず。受け継がずに過去のものにするのは、あまりにももったいない。育つものも育たない」と。あれから17年、当時EddieやJeffと共に全日本を戦ったライダーからカワサキの真の意図を改めて聞かされるとは思いもしなかったが、ライダー側からみてもカワサキの決断は正しかったと言うことだろう。

一方、それも日本人ライダーを主体に構成するようになると、次第に元の木阿弥になって、コップ内の争いに終始し世界から大きく引き離される結果となっていく。ルールに則った競争世界で、国粋主義でもあるまいしと思いながらも日本人は異文化を上手に取り込むことで、文化的にも経済的にも成長してきた歴史があるのに、日本人主体のレースはコップの中の争いに終始しがちとなっていく。余談だが、年一回に開催される「Motocross of Nations」で思い出したが、国別代表選手が国旗を背負って競うので、数百年の昔から国毎あるい民族毎の競争に晒されてきた欧州代表選手のモチベーションは尋常ではなく、その闘争心たるや民族間の競争(戦争)の経験が少ない日本では考えられないほどである。それに伴い、観衆の自国民の選手や自国の旗にたいするロイヤリティは異常なほど露骨にでた。そんなことをふっと思い出した。
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芙蓉 @王塚公園

2021-08-27 06:17:10 | 野々池周辺
明石の予報では、今週一週間、晴れでしかも外気温は31~32度近辺まで上昇する。熱中症に注意せよと、外の運動は人に合わない場合は極力マスクを外せとテレビが言っている。約一週間前までの豪雨の連続が嘘の様だ。昼間は暑くてかなわんが、長雨続きより晴れの方がずっと良いのは決まっている。9月ももうそこに来ているからか、朝は涼しい風が部屋を通り過ぎていく。今日(26日)、朝早くはどんより曇り空。

王塚古墳の周濠周りを車で走っていると、この時期には満開となっているはずの芙蓉の花がやっと咲き始めた。毎年、誰もいない蝉の声だけひたすら鬱陶しい8月の初めには咲き始め、9月頃には満開も過ぎた時期なのに、今年は総じて花が咲くにが早いと感じていたが、王塚公園の芙蓉だけは遅いようだ。
  
     
直径10-15cm程度の花で、朝咲いて夕方にはしぼむ1日花だが、花の周りには沢山の蕾が待機しているので、長期間にわたって毎日次々と開花し、とても一日花とは思えない。そして、一番の見どころは、朝日にあたる芙蓉の花の柔和で穏やかな花弁の見事さに、この花を見ると、不思議に心が落ち着くこと。どの種類の芙蓉の花にもみられる、一種独特のフワ~とした花姿は同じでも、この芙蓉は見惚れてしまうほどに美しい。だから、此処、王塚公園内に咲く、この芙蓉の花は好きである。

大阪の古墳群が世界遺産に登録されたが、遠く離れた神戸の王塚古墳は対象外なるも、宮内庁の管理下にあるので古墳内は立ち入れない。数年まえ、公園内で花火遊びをしていた中学生の打ち上げ花火が古墳に着弾して古墳の樹々が一部燃え、大騒ぎになっていた。
ウキペディアよると「墳形は前方後円形で、前方部を南方に向ける。墳丘の段築は現在では認められないが、元は3段築成と推定される。推定墳丘長は約74メートルを測り、明石地域では五色塚古墳(神戸市垂水区)に次ぐ規模になる。墳丘表面では、葺石(主に明石川から採石)や円筒埴輪・形象埴輪(家形・盾形・蓋形・壺形埴輪)が検出されている。主体部の埋葬施設は不明。墳丘周囲には墳丘と相似形の周濠が巡らされているが、元来の濠の形状は詳らかでない。また、周辺には陪塚として3基が存在したと伝えられ、うち2基が現存し王塚古墳同様に宮内庁の管理下にある。この王塚古墳は、出土埴輪から5世紀前半(古墳時代中期)の築造と推定される」と書いている。

