しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

レタス第一弾定植

2008-03-31 09:06:29 | Weblog
'08/3/30(日)
曇りのち午後雨 風弱い  温度max12.4℃ min1.3℃

 このところ天気の変化が早い。いつ雨が降り出すかわからない空をちらちら見ながら、レタスの定植をする。とりあえず成長の早いものとセルの穴に根が巻き始めたものから植えていく。株間は25cm。グリーンリーフ、フリルレッド、レッドロメイン、プンタレッラ、少し株間を15~20cmに狭めてチコリアグロルモベルデ。約50メートルに植えつけて防虫ネットを張る。収穫時に暖かくなると、菜もぐりバエに悩まされるため、今年から張ることにした。
 ネットを張る頃にポツリと雨。このあとキャベツの定植を予定していたが、中止する。ハウスでアロイトマトを120~130ほど鉢上げする。作業はこれまでにして、たまった農業教室のテキストや、雑誌記事の校正をする。これが意外に時間がかかる。校正で大変なのに、物を書くことはもっと大変だと思う。読んですんなり入ってくる文章にするのは、ひとつの技術なのだろう。

味噌作り

2008-03-31 08:58:58 | Weblog
'08/3/29(土)
晴れ 西~北風  温度max19.2℃ min1.7℃

 畑の低い方は軽く霜が降りる。農業教室でまいた、トンネルのスイートコーンは発芽する。害虫が多くなる前に収穫しようという試み。教室以外では他に固定種のとうもろこしを予定しているが、それは暖かくなってから、交雑しないよう離れた畑でまく予定。
 10時過ぎから自家用の味噌作りを行う。一晩水に浸しておいた4kgの大豆を、早朝から煮始める。野菜を買っていただいているFさんとそのご友人お2人、お子さん達も見学がてら一緒にやることになっている。
 私は豆が煮えるまで、畑のトラクターのエンジンオイルを交換する。どうも一般のディーゼルエンジンオイルは農業機械用に比べると、もちが悪いようだ。ロータリーをつなぐシャフトにグリスアップしたいので、ロータリーを外したかったのだが、マイコン故障のためうまく着脱できるか不安があり、やめる。作業中にFさんのご友人がお子さんを連れて先に畑に到着されたので、自宅に案内する。その後農業教室の貸し農園のみなさんも到着する。
 味噌作りは美香がしきり、子供たちもミンチャーで大豆を潰すのを手伝ったり賑やか。味噌は無事カメ2つに仕込み終わる。その後みなさんに菜の花を摘んでもらい、お帰りになる。
 昼食後はレタス、キャベツ定植のためのマルチがけ。教室の方はいちごを植えたり、種まき、肥料のしを行う。しげファームのトマトの鉢上げもしてもらう。
 マルチを張り終える頃、アースデーマネーのSさんが、飲食店で有機野菜を共同購入する試みについて、打ち合わせにおみえになる。自宅であれこれ話し合いをした。帰りは美香が駅までおみおくりする。
 ばたばたとあっという間に一日が過ぎる。暗いハウスの中で目を細めて温床のサーモの温度設定を確認してから、Vinoの散歩をする。

