しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

作業休日、美香は結石で病院

2010-08-31 06:34:13 | Weblog
'10/8/30(月)
晴れ 南西、たまに北東の風 max 39.1℃ 89% min ℃ 35%

 作業は休みの日にする。とはいえ畑に灌水は続けるのでチューブの移動を数時間ごとに行う。定植したキュウリは焼けてかなりの数が枯れている。これだけ地面が熱くなればしょうがない。遮光ネットでもかければ良いのだろうが、苗に使っている以外は所有していない。
 美香は尿路結石の兆候が現れたので近くの総合病院に行く。何回か結石の経験があるので痛み具合でわかるらしい。
 検査の結果はやはり結石。尿管を通過中。飲み薬と座薬が処方される。午後は傷みがなくなり、溜まっている事務処理を自宅でおこなう。
 私は畑の灌水の様子を見に行く以外はごろごろと横になる。いろいろ予定していたことはあったがなにもしないで過ごす。一日いくらいで体力が復活するほどの若さはないが、外の暑さを避けてすごしたのでいくらか骨休めになったかもしれない。

8月のアースデイマーケットはきぼーるで開催

2010-08-31 06:19:07 | Weblog
'10/8/29(日)
晴れ 南西の風 温度湿度未計測

 アースデイマーケットちばは、きぼーるのアトリウムで行われた。外の猛暑を避けての室内開催、野菜にも人にもありがたい。
 きぼーるは子ども向けの施設があるためか、親子連れの客が多いように感じる。
 終了後、出店者とマーケットの実行委員会との意見交換会が開かれる。それぞれの立場から感じたことやこれからのマーケットのありかたになどを話し合う。
 いつもはマーケットや実行委員会が終った後すぐに帰宅するのだが、今回は実行委員の方と居酒屋に行く。短い時間だったが楽しく過ごせた。

アースデイの準備

2010-08-30 08:23:42 | Weblog
'10/8/28(土)
晴れ 南西の風 温度湿度未計測

 畑の野菜をかき集めてアースデイちばの出店準備。研修Tさんは月曜日を作業休日とするため来る。
 午前中は収穫して、午後調整する。茄子、小さいパプリカ、など採れる品目は僅か。
 落花生を初収穫して出品することにする。今夏は雨が極端に少なく実の付き方が少ない。本格的に採るのはもう少し後になる。
 

霜しらず胡瓜定植、胡麻収穫始める

2010-08-28 07:30:02 | Weblog
'10/8/27(金)
晴れ 南西の風 max 37.7℃ 88% min 23.4℃ 39%

 いつまで続くのかこの晴天。天気予報のマークは同じものがずっと並び続けている。秋の作付け予定を変更しなくてはならないものがでてきそうだ。
 霜知らず胡瓜の定植をする。このかんかん照りの中行うのは気が引けるがいつやってもたいして変わらないだろう。鉢にたっぷり給水してからやや徒長気味の苗を植える。午前中で終了。
 午後は大豆より分けをして気温が下がるのを待つ。
 3時半頃から美香は落花生、研修Tさんは人参の草取り。
 隣畑との間の道路脇の草が伸びているので刈り倒す。カボチャのあと地の草を刈ると土ぼこりでチップソーが見えなくなる。ハンマーナイフは埃が立ちすぎて、エアフィルターが詰まり使用はできない。こちらも息が出来なくなる時があるくらいだ。
 育苗ハウスの苗は順調だったが、ここ数日で枯れるものが出始める。高温すぎるのだろう。遮光ネットで全体を覆う。播きなおしを来週から開始する予定。まだ先の気候は分からないがあまり早く播いても無駄かもしれない。
 胡麻が早く発芽したものが実割れ始めた。われ始めたものから収穫していく。籾殻用のポリ袋に立てていれ、ハウスの入り口に置いておく。カメムシが非常に多い。

