みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

小学校の給食でショック死   マニュアル頼み、ひそむ危険 /アナフィラキシー 迷わず症状緩和注射を

2013-01-19 21:33:35 | ほん/新聞/ニュース
市民派議員塾の打ち合わせをするために名古屋のホテルに泊まりました。
2人で講師をするので内容の詳細や時間配分に集中するために
勉強会の前にはいつも外で相談することにしています。

   
名古屋城
   

ストロベリーパフェ
   

雪雲に沈む夕日
   

   

お昼に食べたお好み焼き。
   

お互いのイメージを出し合って調整し、
明日からは分担したセッションの準備をすすめます。


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ホテルで読んだ中日新聞の生活面に、稲熊さんの記事が載っていました。

先日起きた給食の食物アレルギーでショック死した事件を検証した記事です。

  小学校の給食でショック死   マニュアル頼み、ひそむ危険  
(2013年1月18日) 【中日新聞】
アナフィラキシー 迷わず症状緩和注射を

 東京都調布市の小学校で昨年12月、重度の乳アレルギーの5年女児(11)が給食を食べて、複数の臓器に重篤な症状が出る「アナフィラキシーショック」となり、死亡した。専門医は「何度か救えるチャンスがあった」と指摘する。死を防ぐために、何ができたのか。小学生の1000人に1人以上は重いアレルギー患者。事故から学び、事故を食い止めたい。 (稲熊美樹)

 ❶当日の給食のおかず「じゃがいものチヂミ」は粉チーズ入りで、女児には除去食が用意された。女児は調理員から専用のトレーに載った給食を受け取り、食べた。
 市教委によると、女児の給食は除去食かどうかに関係なく、毎日専用のトレーに載せられ、名前が書かれていた。あいち小児保健医療総合センター(愛知県大府市)の伊藤浩明内科部長(アレルギー科)は「対応が完璧になると除去食の意識が薄れる。本人も除去食かどうか認識した方がいい」と話す。「チヂミは粉チーズを抜いてあるよ」などの声掛けが望ましい。

 ❷担任教諭がチヂミのおかわりを配布。担任は「大丈夫か?」と尋ねた。女児は、食べられない物に保護者が印を付けた献立表を確認。印はなく、おかわりを食べた。
アナフィラキシーの可能性がある子どもが携帯しているエピペン  藤田保健衛生大坂文種報徳会病院(名古屋市)小児科の宇理須(うりす)厚雄教授は「児童に判断させるのは難しい。先生も確認した方がよかった」。学校では、おかわりしてはいけないメニューに「×」が記された一覧表を、担任が確認してから渡すルールだったが、担任は確認しなかった。宇理須教授は「事故はおかわりの時によく起きる。『除去食の子は、おかわりなし』にした方がいい」と提案する。

 ❸「ごちそうさま」の約30分後、女児が「気持ちが悪い」と担任に申し出た。いつもの具合が悪い時よりつらそう。担任は他の児童に養護教諭を呼ぶよう頼み、症状を緩和するための自己注射器「エピペン」を取り出し「これ、打つのか?」と尋ねた。女児は「違う、打たないで」と答え、担任は打たなかった。
 エピペンの注射は医療行為だが、教員も使用できる。学校では事故の2カ月前に講習があった。伊藤部長は「よほど悪い状態だったのでは。拒否されてもエピペンを打つべきタイミングだ」と指摘。エピペンは「迷ったら打って」と伊藤部長。

 ❹養護教諭が担任に救急車を要請。女児が「もれそう」と言ったため、おんぶでトイレへ。便座に座らせた。名前を呼んでも返事をしない。表情は青くなり、自動体外式除細動器(AED)を指示。
 この場面でも「救急要請やAEDを思い浮かべる状態ならエピペンを」と伊藤部長。宇理須教授は「アナフィラキシーで血圧が下がっているときに体を立てると、脳や心臓に血液が届かなくなる。足を上にした方がよかった」と分析する。

 ❺③から約10分後、校長がエピペンを打った。4分後、救急車が到着。病院に運ばれたが、3時間後に死亡した。

「ひやりはっと」事例知り、疑似体験を
 伊藤部長は「マニュアルを整備しても、防ぎきれない事態は必ず起きる。そのときどうするか、想定を」と話す。教員には「マニュアル頼みにならず、肌身で直感的に感じられるようになってほしい」と願う。
 事故を防ごうと、宇理須教授は昨年、冊子「食物アレルギーひやりはっと事例集2012」を作成。「事例を知り、疑似体験してほしい」と話す。インターネットで同タイトルで検索し、ダウンロードできる。また、NPO法人アレルギー支援ネットワーク(名古屋市)が開く「アレルギー大学」も、事故例から学ぶ講座を開いている。



 お代わり欄にバツ印 担任がチェック怠る アレルギー女児死亡 

(2013年1月9日) 【中日新聞】 
 東京都調布市の市立富士見台小で昨年12月20日、乳製品アレルギーがある5年の女子児童(11)が給食を食べた後、急性アレルギー反応を起こし死亡した問題で、市教委は8日、担任の男性教諭(29)が誤って粉チーズ入りのチヂミを女児に渡していたと発表した。混入食材のチェックを怠ったことが女児の死亡につながったとみられる。
 海東元治教育長らが記者会見し、学校側の責任を認めて遺族に謝罪した。担任教諭は精神的ショックで病欠中という。
 当日の給食の献立には粉チーズ入りチヂミがあり、学校側は女児のため特別に粉チーズを除いた「除去食」を提供した。女児は完食し、お代わりを要望。担任教諭は、あまっていた一般児童向けの粉チーズ入りチヂミを女児に渡した。
 女児がお代わりを求めた場合、担任教諭は学校が用意した「除去食一覧表」をチェックすることになっていた。一覧表は当日のチヂミのお代わり欄にバツ印が記されていたが、担任教諭は確認していなかった。


食物アレルギーに理解を「食物アレルギーひやりはっと事例集2012」/甘酸っぱい紅玉リンゴジャム(2012-12-20)

  



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1月18日(金)のつぶやき

2013-01-19 01:23:00 | 花/美しいもの

沖縄タイムス | 「非婚母に寡婦控除を」日弁連が要望 article.okinawatimes.co.jp/article/2013-0… @theokinawatimesさんから 出ました!日弁連に人権救済申し立てを出した成果です。3人の非婚の母たちの。

寺町みどりさんがリツイート | 17 RT

NHKETV「日本人は何を考えてきたのか」全12回中最終回にようやく女が!平塚らいてうと市川房枝。ガイド役は田中優子さん。家族の歴史をさらして覚悟の出演だ。スタジオトークの相手に、上野を指名してくださった。

寺町みどりさんがリツイート | 44 RT

田中優子さんとの対談をNHKで収録。優子さんの挑発に乗って踏みこんだ発言をしてしまった。どんな編集になっているか、たのしみ~。「第12回女たちは会報をめざす」放映は1/27日ETV22-23時半。ご予約しておこう。

寺町みどりさんがリツイート | 44 RT

ブログ開設から9年目。毎日記事をアップし続けた過去8年の1/18の記事を紹介。 blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…


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