しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

さつま芋の種芋

2011-03-31 07:37:08 | Weblog
'11/3/30(水) 
晴れ 南よりの風弱い max 21.2℃ 68% min 1.5℃ 24%

 スパイラルやブロッコリーの苗が急激に生育不良になる。トレイを移動するとしたに水がたまっていた。敷いたポリが分厚く、凹凸ができてしまったようだ。根は白く一見健全なのでしばらく養生すれば復活するだろう。
 牛蒡と生姜、オクラの予定地に堆肥などを散布。
 昼まで、収穫しないで残った細い九条葱を移植する。すぐには終らないので今後徐々に行う。
 午後は種さつま芋を貯蔵穴からだす。一部腐ったものが何本かあったが良い状態で保存できた。里芋も完璧な状態が保たれている。まずはほっとする。
 さつま芋はハウスの中の木枠の土の中にふせこむ。安納芋と紅東。
 デジタルカメラが故障してしまった。防水仕様なので、土がついた手でもかまわず使用できて重宝していたが、電源を入れてもすぐ切れてしまう状態になった。修理に出すことにする。
 

ズッキーニ鉢上げ

2011-03-30 07:38:05 | Weblog
'11/3/29(火) 
晴れ 南よりの風弱い max 18.5℃ 78% min 0.1℃ 18%

 キャベツ、ブロッコリーなどの定植準備。
 先にトラクターで行き、先日施肥した所を耕運、後から美香と研修Tさんが軽トラックでやってくる。
 マルチを張る。トラクターは美香と交代、管理機でベットをつくる。畑の縁は崖になっていて、篠竹がびっしり生えていて畑に侵入してきている。鍬を入れるとがりっと根にあたる。今年も竹の進入に悩まされそうだ。
 午後はやり残したマルチ張り2本を美香とおこなう。Tさんはズッキーニの鉢上げ。そのあとゆるんだ玉ねぎマルチに土をのせる。
 夕方まで、でこぼこな牛蒡収穫あとの畑をトラクターで何回か往復して整地しておく。
 

キュウリ鉢上げ、廃プラ出し

2011-03-29 07:28:16 | Weblog
'11/3/28(月) 
晴れ 風弱い max ---℃ ---% min --- ℃ ---%

 廃プラを農政センターに持っていく。受付をして、数を確認しながら倉庫に入れる。処理費用は10キロ70円。ポリは発電に利用される。
 トマトの鉢上げ。ミニトマトとフランス産の品種。
 午後、美香はキュウリの鉢上げをする。
 研修Tさんと更科のナス予定地に施肥に行く。余った堆肥などを別の畑のキャベツ圃場の続きに撒いておく。
 夕方までさつま芋苗床と苗の鉢をおく木枠をハウス内に作り始める。

 夜、野菜の販売や取材など、長くお世話になっているIさんから電話が来る。いろいろと気にかけてくれていてありがたい。最近は田舎暮らしをしながら野菜の自給を始めて、農的生活の豊かさを感じるようになってきたそうだ。
 その矢先の地震と原発事故。普段は電話では必要最低限の会話しかしないIさんが、随分ながく話していた。心の葛藤が伝わってくる。
 彼女の言葉で頭に残っているのが 
 「自給のわずか数十坪の畑すら守れないなんて、、、。」
 
 自然の天候などは別として、自分の力だけでは安心して野菜を作る環境をを守ることができなくなってしまった。
 
 作業員が被爆してしまっが、健康は問題なしとして退院。
 そんな危険な目に会い、その程度で大丈夫なら
 野菜、水、空気
 どのくらい問題があるのか、、、、わからない。

トマト圃場準備

2011-03-28 07:54:38 | Weblog
'11/3/27(日) 
晴れのち曇り 北西の風 max ---℃ ---% min --- ℃ ---%   