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やっと晴れた! 庭の「タマスダレ」も綺麗

2021-08-25 06:21:05 | 日常生活
8月22日、朝は曇り空だったが10時頃から陽が差し出した。翌日も雨が一時降ったが晴れ時々曇りで蒸し暑かった、そして今日(24日)は朝から雲空が続いているが、風強い。気温も31度くらいに上昇。
ここ明石に隣接する神戸市西区、やっと晴れの日が続いている。盆前の確か8月10日くらいから、ほぼ毎日雨続きで、各地は大雨特別警報が立て続けにでて、テレビや新聞は忙しそうだった。この地も、大雨警報が2度ほど発令されたが、左程のものではなく、それでも毎日雨続きにほとほと気分が晴れなかった。雨が続くので外気温は24、25度で暑くもなくと言うところだが、部屋は湿気て絨毯を置いていないフローリングは足が気持ち悪かった。それが、やっと晴れた。約2週間ぶりぐらいだと思う。予報では暫らく晴れがつづくようだと報道しているので、秋の気配も早いかもしれない。

今日(24日)は曇り空で、昼間の気温は30度まで上がった。
予報では涼しくなるとのことだったが、確かに部屋を横断する風は涼しかったものの30度の気温はやはり暑い。そんな中、庭をみると、「タマスダレ」が咲いている。例年だと9月中旬から10月になってから咲‐ていたと思うが、今年は何れの花も咲くのが早いような気がする。今の時期、庭の周りで唯一目立つが、花一輪一輪は数日しか持たないようでも一つの球根から何本か花茎が上がって、群がって咲くので何処で咲いても良く目を引く。好きな庭の花の一つだ。
    
    
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全日本も2ストマシンが増加中

2021-08-23 06:24:19 | モータースポーツ
先日、「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2021 第5戦 近畿大会」の案内がFBに公開されていたので、今の全日本モトクロス選手権を争う選手層を繁々と眺めていると、面白い事に気付いた。
MFJの「全日本モトクロス選手権第5戦 9月11日~12日 奈良の名阪スポーツランド」を見ると、上位クラスのエントリー参加数は次の通り。
● IA1(全日本の最高クラス:450㏄クラス)⇒ 26名
● IA2 (全日本の250㏄クラス)⇒ 46名
● 2スト125㏄(2019年に新設された2ストロークエンジン搭載クラス)⇒ 54名 うちヤマハ31台

かっての鈴なりの観客が押し寄せたモトクロス黄金時代で全日本モトクロス選手権の覇権を争った日本企業4社のワークスチームは、近年、スズキチームが2018年にワークスチーム活動から撤退、連れてレースこそ我が企業のDNAだと長年公言していたホンダもあっさりとワークス活動から撤退し、同時期に同じくカワサキもワークス活動を中止した。エントリー表を見ると、唯一のワークスチーム活動を継続しているのはヤマハだけとなった。各企業も色々事情があるのでワークス活動撤退は致し方無いと思うが、かっての賑わいに少なからず接した経験をもつファンにとって、最高の技量レベルをもつワークスライダーが各社の最高峰マシンで戦う全日本レース選手権は多くのファンを引き付ける魅力があった。それが全日本参戦の意義が次第に薄れ、全日本の最高峰クラスへのエントリー数は激減し続け、今回は26名。

一方、2019年に新設された2スロークエンジン搭載の125㏄クラスは活況を呈し、エントリー数54名で、IA1の2倍。若年層が主にエントリーするIA2よりもその数多く、しかも2サイクルマシンを市場に提供し続けてきたヤマハマシンでのエントリ数が約60%近くを占めている。全日本のモトクロス需要はヤマハがしっかりと主導し継続しているのが分った。で、かってモトクロスの黄金時代を少しでも垣間見たファン層のFBコメントを読むと、彼らの125㏄クラスへの憧れは半端なものではないと直ぐに理解できた。(125㏄クラスに面白いエントリーを見た。モトクロスが大きなビジネスの米国では子供が出場する排気量112㏄の所謂スーパーミニのマシンで、125㏄クラスにエントリーしている大人の日本人選手がいた。この意味はどう言う事なんだろうと、一瞬頭を傾けた)

2019年に、全日本選手権で2ストモトクロス車が出走可能となった理由を、MFJは「軽量・コンパクトでモトクロスの楽しさが存分に味わえる2ストローク125ccモトクロッサーで多くのモトクロスライダーに楽しんで頂くことを主眼においた企画」だと書いているが、この2スト125㏄クラスへの活況ぶりをみると、多くの潜在的モトクロスファンが今だ全日本にも存在していた証左だと直ぐにわかる。しかも、新規の2スト125㏄クラス需要を掘り起こしたヤマハマシンでのエントリーが半分以上もいたと言う事実は、現状のMFJのモトクロスマシンの競技構成に課題があるということかもしれない。

