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野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

阪神タイガース6連敗,2025

2025-06-17 06:16:45 | スポーツ
2025年のプロ野球交流戦、阪神は6連敗だ。
㋅10日から始まった交流戦のロードで、西武に3連敗し、続く仙台の楽天にも3連敗しての6連敗で交流戦15日までの勝敗は5勝7敗となった。交流戦を戦う阪神タイガースの試合を欠かさずテレビの前に鎮座して観戦したが、いずれの試合も阪神の拙攻、拙攻続きが敗因だと思う。

こんな惨敗続きの阪神タイガースを、16日のディリースポーツ紙はどのように書くか興味もって記事を読んだ。ディリースポーツ紙の一面表紙はこうだ。「阪神・岡田彰布顧問「論外」確信歩きの佐藤輝に苦言「打ったら走る。当たり前のことやんか」二塁進めずフェン直単打」とある。
   「16日のディリースポーツ紙」
阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問が15日、泥沼の今季ワースト6連敗を喫したチームに苦言を呈した。特に延長十一回、中堅後方に特大飛球を放った後に、確信歩きで全力疾走を怠った佐藤輝明内野手(26)の走塁を「論外」と厳しく指摘。原点回帰するように基本の徹底を求め、繰り返し同じフレーズを言葉にした。「打ったら走る。当たり前のことやんか」-。
 4時間24分に及んだ敗戦後、岡田顧問は寂しそうにつぶやいた。テレビ解説を終え、かすれ声には怒気がこもる。「しゃべることないわ、そんなん」。あまりに衝撃のサヨナラ負けに、泥沼6連敗を象徴するプレーが見えた。苦言を呈したのは結果ではなく戦う姿勢。吐き捨てるように言った。
 「当たり前のことやんか。論外やろ」-。
 問題のシーンは延長十一回だ。先頭で打席に立った佐藤輝が、中堅後方に本塁打性の打球を放つ。打った本人はスタンドインを確信。ゆっくりと歩き出したが、打球はあと一伸びせずフェンス直撃。慌てて走りだしたが二塁に進めなかった。
 放送中の解説でも「慢心」と厳しく指摘。「これは大きいよ。セカンドに行くのと(行かないのでは)」と落胆した通りに、大山が左前打で続いて無死一、二塁としたが、後続が倒れ絶好の得点機を逃した。佐藤輝も一塁ベース上で膝に手をついたように勝敗を分けたボーンヘッド。その上で岡田顧問は、チームとしての姿勢を疑問視した。
 「打ったらバットを放って一塁走る。見てみ、走ってないのが何人おったか。ちっちゃい時からやって、お前。バットは放って走るんやで、一塁。そういうことやんか」
 全力疾走を怠る選手の姿が歯がゆい。監督時代と同様に求めたのは基本の徹底。テレビ解説では「楽天の方が謙虚に野球をやっている」と表現し、五回の攻防にもチームの窮状が見え隠れしていると分析した。1点を追うこの回、無死一塁でベンチは強攻策。打撃好調の坂本だったが、二飛に倒れた。続く小幡が左前打を放ったが、あと一本が出ず無得点に終わる。
 直後、楽天は1死一塁から太田が犠打を決め、続く村林の左翼越え二塁打で2点目を奪った。岡田顧問は「連敗しているチームが奇襲って、うまくいかない。逆なんですよね。結局は」と解説。「(坂本は)長い目で見たらバントですよ。1点ずつの積み重ねで勝利していく。それをずっと継続できるチームが強いと思いますね」と指摘した。

交流戦における阪神タイガースの拙攻には目に余るものを感じたが、まさにセリーグ球団の勝負弱さだけが目立った。15日現在、試合とは面白いもので、セリーグの首位には交流戦前と同じ阪神がいる。

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大の里、横綱昇進

2025-05-29 06:13:03 | スポーツ
28日のNHKは「日本相撲協会は、臨時の理事会で大相撲夏場所で2場所連続4回目の優勝を果たした大関・大の里の横綱昇進を正式に決め、第75代横綱・大の里が誕生しました。大の里は昇進を伝える使者を迎えた伝達式の口上で「横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します」と決意を述べたと伝えている。

NHK報道の中に二所ノ関親方への質問と回答があった。
特に4代続く横綱の系譜(初代若乃花ー隆の里ー稀勢の里ー大の里) と言う談があるが、素晴らしい。 
Q.二所ノ関親方に。横綱の心構えはどう伝えてきた?
(二所ノ関親方)
「いろいろと話した」
Q.どんな横綱になってほしい?
「背中で引っ張っていくぐらいの力士になってほしいし、大相撲全体を盛り上げる存在になってほしい」
Q.課題もある?
「いちばん上に上がったが、まだ成長途中で、これからまた稽古を積んでまだまだ強くなると思うので成長途上だと思っている。しっかり指導していきたい」
Q.唯一無二になるために必要なことは?
「入った時から基礎のことしか言っていない。技術的なことを言うこともあるが、それができあがって芯の強さが強くなって本当の相撲が取れると思う。まだまだ伸びる。横綱に上がったからといって、遅く降りてきて基礎を適当にやって相撲を取ればいいというわけではない。そういうところから下を引き上げる気持ちでやってほしい」
Q.4代続く横綱の系譜になるが、師匠として意識してきた?
「2021年に相撲部屋を始めてからひとつの目標として理念に掲げてやってきたこと。ようやくひとつかなったのかなと思うので、またこれから強い弟子を育てていきたい」

