28日午後6時から「首相記者会見」が行われると聞いて、すわ非常事態宣言かと身構えたが、そうではなく、日本は欧米のような緊急事態には至っておらず瀬戸際の状態だと説明があった。でも幾ら景気対策等の説明があっても治療薬やワクチンがなければ、このコロナ騒動の着陸点はないと思うので、首相会見でコロナの治療薬やワクチンの開発状況の進捗説明があるかどうかだったが、あった。産経新聞ネット記事から治療薬に関する説明の項を書き写してみた。
以下は会見内容の一部。
「政府としても1日も早く皆さんの不安を解消できるよう、有効な治療薬やワクチンの開発を世界の英知を結集して、加速してまいります。 わが国では、4つの薬について、すでに観察研究としての投与を開始しています。このうち新型インフルエンザの治療薬として承認を受け、副作用なども判明しているアビガンについては、これまで数十例で投与が行われています。ウイルスの増殖を防ぐ薬であり、すでに症状の改善に効果が出ているとの報告もあります」 「『アビガン』には、海外の多くの国から関心が寄せられており、今後希望する国々と協力しながら、臨床研究を拡大するとともに、薬の増産をスタートします。新型コロナウイルス感染症の治療薬として、正式に承認するに当たって必要となる治験プロセスも開始する考えです。 エボラ出血熱の治療薬として開発されていた『レムデシビル』については、日米が中心となった国際共同治験がスタートしています。 そして、5つ目の有力候補として膵炎(すいえん)の治療薬に承認されている『フサン』について今後観察研究として、事前に同意を得た患者の皆さんへの投与をスタートする予定です。さらには現在、治療薬やワクチンなどの開発に向けて、大学や民間企業でもさまざまな動きが出てきています。」
日本で開発が進行している5種類の治療薬の内、3種の治療薬の名前が挙げられた。日本で開発されたアビガンは既に中国でコロナの治療薬として認可されていると聞いており、首相会見では薬の増産と諸外国への提供についても話があった。これ等は朗報で早めの適用を期待したい。
一方、ワクチンの開発進捗状況については説明がなかった。
しかし、ネット上には、ここ数日、日本でも接種されているBCGがコロナのワクチンとして有効ではという記事がある。ワクチンさえ見つければ、インフルエンザ同様にコロナに感染しても軽い症状で留めることができるし、最悪重症化が防げる。そのBCG接種について、よく見るNHKニュースウエブの27日記事「豪 BCGワクチン 新型コロナウイルスに有効か臨床試験へ」にこうあった。「オーストラリアの研究機関は、新型コロナウイルスに有効かどうかを確認するため、結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を行うと発表しました。オーストラリア南東部メルボルンにある「マードック・チルドレンズ研究所」によりますと、臨床試験は、オーストラリア各地の医療従事者4000人を対象に行われます。BCGワクチンは、人間の免疫機能を高める作用があるということで、これまでの研究では、類似したウイルスに感染した人にBCGワクチンを使うと、ウイルスの数を減少させる効果が認められたとしています。研究所では、ワクチンの有効性が確認されれば、新型コロナウイルスに特化したワクチンが開発されるまでの時間をかせぐことができるとして、期待感を示しています」とある。
BCG接種がコロナ感染よる重症化を低減するワクチンだとすれば、日本人は幼少期、殆どがBCG接種をうけているので、すでにコロナと闘う抗体を持っていることになる。これは朗報だ。我々リスクグループも、かっての大昔、ツベルクリン反応検査を行い、陰性者に対してBCG接種を受けるもなかなか赤く腫れ上がらず、毎年、BCG接種を受けた記憶がある。
で、他のBCG接種とコロナ抗体に関する記事を調べていたら、同じく27日、池田信夫さんのブログ「日本型BCGで新型コロナの免疫ができる?」
のなかに、「医学的にBCGの有効性が確認されたわけではないが、世界各国で臨床試験が始まっている。Scienceは「BCGでコロナの抗体ができるかどうかは疑問だが、人体への影響を弱めることは考えられる」という専門家の意見を紹介している。だが、BCGでも接種株の種類によってコロナによる死亡率の関係があるようで、日本株、ロシア株、ブラジル株のBCG株を接種した国の死亡率は少ないとあった。欧州で採用しているBCGデンマーク株はコロナへの効果は日本株等に比べ少ないらしい。コロナは世界中で均等に感染爆発してもおかしくないのに、それが日本で起こっておらず死亡率も少ないのは、すでに多くの日本人が抗体をもっているからか、肺炎に至るのを防ぐ効果があると考えるのが自然だという意見だ。だとすれば、日本人はすでに多くの集団免疫を獲得し、自粛や封じ込めは無意味だとしている。ただ、厚生労働省のHPによると、BCG接種の効果は10~15年らしいとあるので、日本人のリスクグループではBCG抗体が無くなっている可能性もある。 コロナのワクチンが完成するには相当な時間が掛かるとしているので、仮にBCG接種がコロナワクチンの前哨戦となれば、その間のつなぎにもなるので、都市封鎖を止めて経済の活性化を図るべしという意見には賛成だ。で、今日(29日)、BCG接種とコロナについて、東北大の先生が非常に分かりやすいブログ「【追記しました】新型コロナウイルスとBCG」を書いているが、これを読むとコロナワクチンもすぐだ。
