しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

ゴーヤ、オクラ播種

2008-04-29 08:00:21 | Weblog
'08/4/28(月)
曇りのち晴れ 北のち南風 max20.3℃ min9.3℃

 曇りがちな朝なので予定していた草取りは、午後にすることにする。ハウスでセル内に根が詰まりかけているバジルを、ひと回り大きなセルトレイに移植する。これでしばらく定植時期を先延ばしできる。ゴーヤとオクラも播種する。50穴のトレイがなかったので、72穴のトレイを使用する。
 その後はスイートコーンの播種。この作で最後にする。50メートル1ベットを昼までに終らせる。
 午後はなんとなく空が明るくなってきた。葉物のほ場はベタ掛けを掛けていたせいもあり、草がびっしり発芽している。去年かなり草ぼうぼうだったので、ポリを使い太陽熱除草を試みたところだ。一部ポリの長さが足りず、何もしない部分がある。やるやらないでは一目瞭然の差が出る。除草した所はやはり草の密度は少ない。スギナも多い。春から夏に掛けて耕耘しないと、翌年はかなりはびこる。根は深く引っ張るともろくなったゴムのように、ちょっとだけ伸びてプツンと切れる。
 草は葉が1~2枚位が初期除草時。これ以上大きくなると根が張り、作業が何倍も時間がかかる。1/3を残して草取りは明日に持ち越す。
 日暮れまではブルーベリーの下草刈り。刈払い機で刈るのだが、木を切らないように気を使い、他の草刈より何倍も疲れる。草の多いところは、ミミズが作った団粒化した土で埋まっている。

エストラゴンが売っていた

2008-04-28 07:28:23 | Weblog
'08/4/27(日)
雨のち曇り 東風 温度max20.5℃ 10.2℃

雨で予定していた作業は午後に見送る。こんな天気にこそと、ハーブ苗を酒々井にあるハーブガーデンに買いに出る。R51を成田方面に20分くらいの所にあるこじんまりとしたガーデンとショップ。まだ開店少し前だが、店員さんに了解を得て売り場に入る。
 売ってないだろうと思っていたエストラゴンが小鉢であったので、即買い占める。といっても4鉢だけだが。他にラベンダーを何種類か選び会計してもらう。その間にハーブティーをご馳走になる。すっきりした味わいはレモングラスとのこと。何年か前育てていたが、霜にやられてしまった経験がある。再び挑戦しようと一鉢選んでもらう。冬は堀だして霜に当たらないところで冬越しさせると良いらしい。
 午後はハーブ苗を植えてから、更科町の葉物のベタ掛けを外しに行く。好天が続けば、あと数日で一部が収穫始めることができそうだ。
 帰ってからはメロンと最初に播いたスイカの定植をする。メロンを作るのは久々なので、整枝法など思い出すべきことが多い。スイカは発芽前、野ネズミに食われ数は少ない。ミニダイコンのポリを外してスイカのトンネルに張りに利用する。
 日暮れまでブルーベリー棚の周囲のワイヤー回りを除草する。中の草刈とネット広げに備える。 
 世はゴールデンウイークに突入して、各地行楽地は大賑わいのことだろう。百姓もゴールデンワークだ。この時期、暇だとこれから一年間収穫できるものは乏しい。
 

農業教室5回目

2008-04-27 12:58:26 | Weblog
'08/4/26(土)
曇り夜雨 北東~東風 温度19.1℃ 8.2℃

 農業教室の5回目の日。準備のため昨日やり残した、マルチの穴開けを済ませる。トマトの苗を定植するのが今日の主な作業。ハウスから苗をを外に運ぶ所から受講生にやってもらう予定だったが、定植すべき良い状態の苗を、私の目で確かめておきたかった。急遽すべての苗を選び出し、コンテナに詰めるまではやっておく。美香はそれぞれのコンテナに品種名を書き、間違えないようにする。ハウスでばたばたしている内に、教室の皆さんが集まってくる。
 トマトは、雨よけ施設作付けの約半分を今日定植する。一通り説明してから十数名の手が436本のトマトを植えてゆく。スムーズに終了したので、一緒に植えるバジルを昼食後に植えてもらうことにする。高橋さんに無理を言って、時間調整をしていただく。
 バジル植えのあとは、トンネル張り。一度トンネルつくりやってもらってはいたが、始めると風がでてきてかなり難儀する。いやポリを広げるから風をいつもより感じるのだろうか? いつもなら杭は差しておき、ポリを張った段階ですぐマイカー線で止める。が、教室ではいろいろ説明しなくてはならないので、伸ばしっぱなしのポリが風を受けばたつく。かなり厳しい状況だが、そこは人数の力でなんとか張り終える。
 その後は里芋予定地の施肥、休憩を挟んでインゲンは播種をする。ケンタッキーとモロッコ、あと教室専用につるなしインゲン。隣の先に播いたベットからベタ掛けをはずし、そっくり移動させる。最後はスイートコーンの間引きで終了。
 教室が終った後は、今日施肥したところや次の葉物、トマト、さつま芋の予定ほ場を耕運する。去年手入れが悪かった畑は、スギナが増えてきている。漉き込めば畑のためにはなるが、マルチ張ると下から持ち上げたりしてやっかいだ。夏までに何度かうなったり、除草するとずいぶん減らすことが出来る。