世界選手権や海外のナショナルモトクロス選手権では、KTMとHUSQVARNA社を筆頭とする欧州二輪企業が、彼らは世界のレースにおいて幾多のチャンピオンを輩出しながら、市場ニーズに歩調を合わせ最新の2ストエンジンあるいは4ストエンジン付きの何れのマシンをも供給してきた。一方、こうした世界のレース環境が変化しつつあるにも係わらず、世界最高クラスのマシンを世界中に供給する能力をもつ企業を有する日本では、今迄、全日本モトクロス選手権は2ストマシンを排除してきた。何故なんだろうと日本のモータースポーツの閉鎖性を懸念していたが、結局、2スト125㏄クラスを創設し2年も経つと、ユーザーは正直なもので、高価な4ストより安価でメンテナンス容易な2ストマシン愛好家がモトクロス市場にもどってきているのだと思う。

ルールは企業のためにあるのでないのだから、エンドユーザーの要求にルールが近づいた。ルール変更理由の一つは2ストロークエンジンのメンテナンスの簡便さやコストパフォーマンスの優位性によるもので、末端ユーザーは2ストロークエンジンの利便性と面白さを高く評価し2ストローク待望論が根強くあっただけに、至極自然な決定だと思う。10年ほど前のルールブックはエンジンストロークによる差別化はなかったが、4ストロークエンジンがモトクロスに適用される際、性能的に劣っていた4ストロークエンジンを救済するために2ストロークエンジン排気量を差別化してきたのだ。

ある雑誌に、日本で唯一2スト125㏄、250㏄のモトクロスバイクを供給しているヤマハ発が「で、今、2ストが売れている」という解説を書いていた。ここには「オンロードモデルではレーサーでも2ストロークは存在していないと言っていい状況だが、オフロードモデルでは今でも現役。さらにこの3年ほどは世界的に販売台数が伸びる傾向にあるとYZシリーズのプロジェクトリーダー・櫻井大輔氏は語った。メカニズムがシンプルで価格が抑えられること、同じ理由でメンテナンスのコストと手間が抑えられること、同じ理由で車重が抑えられることなど特に入門者にとってメリットが多い。だが、それだけでなく「面白さが理由でしょう」とも櫻井氏。2ストロークエンジンの痛快さを味わうチャンスがなくなっていく中、この分野では新車で味わうことができることから一線を退いたライダーの需要も見受けられるという。そして、2016年以降、ヤマハのモトクロスマシン供給量の半分は2ストロークマシンが占める傾向にあるとしている。  

モトクロスマシンの主流が4サイクルエンジンに移行し、最新マシンが発表される度に感じたことだが、この4サイクル主流の開発方向は末端ユーザが本当に望む事なんだろうかとか、ひょっとしたら開発販売企業の都合だけで動いてはいないだろうかと言う疑念を毎年、持ってきた。2サイクルエンジンの持つ優位性が、4サイクル化によってエンジンは複雑化し、それは重量増とも繋がり、それにアルミの車体だ。4サイクルエンジンの持つ欠点を解消するために、油圧クラッチ採用だ、セルスターター採用だとなると、それらは更にコストに跳ねかえり、結局ユーザー負担。これでは健全スポーツを志向するモトクロスファンが逃げていくような気がしていた。あまりにも技術が複雑化してのコスト増ではユーザ負担が増加する。すると、必然的に原点に帰ると言う作用が発生するのは過去の日本のレーサーレプリカ時代もあったように、世界の多くのモトクロスユーザーは、今、販売価格も維持費も安価な2サイクルエンジンのモトクロスマシンを待ち望んいるはずだとズーッと予感してきた。結果的にこうして、日本でも、多く潜在していたモトクロスファンが楽しめる市場が少しでも増えつつあるのを見るのは楽しいものだ。
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はじめての防衛白書

