しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

茄子定植開始と竹テントつくり

2009-04-30 07:04:31 | Weblog
'09/4/29(水) 昭和の日
快晴 南風 温度max24.0℃ min1.9℃ 晩霜

 今朝も畑の一部は霜に覆われる。トンネルの中の野菜は厳重に寒気を閉めていたので特に問題はなかった。
 風は完全に凪いでいる。更科に葉物を採りに行く途中の水を張った田んぼが、か鏡のように周りの景色を映していてる。
 まだ品目は少ないが畑の直売を再開する。美香が片付けて野菜を並べる。同時に茄子定植の準備をする。
 竹テント作りがあるので美香が植えることになるが、合間を見て手伝う。竹テント作りには、総勢12名ほど集まる。組み立て説明用に写真を撮り、その後5台ほど組み上げる。必要数まで後一歩。皆忙しいが何とか少しずつ前進している。
 竹テント作りを抜け出して、有機ネットのYさんから紹介のあった脱穀機を譲り受けに行く。倉庫に眠っていたその機械は、見てみると麦、米ようだった。大豆用であればさらに良かったのだが、麦用でも将来的に使用できるので、よろこんで頂く事にした。
 人手に余裕があれば麦も作ってみたい。

 

晩霜の害

2009-04-29 07:19:27 | Weblog
'09/4/28(火)
晴れ 北風 温度max23.1℃ min1.0℃ 晩霜

 朝起きると晴れていて無風。嫌な予感がして畑に行くと、斜面の下の低い所に霜が降りていた。被覆のないインゲンが萎れていた。キュウリやズッキーニ、トマトはポリトンネルに守られてかろうじて最悪の被害を免れる。しかし一昨日の風と今朝の冷え込みにかなりダメージを受けたようだ。もう少し慎重に対策をしなくてはならない。千葉市の気象情報の最低気温が11度位だから、畑の低い所では10度以上の差がある。周りの農家の畑は霜降したところは少ないようだ。私の畑は冷え込みに対してはが近隣より気を使わなくてはならない。
 更科に播物を播種するために、トラクターでうないに行く。帰ってから美香と播種機を積んで再出発。1作目の防虫ネットを外し、2作目に移動する。2作目のベタ掛けを今日撒いたところに移す。葉ものは、5月菜、蕪、あやめ蕪、マスタード、ルッコラ、春菊、水菜、青梗菜。つる首かぼちゃのマルチも張っておく。
 霜害のあったインゲンを播きなおすことにする。まだ復活する可能性もあるので生えているものは、抜かず同じ穴に播種。ベタ掛けお全体に掛けておく。
 明日も冷え込むかもしれないので、早めにトンネルは換気を閉じて中の温度を高くしておく。
 日暮れまで、茄子の定植の準備をする。
 

牛蒡、枝豆播種

2009-04-28 21:24:05 | Weblog
'09/4/27(月)
晴れのち曇り 北または西よりの風 温度max24.1℃ min6.1℃

 風は昨日にくらべて大分おさまった。剥がれたズッキーニのポリを張りなおす。マイカー線を杭から外して、最初からやり直す。AさんSさんにはねぎ苗の坊主取りをお願いする。
 午後は牛蒡播種をする。サルシファイと大浦牛蒡。草避けのためかまぼこ型にマルチを張り、20センチくらいに2粒播き。その後は枝豆の播種と続く。斜面の畑で乾燥しやすいのので、今回はマルチ栽培を試みる。発芽するまでベタ掛けをしておくことにする。その頃から曇りだし、だんだん寒くなってくる。暗くなるまで茄子の畑をトラクターで耕運しておいて明日に備える。
 ヴィーノを散歩して家に帰る途中、稲妻が空を薄紫色に照らす。しばらくして雷鳴が響き渡る。相当寒気が流れ込んでいるらしい。このまま朝まで風が吹き、雲がでていたなら、冷え込みも作物には影響しないのだが、、、、。 
 

