しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

健康診断と2回目のぼかし切返し

2008-02-29 23:24:51 | Weblog
'08/2/29(金)
晴れ 南西の風  温度 max15.6℃ min-3.5℃

 朝ハウスの換気をしてから、健康診断に行く。美香はぼかしの2回目の切返しをする。朝冷たい空気が小屋の周りに溜まっているせいか、ぼかしの匂いが漂っている。今日は平和幼稚園の園児の芋植えがあって、私が病院に行っている間に終了したのだが、園児がバスを下りた瞬間に、くさーっと叫んでいたらしい。毎年ぼかしを積むとなぜか南風が吹く。北風なら畑の下の方に匂いが流れるのだが・・・。ハウスが2棟になったので、来年は北風が吹くもっと早い時期に済ませたい。
 検査から帰るとちょうど園芸サークルのお母さん達の打ち上げお茶会が開かれていた。昼すぎまでしばし歓談する。贈り物までいただいて恐縮する。
 バリウムを飲んだお腹はなんとなく張っていて不快。昼からはトラクターで畑の耕運。美香はネギ草取り。一反ほどうない、日暮れまでハウスで種まき。チコリ、プンタレッラ、赤ロメイン、みさき、スティックブロッコリー、フルーツパプリカ、ピーマン、バナナピーマン。ピーマン系は25℃くらいに設定して、不織布、ポリ、不織布と3重に保温する。明朝は今日より冷え込みそうだ。レタス類は15℃くらいに設定する。育苗箱にまくものは、土の根離れが良いように、少し多目にくん炭を床土に混ぜた。暗くなり種が見えなくなったので、終わりにする。

ぼかし切返しとレタス播種

2008-02-29 23:06:05 | Weblog
'08/2/28(木)
晴れ 南よりの風  温度max15.1℃ min-0.7℃

 第一回目のぼかし切返し。少しアンモニア臭がして、50℃を超えていた。近くに鼻をつけて嗅ぐと、臭くはなく発酵の匂いがするが、遠く離れると、くさやのようなウォッシュチーズのような匂いが漂う。少しずつ面積を広げながら、後2回は切返して酸素を入れ込む。
 美香は第一回目の播種。主にレタス類。美味タス、フリルレッド、グリーンリーフ、エンダイブ、ステムレタス、チコリ。
 昼からは、葉ものの播種を予定している圃場の雑草太陽熱処理のため、古ポリをベッドにマルチする。これで春夏の草を発芽させて表面をレーキで動かし草の芽を枯らしてから、播種しようという考え。しかしまだ3月になろうかという気候で、どれくらい草が芽吹いてくれるかはわからない。4,5月の播種にはかなり期待できそうだが・・・。25メートル×4列、少し短いところがあったが、よしとする。
 その後じゃが芋を植える予定の畑のそばにある杉の木を伐採する。以前から地主さんに頼まれていた。計2本。直径3~40cmのものはやめておく。小さいチェーンソーで私にはそんなテクはないし、危険だ。
 更科から帰り、ネギの草取りを少々。日暮れまで種まきと温床作り。明日は健康診断の日。午前中がつぶれると思うのと、バリウムを飲むので今から気が重い。夜、農家Tさん宅に、レッドロメインレタスの種をいただきに行く。最近のTさんの畑の状況なども聞かせていただく。有機農家ではないが、その仕事のパワーにはいつも感服させられる。

防風ネット完成

2008-02-28 12:47:52 | Weblog
'08/2/27(水)
晴れ 北風強い  温度max14.1℃ min3.8℃

 防風ネットの残り部分にパイプを付けて、ネットを張る。長さの足りない直管を繋ぐために短く切ったものを継ぎ足す。前夜の雨でハウスの脇の土は柔らかくなっていた。立てた支柱の単管がぐらぐらしはじめている。踏み固めてとりあえずまっすぐにしておく。午前中に完成する。
 昼まで少し時間があるので、ブルーベリー剪定。ビックスパータンという品種をやる。大粒品種だけあって、花芽も大きい。この品種の生育が全体の中で一番遅れている。
 食事後、美香は歯医者とパソコンデータなどの整理をする。私は10a強ほどトラクターでうなう。ぼかしは約20~30℃に温度が上がっている。明日朝は切り返しの必要がありそうだ。夕方まで途中まで作っていた温床を伸ばすために、草や残っている野菜を取り整地する。
 早めに家に戻り、ハウスで第一回目に播種する品目を確認する。品種が多くあまり早く頭の中で考えると忘れてしまったりするので、ギリギリ近づいてからやることにしている。欠点は、そのときに注文忘れの種が発覚してしまうと、急いで種やに走るということだ。

