しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

一部大掃除

2007-12-31 10:02:23 | Weblog
'07/12/30(日)
晴れのち雨夕方晴れる 南西から西の強風 温度未計測

 風が強い。門松を門につけるのに何度も松や輪飾りが飛ばされる。人でごったがえすスーパーで足りない飾りを購入して小屋にも打ち付ける。大掃除、といってもやらねばならぬ場所が多すぎて困る。美香は2階クローゼット整理。私は冷蔵庫の清掃。随分前に用意しておいた冷蔵庫カーテンを内側に取り付ける。少しは省エネになると思う。掃除してない割にはそれほど激しく汚れてはいなかった。重曹と石鹸で拭きゴミを払う。
 風はますます強くなる。突風にビビッタのかヴィーノが脱走。すぐよく行く近所のお宅付近に探しに行く。ちょうどその家の玄関に入っていくところだった。ヴィーノを連行して畑の様子を見に行くと、積んでおいた育苗箱が四方八方に散らかっている。豆に掛けておいたポリが小屋の屋根や軒にまで飛んで絡まっている。箱の散らかり方からつむじ風状の突風が吹いたらしい。畑の下のほうのトンネルはみごとに壊されていた。この時期強い南西風はあまり考えておらず、マイカー線も緩くしかはっていなかったのでポリはねじれて東の方にたなびいている。簡単には治せるような状態ではないのでしばらくはこのままにしておくしかない。
 クローゼット整理に足りない棚とリサイクルショップに探しに行く。雨が本降りになる。ちょうどよいものは無かったので、ニトリで新しいものを買うことになった。帰ってからはガスレンジの掃除。業務用なので五徳は重い。普段からの掃除がいかに大事か、こんな時に実感するもすでに遅い。バーナーもはずしてゴミを取る。
 空気が入れ替わり晴れてきたので一気に寒くなってきた。明日は冷えそうだ。

だらだら過ごす年末

2007-12-30 21:23:20 | Weblog
'07/12/29(土)
曇り時々雨 南よりの風 温度未計測

 雨が降ったり止んだりの朝、仕事はする予定はないのでかなり遅く起きる。午前中は生活クラブのデポーに出かけたり、近くのオーガニックワインだけを置いている酒店に行く。この店は日本酒も多く、というよりワインと焼酎、日本酒以外は置いていない。ワインは店内に置いているのはダミーで注文があると奥のセラーから持ってくる。ブルゴーニュの古木からつくられたピノノワールを買う。
 午後は年賀状をかいたりとだらだら過ごす。このだらだら感がうれしい。気温は高めで寒くないのだが、今日は片付けや掃除はなぜかする気にならない。大掃除は明日からにしよう。

今年最後の出荷

2007-12-29 17:56:13 | Weblog
'07/12/28(金)
曇り 東よりの風  温度max14.4℃ min-0.9℃

 配達と発送は年内最後となる。凍結防止のため前日とっておいた大根、人参は洗わなかった。土を落としながら新聞紙にくるみ分けていく。
 小屋の前をカラスがギャーバサバサと飛びうるさいので空を見上げると、鷹とカラスのバトルが繰り広げられていた。もっと上空を見ると数十羽のカラスがギャーギャーと鳴きながら旋回している。カラスよりひとまわり大きい鷹を多数で追い回している。鷹は畑の向こうの杉林の中にスーと消えてゆく。彼らの間に何が起こったかは一部始終見ていないのでわからないが、集団で向ってこられると身体能力の高い猛禽類もお手上げらしい。頭上数メートルでくるりと身をひるがえす鷹の姿は美しかった。カラスの軍団はヒッチコックの鳥の映像の小型版のようであった。
 調整は葉ものを収穫しながら夕方までかかった。途中、畑に直接野菜を買いに来てくださる方もいらした。焼き芋を食べて作業を乗り切る。ヴィーノさかんに芋ねだる。
 配達は私が行き、美香は小屋を片付ける。配達が終わる頃にポツリポツリと雨が落ち始める。葉ものをもう倍量くらい入れたかったのだが収量が間に合わなかった。でも今年最後まで配達を続けることができ、ほっとした。帰るとどっと疲れがでて、鍋焼きけんちんうどんを食べながら全日本フィギュアスケートを見てほっと一息ついた。