強風吹き荒れる

2009-04-26 21:19:52 | Weblog
'09/4/26(日)
快晴 終日強暴な南西の風 温度計不調

 台風一過のような朝を迎える。朝畑に行く頃から南風が強くなる。今日予定していた作業は中止して、竹テントの続きをアースデイちばのスタッフとハウスで行うことにする。9時頃に東京のお客さんが久々に畑を訪ねてくれる。マーケットのたびに沢山野菜を買ってくれる男性。圧倒的に有機野菜を求める人は女性が多い中、こういった男の人が来てくれることは本当にうれしいことだ。
 風が強いのでハウスの開口部は閉めて、上着を脱ぎ中の暑さをしのぎながら竹テントを作る。
 美香はトンネルのマイカー線をとめる杭が抜けるのを直して畑の歩き回る。気になっていたがテントの組み立てでしばらく様子を見ることが出来なかった。
 途中心配になり畑の下の方に行くと、キュウリマルチが一部剥がれ、ズッキーののトンネルのポリがはがれてしまった。2人で必死にマルチを元に戻し、剥がれて天女の羽衣のようにはためいているポリを戻して飛ばないようにしておく。今日中の直しはあきらめて、明日張りなおすことにする。強風だとばたつくポリフィルムがトンネル枠を沈める。そして古いポリは弾力性が衰えていて、暑さでだらだら延びてくる。そうなるとマイカー線は緩み、やがて杭は抜けポリは飛ばされる。新しいポリはちゃんと張ると剥がれることは比較的少ないようだ。
 テントの部材を作りながら、畑の様子を見るので落着かない。
 午後は3時過ぎまで竹仕事を続ける。Sさんが小一時間手伝ってくれる。今後の制作に細い竹がどうにも足らず、富里のYさんのところの竹山に取りに行く。その間美香はアスパラの除草をする。
 夕方になってやっと風がおさまる。強風は心身ともに疲れる。

ハウスでの竹テント作り

2009-04-26 20:27:57 | Weblog
'09/4/25(土)
雨 北よりの風強い 温度未計測

 終日雨が降る。午後は雨脚と風が強くなる。畑仕事はお休みとなる。骨休めとはいかず、竹テント作りに実行委員やサポーターが集まる。まず小屋前で部品の準備、その後ハウス内で組み立て、部材作り。肌寒く休憩の時は軒下で焚き火をする。美香がお昼にもって来てくれた味噌汁がなんとも温まった。
 暗くなるまで作業を続けたが、思っていたよりもすべての作業に時間がかかる。
 風雨は峠を越したようで少し静かになる。
 

じゃが芋の土寄せ

2009-04-25 06:34:39 | Weblog
'09/4/24(金)
曇り 風弱い 温度未計測

 数日前の暖かさとは一変して肌寒い朝。薄いシャツでは長時間外にいるのはかなり厳しい。週末には荒れた天気になる予報が出ているので、畑での植え付けや播種作業は来週に延期する。曇りだが、除草作業をすることに決める。
 更科のじゃが芋の中耕土寄せをする。管理機の培土で寄せる。寄せ切れない部分があるので、鍬や足を使って株元の草ともども土を被せる。じゃが芋は土を被せながら土寄せ除草を数回繰り返す。
 葉物の草や通路のの除草もお昼まで行う。葉物の草をとるなんてめったにないが、草が多い畑だとこれをやるか否かでは雲泥の差がでてしまう。やらないと何を栽培しているのか分からなくなる。
 食後はブルーベリーの株元下草とりネットを張るためのワイヤー近辺の除草。ところどころアシナガバチの女王が一匹で巣を作り始めている。大事な畑の虫番人なので刺激しないようにする。巣を作っている木はポールを立てておく。
 美香はそら豆のアブラムシ退治をする。
 夜は畑のお茶ようのカップが割れたりして足りなくなったので、大きなスーパーマーケットに行く。キャンプ用品コーナーでステンレス製のものを5個見つけて購入する。これで仕事の合間のお茶が大勢でも対応できそうだ。

