みどりの一期一会

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自民党 数におごることなかれ/アベノミクス 再加速の前に検証せよ/日本みつばちの採蜜、第二段。西側の蜂蜜も採りました。

2017-10-25 21:06:28 | ほん/新聞/ニュース
裏山の下には、今年は日本ミツバチは東と西に二群。
東の箱から蜂蜜を一段とったので、
翌日は西側の箱から蜂蜜を採ります。

ここは昨年からいて分蜂を九の返した群です。
夏に勢いが弱くなり、ミツバチがいなくなるかと思ったのですが、
9月になってまた元気に蜜や花粉を集めに行くようになりました。

巣房の数はおおくないのですが、
下の箱を新しくするついでに、蜂蜜を一段採ることにしました。

巣箱を入れ替えてから、上ふたを外して、
いちばん上の箱を切り取ります。
  
上のほうは蜜が入っておらずスカスカ。
  
下半分には蜂蜜がそれなりに詰まっているようです。

家に持ち帰って、蜜ふたを開けてたれ蜜をとります。
  
蜜が入っていない巣は、温めて杜溶かして蜜蝋をとります。
  
蜂蜜は、前日の東の箱とあわせて7.5キロほど。

二回分の蜜をとった巣は細かく砕き、

熱湯をかけてついた蜂蜜をお湯で溶かして、
蜂蜜水を煮詰めて、花粉などを含んだ雑蜜をとります。

たれ蜜を採るところまでは済ませて、
雑蜜をとるのは明日にしましょう。

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後半は、
今日の中日新聞と朝日新聞の社説を紹介します。

蜂蜜を巣から分離するのは手間がかかるので、
新聞を読んだのは、夕ご飯前でした。

  社説:自民党 数におごることなかれ  
2017年10月25日 朝日新聞

 自民党が大勝した衆院選。だが、その勝利はそれほど分厚い民意に支えられていたとは言えない。選挙結果を分析すると、そんな実態が見えてくる。

 政党名で投票する比例区では自民党の得票率は33%だった。一方、立憲民主党は20%、希望の党は17%。単純に足し合わせれば、票数にして自民党を220万票上回る。

 全国289の小選挙区では、自民党の得票率は48%だが、議席数では75%を獲得。これが自民党の大勝を決定づけた。

 後援会や地方議員らの組織力や公明党との選挙協力で、選挙区での自民党の地盤は強い。

 同時に、1議席を争う小選挙区制度では、第1党の獲得議席の比率が得票率に比べて大きくなる傾向がある。これが自民党を後押ししたことも確かだ。

 投票しなかった人を含む全有権者に占める自民党の絶対得票率は小選挙区で25%、比例区では17%にとどまる。つまり、自民党は有権者の4分の1から6分の1の支持で、全体の6割もの議席を得たことになる。

 安倍首相は投票翌日の記者会見で「今まで以上に謙虚な姿勢で真摯(しんし)な政権運営に努める」と語ったが、当然だろう。

 気になるのは、同じ会見で首相がこうも語ったことだ。

 「同じ総裁のもとで3回続けて勝利を得たのは、立党以来60年余りの歴史で初めてだ」

 党幹部からは、来秋の党総裁選での「安倍3選」を支持する声が早々に上がっている。

 もう忘れたのか。そんな「1強」の慢心こそが、政権におごりとひずみを生んだことを。

 首相の「謙虚」の本気度が試されるのは、早期に国会審議の場を設けるか否かだ。

 8月の内閣改造から間もなく3カ月。閣僚の国会演説すら行われていない。憲法に基づく野党の臨時国会召集要求も無視して、である。

 こうした国会軽視、憲法軽視の姿勢をまず正さなければ「謙虚」も「真摯」も口先だけ、と言われても仕方がない。

 自民党の議員たちにも問う。

 首相の政策や政治姿勢に何の異論もないのか。活発な議論を失ったまま、唯々諾々とついていくだけの与党でいいのか。

 公明党の衆院選比例区の得票数は、05年の郵政選挙をピークに減少傾向にある。山口那津男代表が反対を明言していた集団的自衛権行使を認めたように、今度は憲法への自衛隊明記を受け入れるのか。

 主張すべきは主張し、緊張感ある政治を実現する。その責任に野党も与党もない。 


 社説:アベノミクス 再加速の前に検証せよ
2017年10月25日 中日新聞 

 総選挙に勝利した安倍晋三首相はアベノミクスを再加速させるというが、待ってほしい。物価目標も財政再建目標も達成できず、大企業や富裕層を利して格差を広げる政策を強化していい訳がない。

 選挙で勝利が決まるやいなや、早くも来年の通常国会への補正予算案提出が話題に上っている。

 ある時は景気拡大が戦後二番目の長さで続いていると喧伝(けんでん)する。またある時は国難だとか、少子高齢化が最大の課題だと危機を煽(あお)り、財政出動の必要性を強調する。少子高齢化はもう積年の課題である。ご都合主義も甚だしい。

 第一の矢である異次元緩和は、二年で2%の物価上昇を目標とした。だが、もう六回も達成時期を先送りし、いつ実現するか展望できないままだ。

 第二の矢の機動的な財政出動は、超低金利ですっかり財政規律が緩み、大盤振る舞いが止まらない。国と地方の借金は一千兆円を軽く超えた。赤子からお年寄りまで国民一人八百万円超の借金を背負う状態だ。財政健全化目標だった二〇二〇年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化させる国際公約も達成できない。

 毎年、看板を付け替える成長戦略も、経済の実力を示す潜在成長率が1%に届かない現状をみれば不発だとわかる。

 「成長と財政健全化の両立」をうたったアベノミクスは完全に失速している。再加速させれば、何とかなるとでも思っているのか。

 首相は選挙中、正社員の有効求人倍率が一倍を超え、雇用環境が改善したと胸を張った。だが地域差が大きいうえ、高倍率は警備や建築・土木、接客・給仕、介護、トラック運転手など厳しい労働条件の割に待遇が良くない職種だ。

 そもそも首相が国難と呼ぶ少子高齢化が人手不足を生み、それが雇用の数字を改善させているだけなのではないか。

 企業業績が最高益を記録するのに賃金はほとんど伸びない。金融資産を三千万円以上保有する富裕層の比率が上昇する一方、保有ゼロ世帯は三割を突破した。自らに都合のいい数字ばかり取り出して強調するのではなく、高まる一方の財政や金融のリスクも同時に俎上(そじょう)に載せ検証すべきだ。

 格差を放置せず、効果が見込めないアベノミクスには見切りを付け、労働分配率を高めさせたり所得の再分配に力を入れるべきだ。

 今のままでは確実に主要先進国に置き去りにされる。再加速よりもまず検証と見直しを求めたい。


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10月24日(火)のつぶやき

2017-10-25 01:59:13 | 花/美しいもの
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