長人参すごく長い

2007-12-29 13:28:22 | Weblog
'07/12/27(木)
晴れ 風弱い  温度max15.1℃ min-3.8℃

 かなりの冷え込みが畑を包む。なかなか温度の上がらない小屋の中で発送とウィンズフローの野菜を準備する。
 午後は今年最後の配達野菜の収穫。九条ねぎ、人参、大根を離れた畑からもって来る。万福寺長人参も掘る。長いものは60cmくらいある。そんな中、しげファーム始まって以来の最長人参を収穫。よくここまで伸びてくれたものと感心する。この人参、昔懐かしい味と香り。五寸人参は片手で抜けるが、これはそうはいかない。長さの半分くらいまで掘らないと、抜く時にポキリと折れる。収穫に手がかかるので作る人も減ってきているのではないだろうか。このへんの直売所でも見られない。スーパーではまず見かけない。長さがまちまちなので、野菜セットによって長い短いが出てしまう。固定種ならではのバラつきが、栽培を敬遠される要素なのだろうか。私は好きなので来年も作ろうと思う。

ごぼう掘り

2007-12-26 23:51:36 | Weblog
'07/12/26(水)
晴れ 北から東よりの風弱い  温度max13.3℃ min-1.2℃

 出荷がないので、野菜を使ってもらっているレストランにランチを食べに行こうということになった。朝予約の電話を入れると満席との返答。クリスマスが終わった次の日なのでちょっとは空いているだろうと思ったのが甘かった。いけなかったのは残念だが、混み合っているのはいいことだ。
 ということで仕事になる。トラクターで畑をうない、ごぼうを掘る。大浦種で短いタイプのごぼうだが、表土が深い所に作っているので、まっすぐ伸びたものは50cmくらいになる。1本掘るのに一苦労。ごぼう農家はトレンチャーなどで溝を掘り収穫する。私はスコップ。
 午後も美香と掘るが、私の力ずくで抜いて折ってしまう様子にイエローカードが出る。「ちゃんと折らずに掘ってあげないといけない」…それから小さいスコップも使って丁寧に掘り出す。しかし股根になったものも多く、突然横に伸びていたり、ごぼうなのにタコの足だったりと様々。スギナの多い場所のせいだろうか。発芽後の生育もよくなかった。来年の畑の場所選びは慎重にやりたい。

ハウスの小松菜とれはじめる

2007-12-26 19:52:31 | Weblog
'07/12/25(火)
曇り 北風弱い  温度max10.6℃ min-1.7℃

 日差しは弱く畑の霜柱がいつまでも溶けず、歩くたびにしゃりしゃり音を立てる。長靴に霜柱ごと土がついて、まるでぼた餅が歩いているようだ。
 午前中に配達。午後は宅配の発送と野菜の調整を行う。ハウスの小松菜がようやく大きくなり、とりはじめることが出来た。
 件数はそれほど多くなかったので、日暮れまで時間ができた。茄子のあとの草をハンマーナイフで粉砕。メヒシバが地面を這いつくばって伸びている部分は、ナイフの爪が当たらないときがある。その後をトラクターでうなうとロータリーに切れていない草がからむことになる。機械に負担がかかるので、できるだけ土をかまぬようにぎりぎりまで地ヅラで粉砕していく。雲っているのであっという間に前が見えずらくなって終了。

霧の朝

2007-12-25 23:30:29 | Weblog
'07/12/24(月)
晴れ 北風少し強い  温度max17.7℃ min2.6℃

 少し遅く起きて畑に行くと濃霧に覆われていた。陽が昇り徐々に消えていったが、霧の朝は特に静かに感じる。
 午前は仕事をせず美香は家の用事をし、私は調子の悪いCDプレイヤーを再修理に出すため、電気店に持っていく。オーディオ類はプリアンプ以外は年数が経ってきたので修理が必要なものが増えてきた。JBLのスピーカーもウレタンの張替えをしなければならない。
 午後は明日の野菜の一部を収穫する程度の作業。二人とも少し疲労感があったので、早めに仕事はやめる。久々に軽トラックでVinoを連れ、鹿島川沿いの田んぼの小道を走らせる。1.5キロくらいを一気に走りぬく。走り終わっても息が上がらない動物の身体能力に感服する。

