野々池周辺散策

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トップガンを見に行く

2022-08-29 06:21:51 | 映画
2年ぶりぐらいに映画を見に行った。
もう終了したんではとイオンシネマ明石の予定表を見ると、やっていた。早速予約して「トップガン・マーベリック」を見に行った。

戦闘機の操縦シーンは映画館で見ると迫力満点だが、開始早々にマッハ10の戦闘機の場面が出る。映画では、マッハ10の有人戦闘機の開発中止が決定され、その中止宣言が現地モハベ砂漠にある実験航空隊で下される前にマーベリックは操縦してマッハ10を達成、プロジェクトを成功させる。無許可飛行を怒られ、プロジェクト中止をすねたマーベリックが、これまた太平洋戦争時のP51ムスタング(多分)をレンチを持っていじっている場面になる。 現代における空中戦は、戦闘機同士の空中での格闘能力より、レーダーで敵機を発見しミサイルを発射して後はミサイル任せというのが空中戦の基本と言われるので、ロシアの戦闘機のように最高速重視の戦闘機は古い戦略だと聞いていたが、なんでまたSR71によく似た、最高速重視の戦闘機が登場したのか分からいままに始まった。しかしマッハ10を超える速度に堪える機体もさることながら、パイロットも無傷に帰還できるのかと、このリアリティーの無さが、この映画の売りかと理解した。その後は、サンディエゴ海軍基地 で、教官として、ある国の地下核貯蔵庫を破壊する訓練を若いエリートに繰り返し指導するが、その攻撃機種が古いF18で、教官から急遽攻撃隊長に指名されたマーベリックは任務を遂こうし帰還を試みるも敵の最新戦闘機に撃ち落される。しかし撃ち落されたマーベリックは敵陣地に侵入し、保管されている米軍のF14を操縦して母艦に帰還する、と言うのが映画の概略内容だが、前作(面白くて3度見た)に比べリアリティに欠けるのが気になった。

それよりもピクッと心が動いたのは、海上でヨットに載せてもらう場面。
  

マーべリックがヨットに乗っているシーンの最後に、持ち主の女性ヨット操縦士のペニーが「アフターバーナーよ」と指示する言葉を聞いて、私は一瞬ピクッとした。風を捕まえて更にスピードを乗せるために、後ろ側の帆を広げたい場面で使った言葉だが、通常、アフターバーナーとは戦闘機のジェットエンジンの排気に対してもう一度燃料を吹きつけて燃焼させ、高推力を得る装置だが、それに掛けたものだろう。大昔、実験航空隊の飛行場で、F104や当時世界最強でベトナム戦争にも投入されたF4Eがタッチ&ゴーを繰返しテストしている光景を何度も見た。F4Eが離陸後アフターバーナーを点火し空中を突き進んで飛んでいく様は、ドォウーン言うすごい音が凄まじく真面に腹に響いてきた。その真下に住んでいたこともあり、実際の戦闘機をまじかに見ると、この戦闘機が日本の空を防衛し、他国の侵犯を防いでいるという実感を肌で感じ取れたものだ。だから、アフターバーナーと聞くと今でも敏感に反応するが、そのアフターバーという言葉をトップガンのヨットシーンで聞くとは思わなかっただけに、その場面には一瞬、体が反応した。

リアリティの無さとただただ騒々しい戦闘機に年齢相応にオジン臭さを感じたが、なぜか我々年寄には涙を誘う映画でもあったのは確かで、結論は、結構面白かった。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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知らないネ (ふふふ)
2022-10-09 13:06:09
アフターバナ〜と言った後のセイルはスピンかジェネカーだ、この強風のなかセカンドハンド 2人、しかもマーベリックは素人、シングルハンドで、スピンをこの風の中で展開するのは、物凄い加速を得る、おそらく10ノットを超える、普通ではありえないセール。多くのクルーがいるスピードレースヨットであれば可能だが、このクラスのヨットで、この風でセールをだせることさえ異常なのです。
勉強になりました。 (mohtsu)
2022-10-09 18:52:10
勉強になりました。
有難うございます。

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