2021-08-20 06:23:42 | その他
19日の産経ウエブに「立民は防衛白書子供版の熟読を」という記事があった。
この記事は『バイデン米大統領が述べた次の言葉は、平和ボケして自国の防衛を真剣に考えてこなかった日本人に突きつけるかのようだった。「アフガン国軍が戦う気のない戦争で、米兵が戦死してはならない」』とあった。そこからの続きに、台湾、日本を米軍が恒久的に守ってくれるかを問われ、早速、中国政府は「アフガニスタンで起こったことを見ただろう。台湾の人々は、戦争になれば島の防衛は数時間で崩壊し、米軍は助けに来ないことを理解しろ」と、台湾はアフガンのようになるぞと脅している。すると、台湾の蔡英文総統は「自分では何もしないで、他国の保護に頼るという選択肢はありません。価値観を持たず、台湾への武力行使を放棄しない人々の一時的な善意に頼ることは、私たちにとってさらにあり得ないです」と発言している。20数年間、他国から多大な支援を得たのに何もできず、タリバンがやってくると大統領が多額の現金を車に積んで逃げたアフガンと言う国と、台湾の総統との違いだ。自分の国は自分でもしくは同盟国との援助を得ながら守るというは、当たり前の事だと思っているが、改めて記事に書かれると自問してしまう。この記事の中に、防衛省が発行した子供向け防衛なるを説明した白書「はじめての防衛白書」なる読み物が紹介してあった。防衛白書なるはよく聞くが、はて、それにはどう書いてあるなど今迄読んだことはない。改めて、子供用の防衛白書なるを読んでみた。書いてあることには少々異論はあって100%その通りだとは個人的には思わないが、冷静に考えても、現実に起こりうる危機が迫ったとき、どう対処するかをきちんと我々国民もしっかりとした自覚を持っておくべきとするはその通りだと思う。
   「防衛省」

戦後すぐに生まれ、物心つく頃には米軍のP-38 ライトニングが占領下の日本の空を飛びまわり、その後の警察予備隊や朝鮮戦争を新聞で読み、田舎から出てきて就職し、ベトナム戦争から修理にやってきた米軍のヘリや戦闘機をまじかに見る機会も多くなり、そこでベトナム戦争のヘリに付着した戦争の痕跡を直接見聞きしながら、平和な日本では想像もできない戦争の現実を、現に世界にはあると実感してきたのも事実。熊本では健軍にある駐屯地の車が街中を走るのをごく自然に見慣れていたのに、阪神淡路の大震災では自衛隊の救援を拒んだ知事がいたのも事実で、それが日本の自衛隊への一般的な捉え方だった。それでも、日本はかなりの部分で米軍が守っているんだと意識しながら過ごしてきたが、ベトナム戦争時の南ベトナム大統領が大統領官邸からヘリで逃げる様をテレビで見て、その後、サイゴンの旧大統領府に放置され展示された米軍のUH-1ヘリを横目に見ながら、これが米軍のベトナム戦争の結果かと渋滞のサイゴンの街を何度も通りすぎた。そして、今回の米軍のアフガン撤退だ。「バイデンのアフガン政策は失敗だった」とか米国内外からの多くのコメントがネット上にあるが、恐ろしいほど残酷な世界の歴史は現実も継続している。

アフガン撤退を決断したバイデン大統領は「アフガン撤退「バイデン大統領」は何を語ったか」で、こう語っている。
「アメリカ軍部隊は、アフガニスタン軍が自分たちのために戦おうとしない戦争で、戦って死ぬことはできないし、そうすべきでもない。われわれは1兆ドル以上を費やした。約30万人のアフガニスタン軍を訓練と装備で増強した。信じられないレベルの装備を、われわれNATO同盟諸国の多くの軍よりも大規模な軍隊に対して施した」、
「アフガニスタン人には、非常に勇敢で有能な特殊部隊や兵士たちも存在する。しかし、アフガニスタン人が今、タリバンに対して本当の意味での抵抗を始めることができないのであれば、アメリカ軍が今後1年、5年、20年駐留したところで、何ら変化を起こすことはないだろう」、
「私が確信していること。それは、アフガニスタン自身の軍隊が戦わないのに、アメリカ軍に戦うように命令するのは間違っているということだ。アフガニスタンの政治指導者たちは、国民のために団結することができず、いざというときに、国の将来のために交渉することもしなかった。アメリカ軍が彼らのために戦闘の矢面に立ち、アフガニスタンに留まっている間も、彼らはなにもしなかったのだ」、と話している。
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クーラーの不調原因は蜂だった

