しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

頭脳曇天

2007-08-31 20:52:28 | Weblog
'07/8/30(木)
曇り 風弱い 温度max28.4℃ min22.6℃ 湿度max98% min79%

降りそうで曇ったままのどんよりした空模様。猛暑でないのでレタスは比較的発芽は良い。しかし古い種はやはり殆ど発芽していない。ここ数日は体調が悪いというわけでもないがパワー全開といかない。頭の中が重くなっている。年に何回か脳がスローダウンするのが原因というのは分かっている。パソコンがメモリー不足で重くなるようなもの。苗はどこの畑に植えるか、、畑が足りない、、春の片付けが遅れているせいだ、、暑くて発芽が悪い、、雨が異常に足りない、、、、、などと不安と決めなければならないことが多くなりすぎるとパワーが落ちる。今日は細かい作業はせずトラクターで畑を耕運する。運転する以外は特に何もすることが無いので考え事には最適。エンジン音だけしか聞こえない座席でいろいろ考え、まあ畑の準備も何とかなるだろうと勝手に納得する。単細胞的だがなんとなく頭が軽くなる。これで明日からの作業がらくになりそうだ。

トレヴィスの花

2007-08-30 08:13:43 | Weblog
'07/8/29(水〉
曇り宵のうち雨一時晴れ 北よりの風 温度max31.2℃ min22.5℃ 湿度max97% min54%

激しく屋根を打つ雨音で目覚める。ぼーっとした頭の中にやっと降ってくれたかという安堵が降りそそぐようだ。降っている時間は短かったが贅沢はいってられない。植物にとっては甘露の一滴に違いない。体温を超える気温から一転して涼しい一日。本来ならハイ次ハイ次とおかわりのように仕事をこなすべきだが、、なぜか気持ちのエンジンのパワーが上がらない。ちんたらと抑制ズッキーニの種を100粒ほど50穴のトレイに蒔き、鶏糞やボカシを畑に入れる。畑をうろうろ歩き、いろいろ考え事をする。トレヴィスの花が可憐に咲いている。この花は夕方には散ってしまうので切花にはできない。畑でしか見ることが出来ないやさしい青色は癒される。なぜかやる気が起きないことはよくある。こんな時は家に帰り風呂に入り寝るしかない。とぼとぼ帰る私をヴィーノが涼しくなって元気よく迎える。そして激しい散歩に引きずり回される。

人参にエールを

2007-08-28 22:52:45 | Weblog
'07/8/28(火)
晴れ夕方より曇り 風弱い 温度max36.8℃ min23.2℃ 湿度max97% min54% 19:00-80%

人参の畝間の草取りをする。乾燥の極限にきている土を動かしたくなかったので放っておいたスベリヒユが大きくってしまった。一部最初の除草をしていないところもありそこはかなり巨大化している。もういい加減雨も降るだろうと思い作業開始。これから大きくなり生育の支障をきたす草だけを取り、地を這うような草は基本的に無視。今年の人参はまばらな発芽ではあるが、こんな砂漠のように乾いた悪条件の中でも良くがんばっていると思う。雨をじっとこらえて待っているようで「がんばれもう少しで降るぞ」とエールを送りたくなるくらい元気が無い。畝間の草は鍬でがりがりと削るだけなのでそれほど時間はかからない。そのあと大根を蒔くところに薄く肥料を入れる。大根は又根や肌目が悪くなるなどの原因になるので直前の強い肥料はご法度だが、ほんの気持ちほどは入れておきたかった。今日は皆既月食の夜だが、月は隠れていてすでに雲による月食中。風が涼しくなり東京湾方面で雷がなっている。しかし降らない時はとことん降らない。雨の気配だけがざわめく木々から感じるだけ。数年前にもこんなパターンの天候の夏があった。そのときの秋はどんなんだったか参考までに古い日記で調べてみようと思う。

オクラの花は食べたことはない

2007-08-28 07:42:57 | Weblog
'07/8/27(月)
晴れ 南風弱い 温度max37.4℃ min21.0℃ 湿度max98% min45%

