イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

泣いて馬謖(ばしょく)を斬れ バド桃田賢斗選手

2016-04-16 22:15:20 | スポーツ
 バドミントンの日本男子エース桃田賢斗選手が違法カジノ店で賭博行為をしたため、バドミントン協会は無期限の試合出場停止の処分を科した。メダルを期待された桃田選手のリオデジャネイロ五輪出場はなくなったとのこと。

桃田選手にオリンピックのメダルの期待が掛かっていただけに、イワン・アサノヴィッチは、正直なところ「勿体ない」と思った。
しかし、SNSの「Twitter」では、処分は仕方の無い事だとイワン・アサノヴィッチは記述した。理由は単純で、こんな時こそ“是々非々”で臨むべきだと思ったからだ。
そして桃田賢斗選手の生い立ちなど詳しい報道を読むと「さもありなん」と思うようにもなった。

小さい頃からバドミントンの技に長けていた桃田賢斗は、親や指導者らの目にとまり「この子は、今から練習に励めば将来はプロの選手になれるかも知れない。」と言う期待を掛けられて育っていた。
周囲の期待どおり小学生時代から中学生・高校生とシングルスでは優勝街道をまっしぐらに走り抜けた。社会人となってからも世界大会などで敵なしの状態でオリンピックでは金メダルが有望視されるまでになっていた。

世界のトップにたった「バドミントン」オンリーで育った21歳。必要なカネは全て他人持ち。その金額も常人とは桁違い。コーチはカネの使い方まで指導はしていない。
「金メダル・金メダル・・」という親・教師・コーチの大人の価値観だけで育てられた人間、スポンサーからの有り余るカネに塗(まみ)れた21歳はカネを稼ぐ苦労など識る由も無い。
桃田賢斗は小学生の頃から全人教育されることは無く、金メダル至上主義に陥った大人の価値観だけで創られた悲劇的なヒーローだったのだ。

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