昨年の秋までにいなくなった日本ミツバチの巣箱を、
パートナーが今年の春の分蜂群の入居の準備で開けた見たら、
空の巣箱のはずがずっしりと重いということ。
なんと、主のいない巣箱に、はちみつが残っているらしい。
スムシでボロボロにされている思っていたので、そのまま放置してあったのですが、
一段ずつ切り分けてみたら、上の二段にはちみつが残っていました。
はちみつがたくさん詰まっている巣蜜と、軽い巣蜜を分けて、
いつものようにたれ蜜を取ることにしました。
半年寝かせてあったので、はちみつは濃縮されてなかなか落ちてきませんね。
一晩おいてから、巣蜜を崩しながらドライヤーで熱を加えて蜜を溶かしました。
軽い方は、予想通り蜜蝋ばっかりみたいで、
ほんの少ししかたまっていません。
それでも、全部で二キロくらいの濃厚たれ蜜が採れました。
はちみつが全部落ちるとかなり軽くなるのですが、
まだずっしりと重いので、もう一晩自然に垂れてくるのを待ちましょう。
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空の巣箱のはずがずっしりと重いということ。
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社説:地方議員の産休 議会への女性参画さらに (2021年03月25日 山陽新聞) 議員の「産む権利」がやっと明文化された。 全国の都道府県議会、市議会、町村議会の各議長会が議会運営についてのルールのひな型である標準規則に、議員が取れる産休期間を「産前6週、産後8週」と初めて明記した。拘束力はないものの、これを受けて岡山県議会をはじめ各議会が次々と会議規則を改正している。 産休は民間で働く女性であれば当然の権利である。妊娠、出産は母体に大きな負担をかけるため、母子をともに保護する観点から労働基準法で定められている。 だが労働者に該当しない議員には適用されない。出産による議会の欠席は可能だが、休業期間の明示がないため理解が得られにくく、妊娠、出産に際して有権者や同僚議員から「公務に穴をあけるとは覚悟が足りない」「子育てを終えてから議員になるべきだ」といった批判を受けたり、無理して活動を続けたりするケースが多くある。 任期中の出産自体に否定的な風潮が、若い女性の政治参加を阻む一因となり、議員に占める女性の割合が諸外国より大幅に少ない現状につながっているとの指摘もある。制度整備が遅い印象は否めないが、地方3議長会が足並みをそろえ、対策に乗り出した意義は大きい。 議会の欠席理由に「出産」の文言が追加されたのは、2000年の橋本聖子参院議員の妊娠がきっかけだ。参院に続き衆院、全国都道府県議会議長会が02年までに、市議会、町村議会の両議長会は15年になってようやく規定に盛り込んだ。 今回の改正では欠席理由に「育児」や「介護」「看護」「配偶者の出産補助」も加えられた。地方議会が住民の視点や声を反映させ、地域の将来像を描くには多様な人材の参画が欠かせない。各議会はこれを機に、議員活動と家庭生活を両立できる環境づくりに積極的に取り組むべきだ。 18年には選挙における男女の候補者数を均等にするよう促す「政治分野の男女共同参画推進法」ができたが、全国の地方議員に占める女性の割合は、いまだ1割強にとどまる。女性がゼロの町村議会も3割以上ある。 人口減社会への対応を審議する首相の諮問機関・地方制度調査会は昨年、「とりわけ人口の半分を占める女性の議員の割合が低いことは課題」と答申した。せっかく当選しても家庭の事情や孤立感から再選を断念する人は少なくなく、議員としての経験を重ねられないこともかねて問題視されている。 一方、地方議会は近年、深刻な議員の「なり手」不足に直面している。安心して産み、育てながら働き続けられる議会への変革は急務だ。制度を整えると同時に、女性の参画を妨げている「政治は男性が行うもの」という固定的な役割意識も社会全体で変えていかねばならない。 |
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