みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

耐震診断 備えの一歩 記者宅をプロがチェック(白井康彦)/進む未婚化 出会いをめぐる「今」

2012-08-12 21:22:05 | ほん/新聞/ニュース
毎日暑い日がつづくので、外仕事は朝と夕方にして、
日中は家のなかの仕事か、クルマで出かける用事を済ませることにしています。

秋じゃがの種芋をさがしに種苗店巡りをして、
あんまり暑いので、前に食べて病み付きなった絶品かき氷を食べました。

  
シロップはてづくり、ふわふわのかき氷です。


氷をたべて暑さがひいて落ち着いたあと、
「丸亀製麺」でざるうどんとぶっかけうどんでお腹を満たしました。

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ここからがきょうの本題。

友人の中日新聞記者の白井さんが、自宅を建築士に耐震診断をしてもらって、
その体験を生活面の記事にしました。

新聞記者さんは通常、ひと(他人)のことを取材して書くことが多いのですが、
みずから耐震診断したことを書くというのは白井さんらしいです(笑)。

わが家は築100年超というふるーい木造二階建てなので、
地震があった場合「倒壊の可能性が高い」と思っているので、興味津々で読みました。

8月7日の家庭用太陽光発電に続いての記事です。

  耐震診断 備えの一歩 記者宅をプロがチェック  
2012年8月9日 中日新聞

 強い地震が起きたとき、自宅が倒壊する可能性があるかどうかを専門家に診断してもらうことは、家庭での防災対策では極めて重要だ。しかし、実施する人は国や自治体の期待通りには増えていない。具体的な実施方法がよく知られていないことも一因とみられる。そこで、記者が自宅の耐震診断を受けてみた。 (白井康彦)

 名古屋市内の自宅は木造二階建て。柱や梁(はり)などを組み合わせる軸組み工法だ。
 この工法では、着工時期が一九八一年五月以前かどうかが耐震性の目安になる。その時期に、耐震性を大幅に強化した改正建築基準法が施行されたからだ。ただ、同年六月以降なら必ず安全というわけではない。
 わが家の着工は八九年だが、大雨による床下浸水の被害を二回受けた上、一階に子ども部屋を増築している。ともに耐震性を落とす要因になることがある。
 一般財団法人日本建築防災協会のホームページに「誰でもできるわが家の耐震診断」というページがあり、試してみた。耐震性を低下させる十項目=表=のうち、「床下浸水などの災害に遭遇した」「必要な手続きを省略して増築した」の二項目に引っ掛かった。「専門家に診てもらいましょう」というレベルという。
 それならと、耐震診断の経験が豊かな一級建築士の下会所(しもかいしょ)豊さん、鈴木琢夫さん=ともに名古屋市=に、自宅を二時間かけて診てもらった。
 下会所さんは、床下に潜ったり、屋根の下の小屋裏に登ったりしてチェック。自分も床下はのぞいてみた。底面全体が鉄筋コンクリートの「ベタ基礎」だが、すぐ上の柱の根元部分の木材が変色している。床下浸水で水に漬かった跡だ。「腐食していないので、そんなに重大ではない」という下会所さんの言葉に少し安心した。ただ、「床下の材木がシロアリに食われ始めたら大変。警戒が必要」とも言われた。
      ◇
 建築や増築の際の図面は、診断をスムーズに進めるための材料となる。工事の際の写真も見てもらった。家の各箇所の目視、図面、写真、地図などからチェック項目を確認していく。「工事はおおむねしっかりやってある感じ」という評価だった。が、増築したつなぎ目の部分は、やはり問題があった。耐震性を増す耐力壁が一部取り外して工事がしてあった上、つなぎ目の周辺の床が少し傾いていた。
 二人が一致して指摘したのは、地盤が軟弱とみられる地域であること。建築した当時は、軟弱地盤でもベタ基礎が多かったが、今はこうした場所では地中にくいを打ち込んで耐震性を高めるという。
 後日受け取った診断結果報告書によると、震度7程度の地震の場合「倒壊の可能性もある」とし、耐震壁を入れる補強工事などの提案がされていた。