   産経新聞

前にも書いたが、我々年寄りの大相撲ファンは、大相撲界に現れたスーパースター大の里にはこうなって欲しいと思う。
「兎にも角にも強い。大相撲界に大の里と言う若手のスターが現れた!
今場所のように横綱、大関陣が負け続けると、大相撲は引き締まりが無くなり陳腐化しているようにも感じられ、個人的に抱いてきた大相撲のアイデンティティと言うものが希薄化していると感じていたので、横綱稀勢の里が引退し、日本人横綱が居なくなって寂しくなった大相撲だが、その救世主としての大の里にかける期待は、限りなく大きいと思う。かっての強い時の稀勢の里がそうであったように、花道から登場すると、場内の雰囲気が一変するのがテレビを介して感じられるのは、おそらく、現在の相撲取りの中では大の里以外には思いつかない。物怖じしない気の強さと、鋭い眼光、強い力士をものともしない飄々とした仕草に、ピーンとした緊張の空気が漂ったあと、歓声が場内に響きわたる。そんな大の里になって欲しいと、大相撲ファンの一人として思う。大の里は、我々相撲ファンが期待する本当の相撲取りたる風格を生まれながらにして備えている希有な人材だと思う。「気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い」-金太郎のような「お相撲さん」になって欲しい」、その気持ちは今、更に強く感じた。来場所はさらに強くなった横綱土俵入りの大の里を期待している。
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大相撲夏場所2025、大の里が連続優勝し横綱確定!

2025-05-26 06:21:15 | スポーツ
2025年大相撲夏場所の優勝は大関大の里。
これで二場所連続優勝獲得したことで、横綱への推挙が確定した。
   NHK
25日の新聞のNHKテレビ番組案内「サンデースポーツ」の紹介に、「圧倒的強さで連続優勝の大の里出演」と書いてあったが、今場所の大の里はまさにその通りで、強いし相撲が上手い、今場所の大の里にぴったりだと思った。

今場所の大の里の相撲の中で、一番きわどい相撲だと感じたのは11日目の若隆景戦だったと思う。大の里はもろ手で当たったが、若隆景にうまくかわされ二本差された。それでも若隆景の肩越しに右上手を掴んだものの、立会いから続く勢いは若隆景の方にアリと思えたので若隆景の勝ちを予感したが、掴んだ右腕で相手の体を上から押さえつけるように寄っていくと、大の里の右上手から体重をかける重さに耐えきれず若隆景は崩れるように倒れた。テレビで見える相撲の勢いは若隆景にあるので負けるかもしれんと感じたがなんのその、大の里の勝ち、強い。この相撲がもっと見応えがあり、不利な体勢から一挙に勝ちに繋げてしまう大の里の圧倒的強さを感じられるものだった。
翌日の12日の相手力士は若手のホープ伯桜鵬だったが、伯桜鵬の強力な当たりも難なく受け止め、次の突っ込みはすぐに体を交わし首根っこを摑まえると難なくなく押し出した。大の里としては思い切り当たってくるのを見越していたようで、もろ手でいってすぐ引きながら体をかわした。あの200㎏近い巨漢力士が機敏に体を交わす能力、ずば抜けた強さの大の里を毎日見せられると、これこそが圧倒的強さだと表現されても納得できる。

確かに、今場所の大の里の14番勝った相撲の中には引き技が目立ったようにも感じたが、立ち合いの大の里の200㎏近い体重に耐えるには相手力士も頭を下げて当ってくるはずだから、瞬間的に、相手の力を利用しながら、ほんの少し体をずらすと相手力士は落ちる。こうすることで力を温存して15日間の勝負に掛ける今場所の大の里は勝負に勝ちつづけた。

ある新聞にある親方のコメントがあったが「先場所までとは立ち合いが違う」と、「これまでの大の里は前に出る圧力がありながら、それを生かし切れなかった。というのも、立ち合いでいきなり右差しを狙っていたからです。押すでも突くでもなく、いきなり右手をねじ込もうとするから、相手も左おっつけで対策してくるのは当然。差し手を封じられ、バタバタした相撲が多かった。それが今場所は立ち合いで、もろ手突きやかち上げなど工夫を見せている。腰もしっかり下りているので、土俵際で逆転を食らうこともない」と評価していた。