 アースデイマーケットちばには出店しないで、遅れている農作業に専念する。
 トマト予定圃場の準備。花が咲き始めた菜っ葉を粉砕して、堆肥などを散布する。そのあとは美香がトラクターで耕運する。カリフラワーなど粉砕して土に鋤きこむ。
 ブルーベリーの畑の通路でハンマーナイフが通れる所だけ草を刈る。株元や周囲の狭いところは刈払機か鎌でやるしかない。セイタカワダチソウの新芽が地面に張り付いて今にも伸びてきそうだ。
 さつま芋の苗床を育苗ハウスにつくるので、使用していない蕪のあとをうなう。狭いのでトラクターがパイプを引っかけないように注意する。
 この寒気が抜けたら、いろいろ定植開始しなくては。
 

レタス定植準備、春先の嫌いな天候

2011-03-27 07:31:22 | Weblog
'11/3/26(土) 
晴れ 北西の風強い max ---℃ ---% min --- ℃ ---%

 久々に東京からTさんくる。
 レタスの定植準備。管理機でベットをつくり、マルチを張る。風が徐々に強くなってくる。
 植えつけたじゃが芋の様子を見ると状態があまりよくない。
 トマト予定地の葉物は片付けるので、ほうれん草は食べることができるものを収穫しておく。
 昼になると暴風に近い風が時折吹きぬける。
 トンネルの杭がはずれるところがあるのですぐに直しておく。トンネルが心配で気が気でない。
 午後はアースデイマーケットちばの前日準備のため、千葉市街に車で行く。自転車で行くつもりだったが、強風のため断念。
 マーケットは出店しないのでせめて準備を手伝う。義援金募金をすることを提案したので、募金箱を作る目的もある。
 募金箱は据え置きと持ち回り用の2個を簡単に製作。他の事務作業はNさんにしかできないことがおおいので、終ったら帰宅する。
 畑を留守にしている間にマルチが剥がれたりしたらしい。美香が応急で直した。
 風は夜に少しおさまった。朝に無風になるとかなり冷え込むだろう。春先の嫌いな天候のパターンだ。

トマトの鉢上げ始める

2011-03-26 07:44:36 | Weblog
'11/3/25(金) 
晴れのち曇り 南西の風夕方強い max 16.7℃ 84% min -3.4℃ 26%   

 3月下旬で桜が咲く頃だが、朝の冷え込みは冬並み。
 発芽した大根や葉物には厳しい温度。ポリと不織布の2重トンネルだが、端のほうは多少凍ったところがあるかもしれない。
 一回目播種のトマトの鉢上げを始める。中玉と大玉。中玉は午前中美香が、大玉は午後研修Tさんが行う。
 昼までは、研修Tさんにはミニダイコンの発芽不良や凍結したところを追い播きしてもらう。
 折れたトンネル枠などの片付けをする。
 午後はカボチャのマルチ張り。まだ播種していないが、通路に麦を播くため早めに張ることになった。
 麦は広い通路はばら蒔きしてトラクターで浅くうなう。他は播種機でかなり密に播く。
 今までの防草シートでは管理が楽だが、カボチャの熟す頃に樹勢が衰える。葉が枯れて果実の日焼けになり日持ちが悪くなる。ほんとうなら冬のうちにカボチャの圃場を決めて麦を播くのが良いのだが、なかなかそうもできない。間に合うか分からないが麦の上を蔓が伸びるようになればと考える。
 
 被災者の避難生活のためにも暖かい春の到来が待たれる。来週中ごろは寒気が抜けるようだが。
 原発事故は厳しい状況が続いている。
 もう原子力を推進する理由をどこにも見出すことはできないだろう。

菜の花茹でる

2011-03-25 07:46:24 | Weblog
'11/3/24(木) 
曇り 北東よりの風 max---℃ ---% min ---℃ ---%     

 曇天で寒い一日。更科の果菜類予定地を片付けにいく。
 キャベツなどを更科の川沿いに植えるので必要なトンネル枠を車に積んでいく。
 冬の葉物が花を咲かせ始めている。小松菜やべか菜の花芽をできるだけたくさん採って持ち帰る。
 ハンマーナイフで粉砕する。雑草は背の低い、オオイヌノフグリやハコベがほとんど。ところどころギシギシが勢力を伸ばしつつあるので早めに耕運しておこう。
 昨日施肥したカボチャとインゲンキュウリの予定地をトラクターで耕運する。
 午後は美香のJAS書類作りを手伝う。
 夕方から納戸の整理をする。
 摘んできた沢山のべか菜や小松菜の菜の花を茹でる。
 冷凍して野菜の無い4月に利用する。
 