何れにしても、コロナワクチンの見込みや治療薬の投与も間もなくとなれば、明るい世界が近々に見れる。
以下は会見内容の一部。
「政府としても1日も早く皆さんの不安を解消できるよう、有効な治療薬やワクチンの開発を世界の英知を結集して、加速してまいります。 わが国では、4つの薬について、すでに観察研究としての投与を開始しています。このうち新型インフルエンザの治療薬として承認を受け、副作用なども判明しているアビガンについては、これまで数十例で投与が行われています。ウイルスの増殖を防ぐ薬であり、すでに症状の改善に効果が出ているとの報告もあります」 「『アビガン』には、海外の多くの国から関心が寄せられており、今後希望する国々と協力しながら、臨床研究を拡大するとともに、薬の増産をスタートします。新型コロナウイルス感染症の治療薬として、正式に承認するに当たって必要となる治験プロセスも開始する考えです。 エボラ出血熱の治療薬として開発されていた『レムデシビル』については、日米が中心となった国際共同治験がスタートしています。 そして、5つ目の有力候補として膵炎(すいえん)の治療薬に承認されている『フサン』について今後観察研究として、事前に同意を得た患者の皆さんへの投与をスタートする予定です。さらには現在、治療薬やワクチンなどの開発に向けて、大学や民間企業でもさまざまな動きが出てきています。」
日本で開発が進行している5種類の治療薬の内、3種の治療薬の名前が挙げられた。日本で開発されたアビガンは既に中国でコロナの治療薬として認可されていると聞いており、首相会見では薬の増産と諸外国への提供についても話があった。これ等は朗報で早めの適用を期待したい。
一方、ワクチンの開発進捗状況については説明がなかった。
しかし、ネット上には、ここ数日、日本でも接種されているBCGがコロナのワクチンとして有効ではという記事がある。ワクチンさえ見つければ、インフルエンザ同様にコロナに感染しても軽い症状で留めることができるし、最悪重症化が防げる。そのBCG接種について、よく見るNHKニュースウエブの27日記事「豪 BCGワクチン 新型コロナウイルスに有効か臨床試験へ」にこうあった。「オーストラリアの研究機関は、新型コロナウイルスに有効かどうかを確認するため、結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を行うと発表しました。オーストラリア南東部メルボルンにある「マードック・チルドレンズ研究所」によりますと、臨床試験は、オーストラリア各地の医療従事者4000人を対象に行われます。BCGワクチンは、人間の免疫機能を高める作用があるということで、これまでの研究では、類似したウイルスに感染した人にBCGワクチンを使うと、ウイルスの数を減少させる効果が認められたとしています。研究所では、ワクチンの有効性が確認されれば、新型コロナウイルスに特化したワクチンが開発されるまでの時間をかせぐことができるとして、期待感を示しています」とある。
BCG接種がコロナ感染よる重症化を低減するワクチンだとすれば、日本人は幼少期、殆どがBCG接種をうけているので、すでにコロナと闘う抗体を持っていることになる。これは朗報だ。我々リスクグループも、かっての大昔、ツベルクリン反応検査を行い、陰性者に対してBCG接種を受けるもなかなか赤く腫れ上がらず、毎年、BCG接種を受けた記憶がある。
で、他のBCG接種とコロナ抗体に関する記事を調べていたら、同じく27日、池田信夫さんのブログ「日本型BCGで新型コロナの免疫ができる?」
のなかに、「医学的にBCGの有効性が確認されたわけではないが、世界各国で臨床試験が始まっている。Scienceは「BCGでコロナの抗体ができるかどうかは疑問だが、人体への影響を弱めることは考えられる」という専門家の意見を紹介している。だが、BCGでも接種株の種類によってコロナによる死亡率の関係があるようで、日本株、ロシア株、ブラジル株のBCG株を接種した国の死亡率は少ないとあった。欧州で採用しているBCGデンマーク株はコロナへの効果は日本株等に比べ少ないらしい。コロナは世界中で均等に感染爆発してもおかしくないのに、それが日本で起こっておらず死亡率も少ないのは、すでに多くの日本人が抗体をもっているからか、肺炎に至るのを防ぐ効果があると考えるのが自然だという意見だ。だとすれば、日本人はすでに多くの集団免疫を獲得し、自粛や封じ込めは無意味だとしている。ただ、厚生労働省のHPによると、BCG接種の効果は10~15年らしいとあるので、日本人のリスクグループではBCG抗体が無くなっている可能性もある。 コロナのワクチンが完成するには相当な時間が掛かるとしているので、仮にBCG接種がコロナワクチンの前哨戦となれば、その間のつなぎにもなるので、都市封鎖を止めて経済の活性化を図るべしという意見には賛成だ。で、今日(29日)、BCG接種とコロナについて、東北大の先生が非常に分かりやすいブログ「【追記しました】新型コロナウイルスとBCG」を書いているが、これを読むとコロナワクチンもすぐだ。
何れにしても、コロナワクチンの見込みや治療薬の投与も間もなくとなれば、明るい世界が近々に見れる。