2021-08-18 06:25:45 | 日常生活
雨続きで必要性は少なかったものの、突然、クーラーが不調となった。調べると、クーラー室外機の中に足長蜂が巣を作り、その巣が室外機内壁より剥がれファンと室外機内壁間に挟まり、冷却ファンが回らず、過電流検知でクーラーが止まったのが原因だと、とりあえずは分かった。暫らく、このまま使用し観察することにした。

経緯を話すと、1週間ほど前からクーラーのスイッチを入れてしばらくは正常に働くのだが、気が付かぬ間に冷風を送らず、タイマーランプが点滅している。リモコン電源をOFFにしてもクーラーの作動ランプは点燈したままで消えない。理由がわからず、クーラーの電源コンセントを抜いて、翌日、再起動させるも状況に変化なく、最初は正常作動し、知らぬ間に冷風送付が止まり、タイマーランプが点滅する。古い取説を捜し出し、作動異常の対処を探すも記載なく、良くよく読むと、最終の裏ページに「エアコン異常の「運転ランプ(緑)やタイマー(黄)が点滅したときは)」があった。それには「室外機に異常が起きています」とだけ書いている。それで、ネット上に記載がないか探すと、クーラーの製造元三菱重工冷熱が発行しているエラーコード表 家庭用エアコンにあった。それには、
(ビーバーエアコン)
ランプが点滅した場合の対処法(エラーコードの調べ方)
1.運転ランプとタイマーランプが点滅した場合、その回数をご確認ください。
2.エラーコードを確認し、エアコンの電源をお切りください。 
3.もう一度、エアコンを運転できるかご確認ください。 とある。
指示通りにやっても正常作動しないので、エラーコードを確認すると、「点灯、タイマー1回点滅 、エラーコード#42:室外機の圧縮機の過電流を検知しました」が該当し、室外機に何か過電流を検知するような状態にあることを示唆。

クーラーは三菱重工製「ビーバーインバータエアコンSRK40BKZ  冷房能力4kw」
約20数年ほど前、家をリフォームした際、二階と一階の部屋にこのビーバーエアコン二台を設置した。それ以降の間、9年経ってインバター作動不良で修理依頼した記録を残しているが、それ以外の作動不良の記録はない。フィルターの清掃は毎年実施しているし、使用するのは夏の暑い日の冷房時のみで、夏でも通常は扇風機を愛用しているので、使用時間はそんなに多くないと思う。

それで似たような現象が過去にあったのを思い出した。
ずっと前、室外機の温度を下げようと室外機の前に簾を掛けた際も似たようなランプがついて作動不良になったことを思い出した。その時は、室外機のファンの風が簾で遮られていると思ったので、室外機の前に置いた簾を取り外すとクーラーの作動不良が無くなった。今回の現象と同じだ。

もうひとつ、この2週間程前、室外機から足長蜂が数度出てくるのを見たので、室外機の中に蜂が巣でも作ろうとしているのかと案じていたが、それでもクーラーは正常に作動していたのでそのままにしていた。この8月の長雨で、外気温は25~26度。あえてクーラーも必要もない日に、雨が上がった時間に、室外機の蓋を開けると、なんと、ファンと室外機の内壁間にハチの巣が挟まりファンが回転できないでいる。ハチの巣を取りはずとファンはスムーズに回る。確認のため、クーラーをONにして作動させると、難なく作動し始め異状なし。しかし外に回って室外機を確認するとファンが回っていない。それでネット確認すると、室外機のファンの異状なきを確認するには、設定温度を下げて確認する事とあったので、その通りにすると、室外機のファンは回りだした。この状態で数時間作動させてみたが、現状、異状なし。

この機会に省エネに買い換えようかと思案したが、それにしても、20数年前のクーラーを今だ使っているのかと、部品はもうないと、近くの電気屋に笑われたが、丈夫に作動しているのだから買い替える必要性がない。過去・現在も、不具合を連発した経験をもつ三菱系企業の製品だが、クーラーは丈夫だった。

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雨はいったん止むも、まだ続くとの予報

2021-08-16 06:20:59 | 日常生活
㋇15日の盆、各地の大雨情報をNHKが随時報道しているが、ここ明石に近い神戸市の空は午前9時ごろ迄は雨が続いていたが、その後は雨も止み曇り空、昼前から青空がでて少し晴れている。これは前線が下に下がっただけで、17日火曜日から再び雨が降るとの予報。金曜日以降は雨は止むとの前回気象庁予報も、今日(15日)の気象庁予報によると、暫くは雨が続くとしている。

