ことばに毒され汚染された世界をいったん横に置く
哲学のことばでは「エポケーする」と呼ばれている
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どんなに否認のシグナルを浴びても
涙に暮れる日々がつづいたとしても
晴れ渡ったあおぞら、夜空のきらめき
かなしくも美しい光景を照らし出す
すべてはただ一つの光に由来する
光が生まれ、闇が生まれる、ふたつは一つ
世界の姿を編み上げる光と闇のdialectic
それは、いまここに生きている心の現前
それをそうとして告げる地上の光源に由来する
おまえのおかげで月は月でいられる
ひとりだけの空があり、だれかだけの空がある
つねに表情をほどこし色づけるように
はじまりの場所において世界ははじまりつづけている
すべてを照らす光源への帰還がそれを教える
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