初日の大の里、テレビから見える大の里は先場所以上に肉がついて肥えすぎているようにもみえた。相撲協会の公式HPをみると大の里の体重は191㎏、200㎏に近い巨体になっている。この体重が動きにどう影響するんだろうと興味もあった。初日の相手は若元春、二日目に高安と、いずれも先場所敗れている相手と対戦し、押し込まれながらもあわてることがないどっしりした相撲 で難なく勝ち、三日目は阿炎 の強力な右のど輪で土俵に詰まったが落ち着いて残すと右を差して逆転した。 そして四日目の相手は王鵬。昨年までの王鵬は前にすぐに落ちたり、簡単に押し出されてしまう相撲が多くて勝ちに拘る執念が感じられず、如何にも淡白な相撲が多く見られたが、今場所の王鵬は琴櫻、横綱豊昇龍に勝っているので、今場所の王鵬に勝てば大の里の次が見えてくる。相撲の結果は、その王鵬に何もさせず、強い相撲で勝った。これで初日から4連勝。そして注目の五日目の相手は40歳の玉鷲。立ち合い玉鷲の強烈な右のど輪に体を起こされながらも直ぐに右下手を取った大の里は左はずを決めながら玉鷲を押し出した。これで初日から5連勝。大の里の相撲を15日間を占う最初の5日間を難なく乗りきったので、これが連続優勝へと繋がった。

大の里は、昨年2024年の5月場所も優勝しているが、この時の印象を当ブログにこう書いている。
「兎にも角にも強い。大相撲界に大の里と言う若手のスターが現れた!
今場所のように横綱、大関陣が負け続けると、大相撲は引き締まりが無くなり陳腐化しているようにも感じられ、個人的に抱いてきた大相撲のアイデンティティと言うものが希薄化していると感じていたので、横綱稀勢の里が引退し、日本人横綱が居なくなって寂しくなった大相撲だが、その救世主としての大の里にかける期待は、限りなく大きいと思う。かっての強い時の稀勢の里がそうであったように、花道から登場すると、場内の雰囲気が一変するのがテレビを介して感じられるのは、おそらく、現在の相撲取りの中では大の里以外には思いつかない。物怖じしない気の強さと、鋭い眼光、強い力士をものともしない飄々とした仕草に、ピーンとした緊張の空気が漂ったあと、歓声が場内に響きわたる。そんな大の里になって欲しいと、大相撲ファンの一人として思う。大の里は、我々相撲ファンが期待する本当の相撲取りたる風格を生まれながらにして備えている希有な人材だと思う。「気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い」-金太郎のような「お相撲さん」になって欲しい」、その気持ちは今、更に強く感じた。来場所はさらに強くなった横綱
土俵入りの大の里を期待している。
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2025 大相撲夏場所も5日目

2025-05-16 06:14:40 | スポーツ
11日から始まった大相撲夏場所、今場所の見どころは何と言っても先場所優勝の大関大の里の連続優勝なるかという事。大の里も事前に言ってるらしいが「初日から5日ぐらいまでを全勝で乗り越えられると次が見えてくる」だと思うが、それをまず見ようとテレビの前に座っている。

その大の里だが、2日にあった横綱審議委員会の稽古総見では、横綱豊昇龍らとの申し合いで6勝10敗に終わり精彩を欠いたと新聞等に報道されていたので、このところのアンチ二所ノ関部屋記者からの報道かと面白半分に勘ぐってみたが、その後場所前に二所ノ関親方と直接相撲をとり好調な体に戻っていると報道もあった。その大の里の優勝、綱取りにつながる優勝を阻止する筆頭格は、やはり横綱豊昇龍。横綱審議委員会では絶好調との報道もあったが、その後体調を崩したとの記事もあって、本番が始まる前には色々あるんだなと、毎場所の事だが色んな報道が飛び交っていた。更に興味本位でみると、もうひとり2場所連続不振の大関琴桜はどう出てくるんだろうも興味持って見ている。

初日の大の里、テレビから見える大の里は先場所以上に肉がついて肥えている様にみえた。相撲協会の公式HPをみると大の里の体重は191㎏、200㎏に近い巨体になっている。この体重が動きにどう影響するんだろうと興味もある。初日の相手は若元春、二日目に高安と、いずれも先場所敗れている相手と対戦し、押し込まれながらもあわてることがないどっしりした相撲 で難なく勝ち、三日目は阿炎 の強力な右のど輪で土俵に詰まったが落ち着いて残すと右を差して逆転した。 そして四日目の相手は王鵬。昨年までの王鵬は前にすぐに落ちたり、簡単に押し出されてしまう相撲が多くて勝ちに拘る執念が感じられず、如何にも淡白な相撲が多く見られたが、今場所の王鵬は琴櫻、横綱豊昇龍に勝っているので、今場所の王鵬に勝てば大の里の次が見えてくる。相撲の結果は、その王鵬に何もさせず、強い相撲で勝った。これで初日から4連勝。そして注目の五日目の相手は40歳の玉鷲。立ち合い玉鷲の強烈な右のど輪に体を起こされながらも直ぐに右下手を取った大の里は左はずを決めながら玉鷲を押し出した。これで初日から5連勝。
 「4日目、大の里の勝ち:毎日新聞」

一方の横綱豊昇龍と大関琴櫻は4日目までに二勝二敗。特に豊昇龍は三日目王鵬、四日目阿炎に連敗だ。今場所の豊昇龍は、初日に若隆景、二日目の若元春に勝った時の相撲は先場所とは大きく違いスピードと力強さが充満してように感じられ、素晴らしかった。それで、今場所横綱は明かに違うなと感じていたが、その後の王鵬、阿炎にあっけなく連敗。先場所は10日目から休場に追い込まれたが、二場所連続休場と言うわけにもいかず、素人が見ても先場所の屈辱を晴らすべく肩に力が入りすぎているようで気負いすぎの感あり。5日目の相手は豪の山。NHKの解説も豊昇龍が今日も負けたらちょっと、と心配していたが、落ち着いて豪の山を左送り出しで、3勝2敗。
 「4日目、阿炎の勝ち:デイリースポーツ」

