本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

アルトコロニーの定理

2009-03-15 06:34:59 | Weblog
■本
21 成功するマーケティング インターネット・ブランディング最前線/ 赤城 稔
22 柳に風/古田 新太

21 うーん、イマイチ。タイトルと内容が合っていないような。インターネット・ブランディングというよりも、Yahoo!礼賛の提灯本です。もう少し、「インターネットを使ってどのように一般企業はブランディングできるのか」、という視点で取り上げられているのかと思っていました。その解が「IPビジネスの覇者yahoo!を見習え」というのはあまりにもお粗末。もっともこの種のネット業界の最新トレンドをテーマにした本は賞味期限があるので、出版後3年も経って評価するのはフェアじゃないのでしょうが。

22 気楽に楽しめます。豪快で男気のある昔かたぎの役者さんというイメージですが、弱音をはくなど結構軟弱な一面も見られます。もっとも、筆者も書かれているようにどこまで本当のことが書かれているのか微妙ですが。餃子の王将で豪快に食事をする労働者を見て「日本はまだ大丈夫」と思える感性が、この不況時に必要かも。一本筋の通った人が持つ爽快さが感じられる本です。


■CD
7 アルトコロニーの定理/RADWIMPS

 よいです。売れるんでしょうね。歌詞の世界感が秀逸でテーマの選び方の壮大さも他の同年代のバンドと別次元です。楽曲もバラエティに富んでいて飽きません。子供と一緒に聴きながら「パンダは減ったら増やします」とか歌ってます。当分この作品とチャットモンチーの「告白」だけで充実した音楽生活を送れそうです。


■映画
4 花様年華/監督 ウォン・カーウァイ

 映像の美しさはさすが、鎧のようにスーツとドレスをカチッと着こなす男女から上品なエロティシズムを表現しているろころもさすが、でも、何か物足りなさを感じます。表現したいという衝動よりも知性が勝ちすぎた映画とでも言ったらいいのでしょうか、「欲望の翼」、「恋する惑星」といったウォン・カーウァイ監督の初期の作品にあったような、破天荒なパワーがあまり感じられないところちょっと不満です。とはいえ、監督の才気は十分に感じられる作品。わびさびの世界です。観て損はないと思います。
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