除草デー

2009-04-24 07:53:56 | Weblog
'09/4/23(木)
晴れ 北よりの風 温度max26.0℃ min8.4℃

 今日は草取りデー。通路などにプチプチと発芽してきた夏の草、今取っておくと収穫までの除草が必要なくなる場合が多く、かなり楽になる。
 まずは夏人参の除草。有機栽培における人参の最大の壁は初期除草。特に春播きの場合は、これを乗り越えるか否かでは天地の差。今回選んだ畑はスギナが多いので何度も耕運してある。前作は夏から秋にかけてのキュウリとインゲンだったので、比較的メヒシバなどの種の密度は少ないほう。太陽熱処理もしてあったので、ベタ掛けをしてあった割りには草の発芽は少ない。人参の草取りにしては難易度が低く、50メートル2条植え5列を昼ごはん前で終えることが出来た。
 午後は更科の葉物の様子を見に行く。一部の野菜は来週から収穫が出来そうだ。しかしこの畑はびっしりメヒシバが生え始めている。スギナも多く、昨年の手入れが行き届かなかったことが、見事に反映されてしまった。草は収穫後放任して生やすが、野菜の生育中あまり多すぎても手に負えなくなる。
 小屋に戻り、発芽しなかった輸入種の茎玉ねぎの後をそのままに、ラディッシュとマーシュ、サラダセット用に春菊を播く。終る頃、マクロビオティックレストラン陽菜のご主人が畑の様子を見に来訪。来週から、少しずつ出荷できるようになることをお伝えする。しかしセット野菜を組むには品目がまだ足りない。
 アースディマーケットちばの実行委員会が夜開かれた。出かける時間ギリギリまで、ブルーベリーの株もとの除草をする。
 

鉢上げ続く

2009-04-23 05:53:40 | Weblog
'09/4/22(水)
晴れ南よりの風 温度未計測

 前夜の雨で畑は湿っている。昨日に引き続きハウスの中で種まきと鉢上げを続ける。万願寺甘唐辛子や唐辛子類、白瓜の鉢上げ。播種はセロリ、スープセロリ、カモミール、セルフィーユなど。午後はSさんも手伝ってくれる。
 播種後は美香が定植前のポット苗に生えた草を抜く。私はうっかり忘れていた牛蒡予定地に肥料を入れる。途中農林振興センターのTさんが畑の様子を見にこられる。一緒にお茶をしていろいろ話を伺う。
 暗くなるまで畑の各所をトラクターで耕運して周る。

LE RAISIN ET L'ANGE

2009-04-22 19:15:14 | Weblog
'09/4/21(火)
曇り 南風 温度未計測

 今日はハウスの中の作業。トマトの鉢上げとイタリアンパセリなどの播き足しなどをする。
 小屋の隣の平和幼稚園の畑では、園児がじゃが芋の草取りにくる。ヴィーノが園児の列に吠えて近づかないように紐を短くしておく。
 午後はフランス料理 ルクールのIさんと婚約者のOさんが来訪。畑を案内してからしばし歓談。お二人は今日明日とお店は連休なのでリラックスした感じ。四方山話に花を咲かせる。
 夜はお土産に頂いたワインと魚のスープ、トリップの煮込みを頂く。一見ビスクのような魚のスープは濃いかと思いきや、スパイスが効いてすっきりと旨い。白のビオワインは白濁していて濁り酒のよう。濁ったワインはたいていブショーネで飲めたものではない。このワインは冷やさずに常温で飲んだが、口に含んだ瞬間にワインでできた葡萄の粒がはじけて、ぐっと喉を押し広げるような感じがした。醸造してすぐに美味しくのめないガチガチワインを倉に寝かせ変化した年代物とは一線をかく味わい。ビオワインは有機葡萄のポテンシャルをそのままビンに詰めた農産物かもしれない。 

 

トマト定植

2009-04-21 18:48:13 | Weblog
'09/4/20(月)
晴れのち曇り 東よりの風 温度max21.6℃ min8.6℃

 畑についてからトンネルの換気などをすませて、トマトの定植を始める。今日植えるのは作付けの半分。4品種4百数本。水槽にどぶ漬けしてから畑に運ぶ。去年より気持ち株間を広くする。お昼ごはんまでに植え終り、午後からポリトンネルをかけておく。
 トマト定植を終えた後は、レタスの霜よけのポリを外す。希望的観測だが激しい冷え込みはもうないだろうと思う。
 畝間の通路にプチプチと草が発芽し始めている。雨が降ると一気に増えてゆくので、早めに除草しておきたい。