ネギと生姜植え付け

2008-04-26 20:45:51 | Weblog
'08/4/25(金)
曇り時折薄日さす。 北よりの風 温度max19.2℃ min11.3℃

 このところ千葉は日差しに恵まれない。曇りがちな日が続いて、まるで梅雨のようだ。播種後に晴れを予想していた枝豆は、発芽が遅れている。
 今日は生姜の植え付けをする。今年は種は買わず、保存しておいた自家種を使用する。旱魃の翌年は相場が高くなることが多い生姜は、毎年買っては採算が合わないのでなるべく種生姜を保存したいと思う。マルチを張り、孟宗竹で作った穴開けで、少し大きめの植え穴を開ける。50メートル2条植え、2ベットがほぼ埋まる程度の作付け量。去年よりは少な目。
 昼をまたいで生姜の植え付けのあとは、九条ネギの定植。3~4日小屋に置いておいた苗は、少し黄ばんできている。管理機で土を飛ばして、溝を掘る。2~3本まとめて溝の間に置き、根元に土をかける。今日の予定の苗を植えた後は、明日の農業教室の準備をする。薄暗い中、インゲンやトマトのマルチに穴を開けておく。
 そろそろ日差しが戻ってほしいところ。葉物の成長が止まってしまい出荷の予定がずれ込みそうだ。

生姜種用意

2008-04-26 20:18:52 | Weblog
'08/4/24(木)
雨時々曇り 風弱い 温度max18.2℃ 13.9℃

 目覚めると雨の気配が窓の外から感じる。畑仕事が出来ないと思うと、だらだらと寝てしまう。いつもより少し遅く畑のハウスに行き、苗の様子を見て回る。食後は生姜の植え付けの準備をする。保存の穴から出して、塊を植える大きさに割っておく。
 午後は農業教室の打ち合わせのため、フォトシンセシスの高橋さんが来訪。段取りを話し合い、畑に出て現場確認する。ここで用事があるため出かけることにする。高橋さんはしばらくハウスに残り、苗の草取りをしていただいた。
 用事は、わが家の新しい車の納車。中古車の店に出かける途中、直売所に出したラディシュの売れ行きを見に行く。殆ど売れたのでまずまず良かった。
 中古車販売のディーラーには時間通りに到着。軽のステーションワゴンを受け取り帰宅。今まではセダンの乗用車だったので、野菜を運ぶのにはあまり活用できなかった。このワゴン車は普段乗り以外に、販売にも活躍してくれそうだ。

きゅうり定植一回目

2008-04-25 08:08:28 | Weblog
'08/4/23(水)
晴れ 南の風 温度max23.4℃ min3.6℃

 昨日できなかった、キュウリの定植をする。コンテナに入れた苗を水にどぶ付けして、ほ場に運ぶ。自然農法種の上高地5号とフランスのパリジオというピクルスキュウリ。全部で200株。植えている間、美香は昨日用意しておいたラディッシュを私営の直売所に持ってゆく。野菜を配達配送できる品目が揃わないうちは、農家が持ち寄る直売所で売ることにしている。
 定植後、更科の南瓜予定地までトラクターを走らせて、耕運をする。美香はネギ苗取りの続き。途中の川沿いの田んぼは、代かきが始まり、赤や青のトラクターが広い田んぼの中を動き回る。水が一面に広がり始めたせいか、風が急に湿っぽく感じる。里山の木々は、様々な色合いの新芽が出始める。淡いグラデーションで山の稜線を縁取る。心が和む田舎の心地よい季節。和む気持ちとは裏腹な、この後の立て込む畑の作業をこなすべく、急いで耕運作業を済まして家に帰る。
 午後はさつま芋の苗床をつくる。かなり遅くなったが、少しでも苗が自給できればと思う。堆肥跡の土を利用して芋を伏せこみ、トンネルをかける。紅東、紫芋、寿の3品種。
 そのあと朝植えたキュウリに古ポリトンネルをかける。今あるトンネル枠が大きくて、マルチ2列に立てるには幅が余る。二人で相談して、枠を斜めにクロスさせて、細いマルチ幅に合わせるようにしてみる。意外とうまくできたので、今後狭い幅の時はこの方法でやることにする。