年の瀬のアースディ東京朝市

2007-12-24 11:16:10 | Weblog
'07/12/23(日)
雨のち曇りのち晴れ 風弱い 温度max13.4℃ min4.3℃

 夜半から続いた雨は朝も降り続けている。留守番してもらうヴィーノを散歩させてからアースディ朝市の出発準備。東京に向う道は空いていてスムーズに走る。西の空が若干明るく、雨脚も少しだけ弱まり晴れる予感がしてくる。
 少し遅れて到着したのでテント設営をほんの少しだけ手伝う。実行委員やボランティアの方は朝早くから雨の中大変だったと思う。いつもなら開店準備中にお客さんが来てバタバタするが、今日は人通りもまばらで寂しいスタート。
 野菜は今年の最終週の配達配送を考えて、少なめに持ってきた。予定していた漬物も漬かりが浅く販売を中止したこともあり、あまり豊富な品揃えではない。昼頃から急に天気は回復して人通りもいつもの感じになってくる。わらわらとどこからともなく人が沸いてくるようだ。今回は飲食を提供する店が多く、もぐもぐ口を動かしながら歩いている人が目立つ。オーガニックのワインを売っている店が出ていたので、トゥレーヌのソーヴィニヨンブランを一本購入。隣に置いてあったラングドックのヴィオニアに惹かれたが今回は安いほうにした。やはりこれからのワインはビオに注目である。というより財布が許せば、それしか飲みたくない気がする。 今日も普段会えない方が店に立ち寄って下さった。オーガニックツアーにこられた方やレストランの方、ソワニエ(馴染みとなった大事なお客さん)のSさんYさんなど。楽しい時間を過ごせた。たまのお祭り気分で良い行事だと思う。街も連休中日で歩道は人でごった返していた。表参道から首都環状線を抜けるのにかなりの時間を要する。レインボーブリッジを渡る時、橋げたは虹色にライトアップされていた。いつもこんなんだっけと思いながら通過する。最近は湾岸の夜景を見てもあまり心動かされることはなくなった。田舎が良いと思っているからだと思う反面、若くないのかなぁ、とも思う。

終日出荷調整

2007-12-24 10:30:29 | Weblog
'07/12/22(土)
曇り 風弱い 温度max9.4℃ min2.0℃

 氷点下にはならないが低い雲におおわれた冬寒の一日。たまにパラリと雨粒が顔にあたりこれからの雨をいやがおうでも予感してしまう。とにかく雨が降る前に収穫を済ませてしまいたい。出荷が増えて、さらに明日のアースディの分を採るために、あれこれ考えて畑をうろつく。小屋の前で焚き火をしながら手を温めながら野菜の調整。冷たい雨交じりの農作業は身体が冷えるので、着膨れ状態になる。準備作業は夜8時過ぎまで続ける。こんな時は夜配達などの作業が終わると、夏よりほっとする度合いが大きい。外は寒くても家の中が薪ストーブでぽかぽかなので温まれてありがたい。

巨大なフリーザーに包まれる

2007-12-24 10:15:58 | Weblog
'07/12/21(金)
晴れ 風弱い 温度未計測

 小屋に置いた出荷用の野菜は不織布を掛けて置いていたが、一部凍結。徐々に融かしながら氷のような野菜を調整する。小屋の保管をもっと気を使わなくてはならないと反省する。畑の野菜も巨大なフリーザーの中に入れたようにガチンガチンに霜がついている。しばらくは収穫できず、品目の配分などに手間取り、夕方まで作業は続く。寒い日が続くと収穫できる時間帯が限られてくるので出荷予定は天気を見極めて行わなくては間に合わないことになる。配送分と配達を無事済ませて帰る。