しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

ラベンダー、エストラゴン種で挑戦、枝豆播種、里芋の植え付け

2010-04-30 20:29:30 | Weblog
'10/4/30(金)
晴れ 南風 max 24.5℃ 78% min 7.2℃ 21%

 やっと安定した天気が続きそうだ。遅れに遅れている野菜も元気を取り戻しつつある。例年なら少しずつ収穫出荷が始まっているが、今年は5月10日過ぎあたりからになりそうだ。あと10日でなんとかなるのではないだろうかと期待している。しかし出店を予定していた幕張ニューオータニのアースデイちばには間に合わなかった。
 こんな年もある。
 日差しが戻り、ブルーベリーの開花も進んでいる。新梢の葉の色も良くなってきた。ミツバチなどのハナバチが例年になくたくさん来訪している。
 ハウスでハーブの播種。苗を買うと高いラベンダー、エストラゴン。沢山苗を用意するには種から育てるしかない。エストラゴンは去年うまく発芽しなかった。再挑戦。ラベンダーは種だと品種が良く分からない。輸入種の袋にはそれなりの原語で書かれているため、諸所の事情で解読に至らないのが分からない理由。
 他にミントも播種。ミント、エストラゴンは種が小さいので覆土はしない。
 その後、スイートコーンの間引きをする。30分くらいで終えて、次は枝豆を播く。今回は播種機は使わず手播き。黒豆の枝豆。時期をずらしてもう一回作る。
 午後は大和芋と唐の芋と土垂の植え付け。大和芋は自家種、というより大きくならなかった芋をそのまま種芋にした。
 里芋は作付け量は去年とほぼ同じ。土垂が少し多い。唐の芋は50メートルもう一列植え付けようかどうか考えている。種芋は豊富に保存してあったので良い状態の芋を植え付けることができた。
 明日の生姜植え付けの圃場を耕運して帰宅する。
 

竹運び、自家採取の野菜

2010-04-29 19:46:13 | Weblog
'10/4/29(木) 昭和の日
晴れ 南風強い max 25.8℃ 96% 12.6℃ 21%

 アースデイちば関連のイヴェントなどに使用する竹を近隣Oさんの自宅敷地から運ぶ。
 アースデイ実行委員の方々が集まるり、軽トラックで往復する。途中風が強くなり雲行きが怪しくなるが、にわか雨にはならなかった。Oさんに竹の子を頂く。
 今日は時間的に運ぶだけで切って加工には至らなかった。お茶をして解散。
 美香が朝から続けていたスイートコーンの間引き草取りに合流。少しだけ明日に残して終了。
 借りていた電動のこぎりを佐倉のHさん宅に返しに行く。車で10分ほどの距離。研修棟で研修生達がお茶をしているとのことで、誘われてご一緒させてもらう。若い研修生が数名いて活気にあふれていた。塩豆が美味しかった。
 自分の就農したての頃をちょっと思い出す。当時思い描いていた自家採種、美香ともう少し自分達で種を採る野菜品目を増やしていこうと話し合う。 

冷たく湿っぽい4月だった

2010-04-29 07:04:58 | Weblog

'10/4/28(水)
雨 日暮れ時止む 南よりの風午前中強い max 17.9℃ 94% min 10.9℃ 73%

 午前中は風雨が強く荒れた天候。それにしてもよく雨が降る。すずが犬小屋からつまんなさそうに外を眺めるのが窓から見える。
 もうすぐ4月も終る。冷たく湿っぽい4月だった。乾燥した土が強く暖かい南風に舞い上がる日は多くなく、桜の頃に雪まで降る異常な気象。
 畑の作業は休む。こんな時にと家の中の掃除をする。
 午後は佐倉のHさん宅に電動のこぎりを借りに伺う。その後富澤商店に頼んでおいた種生姜を受け取りに行く。今年は全体の1/3くらいは自家種を植え付ける予定。
 夕方ルクールのIさんが畑に立ち寄る。割れる寸前の小さなキャベツなどを持ち帰ってもらう。火山の影響で一部の輸入食材が入りづらくなっていたそうだ。フランス料理としては日本で調達できない、本場の食材もあるのだ。
 厚い雲間から消えそうな薄い青空が見えたのは、日暮れ寸前だった。明日からは天気が良さそうだ。 

