しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

あぶない食品

2008-01-30 21:30:27 | Weblog
'08/1/30(水)
晴れ時々くもり 風弱い  温度max17.6℃ min0.9℃

 久々に日中は暖かく感じる。ハウスのトップの直管を付けていく。移動した分を終えて増設部分の新しいパイプのところにきた時、注文した止め具が合わないことに気付く。曲げパイプを繋げる部分の部品が違うのを忘れて注文したためであった。資材店に電話してから取替えに出かける。
 帰ると昼になる。夕方までとんかんとんかんする。パイプのちょっとした挿す角度や深さなどで、直管との間が開いてしまう所がある。そのためそこにクロスワンという止め具を付けるのに苦労する。結構時間がかかる。
 夕方のニュースで中国産冷凍食品が問題となっていた。生協が扱っているらしいが、わが家の加入している生活クラブ生協では中国で製造した冷凍食品はいっさい扱っておらず、無縁の問題である。残留していたのは「メタミドホス」という有機リン系の薬剤らしい。日本では登録されていない農薬だが、国内産の作物からも検出されている。アセフェートという浸透性殺虫剤の代謝物(作物中や体内で変化した物質)として検出される。メタミドホスもアセフェートも化学構造式はほとんど同じで似ている。
 食後、以前の研修先だったTさんから赤いコスレタスの種があるから譲ろうかという連絡が入る。レタスはいろいろあって面白い。

久々に散髪する

2008-01-30 21:13:58 | Weblog
'08/1/29(火)
雨 北風  温度max5.1℃ min2.1℃

 今日は今期最後の配達となる。キャベツやブロッコリーなど収穫に至らなかった品目がいくつかあったが、なんとか1月いっぱいは続けることができた。畑に野菜が余って駄目になることも無かったが、その分不足気味でやりくりに苦労した。
 小雨の中配達を終える。午後は仕事は休みにする。ボサボサブッシュ状になった頭髪をカットしに出かける。髭もそり一気に頭部から毛が少なくなり、なんとなく軽くなる。その後確定申告に向けて領収書の整理などをする。

環境と野菜

2008-01-30 08:48:56 | Weblog
'08/1/28(月)
曇り時折晴れ間 北風日中南より 温度max9.8℃ min-8.1℃

 いつも夜明けくらいに目が覚める。いつもなら十分暖かい布団も今朝はどことなく寒々しい。薪ストーブも結構燃やしていたのに部屋が冷えている。畑に行き温度計を見てこのことは納得した。これからは足元にもう一枚毛布を用意しておいたほうがよさそうだ。
 明日配達がまだあるので野菜を採りながらハウスのパイプを組む。風も弱いのでクン炭も焼く。延長する部分の新しい曲がりパイプは少し長いのか、同じだけ土にさしても微妙にトップが高い気がする。トップの直管を付ける時に調整しなくてはならない。
 天気が崩れるのか雲が厚くなってきた。雨が降って濡れては困るものを片づけているうちに暗くなる。
 夜NHKでヨーロッパの企業のCO2削減の取り組みが放送されていた。美香は「環境問題は、人が安心して暮らせる社会のベースを保つために解決しなければならない根本的なこと」という。安心して生きるということは、安全な食べものを普通に摂れるということでもある。周囲の風に流されず自信を持って有機野菜を作り広めていければと思う。
 

あちらたてば…

2008-01-28 23:03:11 | Weblog
'08/1/27(日)
晴れ 北風弱い  温度max12.0℃ min-5.6℃

 数件の配達があるので、春から作付けをやめることになった畑に人参と大根を掘りに行く。美香が野菜の調整をして配達に出かける。
 私はハウス移築の続き。解体してパイプを次の場所にさし始める。40本位を立ててからは、籾殻堆肥積みにとりかかる。どの作業も優先順位がつけがたく、あれこれちょこっとずつ手を付ける。野菜をとりきっていよいよ出荷がゼロになったら、作業のみに集中するが、野菜が残っているうちは、少しずつでも販売を続けなくては。あちらたてばこちらたたず…。いや、この時期に売れるものがあることはありがたいと考えなければ。

初期の育苗ハウスお疲れさま

2008-01-27 22:08:18 | Weblog
'08/1/26(土)
晴れ 北風弱い  温度max11.7℃ min-5.1℃

 今日は育苗ハウスの解体作業。フォトシンセシスの高橋さん夫妻がヘルプに来てくださることになっている。レストランに出荷する人参を掘りに行ってから解体準備をしていると、ほどなく高橋さんが到着する。
 まずポリを止めてあるスプリングをはずし、ハウスを骨組みだけにする。あとは直管、ビニペットの金具を金槌でとんかんとんかんとはずしていく。妻面の曲げパイプはビニペットが曲げて取り付けられているので、そのままの形で残しておく。途中、資材店から足りないパイプ類が届く。
 昼食をはさんで作業を続ける。塩ビのバンドで止めるタイプのハウスよりも、はるかに部材が多いので、はずすだけでも結構な時間を要する。手伝っていただいたので、ほぼパーツごとにばらすことができた。夕方高橋さんは東京へ戻られる。
 私たちはレストラン出荷の野菜を箱詰めして宅配センターまで届ける。穏やかな日に作業が進められてよかった。

