本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

いまなんつった?

2013-06-01 10:39:57 | Weblog
■本
44 顧客を知るためのデータマネジメントプラットフォーム DMP入門/横山 隆治、菅原 健一、 草野 史
45 いまなんつった?/宮藤 官九郎

44 顧客の個人情報を取得せずとも、そのさまざまなネットやリアルの行動履歴から適切なクラスタに分類し、効果的なマーケティング活動に活用できる、DMP(データマネジメントプラットフォーム)について解説してくれる本です。国内外の事例も豊富で具体的なイメージが持て参考になります。バズワードである「ビッグデータ」の活用法の一つの事例としても見ることができ、机上の空論ではない具体的な行動につながるよい本だと思います。ネットマーケティングという狭い領域を超えた影響力を持つツールだと思いますので、マーケッターの基礎知識として知っておくべきものだと思います。

45 宮藤官九郎さんによる、さまざまな映画や演劇、テレビドラマなどなどの「セリフ」をテーマにしたエッセイです。クドカンさんの、創作に対する考え方だけでなく、プライベートも垣間見られてファンには楽しめる1冊だと思います。特に、ご自身が脚本を書かれた作品のセリフに対する考察が、クリエイターの頭の中身を垣間見られたようで抜群に面白いです。独特のユルくて温かい世界観に浸れ、気分が落ち込んでいるときに寄り添ってくれるような癒し効果もありそうな本です。


■映画
39 ライアーゲーム -再生-/監督 松山博昭

 映画館にお金を払ってまで観にいきたいとは思いませんが、テレビで普通に観る分にはそれなりに楽しめる作品だと思います。いすとりゲームを題材に一つの映画を作ってしまう力技を褒めるべきでしょう。キャラがかなり漫画的に誇張されていますが、ギャク的要素と思えばそれほど苦になりませんし。心理戦の駆け引きのロジックもかなり強引ですが、作品の世界観に慣れればそれなりに納得感も出てきます。ただ、多部未華子さんの演技が平板でヒロインには全く共感できなかったので、勝敗の緊迫感が得られなかったのが残念でした。

 
コメント
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