小麦藁積む

2010-08-28 07:18:38 | Weblog
'10/8/26(木)
晴れ 南西の風 温度湿度未計測

 キュウリ定植予定地に灌水しておく。美香は落花生の草刈続き。研修Tさんと麦わらを作るため穂先だけでも脱穀しておく。大雑把に実を落としてから竹を敷いて積んでゆく。来年は藁を色々と使える。今は自分で米や麦を作らない限り、藁の入手は非常に困難。貴重である。
 しかし忙しい最中に刈り取りを強行して縛り運んだのに、結果が得られなかったことを考えると、どっと疲れが出る。
 灌水チューブはキャベツ予定地に移動する。

小麦無念

2010-08-27 07:26:39 | Weblog
'10/8/25(水)
晴れ 南西の風 温度湿度未計測

 微妙に長さの足りなかったVベルトを買いに行く。取り付けるとなんとか動き出す。錆びている所があり見た目随分アニキな機械だが、問題なく動く。
 脱穀を始める。バインダーの結束機が故障していて、しかも刈ったあとの排出もうまく揃わない状態で適当に束ねたため穂先が揃わない。脱穀機に挿入をそろえて少量にするのでかなり効率が悪い。
 脱穀された麦を見て、あまりの虫食い状態にあぜんとする。穂先を見ると小さい穴が空いているものが多い。やはりハウスに長く置きすぎたのが原因だ。
 脱穀は中断。
 今年の小麦は諦める。
 多忙な時期は野菜セットに入らな作物の作業はどうしても後まわしになる。収穫発送が終る時期にならないと機械が動くか分からないので脱穀は無理だった。
 来年はバインダーもしっかり修理して、早めに時間を作り脱穀しなくてはならないと反省。
 インターネットで麦の貯蔵害虫を調べると、甲虫、蛾がほとんど。小さい蟻に羽根が生えたような虫が穂先にたくさんたかっているが、これは寄生蜂らしい。しかし益虫もすでに時遅しの感じがある。
 何とか種麦だけは選んで確保しておきたい。

脱穀機準備

2010-08-26 07:11:07 | Weblog
'10/8/24(火)
晴れ 南西の風 max 38.3℃ 92% min 23.0℃ 41%

 カボチャの後の片付け。防草シートを止めてあったトンネル杭をはずして、くるくる巻いてまとめる。端の方から草やツルを粉砕始めるが、土ぼこりが激しくエンジンの調子がすぐに悪くなる。エンストしそうなのでやめる。
 小麦脱穀準備のために平ベルトを受け取りに行く。その間研修Tさんはレタスをセルトレーに播種する。気温が高いので日陰の軒下で発芽させる。ズッキーニは5割程度の発芽率になりそうだ。
 小麦の脱穀準備。脱穀機は譲ってもらったものだ。重いので竹を使って転がして移動。ハウス横に置く。良く見るとVベルトが無い所を発見。パソコンで検索などして調べるが型番が分からない。メーカーはか名前が変わり、連絡が付かない。おそらく昭和40年代のもので聞いても分からないのではないだろうか。プーリーの間を紐で長さをはかりVベルトを買いに行く。
 帰って合わせるとちょっと足りない。悔しいが明日買いなおさなくてはならなくなった。

キャベツ予定地に施肥

2010-08-25 07:18:41 | Weblog
'10/8/23(月)
晴れ 南風弱い 温度湿度未計測

 朝、発芽したキャベツのセルを育苗ハウスに移動する。長茄子に灌水する。高温水不足のせいか実につやが無い。
 キャベツ、カリフラワーなどの予定地に施肥する。定植ギリギリ前になってしまったが、肥料の量は非常に少ないのでまあだいじょうぶだろう。乾いた土からの照り返しが強く、途中でやめて小屋の日陰に避難する。
 資材店に平ベルトを取りに行く。その間研修Tさんはレタスの播種。資材店の帰りにじゃが芋を少々掘り出す。
 灌水チューブは里芋へと移動する。夕方涼しくなってから施肥の続きを行う。

