イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

セルフィッシュではない、現役のイチロー

2015-05-02 23:20:07 | スポーツ
 久しぶりにイチローらしい活躍がスポーツ欄で報じられた。
ポテンヒットでも何でも良いじゃないですか!
がしかし、今回は3ランHRだから文句なしだ。

ある種の人間に言わせれば、イチローは自分だけの数字や記録に拘っている”セルフィッシュ”な奴だとか、折角の今までの好記録を台無しにしてしまうという見方をする者が居る。
また、自分の僅かな記録伸ばしや小さな数字を追いかける”セコイ”奴、晩節を汚す奴という見方をする人間も居る。

当のイチローは、マーリンズに移籍するとき『現場でなければ分からないことが、まだたくさんある。だから現役を続けたい。』と事も無げに言い放った。

3,11大震災で福島原発は壊滅的な打撃を受けた。
当時、霞ヶ関も永田町も東電本店も、深刻な事態を前にして右往左往しているばかりで、為す術も無く時間を浪費していた。
普段、威張って居るくせにダラシナイの一語である。
余談になるが、こんな所にも「政官財癒着ムラ」の「住民」のレベルの低さが覗える。

唯一、頑張った人間に吉田福島原発所長(故人)が居た。
津波や地震のない米国の原発技術を従属して取り入れた、福島原発は地下の電源室をあっけなく津波で失った。
冷却水の注入は不可能となったが、そこで「現場力」が発揮されたのである。
即ち、現場に居た吉田所長は真水注入の代替処置として海水の注入を決断したのである。海水を注入すれば原子力発電所の炉は廃炉となってしまう。

近隣住民の命よりも原発の廃炉を心配した、東電本店は吉田所長に”ダメだし”をした。財界資本の卑しい正体が露見した一瞬でもあった。
そして、政官財癒着ムラの官僚や国会議員も裏で暗躍しただろうことが透けて見える。

『生涯一捕手』の名言を残した人も居た。イチローは日本の悪習、東京(=本庁)一局集中主義をも糺そうとしているかのようだ。

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