しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

Sさんの畑見学

2008-10-31 07:06:54 | Weblog
'08/10/30(木)
晴れ 風弱い 温度max20.3℃ min7.3℃

 午前中には宅配の野菜セットをほぼ調整終えたいと思い、ペースを上げて収穫する。大根は最初の作を後から播いたものが追い越してしまいそう。最初の生育遅れは一時アブラムシが発生して弱ったせいだろう。Aさんには昨日収穫したパプリカを袋つめしてもらう。休憩に最後のアケビの実を採るがだれも食べなかった。熟するとかなり甘い。
 午後はSさんも加わり野菜の調整の続き。野菜の箱詰めが終り、ハウスの中の草などを片付ける。次の作付けに時間的余裕があれば残渣は鋤き込んでしまうのだが、今回は外に出す。そのかわり堆肥は多く入れることにする。
 あとは施肥するというところまで片付けてから、Sさんの家庭菜園と田んぼ、お仲間で作ったログハウスを見に行く。畑はヴィーノを走らせに行く鹿島川の近くで、きれいに手入れされていた。ログは周りを雑木にかこまれ、大きな炭焼き釜がありアウトドアを満喫できる広い空間。ログハウスから田んぼに行く途中の道もなかなかいい景観。この辺りもいいところがあると再認識する。体が2つあれば田んぼもやりたいものだ。

桜の木の時計

2008-10-30 07:09:53 | Weblog
'08/10/29(水)
晴れ 北よりの風 温度max23.1℃ min8.6℃

 出荷がないのでのんびりと畑にでる。少々腰のあたりが重い感じがしているので、午前中は力仕事は避ける。ハウスにもう一度堆肥を振る。灌水で少し土が固まっているので籾殻堆肥で通気性を良くしたい。その後は桜の木の輪切り板で時計を作る。かんなで表面のでこぼこを削り、紙やすりをざっとかける。穴を開けて時計のキットを固定する。ドングリと丸い木の玉で文字盤をつくる。時計の針がもう少しシンプルな物が良かったのだが、、。
 午後は都賀のSさんが来てくれて、ハウスのパプリカの収穫と片付けをする。まだ緑色ものもがコンテナ1つ採れる。約2/3は木が枯れたり、カメムシにやられて弱り成っていないが、残りはまだ樹勢が良い。このまま成らしておきたいところだが、これから冷え込みが厳しくなるともう生育は止まる。霜が下りると枯れてしまうだろう。今のうちに成っているものを採って、ハウスを空けて次の作付けをした方が賢明である。
 このまだ緑色のパプリカは刻んで生のまま醤油に漬け込むと美味しい。その醤油も炒め物や、和風のドレッシングに利用すると風味が良い。美香によると普通のピーマンを使うより旨みがでるらしい。
 

畑の下見

2008-10-29 19:12:33 | Weblog
'08/10/28(火)
晴れ 風弱い 温度max24.1℃ min9.8℃

 この頃の10度を下回る冷え込みで、畑全体が冷たく引き締まっている感じがする。 
 配達の野菜を午前中にあらかた収穫して洗っておく。今日はAさんが機織や染色に使う素材を栽培するため借りる畑を下見することになっている、しげファームの地主のIさんの紹介の畑で、午後に案内してもらう予定。Aさんは火曜日は昼から来てくれることが多いのだが、友人のEさんをお連れになり、早めに畑に来る。差し入れにマクロビオティックレストラン「陽菜」のおにぎり弁当の持ってきてくれる。畑の案内に作業時間を割くことにAさんが配慮してくれてのこと。気を使っていただき申し訳ない。
 案内していただいた畑はマリーゴールドやコスモスが咲き、住宅が点在する中にありました。広さは十分すぎるほど。畑の地主さんの説明を聞き、畑に戻る。野菜の調整を続けセットを仕上げる。
 野菜の配達先のM さんと以前良く援農してくれたTさんが久々に畑に来訪された。Mさんはヨモギを摘んでいく。
 Iさん宅の柿とTさんから頂いたお手製チョコレートケーキで一休みしてから配達にでる。しげファームの柿はイラガに葉を食われたせいか今一甘くなく少し渋みもある。Iさんの柿は甘かった。

 
 
  

