本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

コドモダマシ

2009-02-09 06:23:58 | Weblog
■本
11 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ/宮藤 官九郎
12 コドモダマシ―ほろ苦教育劇場/パオロ マッツァリーノ

11 映画も観ましたが、脚本で読むと意外と苦い内容であることがわかります。テーマは「青春の終わり」です。単なるテレビドラマの映画版を超えた傑作であることがよくわかります。まあでも映画を観ていない方は、映画の方を先に観ることをお勧めします。映像的な工夫や小ネタもたくさんあって、楽しめますから。

12 さくさく楽しく読めますが、「反社会学講座」などパオロ マッツァリーノさんの旧作と比べると、データの裏づけがしっかりと記述されていないので(きちんと調べられてはいるとは思いますが)、納得感という点では少し薄いです。うんちく本としてよりもエンターテインメント本として読むべき本なのかもしれません。最後の「悩みは半分解決すればいい。百パーの解決を望むから、努力が苦しみになっちまうんだ」という言葉は印象に残りました。あと、シベリア(カステラでようかんをはさんでいるらしいです)ってお菓子は初めて知りました


■CD

今年に入っての初購入です。

1 Tonight/Franz Ferdinand
2 Oracular Spectacular/MGMT

1 いろんなところで書かれていますが、タイトル通り夜を感じさせる落ち着いた感じ(あくまでも前作と比較してですが)の作品です。1曲を除いて3分前後の短めな曲で、アルバム全体を通してたたみかけるような構成もよいです。安定感抜群です。ただ、3作目の評価として「安定感抜群」がほめ言葉になるかどうかは微妙ですが。

2 音楽各誌の昨年のベスト10で軒並み高く評価されていたので購入しました。サイケディリックな印象に残るメロディで完成度は非常に高いです。聴いていて本当に楽しいし、今のところ全然飽きません。ただ、なんというか、トーキングヘッズやクイーン、その他80年代サウンドの焼き直しのような気もして、新しさという点ではどうなんだろう、と少し思ったりもします。フレーミング・リップスと比較されていることが多いみたいですが、個人的にはフレーミング・リップスほどの深みはないと思っています。


・333号室/SUPER BUTTER DOG

 今、Napsterではまって聴いているのがこの作品。本作に限らずSUPER BUTTER DOG の全作品を今さらながら聴きまくってますが、「5秒前の午後」や「サヨナラCOLOR」といったキラーチューンがない代わりにアルバム全体の完成度としては本作が一番高いと思います。地味な作品ですが、聴くたびに発見があります。就寝時から通勤のお供まで、手放せません。
コメント
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