今日(15日)の日経に、「頻発する「経験ない雨」 前線停滞、1000ミリ超え地点も」とあった。この報道によると「気象庁は13~14日、広島、佐賀、長崎、福岡の4県に「大雨特別警報」を発表。佐賀県嬉野市では14日午後0時半までの72時間で929.5ミリを記録。平年8月の1カ月分の3倍を上回った。11日の降り始めからの降水量は1000ミリを超えた。また・・島原半島の中心地雲仙市は848.5mm。」とある。日経によると「人生で1度か2度しか経験しない災害という意味を込め、気象庁は特別警報を出したときに「これまで経験のないような雨」という言葉を使う」ともあるが、この一週間、降水量が「50年に一度」レベルとなったときなどに発表される「大雨特別警報」にも慣れっこになった。

産経は「「大気の川」大量の水蒸気の流れ 複数の線状降水帯を生む」として、「西日本を中心に降り続く大雨について、上空に大量の水蒸気が流れ込む「大気の川」と呼ばれる現象が発生していることが、筑波大の釜江陽一助教(気象学)の解析で分かった。人工衛星の解析画像から、大気の川は九州から東北地方南部までを帯状に覆っていることが分かる。線状降水帯を発生させ、広い範囲で記録的な大雨をもたらす危険がある」と線状降水帯発生要因を書いている。また、日経は、今回の豪雨の原因は「西日本を中心とした大雨は、オホーツク海高気圧と太平洋高気圧の間に停滞する前線が原因。九州の西の東シナ海で発生した大量の水蒸気が前線に流れ込み、列島上空を雨雲の列が覆った。局地的に豪雨をもたらす線状降水帯も九州北部や中国地方で発生した」と解説している。

で、「島原市雨量観測システム(降り始めから2021年08月16日 (日)6:11までの雨量)」によると、故郷長崎県島原の雨量は下記のようになっている。実家は右端海側の「三会駅」の近くだから、「宇土」の観測点が参考となるが降雨量は883.5mmで、これは1957年7月25日~28日にかけて発生した、長崎・島原・諫早の集中豪雨、24時間降水量が1109mmにほぼ近い状況となっている。
  
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当面、雨が続くとの予報

2021-08-13 06:30:37 | 日常生活
台風9号がもたらした雨は8月11日には晴れたが、今日(12日)は再び雨が降り出した。
予報によると、今回の雨は約一週間以上も続くらしく、梅雨の終わり時期に似た天気図だそうだ。12日は、朝からしとしとと降り始め、と思うと突然強い雨に変るの繰り返しで、当分は外に出れず家に籠る生活になる。明石の天気予報は、今日終日☂、明日も100%☂、土曜日も100%☂、そして晴れるのは来週の金曜日との予報。当面は雨が続く。それはそうと、甲子園は第3日目第3試合で兵庫代表の神戸国際大付と北海の試合は、結局13日に順延されたが、果たして再開できるだろうか。
  「tenki.jp」
12日の九州は非常に激しい雨で 土砂災害に厳重警戒を気象庁は呼びかけている。気象庁は福岡県と熊本県で線状降水帯が確認されたとして「顕著な大雨に関する情報」を発表、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まっているとして、厳重に警戒するとともに、安全を確保するよう呼びかけている。予報によると、▽九州北部で300ミリ▽九州南部で250ミリ▽四国と近畿で200ミリだそうだ。NHKのテレビが故郷島原の雨の様子を放送していた(13日の朝、確認するとNHKニュースウエブは午前5時までの48時間に降った雨の量は▽長崎県雲仙岳で688ミリ▽長崎県島原市で528.5ミリと報道)。 九州島原の実家は海沿いなので台風が一番怖いが、雨でも長崎・島原・諫早に1957年7月25日~28日にかけて集中豪雨が襲った記憶をすぐに思いだす。丁度、学校が夏休みに入ってすぐだと思うが、家で昼寝していると猛烈な雨が続き、止む様子がなかった。24時間降水量が1109mmという驚異的な降水量を記録し、6時間降水量と12時間降水量では日本歴代最高記録を記録したとウキペディアにも書いている。そんなこともあって、最近、NHKのテレビが「危険が迫る前に安全な場所に移動するように」と連呼すると、どうしても気になってくる。
  「12日、NHK」
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花:野々池貯水池

