https://www.youtube.com/watch?v=o_CmD2_q4ME&list=RDlO4wWdhot6Q&index=5
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何ものかをみずからの生の主題としてみずからに与える作用──
根源的志向性、固有の欲望。情動生起とともに告げられる内なる〈世界〉告知。
そしてその湧出を目撃し、まみれ、触発に駆り立てられるセルフ。
生の主題として現出する〈世界〉──固有のランドスケープ。
この〝内なる生成性〟の本質は、セルフにとって未規定的な湧出として、
非知的な湧出あるいは氾濫としてセルフみずからに顕現することにある。
セルフの定常性──「わたしがわたしであること」の同一性は、
この未規定性、非知的な展開において、
たえず、すでに、構成的に「わたし」を組み立てる作用によってキープされている。
いいかえると、この内なる作用はセルフの仕事として成立しているわけではない。手に余る。
むしろ構成的に立ち上がる「わたし」を一つの〈世界〉の生成においてセルフは目撃する。
みずからの存在のかたちのプレゼンテーションとしての〈世界〉というランドスケープ。
セルフの仕事は別のことに向けられている。
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──ランドスケープの即自性、自明性、ゆるぎなさが消える位相。
ランドスケープの即自性と結びついた価値命題、意味的連関、実存のかたち。
ランドスケープの生成と相即するセルフ構成的作用は、
連続的で即自的な展開にみえながら、そのうちに必ず〝空隙〟をもつ。
セルフの目撃する働き、それ自体がこの空隙を意味する。
インターミッション──セルフの対象化能力は、この空隙そのものとして、
〈世界〉と「私」の〝関係的意味〟へ向かう。
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更新の契機──更新の先に表象される更新のエロス。
それが単なるエロスではなく、現状享受可能なエロスを凌駕することの直観が動くこと。
その了解性、納得性においてはじめて更新の努力が実質的な意味と価値を帯びる。
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個の制圧を結果する大きな物語、超越項、カミガミの圧倒的な威力を跳ね返すには、
〈世界〉の生成的始原へのまなざしを必要とする。
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