もう一つ、毎日、その相撲に興味を持って見ている力士がいる。尊富士と伯楼鵬だ。二人ともモンゴル力士にも負けず劣らない勝負に対する執念をその相撲に感じられる数少ない日本人力士だ。大の里、豊昇龍、琴櫻、尊富士と伯楼鵬、共に20代前半の力士の戦いは非常に面白い。相撲をただのデブが腹を突きあわせるだけの茶化した画面を見る事があるが、200㎏近い巨体の力士が静寂の見合いから全てのパワーを出し切って一瞬に昇華させるこんな過酷なスポーツは他にない、だから多くの相撲ファンを魅了すると思う。
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阪神:巨人3連戦@甲子園球場、2025

2025-04-28 06:32:58 | スポーツ
4月25日から阪神:巨人の3連戦が甲子園球場で始まる。
甲子園での阪神:巨人戦は今回が今季初戦で、気象庁の予報でも3日とも晴れ、気温も20度前後とのことで最高のコンディションではじまった。3連戦はテレビの前に鎮座だ。3連戦の結果は阪神の2勝1敗で、この日、二位の広島が負けたのでゲーム差1.5のまま阪神が首位を守った。

★4月25日 第1戦:
 「ディリースポーツ誌」
結果はディリースポーツ誌の一面を借りた。この写真が第1戦の結果を最も如実に表現していると思ったので借りた。何時もながら、ディリースポーツ誌の写真、記事とも最高!
  
阪神の先発は村上、前回登板した広島戦でふがいない投球だったので今日は期待。しかし、今日の村上は違った。ちゃんと立ち直っていたのだ。阪神は大山の適時打で先制し、佐藤輝の三回、3点本塁打で更に村上の調子は上向いた。 で、ディリースポーツの紙面を借りると、「阪神5連勝で首位浮上!巨人戦の開幕4戦4勝は68年ぶり!覚醒の佐藤輝が8号3ラン 村上が8回1失点で4勝目」と書いている。

★4月26日 第2戦:
  「ディリースポーツ誌」
 
26日のディリースポーツ誌は阪神が今季最長6連勝 巨人戦開幕5連勝は77年ぶり 1000試合出場の大山が決勝打 八回1死満塁の危機を及川がしのぐ、小幡の好守も」と、今日の試合を簡潔に上手く纏めている。第2戦はまさに接戦だった。阪神の先発はデュブランティエ、198㎝の長身から投げ下ろす球には威力があり三振を取り続けるが、試合開始から暫しの勢いはやや巨人にあった。その巨人の勢いを上手くかわしながら、2-2と同点の八回、1死一、二塁の好機で大山が決勝の適時二塁打を放つ。この回はさらに坂本の左越え2点二塁打、小幡の中犠飛も出て、一挙4点で勝ち越した。この八回の攻め、とくに坂本の二塁打は見応えがあった。見事だった。その前の八回の表、巨人の攻撃では遊撃手小幡の攻守が光った。この回の巨人の攻撃、キャベッジの痛烈なライナーを飛び上がって捕った。あの球が抜けていたら、巨人の勢いを止めることができなったと思えるほどの攻守だったし、この小幡の好守が裏の阪神の猛攻に繋がったと思う。今日の勝ちで二位広島とのゲーム差は1.5に広がる。

★4月27日 第3戦:今日も朝から快晴
今年2月3日に亡くなった阪神の元監督・吉田義男さんの追悼試合とかで、阪神の選手は全員が吉田さんがつけていた背番号23の特別ユニフォームで試合をした。 阪神の「23」は永久欠番。

試合は両チームとも単調な試合運び、おーっと身を乗り出したのは九回の表裏の攻防。1:1のまま進んだ九回の表、抑えの岩崎投手は先頭のキャベッジに二塁打を打たれ、続く打者が送り一死三塁。ここは岩崎の踏ん張りたいところだったが、巨人の代打に右前ヒットを打たれ1点差と先行された。昨日の試合は休みで、本来の岩崎ならこう言う場面はきちんと押さえるはずであったが、打たれてしまった。結果的はこういう事もある。その裏の阪神の攻撃。先頭の木浪がレフト前に二塁打、その後の犠打もあり死三塁の場面。表の巨人の攻撃パターンを再現したので、ここは球場も大いに沸いたし、我々もいつもの阪神なら打つはずだと目を見開て次を期待した。しかし代打・渡邉の遊ゴロ時、三塁木浪の代走植田が本塁に突っ込むがアウト。最後は近本の二ゴロでゲームセット。
 
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良く晴れた日曜日、テレビでスポーツ観戦

2025-04-07 06:24:45 | スポーツ
4月6日は予報に反して朝から良く晴れてしかも風もないので暖かい。
3日ほど前から野々池貯水池周辺のソメイヨシノが咲き始め、今日の暖かさで7分ぐらいまでになった。数日以内には多分、満開となる。

