みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

<知って闘うアレルギー>ぜんそく/気になる症状 すっきり診断(52)ぜんそく/咲き分けトキワマンサク(源平トキワマンサク)と満天星ツツジ

2019-04-23 22:15:41 | ほん/新聞/ニュース
家の前の坂の生垣の、
満天星つつじの花が咲きました。
樹齢は50年ほどの古木です。

スズランの花に似たかわいい壺形の小さな白い花がたくさん咲いています。
新緑もきれいで、秋には葉が真っ赤に紅葉します。

家の前の血潮モミジと中庭の紅枝垂れ紅葉も、
赤い新芽を出し始めています。



中庭の奥にひっそりと咲いているのは、
めすらしい赤花と白花のミックスの「咲き分けトキワマンサク(源平トキワマンサク)」。

枝先に集まって咲いていますが一つの花は、

花弁が4枚でリボンのような花を咲かせます。

一本の木にピンクと白の花が咲き分けます。

こちらは、紅花トキワマンサク。
    

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後半は、
季節の変わり目にでやすい喘息のお話。
昨年秋に、治まっていた喘息が10年ぶりに発症したので、
薬の使い方など読んでちゃんと理解して、
いざというときに慌てないようにしておきましょう。

  <知って闘うアレルギー> ぜんそく
2019年4月23日 中日新聞

◆薬の吸入、舌を下げて
 国民の約半数が何らかのアレルギー疾患にかかっているといわれる日本。中でもぜんそくは、高齢者を中心に年間千八百人近くが亡くなっている。原因の一つが、患者のほとんどが処方される吸入ステロイド薬の使い方が守られていないこと。藤田医科大教授の堀口高彦さん(63)は、吸入の時に舌を下げれば、より確実に薬が患部に届くことを実験で証明。吸入指導の重要性を呼び掛けている。

 「フーッと息を吐き切った後、『ホー』と声に出して言ったら、その口の形で薬を吸って。そうすれば舌が下がりますよ」。三月上旬、同大ばんたね病院(名古屋市中川区)の呼吸器内科。副院長でもある堀口さんが、再診の女性(50)に吸入法を指導していた。女性は、この時期多いスギ花粉の影響でせきが出ている状態。堀口さんは、口やのど元をいろいろな角度から眺め、舌の位置を確認した。

 口から気道に直接薬を届けて炎症を抑える吸入ステロイド薬が広まり始めたのは一九九〇年代半ばから。飲み薬と比べ、体内に取り込むステロイドの量が百分の一程度で済むため、副作用はほとんどない。患者の九割は症状が落ち着くという。ただ、堀口さんが気になったのは、吸入の時に「甘い」と感じる患者がいること。調べると、「甘い」と言う患者に、症状が改善していない例が多かった。

 堀口さんは「舌に薬剤が付いている証拠。舌が口の中で上がった状態になっていて、気道に入る薬の流れを妨げているのでは」と推測。昨年、医師や患者約五十人を対象に実験を行った。まず明らかにしたのは、舌を下げると、気道につながる部分がどのぐらい広がるかだ。内視鏡を入れ、のどの奥の見え方を調べた。それによると、舌を下げた場合、面積は六倍ほど広くなり、動画を撮影すると薬剤もスムーズに流れていった。さらに吸入後、うがいをして吐き出した水に残った薬の濃度を測定。舌を下げない時と比べ、下げた方が粉薬タイプで24%、スプレータイプで55%も低く、薬が効率よく体内に入ったことを証明した。

 これまで着目されていなかった舌を下げる効果について示した三つの論文は、米国のアレルギー学会誌に掲載された。また、実験の結果を受け、日本アレルギー学会が昨年改訂したぜんそく管理の指針には、舌を下げる吸入指導の重要性や手順などが新たに盛り込まれた。