苗の潅水などをしてからトラクターの軽油を買いに行く。数年前に食用油リサイクルディーゼルオイルの使用を試みたことがある。結局量をまとめなくてはいけなかったり、冬場の難始動性などで使用にはいたらなかった。今後ぜひ予定したいものだ。軽油もずいぶん値上がりした。いろんな面でコストが上がる。自給的な自然農ならば影響ないのだろうが、豊富な人手がないかぎり機械に頼ら無くてはならない現状。むずかしい課題である。燃料を補給してから更科の畑までトラクターをはしらせる。屋根の無いトラクターはもろ日差しを浴びて暑い。行く道の脇の草がところどころ除草剤で茶色く枯れていて、無毛の大地のような灼熱感を増長する。田んぼの稲は黄色く頭をたれ始めている。そろそろ稲刈りだと思うまもなく動くコンバインに遭遇。早場米の刈り取りが始まっていた。耕運する畑は草が多かったので今回は浅くうない草の根を枯らし、しばらくしてから再度深くうなうことにする。夕方からは苗を定植するところのチューブでの潅水をする。オクラの収穫をして食品店に届ける。オクラの花は食べることができるらしいがためしたことはない。南国出身らしい派手な花だ。日暮れまで秋作の場所に鶏糞や貝化石を入れうない定植や播種の準備をする。今年はちょっと畑の準備が遅れていて、すぐに使える状態のほ場が少ない。急いで準備したいが雨が少なく乾燥していてなか進まない。明日以降の雨の予報に何度裏切られてもまた期待してしまう。

ホールトマトの水煮

2007-08-27 21:28:50 | Weblog
'07/8/26(日)
晴れ 風弱い 温度湿度未計測

ハンマーナイフの整備を続ける。やはりプラグの電極がかなり減っている。交換するため工具専門のホームセンターに行く。種類が思いのほか少なく他の大きなホームセンターでやっと合うプラグを見つける。プラグの品番は多くてホームページのアドレスのように一文字でも違うと微妙に合わない。午後試運転をする。始動時はやや低回転のばらつきが見られたが良くなった。実際刈ってみると昨日までとは違いパワフルに回ってくれた。常に高出力で働き続けるこの機械は日頃からの点検整備を怠るとすぐ調子が悪くなってしまう。家では美香がトマトソースを作る。ソースといってもヘタをとりザク切りにして鍋で少し煮詰めるだけ。しかしビンの洗浄、煮沸、トマトの下ごしらえと結構な大仕事。以前は皮を湯剥きしたり、漉したりと手間をかけたこともあるが時間がかかる。皮を入れてこそホールトマトだと勝手に理解している。ビンに詰めてからしっかり脱気して完成。トマトの無い季節に重宝する。

ハンマーナイフモア素人整備

2007-08-25 20:25:56 | Weblog
'07/8/25(土)
晴れ 風弱い 温度max36.6℃ min23.2℃ 湿度20:00-88%

更科の畑のメヒシバが穂をだして種を生産し始めたのでハンマーナイフを走らせることにした。この草一度刈り込んでからの伸びの速さはすさまじく、すぐに子孫繁栄のため穂を空に向って開こうとする。畑は一面草原化している。それほど草の量は多くないのだが今一機械の調子が悪い。終わってから軽トラックに載せるときには、アイドリングが一定せずエンストを起こしそう。小屋に戻って少し草刈をしてから昼食。午後はオークリーフレタス、ミニレタス、エンダイブ、などをセルトレイに播種。種まき後にハンマーナイフの整備をする。まずエアフィルターの掃除。オイル受けはどろどろになっていた。へらで汚泥をかき出し灯油で洗浄。フィルターははさほど汚れていないので今回は洗わずそのまま使用。次はキャブレター掃除。分解清掃はしないでクリーナースプレーを使う。一通りやってからエンジン再始動するも症状はあまり改善しない。やはりアイドリング不安定。次はプラグを見ることにする。しかし工具が合わずはずせない。他にも点検に必要なものを購入しなくてはならないのでホームセンターへ向う。急いで買い物をしてもどるも陽はとっぷり暮れる。電灯をつけてプラグをはずしてみる。蛍光灯から遠くはっきり見えない明るさの場所だが、かなり黒ずんでいるので交換が必要かもしれない。続きは明日することにして自宅に戻る。月が明かるくて温度計を灯かり無しで読むことができる。月の照りが大地を暑くするなどと言ったが今日は青白く涼しげに感じた。

レタス播種始まる

2007-08-25 13:37:19 | Weblog
'07/8/24
曇り時々晴れ 風弱い 温度max35.0℃ min22.0℃ 湿度max97% min50%