かぼちゃの畑準備、セロリの移植

2010-04-27 19:33:26 | Weblog
'10/4/27(火)
曇り午後雨 風弱い 温度湿度未計測 
 
 雨になる前に作業を急ぐ。かぼちゃの圃場にボカシなどを散布し耕耘。昨日ハンマーナイフで粉砕した菜の花の部分も耕運する。美香と研修Tさんはそら豆のアブラムシ取り。
 お昼まで新たに借りる予定の畑の草を粉砕する。
 食後外に出ると雨が降り出す。ハウスの中で作業する。セロリを育苗箱からセルトレイに移植。かなりの数の苗が用意できた。 余った苗はハウス内に植えてあるレタスの脇に密稙する。ハーブ感覚で葉を使えないかと思う。
 雨は強くなったり弱まったりを繰り返す。少し肌寒くなってきた。
 兄姉から電話やメールをもらう。北海道も畑に出れないほど悪天候が続いているらしい。北国は一年の半分近くを雪や寒さに閉じ込められる。農作物の作付けは短い夏を挟んで一発勝負的なところがある。大面積ということもあり失敗はできない。
 千葉はそれに比べるとまだ温暖だ。南房総や海に近いと私の畑よりさらに冷え込みは少ない。やり直しできる品目も多い。
 とはいえこんな天候不順では普通に露地に植えては収穫に至らない品目も多い。確実に収穫を迎えるために年々被覆資材などの使用が多くなっていく。
 ゴールデンウイークは天気が続く予報。行楽日和という言葉がテレビラジオから溢れる出るだろう。こちらも農楽日和といきたい。 

千両茄子の定植、じゃが芋中耕除草

2010-04-26 19:31:50 | Weblog
'10/4/26(月)
晴れ一時曇り 南よりの風 max 25.7℃ 78% min 4.3℃ 15%

 トンネルの換気の後、茄子の定植をする。生育の早い千両茄子から。他の品種はもう少しハウスで育成する。
 今年はマルチに2条植えとする。誘引も去年の反省点を考慮して簡単で丈夫なやりかたを選択する予定。
 マルチを張り終えると研修Tさんが来て、定植開始。本数は200本ほど。休憩を挟んでトンネル枠をさして古ポリを被覆する。
 午後はスイカの発芽していない植え穴に追い播きする。播いた後ジョウロで散水しておく。
 更科に行き、じゃが芋の追肥除草をする。追肥はボカシを少々。畝間を管理機で走り、株間は鍬で土寄せしながら除草。今日は正常に発芽しているレッドムーンだけ鍬を入れる。発芽不良の品種はなんとか小さな芽が出てきている。芋は腐敗したが芽は残って、それがか細くなんとか地面に出てきている。
 日暮れまで菜の花と新たな畑の草を粉砕する。新たな畑は1.5反くらいありそうだ。

晩霜再び、トマト、胡瓜の一回目の定植

2010-04-25 19:08:44 | Weblog
'10/4/25(日)
晴れ 西から南の風 max 22.4℃ 84% min 0.3℃ 19%

 早朝畑の様子を見に行く。予想通り一面真っ白に霜が降りている。野菜は霜対策のおかげでほぼ無事。インゲンは夕立で一部不織布が雨の重みでマルチに張り付いたところだけ、葉が黒く変色していた。不織布は雨や夜露で濡れた状態で作物の間に空間がなくなると、ほとんど保温力はない。
 T田さん9時前から来る。トマトの一回目の定植。約400本。コンテナに入れてどぶ漬けして次々植える。
 休憩してから一作目の胡瓜の定植。約180本。昼で終了する。
 午後はポリトンネルをかける。西風がやや強くなりポリがバタつく。
 2時過ぎに美香の元同僚のFさんとO本さんがきて、胡瓜の苗を篠竹で止めたり、トンネル杭打ち、マイカー線かけを手伝ってくれる。トマト胡瓜ともに無事ポリトンネルを設営できた。しばらくは朝晩の冷え込みと暴風を防げる。
 皆さんが帰った後、美香はそら豆のアブラムシ取り。所々発生し始めている株がある。
 明日の茄子定植圃場を耕運した後、余ったトマトの苗劣化させたくないという美香の意向で、ひと回り大きい12号のポリポットに移し変える。
 もうそろそろ乱高下を続ける気温も落着いてほしい。

トマト定植の準備、霜対策

2010-04-25 06:15:25 | Weblog
'10/4/24(土)
晴れ夕方にわか雨 南から東よりの風 max 20.7℃ 93% min 5.9℃ 31%