 強い薬を使っても、症状をコントロールできないといった重症患者は全体の5~10%とされる。「吸入薬を正しく使えないことで重症化する人も少なくない」と堀口さん。もう一つ気を付けたいのは薬の使用を自己判断で中止しないこと。症状が落ち着いても気道の炎症は続いているからだ。薬を使わず炎症を放置すると、少しの刺激でも発作が起きるようになる。死亡に至る人の多くは高齢者で、インフルエンザや、それに伴う肺炎の併発で急激に悪化することもあるため、ワクチンの接種も重要だ。
 (小中寿美)
 ◇ 
 さまざまなアレルギー疾患の治療に関する情報や生活上の注意、医療機関の取り組みなどを随時紹介します。意見や質問をお寄せください。

 <ぜんそく> 慢性的な炎症によって、空気の通り道である気道の粘膜がむくんで狭くなる病気。原因物質(アレルゲン)やたばこの煙などの刺激で、呼吸が苦しくなったり、ゼーゼーヒューヒューという音が生じたりする。患者は国内に800万人以上。


 気になる症状 すっきり診断(52)ぜんそく
2019年4月18日 河北新報

早期治療で肺機能回復/呼吸器内科科長一ノ瀬正和教授
 ぜんそくはアレルギー反応によって起こる炎症で、肺への空気の通り道である気道(気管支)の壁がむくんで厚くなり、また、気管支平滑筋が収縮して気道狭窄(きょうさく)が起こる病気です。典型的な症状としては、ゼーゼー・ヒューヒューといった発作が繰り返し起こったりします。アレルギーの原因は屋内のホコリやダニで、症状の増悪は夜間や早朝に多く起こります。運動による呼吸の増加(過換気)も、気管支の粘膜を刺激して発作を起こす原因となります。一方、軽症例ではゼーゼー・ヒューヒューを伴わず、症状が咳(せき)だけの場合もあり、咳ぜんそくなどとも呼ばれます。

<吸入剤と拡張薬>
 ぜんそくは幼児から老人まで幅広く発症する疾患ですが、年々患者数は増加傾向で、現在日本で約10%の罹患(りかん)率が見込まれます。こういったぜんそくの患者さんの増加は環境がきれいになり、細菌感染が少なくなったことによる免疫系の変化(衛生仮説)などが原因と考えられています。
 ぜんそくの治療は、まずアレルギーの原因となる室内のホコリやダニの除去に努め、定期的な薬物療法を行うことです。吸入の抗炎症剤(ステロイド)と気管支拡張薬が中心となります。ステロイドというと副作用を心配される方もおられますが、吸入の場合ごく少量ですので、全身性の副作用はほとんど問題にはなりません。
 以前は、ぜんそくの患者さんは治療してもある程度症状は残る場合が多くみられましたが、吸入薬の改良で、ほとんどの患者さんは症状が消失し、健康な方と同じような日常生活(運動も含め)が可能になりました。早めに治療すれば、薬剤の効果も大きく肺の働きも正常に戻りますが、治療が遅れれば肺の機能障害を来す場合があります。

<喫煙は発作誘因>
 たばこの煙は気管支の粘膜の刺激からぜんそくの発作の誘因となります。さらに、喫煙をしているとぜんそくの治療薬(吸入ステロイド)の効果がなくなってしまいます。
 ぜんそくの診断は変動性のあるゼーゼー・ヒューヒューといった症状や、呼吸機能検査で行いますが、軽症で特に咳だけのような場合はこれまで診断が困難でした。数年前から、吐いた息のガス分析(一酸化窒素濃度測定)がぜんそく診断法として認められ、多くの医療機関で検査が可能です。ぜんそくに典型的なゼーゼー・ヒューヒューといった症状がある方はもちろんですが、咳が続く、風邪が長引くといった症状の方が軽症ぜんそくであることは結構見掛けられます。既に説明したように、早期診断・治療の有効性は高いですからぜひ医療機関を受診して検査を受けてください。 


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