トマト2回目播種

2011-03-24 06:26:36 | Weblog
'11/3/23(水) 
曇り一時小雨 北東よりの風 max---℃ ---% min ---℃ ---%

 天気は回復しないで、時折小雨が混じる。
 ハウスで種まき。
 2回目のトマトと発芽のあまりよくない品種のズッキーニ。トマトはサンマルツァーノ、大玉、調理用品種、中玉の4種を育苗箱に。
 一回目の播種分はもうそろそろ鉢上げできるようになってきた。
 Sさんくる。
 午後はかぼちゃとインゲン、最初のキュウリ予定地に施肥する。土が靴につくような状態なので、耕運は明日にする。
 ハウスで休憩中にIさん夫妻来訪。いまいち農作業へのモチベーションが上がらない私を励ましていただく。
 原発事故の状況は相変わらず好転しないが、明日からはもう少し気合を入れてがんばろう。 
 

軽油が入手できる、

2011-03-23 07:52:33 | Weblog
11/3/22(火) 
雨 北よりの風 max---℃ ---% min ---℃ ---%

 雨が続く。
 ハウスの苗の換気をする。
 自転車で数分のところにあるガソリンスタンドが営業を始めた。車の入店待ちが十数台程度だったので、トラクター用に軽油と管理機や草刈に使うガソリンを携帯缶に買いに行く。車の列は特に増えていくような気配はなくあっけなく店内に入れる。
 これで遅れている畑の準備が進みそうだ。
 自宅で古本や古紙の整理の続き。資源ごみは明日なので、玄関まで下す。古本はブックオフに持ち込む。かなり長い時間待たされる。
 あとは数年前に暫定的に物を押し込んだ納戸の整理がある。雨でなにもすることがなくなれば着手しよう。
 農業はある意味お天道様任せなところがある。自分の力ではどうしようもない天災をうけることもある。
 そのあとの恵を待って受け止めるしかない。
 しかし突然降りかかる原発事故のような人災は別である。
 以前に人から原発の危険性の話を聞いたことがあった。
 
 いつか起きるだろうと思っていたが、
 今すぐではないだろう、、、、
 なんて考えを持つことはやめた方が良いことがわかった。

 今後、原発問題を自分なりにどう取り組めば良いかよく考えていきたいと思う。

消せない火

2011-03-22 07:43:38 | Weblog
'11/3/21(月) 春分の日     
朝曇りのち雨 北東よりの風 max---℃ ---% min ---℃ ---%

 雨の降らないうちにハウスの中のトンネルの換気やヴィーノの散歩を済ます。
 そのうち雨が降り出す。
 農作業は休みする。
 畑までの道にある早咲きの桜が咲き始めた。
 庭のプラムも花芽が膨らみだした。
 春はゆっくりだが近づいてきている。
 美香は2回の本棚や机の周囲を整理。縛ったりするのを手伝う。
 古本に出せそうなものと古紙に出すものを分ける。百科事典のように何冊も有る漢和辞典などはどうしようかと思う。ワイン関連の本も人に差し上げるか古本やにだそう。
 
 原発事故は3歩進んで2歩下がるというような状況。
 関東の農産物にも影響が出始めている。
 事態の好転を祈るしかない。
 理学博士の高木仁三郎さんはある著書の中で
 「原子力は消せない火をつくる技術」と述べていた。
 大きなエネルギーを生み出す技術は進歩したが、一緒にに生まれた放射性廃棄物はほぼ永久的に残り、消してしまうことはできないと、、、。
 
 二階の部屋は足の踏み場がなくなるくらい本で埋まる。断捨離とまではいえないが本棚はずいぶんすっきりした。しかしこれをこの部屋からださねばならない。