防風ネット張り

2008-02-26 23:38:40 | Weblog
'08/2/26(火)
くもり一時雨 南西の風  温度max15.6℃ min-3.4℃

 西の空が暗く天気のくずれが早まりそうで嫌な感じの朝。風も雨も強くなるとの予報なので、移築したハウスの防風ネットを片側だけでも完成させるべく、支柱の穴を掘る。やり始めて間もなく無情にも雨となる。せっかく乾いた大豆や、ポリを濡らさないように走り回る。大豆はハウスへ。ポリは全体が雨に濡れないように覆いをする。美香は残りのボカシを一人で積み込む。
 防風ネットは支柱を2ヶ所立ててから横の直管パイプをマイカー線でしばる。以前は番線で留めていたが、鉄のさびが支柱の単管パイプに移ってしまうので、今回からやめることにした。横に3段パイプをつけるのだが、2段まででお昼となる。幸い雨はやんで空は少し明るくなってきた。
 食後に下の段のパイプを付けてネットを留めていく。それが終るとまだ残っているボカシを積む。昨日は良いかと思った水分も、少し多い部分があり、下から茶色い水が染み出てきている。乾いた材料を足して、全体の高さを低くする。
 途中で近くのIさんが椎茸のほだ木をうちの軽トラで運んできて、コマ打ちを始める。うちの分も打っていただく。ネットはあと約半分を残しているので、支柱のパイプだけでも立てておくことにする。しかし防風ネット付けを急いだ割に、南風は強くならない。低気圧が日本海で発達しなければ、そんなに激しく吹き荒れないようだ。

ぼかし積み込み始める

2008-02-25 23:06:26 | Weblog
'08/2/25(月)
快晴 北の風  温度max14.1℃ min-4℃

 鶏ふんを朝一で旭市の愛農まで取りに行く。午前中には帰ってトラックから下ろしておきたかったので、8:30に畑を出発する。平日の朝だが意外とすんなり八街市をぬけることができた。山武の山をぬけて走る。葉の落ちた雑木林が横からの強い日差しを受けて、陽のあたった幹や枝とその影がまぶしいコントラスト。そして茶色い杉林の景色が続く。
 今回の鶏ふんは水分が抜けきってなく、まだ湯気をあげて発酵しているところもあった。前回譲っていただいた米ぬかの代金も支払い、帰路に着く。無事ハウスの中に鶏ふんを下ろす。ちょうど美香がネギの草取りから帰って来る。
 食後、T商店に蟹ガラや魚粕、貝化石を取りに行く。ついでに「インカの目覚め」の種芋が傷んでいてその箱だけネズミに食われたことを話す。
 帰ってから、ハウスの巻き取りパイプを付け直し、マイカー線で止める。その後はボカシ肥の積み込み。魚粕160kg、蟹ガラ70kg、菜種粕140kg、鶏ふん400kg位、米ぬか100kgとバイムフード、籾殻くん炭を少しずつ、水を含ませながら積む。発酵は水分量がとても重要。くん炭をもう少し作っておけばよかったと思うが、すでに遅い。苗用を明日以降作ろう。日没が近づいてきたので全量の半分ほどでやめる。お隣の猫が魚粕の香ばしい匂いに誘われたのかやって来る。美香が追い払う。
 帰る前に、竹に穴を開けて小屋の雨といの排水パイプを作る。どうしても塩ビ管は使いたくない。

黄色い空

2008-02-25 13:39:25 | Weblog
'08/2/24(日)
快晴 北風激しい  温度max12.3℃ min-1.7℃

 夜中も吹き荒れた北風で散らかったポリや防虫ネットを回収に歩く。籾殻が半分くらい飛ばされてしまった。そうこうしているうちにもどんどん飛んでいくので、魚網を引っ張り出してバサっとかけておく。かなりの効果がある。配達する人参を抜いてから、ブルーベリーの剪定。
 昼ごはんの後は完全装備でネギの草取りに向うも、強風で周辺の畑から土ぼこりが舞い上がり、ネギ畑が黄色くかすんでいるのを見て、車を下りずに引き返す。雪だとホワイトアウトという言葉があるが、これはイエローアウト。八街方面の空はこれからの季節黄色っぽくかすんで見えることもしばしばある。草一本はやさない畑は、風で土がどんどん侵食しているのではないだろうか。
 帰ってブルーベリーの剪定をする。着込んだ体も冷たい風にさらされるとジンジン冷えてくる。動かないとつらい。美香は早めに切り上げ、私は防風ネットの支柱のパイプを立てる。2.5メートルおきに3メートルのパイプを立てる。1本おきに斜めの支えを入れる。50cm位は穴を掘る。このくらい動いて体は温かく感じる。自在クランプをとめるのが暗くて見えなくなってきたので、終了する。
 今は北風で影響少ないが、春二番が吹くまでにはネット張りを終えたい。