 Spectrum SportsNet LA:佐々木投手 好投なるも勝利投手は次回」
ところで、今日(6日)はドジャース対フィリーズ戦で佐々木が先発するとあったので、朝起きると直ぐにテレビのチャンネルをNHKBSに合わせるとMLBの放送がない。新聞を取りに行って番組表を確認すると、なんと録画を9時半から放送するとあった。仕方なしにパソコンでMLBの試合を確認すると既に終了し、ドジャースが勝ったとあった。な~だ、終わったのかと試合経過をパソコンで調べると、五回途中迄投げて降板するも良いピッチング内容だったとあった。それでも9時30分にNHKBSに合わせ録画放送を初回から見た。パソコンで試合経過と佐々木の投球内容は概略知っていたので、ハラハラドキドキは全くないが、それでも試合の最後まで見てしまった。

と言うのは、前回の佐々木が登板したタイガース戦で、佐々木は見るも無残にノックアウトされたので、フィリーズの内容次第ではマイナー降格の恐れさえあると、現地の新聞が書いていたので、今回の出来栄えを心配していた。前回の佐々木は不調で、初回先頭に初球、2球目とコントロールが定まらない。球が抜ける。球速も東京ほどの速さもなく155㎞程度。ストライクが入らずかつ安定せずで、初回にいきなり41球を要し、四球押し出しも含めて2失点。二回途中2失点KOされていた。佐々木の弱い点が暴露された。ネット記事には、「ベンチでは悔しさからか、目にいっぱいの涙をためこんだ」とあった。

今日のフィリーズ戦は佐々木のMLB先発3度目。結果は、五回途中1失点でメジャー初勝利は持ち越した。初回にいきなりピンチを背負う。1番打者にヒットを打たれ、しかも一塁走者に二盗を許して無死二、三塁となり、4番打者の二塁ゴロの間に走者が生還し1点を失う。テレビ観戦中の当方も、これはアカンと一瞬落ち込んだがしかし、二回にドジャースのK・ヘルナンデスが3号2ランを放ち、逆転した。このホームラン逆転の後の佐々木の投球は安定して見事で見応えがあった。しかし、五回、先頭の7番打者を四球、次の打者にヒットを打たれ、無死一、二塁、この場面で佐々木は交代となった。既にパソコンで佐々木の投球内容を知っていたので冷や冷やすることはなかったが、むしろ佐々木らしい素晴らしい投球が見れて一安心した。

★ その後、午後一時から阪神:巨人戦(東京ドーム)。阪神の先発は門別
結果は阪神1-0巨人で阪神が勝って、このカード三連勝。これでセリーグ順位表の一位に立つはず。ビリ争いよりトップ争いを見る方が遥かに楽しいのだから、来週も期待。しかし、阪神は次から次への素晴らしい投手が出てくるが、多分、指導者が良いのだろうか。

★ 6時からはNHKの「べらぼう」を見る。楽しい!!

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大阪場所 優勝は大の里

2025-03-24 06:24:19 | スポーツ
今日(23日)は大阪場所千秋楽。ここ明石方面の気温は21度で暑いくらいだったが、
大阪場所も毎日熱戦が続き非常に面白く、 大関大の里が 高安との優勝決定戦を制し3回目の優勝となった。
     「読売新聞」

14日目、それまで先頭に立っていた高安は美ノ海に負け、大の里が勝ったので、共に並んで千秋楽を迎えた。千秋楽、高安も大の里も勝って12勝で優勝決定戦に持ち込んだが、振り返ってみると14日目で優勝の行方は決まったように思う。と言うのは、初優勝を狙う35歳の高安にとって14日目に負けたことが一瞬にして緊張の糸が切れたような痛い黒星だった思う。一方対照的に、14日目の大の里は良い相撲を取った。かち上げで当たって大栄翔の上体を起こし、左喉輪で押し込むと、そのまま押し切った。馬力のある大栄翔に何もさせない完勝だった。この勢いの差が千秋楽の相撲に影響したように思う。 