有機農家見学会の続き

2010-08-24 07:17:54 | Weblog
'10/8/22(日)
晴れ 風弱い 温度湿度未計測

 2日目は30年ほど前から有機農業いとなまれているN農園さんを訪問。周りは住宅やビルがせまり、都市の中に埋もれていきつつある畑という印象。野菜は前金を頂く提携というやりかたで一般家庭に配達していらっしゃる。前日の無肥料栽培とは違い、堆肥などの肥料を畑にすき込んでいる。パイプ資材やマルチは使用している。最近では息子さんが後を継いでいっしょに仕事をされている。
 猛烈な暑さのなか畑を見学。夏野菜は茄子やゴーヤが残っているくらいで、配達は休止しているそうだ。
 ひととおり畑を見学後、近くの公民館でゆっくりお話を伺う。
 今後は有機農業はある程度まとまった地域での広がりがないと本当の安全性が確保できないとの持論を話される。地域全体での提携が理想ということも述べれられていた。規模の大きな有機農業というものは良い方向には進まないと考えていらっしゃるよう。
 有機農業の主流だった提携というやりかたも時代の流れで変わりつつあると思う。農家としては全量買取といった提携はありがたいものではあるだろうが、今となってはその思考が農家寄りで消費者には農家ほどのメリットはないと感じる社会になった。有機農産物にたいして消費者の選択肢が、以前とは比べ物にならないほど多くなってしまったと思う。それに合わせるのか、今までのやり方を貫くのか、有機農業の広がりを考えると難しい選択といえる。

無肥料自然栽培の農家見学

2010-08-23 07:15:47 | Weblog
'10/8/21(土)
晴れ 風弱い 温度湿度未計測

 有機農業研究会青年部が毎年夏に行っている農家の見学会がある。今年は埼玉の有機農家の見学。話題になっている無肥料自然栽培というものを実践している農家を見れるということで参加する。
 朝、苗に散水してから都賀まで送ってもらう。池袋から東武東上線に乗り、集合駅に到着。そこからは路線バスや車に分乗して最初のS農園に着く。
 自然栽培というものの勝手なイメージで草や残渣などを徹底的に排除するものかと思っていた。畑は夏野菜がほとんど終わりの時期で、茄子などが残っていて、通路は普通に草が生え、刈り倒してある。一見する特別な畑ではなさそうな感じ。話をお聞きすると、外部からの有機物の持ち込みはしないで、畑にあるものだけで継続していける農業をしたいということから無肥料栽培が始まったとのこと。ポイントは品種を選び、選抜育種することらしい。そのことで病気は少なくなる。あと草は生えたらそこに刈り土に置く。マルチはほとんど張りっぱなしに近い。
 固定種が畑に合うようになるまで3年かかるらしい。有機栽培も平行しておこなっているらしいが、経営のための保険のようなものと考えているらしい。
 2件目のA農園さんは雑草がきちんと刈られていて管理されていている畑が広がっている。U字がたのパイプが立ち並んでネットが張られている。全体的に夏野菜の樹勢は穏やか。一見病害虫の被害もない。前のS農園さんもそうだが私の畑に比べ飛び回ったり地面を歩く虫が少ない用に感じる。
 この畑は借りる前提として草を生やしてはいけないそうで、本人としてはやはり草は生やした方が良いと考え。どうも草や野菜の残渣からの有機物の供給は必要と考えているようだ。有機栽培の良いところと無肥料のよいところを選択しつつ、その畑に合った作り方を模索されているようだ。
 お2人とも色々と試行錯誤されている様子が伺えた。適した表現ではないが、自然栽培は自家採取している有機栽培といわゆる不耕起自然農の中間という感じ。自然という表現を作物栽培に使うのには私個人としては違和感がある。
 夜の懇親会では、普段お会いできない静岡のH農園さんやたねとりクラブの方と主に話す。が、店内は会話が聞き取れないほど騒がしく、もう少し静かに話がしたかった。