有機農業見学会の打ち合わせ

2008-10-29 08:10:51 | Weblog
'08/10/27(月)
晴れのち雷雨 南風 温度未計測

 旭市の愛農まで鶏ふんを仕入れに行く。今日はいつものSさんも同行してくれる。美香は出荷の収穫調整をする。出かける前に耕運したハウスに灌水チューブで水を撒いておく。カラカラに乾いているので半日位は出しっぱなしにして十分水を土に含ませなければならない。いつもは1台分運ぶのだが、今回は軽トラック2台で出発する。
 畑に帰り、Aさんも手伝ってもらい鶏ふんを土嚢袋に詰める。4人で昼食をしている間に雨が降り出す。袋詰め作業がグチャグチャになり大変。
 残りの作業をAさんSさんにおまかせして11/9に開催される「有機農業の見学会」の打ち合わせに参加する。佐倉市で28年有機農業を続け、日本の有機農業の先駆けともいえる林農園が会場。当日スタッフでお手伝いすることになっている。千葉県の主催で有機ネット千葉が企画運営するこの催しは参加無料である。普段あまりみることのできない有機農業の現場を見学できる良い機会だと思う。
 途中佐倉市、千葉市は激しい雷雨に見舞われる。林さんの家の近くで靴を脱ぎ忘れ蛸とに気付き、取りに行く。帰りが遅くなってしまったので、少し足を伸ばして都賀にある無化調ラーメンの海空土に食べに行く。
 打ち合わせに行く時雨に打たれ体が冷える。少し腰も重くなってしまった。

陶器市に行く

2008-10-28 07:06:43 | Weblog
'08/10/26(日)
曇り一時小雨 風弱い 温度未計測

 気がつくと10月も終盤。夏野菜の後はなかなか片付けられないで、生えた草はその色を緑から黄色へと変えている。宅配の野菜を用意し、配達にでかける。午後は雨もパラツキ、なんとなく作業する気が起きない。
 美香と気分転換にしようと陶器市にでかける。青葉の森公園で行われいる陶器市は始めていく。沢山出店しているのだろうと思っていたのだが、その店の数に圧倒される。なかなか始まりの所に到達できない。品物にめぼしをつけて2回周り、お茶碗などを買う。手書きの有田焼などが傷物で安く売っているのを探す。ぱっと見分からず普段使いには十分すぎる。
 せっかく作った野菜を料理したら、気に入った皿に盛ってさらに美味しく感じていただきたい。

キウイフルーツはいつ収穫?

2008-10-26 18:46:24 | Weblog
'08/10/25(土)
曇り 風弱い 温度未計測

 農業教室はなんとか天気が持ちそうだ。このところの週間天気予報はコロコロと変わる。週末は秋晴れを期待していたのだが。
 講義の内容は、籾殻クン炭作り、秋冬野菜の野間引きなど。春夏と違い作業は比較的単調なものが多い。昼は畑の野菜で汁を作る。野菜作りで適度な株間にしていくのは重要な作業。混み過ぎると雨などで蒸れて痛み徒長し、株間が広すぎると収量の確保が出来ない。
 小屋の前のキウイフルーツは何時採るのですか?という質問をよく受ける。夏からすでに大きさや形が、もう食べることが出来そうにぶら下がっているからだろう。他の果物はいかにも熟しましたというように食べ頃がなんとなく分かる。キウイは実が大きくなってから収穫適期までお預け期間がが長いのだ。
 美香が図書館でCDを借りて来てくれた。このところの私のリクエストは学生時代にレコードで聞いたアーティストのアルバム。今回は小中学生の頃によく聞いた、サイモンとガーファンクル。あの頃は当時のアメリカにアメリカの音楽文化にあこがれていた。お金などない学生の憧れのギターといえばマーチン、ギルド、ギブソン、フェンダー、その後のディアンジェリコ、、、、、、話が長くなりそうだ。これからは楽器や音楽ができる余裕のある百姓を目指そう!
 