お墓参り

2008-03-28 20:30:09 | Weblog
'08/3/28(金)
雨のち晴れ 夕方雷雨 西~北風  温度max2.6℃ min4.1℃

 低い雲が空を覆い、雨もポツリと降り出す。雨が降りそうなので、今日は美香の父のお墓参りに行くことにしている。お彼岸には行けなかったので、行ける時にと思う。父から受け継いだ車の故障が多くなり、廃車することに決めたのも報告したい。ハウスの換気などをしていると、何故か晴れ間がのぞく。みるみる青空が広がってゆく。こんなはずじゃなかったが・・・。畑を空ける時は、くもっていて晴れるかもしれないという時が一番怖い。急に気温が上がり、締め切ったハウスやトンネルが蒸し風呂になることがあるので、気が気ではない。出かける時晴れていたほうが、安心して外に出られる。家を出る頃には完全に晴れていたので、十分な換気と灌水をしてから東京に向う。
 お墓のあるところは桜並木が満開に近かった。しかしどこもかしこもなんで美しい桜にちょーちんをぶら下げてしまうのか。ちょーちんは居酒屋かお祭りだけで十分。なにもないほうが良いと私は思う。
 昼過ぎには帰り、私は近所のOさんのハウス作りに出向く。美香は味噌づくりのための大豆選別。16時頃に急に空が暗くなり、雷雨となる。ハウスはあと天井のビニールを張るだけとなる。
 仕事は終わりにしてホームセンターに味噌作りに使うたらいを買いに行く。以前使っていたものは、割れてしまった。ステンレスのボールの売り場には巨大なものがあったが、値段もでかかった。そそくさと、たらい売り場に行き、ポリエチレンのものを買って帰る。雷雨は峠を越した。しばらく天気が続いてもらいたい。 

プラム開花宣言

2008-03-28 20:20:28 | Weblog
'08/3/27(木)
晴れ 風弱い  温度未計測

 庭に出るとプラムの花が咲き始めていた。お客さんの自宅からいただいた苗だった。苗といっても株元から出たわき芽を引き抜いたものだった。昨年はほとんど咲かず、なった実は2個くらいだったが、いつの間にか無くなっていた。木全体に咲くのは来年からだろうか?プラムジャムが少しでも作れることを願う。
 温床の発芽生育状況を確認した後は、秋冬野菜の残りをハンマーナイフで粉砕しておく。借りている畑を1箇所返すことになったので、夏野菜を作るスペースが不足するかもしれない。そうならないよう、早めに整地しておくことにする。
 そのあと葉もの予定ほ場に古ポリマルチを張り、草をはやしておく。メヒシバの猛威を少しでもやわらげたい。途中で以前直売に来てくれた女性のお客さんが、ご友人と子供たちを連れておみえになる。野菜を希望されていたが、売るものはほとんどない。菜の花をつんでもらうことにする。お連れの方は、私の家庭菜園塾の記事が載っている田舎暮らしの本を持参されていた。なんだか照れくさい。
 午後、美香は廃車に必要となる書類をとりに区役所へ出かける。私は更科の畑を耕運しにトラクターを走らせる。チェーンソーも持って行って、境界木を切る。今度はチェーンがはずれてしまい、工具がないのでまたしても中止。川沿いの畑とごぼうのほ場を耕運して帰る。美香も畑に戻り、トマトのサンティオ90株とサンマルツァーノの一部を鉢上げする。私は夕方までのわずかな時間ハンマーナイフをかけたところをロータリー耕。こんなに天気が良いのに明日は雨だろうか・・・。

キウィ棚補強

2008-03-26 21:20:17 | Weblog
'08/3/26(水)
晴れ 時々曇り 南西の風やや強い  温度max21.3℃ min4.9℃

 キウィが萌芽し始めそうな感じなので、剪定と棚補強をやることにする。水を吸い上げると枝も重くなる。その前に傾いた支柱を戻して周囲線を張る。少し太めの枝を切ると、ぽたぽたと切り口から水がたれはじめる。数日前は出なかったが、このところ冷え込みの無い日が続いていたため、樹液がまわり始めた。傾いた支柱はトラクターにロープをつないで引っ張り、単管パイプとクランプで補強する。昼までパイプは立てて止めたが、線を張り足すまではいかなかった。枝にはへくそかずらの蔓もからんでいる。結構しなやかで、かごの材料にもなりそうな感じだが、枯れても臭い。かごを編む素材の中にヘくそかずらが登場しない理由はこれだったのか・・・。
 午後はOさんの育苗ハウスのビニール張りを手伝いに行く。張替えだけと思いきや、全体を小さくして入り口の妻面を移動しなくてはならないとのころ。妻面解体、移設という一番時間のかかる仕事になった。夕方までかかってやっとドアを取り付けるまでできた。後は少しずつ私の時間が許す限り手伝う予定。
 美香は夕方まで播種。スープセロリ、紅花、セロリアック、大葉、イタリアンパセリ、それとメロンの鉢上げを行う。そろそろレタスの定植をしなくてはならない。仕事量がじょじょに密度を増してきた。