実は、今場所の優勝は高安だろうと、何時も良いところまで行くのに、決定戦で敗れたり、調子の良い場所ほど怪我に襲われ、悲運の相撲を取り続けていた高安、結局、「9度目の正直」もならなかった 。しかし個人的にはファンの一人として、今場所の高安は違うと、今場所は高安の優勝だと信じて、その筋書きで高安の優勝を前提に資料を集め、当ブログも途中まで書き進んでいたが没になって少し残念だった。その高安だが、8年前、高安が大関になった際、嬉しくなって当ブログにはこう書いていた「新聞紙上には『先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱隆の里)は「悔いを残すな。後ろ指をさされるようなことをするな。日々稽古するのが我々の仕事だ」とまな弟子に繰り返し説いてきた。師匠の教えを守り、高安は再び稽古場で地力と自信をつけた。覚悟が実った大関昇進だった』と書いてある。同じ部屋の横綱稀勢の里とともに元横綱隆の里から中学卒業と同時に指導をうけた両力士の体形はよく似ているが、相撲運びは必ずしも同じには見えない。遇直なまでのひたむきさ、頑固さが信条の稀勢の里の相撲ではなく、高安には稀勢の里とは異なる強い大関になってほしいと思っている。その強さとは、張り差しやカチ上げなどの有無を言わせぬ打撃技、立ち合いの駆け引き等、荒い相撲を、相撲の美学からすると真逆のとんでもない相撲を高安には期待している。それを大いに期待すると言っても、稀勢の里とおなじ教育・指導を受けた高安ができるのか多少疑問には思うが、高安がこんな相撲を取りきれば数場所で横綱を張れる。気は優しくて力持ち、真面目で潔い金太郎のような相撲取りは稀勢の里一人で十分だ。勝つことへのどん欲さ、稀勢の里からは決して期待できない、良くも悪くも狡さを高安が身に付けたら、我々相撲ファンが期待する勝って憎たらしい程に強い日本人横綱が遠からず誕生するはずで、モンゴル力士なんのそのと思えるほどに強さがあふれ出る大関、横綱と昇進し続け、相撲人気は不動のものになるはずだ、と一相撲ファンは信じている」、と書いていたが、高安が優勝すれば、8年前のブログを付けて優勝を祝いたいと思っていた。
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やはり休むんかい

2025-03-19 06:25:26 | スポーツ
大相撲大阪場所、18日のFBラインに豊昇龍休場とあったので、”え~っ”と思いNHKを見ると「豊昇龍がきょうから休場 新横綱休場は39年ぶり 大相撲春場所」と報道している。
    「NHK」
NHKは「大相撲の新横綱・豊昇龍が春場所10日目の18日から休場することになりました。ことし1月の初場所後に第74代横綱に昇進した豊昇龍は、新横綱として臨んだ今場所は初日に小結・阿炎に一方的な相撲で力なく敗れました。さらに5日目に平幕の千代翔馬に敗れ、中日8日目から平幕相手に2連敗してここまで金星3つを許すなど、本来の鋭い立ち合いからの気迫あふれる相撲が見られず、9日目までに5勝4敗となっていました」と書いている。

「なぁーんだ、休場するんか!」と正直がっかりした。
場所が始る前の豊昇龍は「何が起きても休場はしない。負けても休場しない。僕がやらなきゃいけない。最後までやります。相撲を取ることは僕の仕事なので」との宣言が多くの新聞やFBニュースに記載されていたので、そんな発言をして大丈夫かと思いながらも、一方、今度のモンゴル横綱は立派な考えを持っていると内心感心していたが、こうも負け続きでは周りが、協会が許さなかったのだろう、それで「休め!」と。実は、正直、豊昇龍の横綱昇進時、NHKの「舞の海×西岩親方 大相撲対談」の中に、横綱昇進の豊昇龍については「最後の最後、優勝決定ともえ戦の2番目の相撲。あそこで横綱をつかんだのかなという感じがしますね。劇的でした。ただ横綱昇進ということを考えれば、平幕に3敗していますし、全国の相撲ファンがすべて納得しての昇進ではなかったと思うのですよ。そういう意味で、次の春場所は真価が問われると思います。連続優勝して文句なしというところを見せてほしいですね」と解説し 、また我々年寄りの大相撲ファンも「いざと言うときのモンゴル力士の強さ、勝負に掛ける集中力は見事だ。だが、横綱昇進へ慎重意見としてあった、平幕3敗の事実が示すように、15日連続して初場所千秋楽見せたような集中力を維持するのは並大抵なことではないし、前途洋々よりむしろ前途多難の相撲が待っているような予感がする」、と思っていたが、結果は残酷で不名誉な記録をつくってしまった。・・・ヤッパリか。

休場はやむ無しと思うが、ある相撲解説者の一人がいみじくも言っていた事に「いいときは出てくる、駄目なときは休場または途中休場、これを繰り返せるのであれば、過去の横綱も『えっ、だったら俺たちももっと長くやれたのにな』って思う横綱もいますよね。出てきますよね」と語っていたが、こんな横綱だけにはなって欲しくないね。
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土、日曜日はテレビでスポーツ観戦

2025-03-17 06:23:33 | スポーツ
3月15日、16日とも一日中、小雨か本降りの雨が繰り返し降った。春の雨と違い寒い。
女房の運転手で外に出かけた以外、家の中で掃除、洗濯と忙しく、兎に角、昼から阪神対カブス、大相撲、巨人対ドジャースの試合がテレビ放送するので、それまでに片付けようと急いだ。

