本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

さざなみCD

2007-10-14 08:04:27 | Weblog
■本
79 介護入門/モブ ノリオ
80 次世代広告テクノロジー/編著 湯川鶴章

79 独白形式で綴るとっつきにくく読みにくい文体。正直理解できませんでした。また、ラップ調の文体に対する評価も高いようですが、僕にはそうリズミカルな文体とは思えませんでした。この理解できなさを奥の深さと取るかどうかで評価が分かれる気がします。ただ、そういう左脳的な分析から離れると、主人公の祖母への愛情、親戚の偽善や「踊る大捜査某」のくだらなさへの怒り、など生々しい感情が非常に熱く伝わってきて共感できるところもたくさんあります(特に「踊る大捜査某」への怒りの部分)。決して高く評価はしていませんが、他にない個性を持った作品だとは言えると思います。筆者は僕と同じ歳なのですが、日本という国について、非常に真剣に考えているところが驚きでした。

80 広告の世界もこれからはテクノロジーの理解がないとやっていけないんだなあと今さらながら気付かされる本です。あと、ネット上の行動が全て把握されているという恐怖感も募ります。技術に弱くかつクリエイティビティのない人間がますます成功しにくい世の中になっていくのでしょうか? 文系出身の僕にとっては、少し絶望的な気分になる本です。余談が多くなりましたが、タイトルどおりネット広告周りの最新技術、ソリューションについて知りたい方には、一通り網羅されているのでよい本だと思います。


■CD
37 さざなみCD/スピッツ

 いつもどおりのキラキラとしたメロディ揃いです。今回はポジティブな要素がいつもより多い気がして、聴いていて元気になります。とっつきやすそうでいながら、どこか屈折していて違和感の残る曲展開も癖になります。前作ほど大胆な試みはないような気もしますが、安心して聴くことのできるクオリティの高い好盤です。

コメント
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