曇りがちで幾分すごしやすかった。しかし体が重く、頭が痛い。夜、窓からの風に体を知らず知らず冷やしてしまっているのかもしれない。寝る時は涼しくて気持ちよいのだが、一晩浴びると体には良くないらしい。とはいえ部屋の温度調節はむずかしい。なにせエアコンがない生活だからしょうがない。ここ下田町はなくても十分快適に暮らせているのでありがたい。曇りがちな天気にはハードな作業もよいが、レタスなどの気温が低目が好ましい野菜の種まきにもちょうど良い。ちんたらとセルトレイに種まきを始める。竹の子白菜とミニ白菜1、ブロッコリー、スティックブロッコリー、フリルレタス1、ロメイン1、トレヴィス1、グリーンリーフ1、レッドリーフ、ステムレタス1他。水を少し張った桶に浸して下から培土に水分を含ませる。トレイの上から水をかけると浅く覆土下乾いた土は水をはじいてながれてしまうことがあるので、時間はかかるがこのやり方をする。香取線香を真横に置いているが薮蚊が次々襲ってくる。しつこい、、何が何でも血を吸ってやるという気合で向ってくるのでこちらもくれてやるものかと応戦する。手に種を持ったままとまった蚊をペシッと叩くとその振動で種をこぼす。むかつきながら拾っているとその指先に止まる、、、。暗くなってきたのと我慢の限界で終わりにする。夕方は種まきしないほうがよいかもしれない。

雨、力なく止む

2007-08-24 11:10:09 | Weblog
'07/8/23
雨のち晴れ 東寄りの風 温度湿度未計測

待望の雨も力なく、午後にはさわやかに晴れる。計っているわけではないのだが雨量は1~2ミリといったところか、、。猛暑がやわらぐのはよいが今欲しいのはさわやかな青空ではなく低く垂れ込めた雨雲。土が極端に乾燥しているので、この程度の雨では表面が濡れただけで終わり、やがてすぐ乾いてしまう。10ミリくらいは降って欲しかった。作業は春のトンネル片付け。草また草に覆われたパイプと防虫ネットやポリを回収して、ハンマーナイフをかける。去年は雨が比較的多かったせいか青大将やごくまれにマムシの子供がいたが今年は見かけない。あと理由はわからないがコオロギも例年より少し少なめな気がする。夜の虫の声もジージー系から秋の虫のコロコロ系に変わってきた。こんなところから季節の移ろいを感じる。

野良猫君かんべんしてくれ

2007-08-23 15:26:12 | Weblog
'07/8/22
晴れ 南風強い 温度max35.2℃ min26.8℃ 湿度max87% min53%

インゲンのネット張りの続きを行う。マルチは近所の野良猫的餌付け猫にずたずたぼろぼろにされている。この乾燥したときにちゃんと張られていないとマルチした意味がない。やつらは夜くるのでどうしようもない。その後は草刈とハンマーナイフ粉砕、トラクター入れたりと畑作り。夕方、平和幼稚園の園芸サークルの皆さんと秋の予定の話をする。メインは幼稚園で1月に使う大根や葉物。1月に照準を合わせて野菜を作るのはむずかしい。天候次第で収穫が簡単に1月くらい早まったり遅くなったりする。数回に分けて播種してどの作かをヒットさせるしかない。害虫も予想できない。今日も風が強い、トラクターで耕運していると乾燥した土から埃が舞い上がる。まるで春先のようだ。となりの大ケヤキは風にあおられて葉の裏に夕日を受け黄色く光っている。ざわざわとせわしない音が上から降ってくる。

温風不快

2007-08-22 08:56:44 | Weblog
'07/8/21
晴れ 南風強い 温度max35.9℃ 湿度ーーー

数件のお客様に配達休止の連絡をしていないことが発覚。いまさらお休みということにもできないので残っている野菜を集めて配達に出る。蒔きなおしのブロッコリー、スティックブロッコリー各1トレイをとりあえず蒔く。残りは明日することにして伸びてきたインゲンの支柱を立てることにする。胡瓜に張っていたネットをそのまま移動して使用することにする。マイカー線を抜かずに支柱をはずす。紐を抜いてしまうと胡瓜ネットは使い物にならないが通したままだと再利用可能だ。結構丈夫で使い捨てはもったいない。1列立て終える頃風が強まり、あおられてやりずらくなり中止。ハンマーナイフで草刈り取りをすることにして、おそるおそる回してみると快調に動くので安心する。日暮れまで草を粉砕する。風が強い、エアコンの生ぬるい温風のようで不快。上から真っ二つに割ったような明るい月の前を、旅客機の赤い尾翼が横切る。僅かであろうが、この月からも大地が照らされ、暖められているかと思うと目をそむけてしまった。