2021-08-11 06:24:58 | 野々池周辺
昨日(9日)の台風9号は広島の呉に上陸し島根から日本海に抜けた。明石・神戸は台風の右側に位置したので、朝早く6時半ごろから昼近くまで猛烈な暴風が吹き、暴風警報が発令された。ここ数日、カンカン照りが続いていたので、ほんの少しだけの雨が欲しいと思ったけど、猛烈な風が雨を伴ってやってきた。すこぶる強い雨風で夕方近くまで雨戸を閉め部屋に籠る。

その後、野々池の様子を見に行こうと上がっていくと、ジョギングコースの端でセンニンソウを見つけた。
5,6年前の野々池貯水池では、林崎疎水沿いの木にセンニンソウが群をなして咲いて見応えがあったが、いつの間にか無くなった。それ以来、野々池貯水池でセンニンソウを見ることはなかったが、今年、野々池の土手の二ヵ所でセンニンソウが咲いているのを見つけた。この季節の土手は、ほとんどが緑の葉ばかりが目立つけど、その中に見える白い十字の花はハッとする程に清楚に見える。有毒植物だから、目立っても採取されたり動物に食べられる危険性がないので周りを気にせず伸び伸び咲くのが良いのかもしれぬ。この花は一般的に秋口に咲くと言われているので、野々池も秋に向かっているのだろう。
    
    
もうひとつ、白いユリの形をした花も見た。
鉄砲百合に酷似した、たぶんタカサゴユリのような白い花で、この日はすでに満開を終わり、萎みつつあった。
    
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東京オリンピックは成功

2021-08-09 06:26:25 | その他
8日、東京オリンピックは閉会した。
閉会式での日本の旗手は、空手の男子形で金メダルを獲得した喜友名諒選手。喜友名選手の金を獲得した演技を見ていたが、他の選手とは明らかに迫力が違い、その演技は一人抜けていた。だから、彼が閉会式の旗手を務めることになったのを、日本人の一人として誇りに思う。
24日から開催された、東京オリンピックで日本選手が獲得したメダルは金が27個。金の獲得数は米国、中国に次いで3番目で素晴らしい。オリンピックの期間中、殆どの毎日、朝から終日、テレビのチャンネルの切り替えに忙しかった、それほどに、見たい試合が多かった。始まると、巷の一部にあった、「オリンピック止めろ」の掛け声はどこかに消え、日本人選手の活躍を賞賛する声に変った。兎に角、殆どの日本人選手がその優秀性をいかんなく発揮できたことで、我々も大いに満足で、愉快な日々が続く週間だった。2020+1の東京オリンピックは大成功だったと思う。
   「NHK」
始まる前の、テレビが伝える世論の風向きは残念ながら総じて好ましくないもので、コロナが蔓延している最中に、なんでオリンピックを強行するのかとか、多くの国民が複雑な感情を抱くなかでオリンピックが開催されるのは盛り上がりに欠けるとの声も多く、事前の期待値はかなり低かった。なにせ、野党は”オリンピック止めろ”の大合唱で、テレビコメンテイターや医療関係者もそれに準じた解説をしていた。50数年ぶりの東京オリンピックを成功させるべく政府に協力するどころか足を引っ張ることに専念している野党の様は、いかにも見苦しかった。コロナ感染者がこの時期多くなったとは言え、他方、多くのコロナ感染者がでているに拘わらず多くのアスリートを参加させている国が多くあるのに、コロナに負けるなと諸外国が戦っているのに、諸外国にくらべ圧倒的にコロナ死亡者(100万人あたり)が少ない日本で、なぜオリンピックを止めようとの大合唱を野党の代議士は何で言うんだろうと不思議でならなかった。

だが実際にオリンピックが始まり、テレビや新聞は日本人選手を中心とした大活躍を大きく伝えてきたので、これまでのオリンピック同様に相応に盛り上がった。先進国の中で珍しい程コロナ死亡者が少ない日本でオリンピックを開催出来て良かったと思う。それにしても、このような場面を見ると、安易に中止を叫び続けた野党やテレビのコメンテイターたちの思慮の無さがもろに分ったような気がした。加えて残念に感じたのは、閉会式の演出が意図不明で、放送された次回開催国フランスの文化の高い演出に比べレベルが低く幼稚に感じた。
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