★ 土曜日(15日)の昼から阪神対カブスの親善試合が東京ドームで開催された。
久し振りに見る東京ドームは人工芝の緑が張り替えられたのか(巨人戦はほとんど見ないので差異はよくわからんのだが)目に鮮やかなグリーンのテレビ映りは物凄く綺麗。阪神の新監督藤川がMLB時にカブスに在籍したことは知っているので、カブス戦は阪神のエース投手をぶつけるのか思っていたが、なんと門別投手が投げた。ところが、この門別投手をカブス打線が全く打てない。5回を完全投球。プロ初勝利も挙げられていない左腕の20歳投手が5回を完全投球し初勝利をものした。その後3番手は、これまた阪神育成の工藤投手で2個の空振り三振を取って大活躍、最後は岩崎が0点に抑えた。打線は三回、先頭の梅野が二塁打を放ち、小幡の犠打と近本の右翼への適時二塁打で先制すると、四回に前川の左翼線の適時二塁打、五回に佐藤輝の右前への適時打などで2点を奪い、攻守が躍動した 。阪神投手陣がMLBの強力打線を徹底的に抑えた、新しい若い阪神投手陣の活躍は本当にすごかった。オープン戦の藤川阪神はもう一つ頼りなかったが、対カブス戦の戦ぶり見て安心した。 試合結果は阪神3-1カブス、勝利投手は門別。  
 「好投した阪神の門別投手:デイリースポーツ」
★ 5時からは大相撲大阪場所
七日目も終わって、今日は八日目だ。
今場所、最も目につく力士は大の里だ。 場所前のNHK「どすこい研」で、親方で解説の二所ノ関親方(稀勢の里)が「場所前の大の里は普段の2倍も3倍もの稽古を積んだ」と解説していたのでどうかな思っていたが、7日目終了時点では、まさにその通リだった。大の里らしい力強さが蘇っている。土俵際へ押し込んだ際の腰高が見られず、力強さに加えどっしりとした取り口に終始している。例えば、霧島戦は右を差しながら前に出る相撲で圧倒した。霧島は立ち合いで腕をクロスさせながら当たり、上手を狙ったが、下から突き上げられて上体を起こされ簡単に土俵を割ってしまった。それだけ大の里の出足に威力があったということだろう。また、七日目は、豊昇龍を頭脳相撲で下して金星を挙げた千代翔馬を3秒で寄り切った。大関昇進時に見られた右差しに加え新しく覚えた左はずの万全相撲で相手力士を根こそぎ持っていく相撲が蘇った。今場所の中心は、”大の里”だろう。

★ 午後7時からは巨人対ドジャース戦。
阪神対カブス戦と同じく4万人超え観客の東京ドーム、巨人の先発は開幕投手に決まっているエース戸郷投手。だが、三回、大谷を含めて1イニング3被弾をあびての5失点で完敗だ。大谷選手のホームランを見たいと念じて見に来た観客の殆どは、きっちりと大谷選手が見せ場を作ったので大満足だったろう。結局試合は巨人1-5ドジャース。第一打席四球の大谷は三回、 初球のカーブを右翼席へ運んだ。テレビを見ていても、打った瞬間、ホームランを分かるほどだった。ディリースポーツ記事には「第1打席には見せていなかった球をひと振りで仕留められた戸郷はマウンド上で呆然。「いい高さ、真ん中寄りでしたけど、映像見たら(バットの)先だったんでね。あれをホームランにされる大谷さんのパワーっていうのもすごいなって感じましたし、まだまだやらないといけないことも本当に多いかなと思う」とある。大谷を含め1イニング3被弾とドジャース打線の猛攻のすごさにただただ驚くだけ。  阪神の門別に完全に抑えられたカブスの打線は加減したからやとする記事もあるにはあったが、いつ何時マイナーに降格されるかもしれないMLBの選手が加減して日本のプロ野球をなめているはずもなく、阪神と巨人の試合結果を見て、今年の阪神は期待できると感じた。
  「産経ネット記事」

★ 開けて3月16日、阪神は昼からドジャースと、巨人は午後7時からカブスと試合が組まれた。その阪神対ドジャースも阪神の完勝。先発の才木投手はドジャースの1番大谷を三振と二塁フライに抑えて、ドジャースの打者に付け入る暇を与えない。この試合の見どころをディリースポーツのFB記事から抜粋するとこうだ。
 「プレシーズンゲーム、阪神3-0ドジャース」
ドジャースが阪神に完封負けを喫した1番・DHで先発出場した大谷翔平投手は2打数無安打でベンチに退き、代打がコールされると東京ドームが大きくどよめいたが、ロバーツ監督は『計画通りと説明した。 大谷は才木に対した第1打席。2球で追い込まれると、ここから3球連続でスプリットを続けられ、空振り三振に倒れた。三回の第2打席ではインハイの152キロに詰まらされての中飛に終わった。 第3打席が巡ってきたところで代打がコールされると、東京ドームのスタンドは大きくどよめいた。巨人&阪神戦で4打数1安打、1本塁打、2打点、1四球で調整完了となった大谷。
 先発のスネルは三回までパーフェクト投球も、四回につかまった。無死一、三塁から佐藤輝に先制3ランを献上。18、23年にサイ・ヤング賞を獲得している超一流投手だが、一発に泣いた。六回からマウンドに上がったグラスノーは特別ルールの九回もマウンドに上がり、4回無失点7Kと順調な調整ぶりを見せた。
 打線は才木を捉えきれず、五回まで1安打。以降もリリーフ陣に苦しめられた。前日には巨人を相手に大谷やテオスカー・ヘルナンデス、コンフォルトの本塁打打線も一夜明けて、阪神には打線沈黙となった・・・」だそうだ。

試合終了後、才木投手はドジャースのグラスノーにカーブの握り方を教えてもらったそうで、グラスノーも詳しく教えたそうだ。
  
昨年の世界チャンピオンを相手に完勝、すごいぞ藤川阪神タイガース!
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大阪場所始まる、2025

