初場所終了後、現役引退し年寄武隈親方を襲名した大関豪栄道の記者会見報道が1月30日、あった。
自身9度目のカド番だった初場所で負け越し、関脇への転落が決まっていた。最期の相撲となった初場所を含め、近年の豪栄道の相撲を見続けてきたが、強い時はめっぽう強いが、最近は呆気なく負ける相撲のほうが多くなり、大関相撲とはとても言えないものだった。関脇に陥落後も力士を続けるとばかりと思っていたが、引退だそうだ。新聞等の報道をみると、豪栄道の相撲への取り組みを大きく評価する声が高かった。
一方、先日1月28日の産経新聞ネット"浪速風"に「相撲は驕(おご)りをたしなめるために始まった」と書いてあった。
「数字づくめの歴史的優勝だった。大相撲初場所で史上2度目の幕尻優勝した西前頭17枚目(幕内最下位=幕尻)の徳勝龍は33歳5カ月。日本出身力士では最年長初優勝である。1年前に引退した横綱稀勢の里と同い年という遅咲きで、奈良県出身力士としては98年ぶり2度目の優勝だ。 ▼奈良県(桜井市)には相撲発祥の地とされる相撲神社がある。この地で当(たぎ)麻(まの)蹶(け)速(はや)と野(の)見(みの)宿(すく)禰(ね)に日本初の相撲を取らせたのは11代垂仁天皇。日本に自分ほどの怪力はいないと豪語する蹶速に、出雲国から召し出した宿禰を当てた。宿禰は蹶速を一蹴し、天皇から領地をもらった ▼先々週の当欄で荒技を恥じない横綱白鵬を批判すると、大阪市東住吉区の女性からはがきをもらった。〈白鵬の相撲を見るのが嫌で終了15分くらい前にテレビを消します〉。徳勝龍の相撲には張り手もひじ打ちばりのかち上げもなかった。相撲は驕(おご)りをたしなめるために始まったことを知っておきたい。」と”浪速風”にある。
つまり、豪栄道の引退を惜しみ、豪栄道の相撲への取り組みを評価する世論一般の声がある一方、自分勝手な所作が多くそれを是とする白鵬相撲を見るのが嫌で、好きな大相撲中継観戦中も、白鵬の取組の番になる前にNHKの相撲チャンネルを消すと言う、一般相撲ファンの声を産経新聞は取上げている。この一般の女性相撲ファンの声に全く同感で、私も白鵬の相撲が始まると血圧が上がるのでチャンネルを回している。多分それが多くの健全な相撲ファンの思いだろう。
すると、同日の夕刊フジの記事に、「横綱不在でも…徳勝龍“下克上V”で視聴率20%超え! 居座り白鵬に「不要論」浮上… 横審委員長「自分の身どう処するか期待している」が投稿されている。
記事の中から気になる点を抜粋すると、
『(幕尻優勝と言う)こんな筋書きのないドラマを演出したのは横綱陣のふがいなさともいえる。今場所の白鵬は2、3日目に連敗すると、あっさり休場した。鶴竜も3場所連続で休場し、昨年初場所以降で3度目の横綱不在。さらに大関からの陥落が決まった、豪栄道が引退することになった。 都倉横審委員は「もう世代交代。それは間違いない」とキッパリ。白鵬はただでさえ各所で批判が噴出しているだけに、不在でも場所が盛り上がるなら“不要論”が巻き起こるのは自然なことだ。 横審から再三苦言を呈されている立ち合いの張り手、肘打ちを止めないばかりか、「今、自分がとっている相撲が横綱相撲」「禁じ手ではない」と開き直る始末。もはや、普通の立ち合いでは勝つことができないと感じているのか、なりふり構わぬ取り口で勝ちにいっているように見えることも、横審委員の心証を悪くしている。 矢野弘典横審委員長は「特別な地位を与えられている横綱がこれでは、見ている人が納得しない。民間企業でもルールを守るのは社員誰もが考えていることだけど、社長はもっと重い責任を持っている。そうでないと大会社を引っ張っていくことはできない」と熱弁。これには余程頭にきているのだろう。両横綱の現状について質問されると、言い足りなかったのか、さらに続く。 「ルールに合っていることでも、大関以下がそういう技を使うのとは違い、特別な地位にある人の責任、義務がある。休場しても地位が落ちることがないことを自覚し、自分の身をどう処するかということを期待している」と語気を強めた。 白鵬は東京五輪での土俵入りを熱望し、8月まで現役を続けることを目標に掲げるが、岡本昭委員からも「五輪まではこのままいくと頑張っているみたいだけど。五輪と個人のことは違うからね」と厳しい声が飛んだ』とある。
当ブログの、白鵬の相撲へ取組む姿勢や横綱を張る資格の欠如等々、これらの文面は産経新聞等一般紙の特集であったり、また一般記事として取り上げているものを拾ってきたものだ。他方、白鵬の評価を検索すると、彼の悪評が出るわ出るわで、ここに収まりきらぬほど多く、正直びっくりするぐらいだ。では、仮に、上記の記事にあるように横審も白鵬の所作の悪さにほとほと困っているなら、横綱推薦するのも横審だから、横審が直接面談して白鵬へ注意・指導したらどうかと思うがどうであろうか。
