みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

山ちゃんの「いのちの授業」~少女の大きな決意/『いのちの恩返し』山田泉著・高文研

2008-05-06 23:23:17 | ほん/新聞/ニュース
昨日、TBS「NEWS23」で、山田泉さんの
「命の授業 がん闘病先生と白血病少女の約束」という特集を見ました。

11:05から15分くらいだったと思います。
心に残るよい番組でした。




  
乳がんが再発した、山田泉さんの「いのちの授業」を受けて、
  
命の大切さを伝えることができると気づき、
自分が白血病だということを、ともだちに話す決心をしたひなのちゃん。

「あなたにバトンタッチするからね」という山田さんの言葉に、
「はい」と答えたひなのちゃん。

山田さんもすごいけど、ひなのちゃんもすごい。


「病気になっていろんなことに気づいたことを
周りのひとにも伝えよう」
 

山田さんは痛みが強くなり、
いまはホスピスに入っていらっしゃるとのこと。

最後にアナウンサーが、山田泉さんの最新刊の
『いのちの恩返し』を紹介していました。

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『いのちの恩返し がんと向き合った「いのちの授業」の日々』
(山田泉著/高文研/1600円)


第Ⅰ章の〈インタビュー〉「団子を売るように保健室にいました」は、
『We』2007.12/1月号に掲載された友人の菅井純子さんの記事。

 


帯に推薦文を書いているのは上野千鶴子さん。


がんになり方も山ちゃん流!
まわりをすべて巻きこんで山ちゃん台風は行く。
もらいつづけ、与えつづけて疾駆する。
おーい、そんなに先を急がないでよぉ。


山田泉公式ブログ
「どげしょっかえ 豊後の山ちゃんわいわい日記」より


山田さんのブログには、
1月の福井裁判の判決の夜、山田さんに充てて書いた、
上野さんからのメッセージのことも触れられている。

 私の好きな有名人…のお話その①

・・・・・そりゃ、50万部売れてる「おひとりさまの老後」(法研)に比べたら、
ちゃんちゃらりん♪ですが、
上野千鶴子さんは、そのくらい偉大じゃあきあたりまえ。

その上野さんから、昨日、サイン入りの「おひとりさま…」が届いた!!
しかも、お手紙が入っていたもんね!
やっほ~!!感激!

『Weのインタビュー読みました。
「この菅井さんって、あの菅井さん?」て思ったら、
今、私の目の前にいて山田さんの話をしています。
お会いしたかったわあ。
カニと温泉をご一緒したら、きっと免疫力もあがったと思います。
あなたに、POWERを分けてもらった上野千鶴子より』

菅井ちゃんは福井県に住むあたしの親友。
上野さんと一緒に福井でジェンダー本撤去の裁判をして、
県を相手に楽しく闘ってるんだって。
集会の後の、夜の飲み会であたしのことが、
たまたま話題になり、その場にいた仲間でメッセージを
書いて送ってくれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ドキュメント!福井の冬は大荒れ~不当判決の一日
/音声記録情報非公開処分取消訴訟 (2008.2.5)


『いのちの恩返し』ぜひ読んでみたい本です。

今度、金沢に福井・焚書坑儒事件の情報公開訴訟の裁判にいったとき、
菅井さんに分けてもらうことにします。


山田泉さんのことは、朝日の「天声人語」にも紹介されていました。

天声人語 
朝日新聞 2008.3.27

桜前線が、ヒバリの初鳴きが、南から北へ春をつなぐ。命のリレーを見る季節に、命をめぐる言葉が聞こえてくる。厳しい病と向き合う先生から、卒業生へのはなむけである▼大阪府吹田市の元教育長、延地(のべち)和子さん(62)が「最後の授業」をした、と小紙の大阪本社版が伝えている。かつて校長を務めた中学の3年生に語ったのは、荒れる生徒を相手に体を張った思い出、若くして先立った一人娘への愛惜、病身を支えてくれる人々のぬくもり▼副腎皮質のがんが広がり、残された時間は多くない。「私の命がなくなったとき、聞いてくれた人の胸に灯(ともしび)が残れば、私は第二の人生を生きられる」。目を真っ赤にした生徒が、まっすぐに先生を見ていた▼再発した乳がんと闘う大分県の山田泉さん(49)は、昨春に退職するまで共に過ごした中学3年生を家に招いた。学年全員で9人。「このメンバーで会うのは最後かもね」と言い、「いのちの授業」の総仕上げを始めた▼この1年、各地の学校に招かれて出前授業を続けた。行く先々で、がんを病む子らと出会い、語り合ったことを、9人に話した。「隣のベッドの子と仲良くなっても、突然別れがくる。そういう体験ときつい治療を乗り越えて、1秒1秒を大事に生きるあの子たちから、私は勇気をもらった」▼漱石の『草枕』に、空に鳴き上がる春のヒバリが描かれている。昇りつめて姿が雲に消えても、声は空に残っている、と。2人の先生の声もきっと、巣立つ生徒の胸に、響きながら残ることだろう。


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