畑準備

2008-03-25 21:28:03 | Weblog
'08/3/25(火)
晴れ 風弱い  温度max19.7℃ min1.4℃

 雲がすっぽり地上に降りてきたような濃い霧に包まれた朝。朝日はぼんやりとかすんでいる。ハウスの換気をしてから朝食を済ます。日が上がり、土が温まると畑全体が蒸篭に入ったようにもうもうと湯気をあげている。蒸し饅頭の上を歩いているよう。
 今日は畑準備に徹する。葉もの、トマトほ場の堆肥のし、秋作の残りや草を刈り、うなう。更科に向かい、牛蒡予定地に肥料をのす。その足で地主さんから頼まれていた田んぼ沿いの畑の道路境界の木を切る。大きくなりすぎて道に覆いかぶさってきている。チェーンソーで切り出し始めたが、ガソリンとオイルを混ぜるブレンダーを忘れてしまい、ガス欠。途中でやめる。帰ってからもトラクターで耕運。しばらくは畑づくりが続く。

雨の一日

2008-03-25 21:23:11 | Weblog
'08/3/24(月)
雨 北の風  温度未計測

 朝から雨が降り、畑仕事は休みとなる。ハウスの播種も今すぐまくべき品目はない。
 ホームセンターに注文してあった竹の支柱を取りに行く。古くなって折れたり短くなって使えなくなる分を、毎年買い足している。数年は使用できるし、ゴミにならない。
 帰りに1000円カットの店に立ち寄る。以前から、いわゆる赤と青のくるくる回るサインがある理髪店で、髪を切ってほしいだけなのに、肩をもまれたり耳掃除までされるのが不満であった。やたらに待たされやたらに時間がかかり、しかもトニック系のシャンプー。忙しい私にとって、とてもリラックスタイムとはいえない。あっという間にカットが終了。これがよい。
 手伝いに行く予定をしていた近所の農家Oさんのハウスのビニール張替えは、雨で中止となる。

豆仕事

2008-03-24 15:49:33 | Weblog
'08/3/23(日) 
晴れ 風弱い 温度max21.4℃ min -1.2℃

夜の放射冷却で氷点下の冷え込み。これからしばらくは定植した苗などがあるとこんな晴れた朝の気温が気になる。しかしすぐ暖かくなり、菜の花にミツバチが飛び始める。足に花粉団子をつけて重そうだ。
 絹サヤエンドウとスナップエンドウ、グリーンピースのてを立てるために大きくなりすぎた草だけを仮払い機で刈り取る。この頃の草はホトケノザ、ナズナ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウなど。トマトに2~3回使用した竹支柱を立てて、豆の上に一枚だけ張る。今年は収穫しずらい合掌し立てはやめる。途中で昼になる。家に戻る時、忘れ物を取りに、教室サポート係のNさんと高橋さんがやってきた。ついでに作業を手伝ってくれるらしい。
 食後、二人には自家採取の万願寺甘唐辛子と青唐辛子を蒔いてもらう。胡瓜ネットが予想はしていたが、中途半端なところで終ってしまい、新しいものを使うのももったいないので、竹の先をネット代わりにする。というより農場を始めた頃は、竹の先だけを使っててを立てていたので、竹の代わりにネットといったほうがいいのかもしれない。しかし本数を確保するのがむずかしいのと、収穫がやりづらくなることもあるのでしばらくやっていなかった。終ってからはそら豆の追肥を中耕。管理機をNさんにも動かしてもらう。Nさんと高橋さんがお帰りになったあとは、キウイの剪定。残りは支柱が傾いたオス木の片側だけを残すだけとなった。これは支柱の補強のときに直してからやることにする。もうそろそろ芽が動き出すので急がねば、、、。