2025-03-10 07:24:50 | スポーツ
 「日本相撲協会」
今日(3月9日)から大相撲大阪場所が始まる。
今場所の話題は、先場所優勝し横綱に昇進した豊昇龍の相撲だと思う。専門家による大阪場所展望を読んでも話題の主は豊昇龍。我々素人の大相撲ファンもそのように思う。展望解説の中でも、そのように思うと感じた解説はNHKの「舞の海×西岩親方 大相撲対談」だ。その中での横綱昇進の豊昇龍については「最後の最後、優勝決定ともえ戦の2番目の相撲。あそこで横綱をつかんだのかなという感じがしますね。劇的でした。ただ横綱昇進ということを考えれば、平幕に3敗していますし、全国の相撲ファンがすべて納得しての昇進ではなかったと思うのですよ。そういう意味で、次の春場所は真価が問われると思います。連続優勝して文句なしというところを見せてほしいですね」と解説し、同じくここ数場所、期待されながらも中途半端な結果に終わっている大の里については舞の海と西岩親方も同じ意見で「大の里のほうはまだまだ雑ですね 」と言っている。加えて、王鵬 と尊富士にも期待していると言っている。全くの同感である。

当ブログでも、豊昇龍横綱昇進については「豊昇龍は初場所中盤に平幕に3敗を喫し、3場所前は8勝どまりで、中盤まではこれが横綱かと疑問視する意見もあったとあるが、しかし千秋楽、本割で大関琴桜を、優勝決定戦で金峰山と王鵬を圧倒的力強さで打ち負かし連勝し、この3連戦の強さが横綱を確かなものにしたと思う。それほど、いざと言うときのモンゴル力士の強さ、勝負に掛ける集中力は見事だ。だが、横綱昇進へ慎重意見としてあった、平幕3敗の事実が示すように、15日連続して初場所千秋楽見せたような集中力を維持するのは並大抵なことではないように思えるし、前途洋々よりむしろ前途多難の相撲が待っているような予感がする 」と、期待より不安が大きいと書いた。また大の里については「残念な相撲に終始した相撲取りが大関大の里。実力は各界一だと称されるが、平幕に圧倒される相撲では仕方あるまい。 我々相撲ファンの素人にも分かるが、大の里の立ち合いが中途半端で踏み込みが甘く、上体だけで差しにいっているし、相手力士も右を差されると簡単に押し出されるのは分かっているのでこれを防ぐ相撲を取る。今場所の大の里の相撲は、動きがバラバラで大味な相撲になっているので一点集中の相撲で抑えられると勝てない。豊昇龍に首投げで投げ飛ばされた相撲なんか、なんで同じ負け方するんかと首をかしげてしまった」と書いた。大相撲解説の親方の意見と我々素人の相撲ファンの相撲の見方もほぼほぼ同じ内容で多少びっくりしたが、世間の相撲ファンも同じ考えだ思う。
 
特に、その実力は現大相撲界NO1と言っても可笑しくない大の里については、ここ数場所、テレビの前でハラハラしながら観戦しているが、期せずして、昨日(8日)のNHKの「どすこい研」で師匠の二所ノ関親方が大の差について「豊昇龍の横綱昇進に刺激を受けたのか、今場所前にはいつもの2倍も、3倍も稽古していた」と言っていたが、その通りの相撲になっているとすれば、大いに期待し安心してテレビ観戦できる。

ところで、モンゴル出身の豊昇龍については、叔父が元横綱朝青龍と言うこともあり、本人が希望するしないかは別にしても比較する論説が多々ある。その中に、元大関魁皇(浅香山親方)がモンゴル力士の相撲について上手い解説をしていた。それは日経の「新横綱・豊昇龍の叔父、元朝青龍という男(浅香山博之) だが、その中に「叔父の元横綱朝青龍は負けん気が強く、気性の激しい力士だった。現役時代に高砂部屋に出稽古に行った際、そろそろ切り上げようとすると、まだ黒まわし(幕下以下)だった朝青龍が「もう一丁お願いします」と食らいついてきた姿が忘れられない。誰よりも強くなることに貪欲だった。
モンゴル出身力士全般にいえることだが、勝ちへの執念もすさまじかった。象徴的だったのは2004年名古屋場所の琴ノ若(現佐渡ケ嶽親方)さんとの一番だ。琴ノ若さんの左上手投げに空中で裏返しになりながらもしがみつき、ブリッジのような体勢で残した」と、書いている。ここにある、「勝つことに対する執念」がモンゴル力士の特徴だと書いているが、幾つかのスポーツ観戦しながら思うに、それは一部の日本人アスリートに欠けているポイントを上手く表現しているようにも感じた。スポーツに限らずビジネスもそうだが、競争している以上、成果を出すことが求められている。縦一列に優劣が決まり、どれが、誰が最も優れているかが、多くの観客の目の前で常にはっきりする。つまり、相手をやっつけることが目的で、それは 「結局は結果」 に収束するし、その思いが大相撲で言えば、モンゴル力士の方が優れているんだろう、とこういう風に書いたり、話したりすることが一部では禁句かもしれない。

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