きゅうり定植できず

2008-04-23 19:36:56 | Weblog
'08/4/22(火)
晴れ うす雲多い 温度max23.3℃ min7.5℃

 きゅうりの定植の準備を進める。マルチを張り、苗をどぶづけして冷やす。先日来たキュウリパイプをマルチに合わせてみる・・・大きい。ちゃんとサイズを聞いておけばよかったが、実際に立ててみるとマルチ2列を用意して、またぐようにしなくてはならない。これまでは竹支柱を使っていたので、パイプを使用するのは今年が初めて。どうするか悩んだのち、やむを得ずマルチを新たに張りなおす。先に張ったものはメロンや瓜類に使うことにする。
 昼過ぎに野菜苗をFさんが取りに来た後、貝殻亭のシェフがご友人とともに畑の野菜の出来具合を見に来てくださる。ご友人は志津で洋菓子店をされているパティシエ。いろいろ話しながら畑を回る。
 作業の不手際のため、予定していたきゅうり定植は終えることができなかった。ラディッシュが先行してできているので、収穫して洗っておく。きゅうり、トマトは定植したらしばらくはポリトンネルで風雨を防ぐつもり。古ポリを広げて長さを確認して、濡れているのを乾かしておく。少々ひんやりしてきた。播種してあったスイートコーンにべた掛けをして帰る。

不耕起のスイートコーン

2008-04-22 06:49:29 | Weblog
'08/4/21(月)
曇り時々晴れ 北東寄りの風 温度max19.6℃ min9.3℃

ここ数日曇りがちだったこともあり、ハウスの苗には水をやってなかった。今朝は渇き気味の鉢に散水する。日差し無かったので、キュウリなどは少し徒長気味だ。
 そのあとは、一回目の雨よけトマトのマルチ掛けをする。50メートル2列。昼まではスイートコーンの播種をする。
 食後に野菜の販売、朝市の打ち合わせでNさんが来訪。こちらとしては、営農上できることとできないことを、あらかじめ明確にしておきたいので、今後何度か話し合いを持ちたいと思う。
 Nさんがお帰りの後は、鹿島川沿いの畑で、南瓜ほ場の施肥、モチットコーンの播種準備をする。モチットコーンは国産のスイートコーン種子。なんとか近くにトウモロコシが植わっていない環境で、種取を成功させたい。私としてはめずらしく、不耕起栽培を予定している。
 小屋に戻り、休憩をした後にネギ苗取りの続きをする。北東風が吹きっさらしになるこの畑は寒い。なぜか今年のネギの作業は、寒いことが多い気がする。

ねぎの苗とり

2008-04-21 21:18:25 | Weblog
'08/4/20(日)
曇り 北東の風  温度max16.0℃ min11.6℃

 関東地方で見ると晴れの地域が多いようだが、千葉県は海からの東風でどんよりした天気。夜は少し雨も降った。昨日除草したジャガイモ畑は草が根付いてしまったかもしれない。
 作業はまずスイートコーンのマルチを張る。50メートル×2作で今年は終わりにする。トラクターでうなっているうちにフォトシンセシスの貸し農園チームの方々が来る。皆さんにはハーブガーデンに苗を植えてもらうことにする。レイアウトはNさん。色鉛筆できれいに図面を書いてくれている。フローレンスフェンネル、ジャーマンカモミール、ボリジ、タイム、セージ、アーティチョーク、シナモンバジルなど。貸し農園チームが用意した赤シソは、シナモンバジルの種とりの関係で、ハーブガーデンからは外してもらった。別に植えるところを考えなくてはならない。
 午後は九条ねぎの苗とり。草がはびこり、取り分けるのに時間がかかる。だが、追肥の効果が出たのか、苗としては良い状態。苗とりの時期が早い割りに、大きくなっている。これで秋と初冬のねぎの量はほぼ確保できた。春まきの苗がうまくできれば、冬~春のねぎが切れ間なく出荷できると思う。

農業教室4回目。

2008-04-21 07:14:15 | Weblog
'08/4/19(土)
曇り夜小雨 北風 温度未計測

 農業教室4回目は曇りで肌寒い一日。前日の昼頃まで降り続いた雨で、畑の土は重く湿っている。講義で使うほ場は硬くしまっているので、トラクターで耕運しておく。ロータリーの回転を早くして、土を細かく粉砕しようとするが、湿っているためゴロゴロの塊ができる。教室で必要なものを確認しながら用意いていると、フォトシンセシスの高橋さんや受講生の方が到着。
 今日はジャガイモの除草、枝豆は種、キュウリのセルトレイは種、なすピーマン類の鉢上げを予定。雨が降りそうで降らない、危なっかしい天気の中、だいたい予定通りに農業教室は終了。ジャガイモは、晴れてくれれば除草効果がはっきりとでるので、今夜は雨が降ってほしくない。
 農業教室の後、美香が施肥しておいた生姜のほ場の耕運とイタリアンパセリの定植をおこなう。
 夜になって心配していた雨が、降り出す、、、。