有機農業教室2回目

2008-03-24 15:18:24 | Weblog
'08/3/22(土)
快晴 南東の風 温度未計測

 農業教室2回目はさわやかな春の日差しにあふれる。一昨日まではかなりの雨が降ったので、畑の耕運などは今朝に持ち越していた。降ってすぐにトラクターのロータリーをかけると、土はゴロゴロと固まりになってしまう。少し霜が降りたので融けるのを待ってからうなう。美香とマルチを張るベッドに線を引いておく。普段はおおざっぱにやり、これほどは丁寧な仕事はしない。しかし管理機で高畝を作るときはちゃんとラインを引いてやったほうがきれいにできるので、めんどうがらずに丁寧な仕事をしようと思う。美香が一通りの準備の確認を済ますと、結婚披露宴出席のため帰宅する。畑をウロウロしていると受講生の方やフォトシンセシス号が到着。軽く打ち合わせをして、講義を開始。
 午前中は大根、スイートコーンの播種のための、マルチ張り。去年の分解マルチで実演してみせるのだが、あまりにもろくなりすぎていて、やり方の見本を見せるには厳しい状況だった。実習にはあたらしいキエマルを使ってもらった。本当はクワを使ってのマルチがけをゆっくりやってもらうはずだったが、あまりにもろいマルチを破れをみてしまったためか、手で土をかける流れになってしまった。
 食事を挟んで、播種、ベタ掛け、トンネル張りまで行う。風が無いのを想定して、5組で行う人数割りだったが、案の定少し風がでてきた。トンネル掛けをしないと心地よく感じる風も、ポリをばたばたと揺らす。風が吹いてきたら臨機応変にもっと大きく人数分けをしてやったほうが良いと思った。ともあれ風があった割りには大きなゆがみも無く張れたと思う。これ以上の風を1人で作業したこともあり、さすがに泣きが入った記憶がよみがえる。
 休憩を挟んで、トマトや茄子の育苗箱での播種をハウス内で行う。少し時間が押してしまい、作業の細かい注意の説明が十分でなかったのが反省すべき点。
 教室の皆さんが帰った後、ポリや紐の回収をする。日暮れてきたが、葉物の予定ほ場を耕運しておきたかったのでライトをつけてトラクターを走らせる。この頃は日も長くなり、日没前に寒さに負けてそそくさ帰ることも少なくなった。とはいえ畑の低い方はしんしんと冷えてくる。明日朝ははかなり寒くなりそうだ。

教室準備とアスパラガス草刈

2008-03-22 21:39:14 | Weblog
'08/3/21(金)
晴れ時々曇り 北東の風 温度max13.5℃ min5.7℃

 夜のうちに雨は止んだらしく、道路や庭の小石は乾いている。少し日が差すと気温はすぐに上昇、ハウスも頻繁な開け閉めが必要となる。近くのコブシの花も少し開きかけてきた。午前中は農業教室で使用する資材を適所に配置したりと、準備に当てる。午後もベタがけを切ったりとけっこう時間を要する。準備がほぼ終ってから、育苗ハウスの木枠作りが済んでいないところの作成に入る。枠を作り古ポリを敷いて、大きめのトンネル枠を設置する。ここは主に加温はせず、鉢上げしたポットや定植前の外気にならす準備をする
 夕方になってアスパラガスの畑を刈り払い機で生え始めた草を刈り取る作業。アスパラが出始めてからは草刈が出来ないので今の内に済ませておく。去年の管理が悪く今年はどのくらい芽が伸びてくれるかかなり不安。今年は草の管理をしっかりして来年に備えよう。まだ今年が始まってないのにあきらめムードは良くない、、、。