 トマトと胡瓜の定植準備。T田さん朝から来る。まずトマトはトラクターで整地後にベットの位地を測る。管理機でさくりマルチをかける。胡瓜圃場の耕運をしているあいだにT田さんは2作目のトマトの圃場にボカシなどを散布。胡瓜は2畝で胡瓜パイプを立て蔓を這わせる。
 午後、美香は更科の葉物に不織布をかけに行く。足りないトンネル杭も買ってきてもらうことにする。
 明日効率よく作業できるようにトマトのトンネルパイプや胡瓜の苗留めに使う篠竹などを切っておく。
 明朝は霜が降りそうだ。対策のため、キャベツやレタスの防虫ネットの上に古ポリや不織布を被覆する。
 トマトのマルチに穴を開けていると、突然生木を裂くような雷が鳴り響く。弱いにわか雨が降る。30分くらいで止み又晴れる。
 自宅に戻ってから寒さに弱いズッキーニの霜害が心配になる。暗い中畑に行き月夜の下、手探りでポリトンネルの上に余っている不織布を被せておく。
 これで明日朝まで何とかしのいでくれるだろう。

スティックブロッコリー2作目播種、ガーリックチャイブ

2010-04-23 19:16:40 | Weblog
'10/4/23(金)
小雨時々曇り 北よりの風弱い max 9.2℃ 94% min 5.8℃ 87%

 細かい雨が降り続く。ハウスの中での作業。万願寺甘とうがらしの鉢上げ80本くらい。スティックブロッコリーの2作目を播種。今回は72穴のいつもより大きめのセルトレイを使用する。
 ちょっとめずらしいガーリックチャイブの種を播いてみる。ニラをガーリックチャイブと書いてあるハーブ図鑑があるが、この種の写真を見る限りニラとは違い筒状の浅葱に似ている。輸入種で発芽するか微妙。輸入の葱系種は発芽不良が比較的多い。
 ハーブの未発芽の部分に種を追い播きする。発芽が今一の様子だったイタリアンパセリはやっと生え揃い始める。発芽に何日かかっただろうか。
 明日から朝晩の冷え込みがあるので、すべての苗にポリを被覆しておく。早めに作業はやめて帰宅する。

初夏から冬へ逆もどり、新たな畑

2010-04-23 07:49:52 | Weblog
'10/4/22(木)
雨 北東の風 温度湿度未計測

 気温はまさに急降下して1月2月のような寒さ。4月は低気圧がもう少し北寄りで日本を通過することが多く、それに向かって南西の暖かく強い風が吹く。そんな年は気温は高いが風の被害も多い。今年は太平洋側を通過する低気圧が多く発生するので、寒気を引き込んでいるようだ。
 夏から一転冬にもどった畑。様子見て周る。
 新たに借りることになる畑を歩く。地主さんとはとりあえず電話で了解をいただく。場所は隣の敷地を挟んですぐそば。広さは測ってはいなが1反~1.5反くらい。2年間一年くらい作付けはされていなかったので、まずは草の粉砕から始めなくてはならない。
 ストーブ用の薪を自宅に運ぶ。作業はやすんで一日ごろごろと横になり休む。
 

大浦太の播種、野生のノビル

2010-04-22 11:09:10 | Weblog
'10/4/21(水)
晴れ 南から東よりの風 max 29.3℃ 91% min 12.2℃ 32%

 トンネルなどの換気をしていると、着ている厚めのシャツのためか異様に体が熱くなる。9時なのに20度を超えている。自宅に戻り薄いシャツに着替える。この時点で夏日の予感がする。
 去年そら豆はアブラムシが開花時に大発生した。収量は涙ぐましいものだった。今作はまだ数株に発生が見られる程度だが、アブラムシは天文学的数字で増える。美香はほうっておけず筆先で除虫する。あっという間にテントウムシ等の天敵が食べつくせないほど増えるかもしれない。考えただけでも恐ろしい。テントウの幼虫がわしわしと食べているのを見るがなんとも数が少ない。このまま生態バランスを保って収穫をむかえたいものだ。
 作業は牛蒡の播種。品種は大浦太1粒播き。発芽しない植え穴は後から除草を兼ねて追い播きする。昼までに約半分終了。
 午後から続きを行う。
 休憩中にルクールのIさん夫妻が菜の花を摘みに来訪。自由に好きなだけ摘んでもらう。もうかなり咲き誇っていて食べることができる部分は少ない。
 近くでノビルを一緒に掘る。野生のノビルはちょっとかじっただけなのにいつまでも口の中に葱の香りと辛みが残る。 
研修Tさんは美香とインゲンの追い播きをする。 
 暗くなるまで畑の各所をトラクターで耕運しておく。雲が増えてきた。明日から天気が崩れるらしい。