配達しばらく休みになる

2008-01-26 21:15:08 | Weblog
'08/1/25(金)
晴れ 北風強い  温度max11.3℃ min-3.5℃

 北の方は大荒れの天気。千葉も冷たい北風が強く寒い。
 金曜日の配達は今季最後。品目数を保てないのでやむなく休止する。午前中で準備を終えてからはハウス移築の所にくいを打ち、水糸を張る。その後は乾いた籾殻を使って堆肥積み。水をゆっくりかけながら少しずつ含ませていく。急ぐと発酵熱で水分が飛び、乾いてしまう。乾くと温度が上がりすぎて発酵は止まる。時間がかかるがこうしないと後からかえって大変になる。
 冬の澄んだ夕暮れ空の下、配達に出かける。冷たく薄紅色に染まる夕日は東からあっという間に闇にぬられていく。春再開までお休みと告げ、配達する。
 明日から、畑を始めてまっさきに自分で建てたハウスを解体することになる。いつも畑に当たり前のように建っている存在となっていた。当時の思いがふと頭をよぎる。

ハウス移築準備

2008-01-24 21:44:05 | Weblog
'08/1/24(木)
晴れ 北風強い 温度max12.7℃ min1.9℃

 日中は北風が徐々に強まって、杉は枯れ枝を散らかしまくっている。明日の配達の野菜を収穫しながら、ハウスの移築する場所の準備をする。トンネルをはずして残っているレタスを採る。寒さで傷んだものは残渣置き場に運ぶ。時折突風が吹き、乾いた籾殻が砂漠の砂のように舞い上がる。トンネルをはずした後は、トラクターで平らに整地する。マイコンが作動しないので相変わらず手動。時折思い出したように動くのだが、このところまったく動かない。
 今日は少し残念なことがあった。少し離れたところで借りている畑が、ある事情で今回限りで作付けをやめることになった。今植えてあるものを収穫するまではお世話になる。
 畑を借りるということは、まあいろいろとある、、、。少し気持ちが沈む。

 

種の点呼

2008-01-24 20:20:01 | Weblog
'08/1/23(水)
冷雨 北風  温度max3.7℃ min1.2℃

 予想の雪に反して外は冷たい雨。テレビは東京の街に降る雪を映している
 作業は休みにして、美香は旭愛農からゆずってもらった米ぬかを取りに生活クラブのセンターに出かける。
 私は種の点呼。在庫を調べて発芽不良となった使いかけの種を整理する。缶に入れたまま忘れてしまい数年たってしまったものもある。夏の高温に何度もさらされているので、まず発芽しないと思う。一定の温度で保管するのが望ましいのだ。発芽しそうな種は発芽試験をする。野口種苗のメネミルを使う。
 午後も天気は回復せず。少し離れた種苗店に種を見に行く。ここはフランスやイタリアの輸入種が豊富だ。種子処理もしていないものがほとんどで、野生っぽい魅力的な品種が多い。ハーブと輸入種を中心に買ってみる。
 そのあとホームセンターに行き、ハウス移築に必要な脚立とグラインダーを購入。脚立は2台ないと不便極まりなく、パイプは電動カッターが無いと切断ができない。
 帰る頃になってやっと雨は小降りになる。雪にならなくてよかった。なんとなく今年はこれからも雪の可能性がある気がする。

春一番に使う堆肥の積み込み終了

2008-01-23 11:37:10 | Weblog
'08/1/22(火)
晴れ 北風  温度max9.4℃ min-4.0℃

 前日収穫しておいた野菜はハウスの中に保管してある。小屋に置いても凍ってしまうことが多いので、美香が用心して運び込んだ。早朝様子を見に行く。ハウスのポリに霜がついて真っ白になっていた。中の野菜はよい状態に保たれていた。ハウスから小屋に移してから家に戻る。
 ツーンと顔にあたる冬の朝の空気はぼーっとした頭を目覚めさせてくれるのには十分だ。ふと子供の頃の北海道の冬を思い出す。吐く息の湿気で眉毛が凍って白くなり、長靴の下の雪はギュギュッと厳冬独特のきしんだような音をたてる。長靴の中に毛糸の靴下を重ねてはいても指先がしびれたようになった。
 午前の配達を済ませてから堆肥の積み込みを始める。これで春一番の堆肥はなんとか積み込む。一度発酵させてから切り返せば、すぐに使えると思う。次に積み込みする籾殻は新しいので、2~3回の切り替えしが必要。今使っている発酵菌は好気性なので隙間の多い籾殻に合っているかもしれない。しかし籾殻はなかなか水を含んでくれない。種である米を守っている殻は強くできている。

籾殻堆肥積む

2008-01-21 21:15:59 | Weblog
'08/1/21(月)
曇り 宵のうち小雪 北風冷たし  温度max7.8℃ min1.0℃

 朝雪が積もっているかと窓の外を見るが、さっと降った形跡があるだけ。雪の日はカーテン越しに入る光が明るいのですぐわかる。
 今日は籾殻堆肥を積み込む。やり始めはかなり手足が冷たく、焚き火にあたりながら続ける。体を動かしているとだんだん暖かくなってくる。昨年野菜の残渣や大豆がらなどと一緒に野積みしてあった籾殻から使う。ほとんど堆肥化した状態で3月頃から使えそうだ。鶏ふんとバイムフードを混ぜた糠を交互に積み、丁寧に水をかけて水分調整する。
 今年の乾いた籾殻は初夏以降使えるように、別に積み込むことにする。これが水を含ませるのが大変で、時間がかかる。一昨年の籾殻から数十匹のカブトムシの幼虫がポンポンと出てくる。大きな鉢に入れておく。東京のデパートだといくらくらいで売っているのだろう。