春一番

2008-02-25 08:57:28 | Weblog
'08/3/23(土)
晴れときどき曇り 強南風~強北風  温度max16.0℃ min1.2℃

 夜のニュースで知ったのだが、今日の強風は春一番だった。春は強い風とともに訪れる。房総半島は南西の強風か吹く。風になぶられる季節がやってきた。
 まずは管理機のメンテをする。かなり始動が悪くてエンジンのふけ上がりも良くなかった。スクータを何回も引いてやっとエンジンがかかる。キャブレータクリーナーをかけてスロットルのワイヤーを調節する。アイドリングも少し上げてみる。とりあえず復活する。 
 温床に引く電源コードを埋設する溝を掘っていると、農業教室打ち合わせのために、フォトシンセシスの高橋さんと、サポートのNさんが到着。教室スタートは人数も多く、作業やアイテムも多いので、現地での立会いをまじえて打ち合わせをする。その頃からかなり風が強くなってきた。
 自宅に戻り食事をとる頃、さらに強くなる。高橋さんのご主人と、残してあったトマトパイプのポリをはずす。そのままにしておくとパイプごと飛ばされ使い物にならなくなるかもしれない。まとめてあった防虫ネットやポリが風にあおられコロコロと向かいの畑の斜面を駆け上がる。高橋さんには数百メートル先の林に引っかかっているのを回収してもらった。
 強風が吹き荒れると仕事にならず、その後片付けやらでやることが増える。予定がずれ込むのでやっかい。

電源コードをパイプに通す

2008-02-25 08:46:27 | Weblog
'08/2/22(金)
晴れ 日中南よりの風  温度max17.2℃ min-1.4℃
 
 この冷え込みの和らいだ状態は今日くらいまでらしい。日中はとても過ごしやすい。上着を脱いで、堆肥の切り返しをする。丁寧に水を含ませていたため乾いている所は無いが、いまいち発酵は進んでいない。ぬかを足しながら場所を移していく。中はかなり熱を持っていて、籾殻も色が変わっている。外側はこのところの寒さのせいか冷たいまま。とりあえず切り返しを午前中に終える。
 昼まで少し時間があるので、温床の電源コードを小屋から引く作業を行う。土に埋められるパイプの中に、電源コードを通す。パイプには呼び線の針金が通っているので、それにコードを引っ掛けて引っ張ればよい。コードはACドラムに巻きついているので、まずはそれをばらしてコードだけを取り出す。途中、コードにつなげようとした呼び線がパイプの中に引っ込んでしまったり、最終チェックで電気が点かないと焦ったら実はぜんぜん別のコードをコンセントに差し込んでいたりと、混乱するもなんとか済ませる。あとは土に埋めれば完成予定。
 食後はネギの草取りを続ける。となりの畝のにんにくも気になり、除草開始。畝間を刈払機でザーッと刈る。あとは株のまわりを鎌で刈り取る。草で覆われすぎると地温が上がらず、湿気で弱ってしまう気がする。その後日暮れまでブルーベリーの剪定をする。

畑の耕運

2008-02-22 13:14:06 | Weblog
'08/2/21(木)
晴れ 北風強い  温度未計測

 先日肥料を撒いた更科の畑をうないに行く。トラクターの座席に座って走っていくのだが、意外と寒い。自転車くらいの速さで移動していく上に、北風にさらされる。北海道の実家では、以前キャビンの無い大型トラクターを使っていたので、兄や父はだるまのように防寒着を重ねていたのを思い出す。今は冷暖房完備、ものによっては音楽も楽しめるらしい。じゃがいも予定地と一番早く作付けする葉もの、根菜の畑を午前中かけてうなう。平和幼稚園のじゃがいも畑も耕運しておく。
 午後も畑の耕運。湿度が低くぱさついていて、草が全く生えていない向かいの畑は、土ぼこりが高く舞い上がっている。その後は美香が先に言っているねぎ畑に行って草取り。あまり長時間やると集中力が途切れるので、日暮れまでの1時間はブルーベリーの剪定。作業はどれも逼迫しているが、天気が良い日が続いているので助かる。

じゃが芋畑の施肥

2008-02-20 21:58:16 | Weblog
'08/2/20(水)
晴れ 日中南よりの風  温度max13.9℃ min-6.6℃

 日中は春を予感するような日差しだったが、朝夕の真冬の寒さは相変わらず。なかなか春の野菜を作るという気分にならない。とはいえ、ハウスの温床作りの続きをやっておく。籾殻を断熱剤として数センチ敷いて、その上に農電マットを置く。
 その後、じゃが芋と葉ものの予定畑に施肥をする。鶏ふんと少量のカキ殻を入れる。じゃが芋の施肥量は控え目。植え付けの時、芋と芋の間にぼかし肥を置く予定。収量少なくとも味の濃い芋に育てたい。葉ものの施肥は、気温の低い時期なので少し多目。芋の圃場は夏の間草が生えていて、秋に鋤き込んだ所。クローバーも多く生えていた。葉ものはかぼちゃのあと残渣と夏草を鋤き込んだ後。ポリトンネルやベタ掛けをすることになるので、草も元気に生える。播種前に太陽熱除草を試みたい。葉ものと一緒にピッコロ人参も撒くので、初期除草は必須だ。
 その畑の地主さんから畑の周りの木を切ってほしいと頼まれていたので、チェーンソーで杉を何本か切る。生きている木なので、塩をまいてから伐採。高木は無理だが、低い木なので私でも切ることができる。
 そのあとはネギの草取りやブルーベリーの剪定をした。