本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

Underworld新譜

2007-10-07 06:43:19 | Weblog
■本
78 「ひきこもり国家」日本/高城 剛

 グローバリゼーションとか環境問題とか、知っておくべき論点がコンパクトにまとまっているので、普段新聞をあまり読まない方にはお勧めです。筆者は意図的にかなり危機感を煽る扇動的な内容で書いているので、ニュートラルな視点とは言えませんが、その点の意図を汲みながら読めば役立つと思います。ただし、深みは全くないのでそのあたりは興味のある内容を他の本で補っていく必要があります。なにかと話題の沢尻エリカ様を、こういうプチ知識を交えながら情熱的に口説いているのだろうか、と想像しながら読んでも楽しめます。


■CD

購入予定だった作品がNapsterで配信されたので節約できました。

・Oblivion with Bells/Underworld

 「Born Slippy」のようなアッパー系のキラーチューンがないので、一聴した感想は「少し平板で退屈かも」というものでした。二度、三度と聴き込むうちにダウナー系中心の地味な内容にも「意外といいかも」、と思うようになり、今聴いている感想はやっぱり「ちょっと退屈」というものです。このようにまだ評価は定まりませんが、Underworld好きの方はそれなりに満足できるのではといった感じです。ただ、やはり地味な曲が多いので新しいファンをどの程度獲得できるかは疑問です。

・The Reminder/Feist

 ipodのCMで使われていて「1234」の声が印象的な曲が収録されているアルバム。「1234」を筆頭に音数の少ない退廃的な雰囲気を持つ、奇妙なひっかかりの残る作品です。今年の秋はJoni Mitchell のShineと本作を聴き込みそうです。


■映画

35 フラガール/監督 李相日

 久しぶりにTVで映画を観ました。ちょっと情緒的な演出が多いかなって気もしますが、時代背景を丁寧に描きつつ、葛藤・努力・友情・勝利って感じのいい作品です。なにより、こんな地味な企画を成立させてかつヒットさせた関係者に敬服します。やはり、蒼井優さんの演技のウマさと存在感(決して前に出るタイプでも、目を奪われるほどきれいなタイプでもないのに、すごく引き込まれるのはなぜでしょう)が光ります。最後のダンスは圧巻。この映画を観終わったあと、二夜連続で放映されている長澤まさみさんのドラマも観たのですが、前日は結構ウマいなあと感心していた長澤まさみさんの演技がかなり稚拙に思えてしまいました。蒼井優さんは演じていると気付かせないナチュラルさがよいのでしょうか?
コメント
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