このブログは前日(30日)に書いているが、投稿する日(31日)の高安は大関に推挙されている。
このところの日曜日、夜の面白いテレビ番組と言えば「小さな巨人」。いかにもわざとらしい筋書きだが結構面白いので毎日曜日の放映を楽しみにしている。28日日曜日は「小さな巨人」が終了した暫く後に、これも見るのを楽しみにしているNHK「サンデースポーツ」にチャンネルを合わせると、大相撲の高安が出演していた。5月場所の優勝者は白鵬なのでてっきり白鵬が出演していると思っていたので10時過ぎにNHKに回すと、高安が出演ししかも高安とのインタビュー時間が長い。高安が出演するんだったらもっと早くNHKにチャンネル合わせるべきだったかと一瞬後悔した。今場所11勝し大関昇進の目安である33勝+1に到達したと言え、まだ大関に推挙されてもいない高安を、なぜこんなに早く取り上げるのだろうかと不思議に思った。加えてしかも翌月曜日の神戸新聞のスポーツ紙面でも、優勝した白鵬より高安を大きく取り上げている。稀勢の里が休場した後、今や、国内スポーツの最大の関心事は高安の大関昇進だと言うことだろうか。
「29日の神戸新聞」
今場所の高安、立会いの当たりが抜群に強く、琴奨菊や豪栄道と言った大関クラスの力士でさえも一瞬の当たりで態勢を崩してしまう。そのめっぽう強い当たりにはびっくりしたが、それ以上に横綱日馬富士との一戦が高安の強さを証明したと思う。11日目、高安の立合いはカチ上げではなく左差し、右の上手が速かった。日馬富士の鋭い立ち合いにも負けず劣らずで互角、高安の強烈な突っ張りから体をかわされた日馬富士は呆気なく土俵を割った。スピード相撲が身上の小形力士との相撲に勝った高安の力強さに感心したものだ。この相撲の取り方が大関推挙を確実にしたのだと思えるほどだった。
新聞紙上には『先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱隆の里)は「悔いを残すな。後ろ指をさされるようなことをするな。日々稽古するのが我々の仕事だ」とまな弟子に繰り返し説いてきた。師匠の教えを守り、高安は再び稽古場で地力と自信をつけた。覚悟が実った大関昇進だった』と書いてある。同じ部屋の横綱稀勢の里とともに元横綱隆の里から中学卒業と同時に指導をうけた両力士の体形はよく似ているが、相撲運びは必ずしも同じには見えない。遇直なまでのひたむきさ、頑固さが信条の稀勢の里の相撲ではなく、高安には稀勢の里とは異なる強い大関になってほしいと思っている。その強さとは、張り差しやカチ上げなどの有無を言わせぬ打撃技、立ち合いの駆け引き等、荒い相撲を、相撲の美学からすると真逆のとんでもない相撲を高安には期待している。それを大いに期待すると言っても、稀勢の里とおなじ教育・指導を受けた高安ができるのか多少疑問には思うが、高安がこんな相撲を取りきれば数場所で横綱を張れる。気は優しくて力持ち、真面目で潔い金太郎のような相撲取りは稀勢の里一人で十分だ。勝つことへのどん欲さ、稀勢の里からは決して期待できない、良くも悪くも狡さを高安が身に付けたら、我々相撲ファンが期待する勝って憎たらしい程に強い日本人横綱が遠からず誕生するはずで、モンゴル力士なんのそのと思えるほどに強さがあふれ出る大関、横綱と昇進し続け、相撲人気は不動のものになるはずだと一相撲ファンは信じている。
このところの日曜日、夜の面白いテレビ番組と言えば「小さな巨人」。いかにもわざとらしい筋書きだが結構面白いので毎日曜日の放映を楽しみにしている。28日日曜日は「小さな巨人」が終了した暫く後に、これも見るのを楽しみにしているNHK「サンデースポーツ」にチャンネルを合わせると、大相撲の高安が出演していた。5月場所の優勝者は白鵬なのでてっきり白鵬が出演していると思っていたので10時過ぎにNHKに回すと、高安が出演ししかも高安とのインタビュー時間が長い。高安が出演するんだったらもっと早くNHKにチャンネル合わせるべきだったかと一瞬後悔した。今場所11勝し大関昇進の目安である33勝+1に到達したと言え、まだ大関に推挙されてもいない高安を、なぜこんなに早く取り上げるのだろうかと不思議に思った。加えてしかも翌月曜日の神戸新聞のスポーツ紙面でも、優勝した白鵬より高安を大きく取り上げている。稀勢の里が休場した後、今や、国内スポーツの最大の関心事は高安の大関昇進だと言うことだろうか。
「29日の神戸新聞」
今場所の高安、立会いの当たりが抜群に強く、琴奨菊や豪栄道と言った大関クラスの力士でさえも一瞬の当たりで態勢を崩してしまう。そのめっぽう強い当たりにはびっくりしたが、それ以上に横綱日馬富士との一戦が高安の強さを証明したと思う。11日目、高安の立合いはカチ上げではなく左差し、右の上手が速かった。日馬富士の鋭い立ち合いにも負けず劣らずで互角、高安の強烈な突っ張りから体をかわされた日馬富士は呆気なく土俵を割った。スピード相撲が身上の小形力士との相撲に勝った高安の力強さに感心したものだ。この相撲の取り方が大関推挙を確実にしたのだと思えるほどだった。
新聞紙上には『先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱隆の里)は「悔いを残すな。後ろ指をさされるようなことをするな。日々稽古するのが我々の仕事だ」とまな弟子に繰り返し説いてきた。師匠の教えを守り、高安は再び稽古場で地力と自信をつけた。覚悟が実った大関昇進だった』と書いてある。同じ部屋の横綱稀勢の里とともに元横綱隆の里から中学卒業と同時に指導をうけた両力士の体形はよく似ているが、相撲運びは必ずしも同じには見えない。遇直なまでのひたむきさ、頑固さが信条の稀勢の里の相撲ではなく、高安には稀勢の里とは異なる強い大関になってほしいと思っている。その強さとは、張り差しやカチ上げなどの有無を言わせぬ打撃技、立ち合いの駆け引き等、荒い相撲を、相撲の美学からすると真逆のとんでもない相撲を高安には期待している。それを大いに期待すると言っても、稀勢の里とおなじ教育・指導を受けた高安ができるのか多少疑問には思うが、高安がこんな相撲を取りきれば数場所で横綱を張れる。気は優しくて力持ち、真面目で潔い金太郎のような相撲取りは稀勢の里一人で十分だ。勝つことへのどん欲さ、稀勢の里からは決して期待できない、良くも悪くも狡さを高安が身に付けたら、我々相撲ファンが期待する勝って憎たらしい程に強い日本人横綱が遠からず誕生するはずで、モンゴル力士なんのそのと思えるほどに強さがあふれ出る大関、横綱と昇進し続け、相撲人気は不動のものになるはずだと一相撲ファンは信じている。