自身9度目のカド番だった初場所で負け越し、関脇への転落が決まっていた。最期の相撲となった初場所を含め、近年の豪栄道の相撲を見続けてきたが、強い時はめっぽう強いが、最近は呆気なく負ける相撲のほうが多くなり、大関相撲とはとても言えないものだった。関脇に陥落後も力士を続けるとばかりと思っていたが、引退だそうだ。新聞等の報道をみると、豪栄道の相撲への取り組みを大きく評価する声が高かった。
一方、先日1月28日の産経新聞ネット"浪速風"に「相撲は驕(おご)りをたしなめるために始まった」と書いてあった。
「数字づくめの歴史的優勝だった。大相撲初場所で史上2度目の幕尻優勝した西前頭17枚目(幕内最下位=幕尻)の徳勝龍は33歳5カ月。日本出身力士では最年長初優勝である。1年前に引退した横綱稀勢の里と同い年という遅咲きで、奈良県出身力士としては98年ぶり2度目の優勝だ。 ▼奈良県(桜井市)には相撲発祥の地とされる相撲神社がある。この地で当(たぎ)麻(まの)蹶(け)速(はや)と野(の)見(みの)宿(すく)禰(ね)に日本初の相撲を取らせたのは11代垂仁天皇。日本に自分ほどの怪力はいないと豪語する蹶速に、出雲国から召し出した宿禰を当てた。宿禰は蹶速を一蹴し、天皇から領地をもらった ▼先々週の当欄で荒技を恥じない横綱白鵬を批判すると、大阪市東住吉区の女性からはがきをもらった。〈白鵬の相撲を見るのが嫌で終了15分くらい前にテレビを消します〉。徳勝龍の相撲には張り手もひじ打ちばりのかち上げもなかった。相撲は驕(おご)りをたしなめるために始まったことを知っておきたい。」と”浪速風”にある。
つまり、豪栄道の引退を惜しみ、豪栄道の相撲への取り組みを評価する世論一般の声がある一方、自分勝手な所作が多くそれを是とする白鵬相撲を見るのが嫌で、好きな大相撲中継観戦中も、白鵬の取組の番になる前にNHKの相撲チャンネルを消すと言う、一般相撲ファンの声を産経新聞は取上げている。この一般の女性相撲ファンの声に全く同感で、私も白鵬の相撲が始まると血圧が上がるのでチャンネルを回している。多分それが多くの健全な相撲ファンの思いだろう。
すると、同日の夕刊フジの記事に、「横綱不在でも…徳勝龍“下克上V”で視聴率20%超え! 居座り白鵬に「不要論」浮上… 横審委員長「自分の身どう処するか期待している」が投稿されている。
記事の中から気になる点を抜粋すると、
『(幕尻優勝と言う)こんな筋書きのないドラマを演出したのは横綱陣のふがいなさともいえる。今場所の白鵬は2、3日目に連敗すると、あっさり休場した。鶴竜も3場所連続で休場し、昨年初場所以降で3度目の横綱不在。さらに大関からの陥落が決まった、豪栄道が引退することになった。 都倉横審委員は「もう世代交代。それは間違いない」とキッパリ。白鵬はただでさえ各所で批判が噴出しているだけに、不在でも場所が盛り上がるなら“不要論”が巻き起こるのは自然なことだ。 横審から再三苦言を呈されている立ち合いの張り手、肘打ちを止めないばかりか、「今、自分がとっている相撲が横綱相撲」「禁じ手ではない」と開き直る始末。もはや、普通の立ち合いでは勝つことができないと感じているのか、なりふり構わぬ取り口で勝ちにいっているように見えることも、横審委員の心証を悪くしている。 矢野弘典横審委員長は「特別な地位を与えられている横綱がこれでは、見ている人が納得しない。民間企業でもルールを守るのは社員誰もが考えていることだけど、社長はもっと重い責任を持っている。そうでないと大会社を引っ張っていくことはできない」と熱弁。これには余程頭にきているのだろう。両横綱の現状について質問されると、言い足りなかったのか、さらに続く。 「ルールに合っていることでも、大関以下がそういう技を使うのとは違い、特別な地位にある人の責任、義務がある。休場しても地位が落ちることがないことを自覚し、自分の身をどう処するかということを期待している」と語気を強めた。 白鵬は東京五輪での土俵入りを熱望し、8月まで現役を続けることを目標に掲げるが、岡本昭委員からも「五輪まではこのままいくと頑張っているみたいだけど。五輪と個人のことは違うからね」と厳しい声が飛んだ』とある。
当ブログの、白鵬の相撲へ取組む姿勢や横綱を張る資格の欠如等々、これらの文面は産経新聞等一般紙の特集であったり、また一般記事として取り上げているものを拾ってきたものだ。他方、白鵬の評価を検索すると、彼の悪評が出るわ出るわで、ここに収まりきらぬほど多く、正直びっくりするぐらいだ。では、仮に、上記の記事にあるように横審も白鵬の所作の悪さにほとほと困っているなら、横綱推薦するのも横審だから、横審が直接面談して白鵬へ注意・指導したらどうかと思うがどうであろうか。