雨の収穫と配達

2008-10-25 19:01:58 | Weblog
'08/10/24(金)
雨時折かなり激しく降る。 南風一時強い 温度計の液晶故障中
 
 予想した通りの雨。合羽を着て、畑を周り野菜を収穫する。用意するのは二十数件の配達、発送の野菜セットとウインズフローさんの注文分、直売の野菜。野菜の品目は10~15品目。少しアブラムシが付いたり、土まみれの野菜を洗うのに時間がかかりなかなか終らない。小松菜などは全くアブラ虫が付いていないが、大根、蕪などは付いてしまった。控え目していたのだが、ほんの少し施肥が多かったのかもしれない。畑の場所や気候、肥料の量、入れる時期、、、など原因は特定できないが作付け直前の多肥はよろしくない気がする。
 配達が始まる頃は雨は小康状態になる。私の勘違いで今回の配達がお休みの家庭に届けてしまい、最後の1セットが足りなくなる。幸い当日キャンセル分があったのでそれを配達することができた。
 帰る頃は雨も上がり、湿っぽい空気が真っ暗な畑を包んでいた。
 
 

根深にした九条ネギ

2008-10-25 18:37:27 | Weblog
'08/10/23(木)
曇り昼から雨 風弱い 温度未計測

 雲行きが怪しくいつ雨が降り出してもおかしくないような空模様。まずは宅配の野菜の準備。Aさんは玉ねぎ草取りの一回目を終了させようと頑張る。しかし始めの頃除草した部分は草が伸び始めている。ううぅもう一度やらねばならない、、。
 土曜日の農業教室の打ち合わせをTさんとしていると雨が本降りとなる。打ち合わせが終るとさらに激しくなり、駅までTさんを軽トラックで送ることにする。
 仕事は速めに切り上げる。明日の収穫は雨が予想されるので、ネギと生姜、里芋は収穫しておく。土がたくさん付く芋や、ネギなどの野菜は雨の日の収穫はできるだけ避けたい。今年ネギ類は潤沢にある。土を寄せて根深にした九条ネギは、夏に延びた部分が枯れて見た目が悪い。が、見た目に反して葉も白い部分も美味しい。
 これからがネギがさらに甘みを増す季節がやってくる。

ハウスの葉物作付け準備

2008-10-23 20:06:06 | Weblog
'08/10/22(水)
晴れ時々曇り 風弱い 温度未計測

 ここ千葉市の若葉区は冬は冷え込む。海沿いの千葉市街で計測されて、天気予報で表示される気温とはかなり差がある。しげファームの冬場の最低気温は水戸と同じ位。厳冬の露地野菜栽培はかなりむずかしい。畑の立地が南向き斜面で全体的にゆるい谷のようになっている。近くの川沿いんの田んぼより標高が高く、しかも畑は全体的に窪んでいる地形は冷気が溜まりやすい。しかし南向きで日が当たると急激に地温は上がる。野菜は温度変化で傷みやすい。1~2月の間はハウス栽培の葉物がないと充実した品目の野菜セットを組めなくなる。冬場のハウス野菜は適度な冷え込みで味は意外と美味しくできる。そろそろハウスの播種準備に入らないと収穫希望時期に間に合わなってきた。
 米ぬかや電熱マット、雑草、温床木枠などを片付けて、施肥する。籾殻堆肥、ぼかし、鶏ふん、貝化石。量は控え目にする。この後は太陽熱除草をする予定。
 午後は近所のOさん宅から籾殻を軽トラック1台いただく。これでかなりの籾殻を集めることが出来きありがたく思う。
 夜は、都賀のSさん行きつけの居酒屋で美香と3人で1杯やる。私は勤めをやめてから、夜居酒屋にいくことはめったにない。その雰囲気は少しなつかしかった。美香もしばらくお酒はのんでいなかったが、おいしそうに飲んでいた。この居酒屋は女将が調理場を一人で切り盛りしている。しかも魚の仕入れを自ら銚子まで毎日片道2時間かけて通っているらしい。店はほとんど無休。お世辞にも若くはないのにそのバイタリティーには頭が下がる。

一日収穫に追われる

2008-10-22 07:16:37 | Weblog
'08/10/21(火)
晴れ 風弱い 温度計不調

 早朝はもうシャツ一枚では少し肌寒く感じる。配達の野菜の収穫をする。途中に数年前お付き合いのあった料理人が食材を求めに来る。地方に行っていたが千葉に戻ってきて、久々に再開する。今回はとあるお店の10周年記念のコース料理に使うとのこと。
 急なオーダーに時間をとられて、野菜の収穫調整が進まない。午後からきてくれているAさんに調整を手伝ってもらうことにする。とにかく一日下を向いて収穫し続ける。お手伝いのおかげでなんとかレストランの野菜の準備、配達、発送を済ますことが出来た。小屋に戻り留守番をしていたヴィーノの散歩にでかける。薄いシャツ一枚なのでかなり寒かった。確実に秋は深まっている。