マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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天井町八幡宮のとんど場

2014年07月20日 09時16分15秒 | 大和郡山市へ
かつてはいつだったのか聞きそびれた大和郡山市天井町のとんど。

2月の第一日曜にされると自治会長が話していたとんど場は氏神さんを祭る八幡宮。

鎮守の森は奇麗さっぱり伐採していた。

鬱蒼としていた八幡宮の森に明かりが挿しこむぐらいだが、この日は雨。

どんより曇ってはいるが清々しい。

ここでのとんど組みには竹が見られない。

付近には竹林もなく、伐採した木が盛ってあるだけだった。

そうなると話していた景観である。

天井町より南は本庄町に杉町。

その杉町住む90歳のM長老が話していたとんどの日。

丸太のモチを持っていって焼いて食べたら腹痛をしないと話していた。

2年前のことである。

杉町では「2月1日にとんどをしていた。雨が降らんかったら会所で籠りをしていた」と話す。

随分前のことだと前置きされたとんどの様相である。

「八幡神社前の信号角の畑で竹櫓のとんどをしていたが、戦後に廃れた」と話す長老は今でも毎度の朝食にチャガイを食べていると話していた。

かつては、トーヤが両方に葉がある笹竹で簾注連縄(シメナワと呼ぶ)を作って掲げていた八幡神社の注連縄を拝見したことがある。

それはともかく杉町においても二ノ正月のとんどがあったのだ。

もしかとすればだが、天井町もそうであったかも知れない。

(H26. 2. 2 EOS40D撮影)