◆自治体から補助金
 1981年5月以前に着工した木造軸組み工法の一戸建て住宅については、大半の自治体が耐震診断や耐震改修の費用の一部を補助する制度を設けている。建築士による耐震診断費用は5万~6万円以上が多いという。
 名古屋市は無料で診断を受けられ、診断に基づく必要な改修にも一般世帯で最大90万円まで補助金が出る。市耐震化支援室によると、対象とみられる住宅のうち、実施率は、診断がおおよそ2割、改修は2%程度にとどまっている。
 81年6月以降に着工した住宅は、大半の自治体が補助制度を用意していない。


設置費何年で元取れる? 家庭用太陽光発電/社説:太陽光発電 再生エネの先導役に(12-08-07)

とっておいた同じ8月9日の生活面の見開きの片面の記事は、進む未婚化 出会いをめぐる「今」。
こちらもおもしろいので紹介します。

  進む未婚化 出会いをめぐる「今」  
2012年8月9日 中日新聞

 日本の少子化社会を語る際、必ず指摘されるのが未婚率の増加傾向。各種の意識調査では「いずれは結婚したい」という結婚願望は男女とも非常に高いが、その半面、出会う機会の少なさや経済的な不安を訴える声は多く、未婚率の上昇が続いている。出会いをめぐる「今」を探った。 (宮本直子)

 「うちは一人っ子なんです」。「息子は結婚には慎重で…」。初夏のある日曜日、東京都内のイベント会場に、六十~七十代の男女約八十人が集まった。参加者は全員二十~四十代の独身男女の親たち。子どもの性格や職業について熱心に会話を交わす。
 主催は親同士の代理見合いを運営する「ひまわり交流会」。うまくいけば親同士が連絡先を交換し、後日、本人同士のお見合いに進む。会社員の長男(33)がいる横浜市の母親(65)は「息子の職場は男ばかりで出会いがないみたい。周りもみな独身。『結婚を急ぐこともない』と息子は言うが、心配で」と話す。
 親の代理見合いが結婚支援ビジネスの市場に現れ始めたのは二〇〇〇年ごろ。今年で五年目のひまわり交流会は、今まで全国五都市で五十回ほど開催、延べ四千人が参加した。毎月のように参加者から感謝の手紙が届くという。同会事務局の黒田薫さんは「特に男性に積極的に動けないタイプが多い。何とかサポートしたいという親御さんの需要は大きい」と話す。
 結婚相談所大手ツヴァイも、昨年から親の代理見合いを始めた。広報担当の才村圭子さんは「親御さんの悩みで目立つのが『本人がその気にならない』。何もしないと子どもは結婚できないと不安な気持ちになっている方が多い」と話す。
 未婚化に詳しい日本女子大の永井暁子准教授(家族社会学)は「親世代にとって結婚は大人への通過儀礼。でも今は結婚は選択肢の一つ。急いでしなくても、周りに独身を楽しんでいる人がたくさんいる」と語る。
 そうした傾向を裏付けるように、生涯未婚率(五十歳時の未婚率)は男女とも年々増加している。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の人口統計資料集(一二年版)では、男性20・1%、女性10・6%と、それぞれ二割、一割の大台を初めて超えた=グラフ。
 だが、結婚願望自体が低下したわけではない。社人研の調査では「いずれ結婚するつもり」と考える未婚者の割合は男女とも、ここ二十年来、九割前後の高水準を保っている。
 それでも結婚しないのはなぜか-。各種調査で最も多いのが「適当な人にめぐり合わない」という答えだ。
 リクルートブライダル総研の鈴木直樹所長は「昔は男性が就職すれば社内にお嫁さん候補が多数いて、社内恋愛が促された。しかし、自立する女性が増えた今はそうはいかない」。永井准教授も「職縁や親戚、知人の紹介など、昔は適当な相手と出会う仕組みがあった。今は相手を自由に選べる代わりに、そうした仕組みが衰退した」と言う。
 社人研によると、見合い結婚は一九七〇年代は30%を超えていたが、二〇〇〇年以降は5~6%台に激減した。
 さらに「適当な人」に含まれる経済力のハードルも、今の若者の厳しい雇用や収入状況からすると大きな壁だ。
 「婚活」という言葉の生みの親で、中央大の山田昌弘教授(家族社会学)は「未婚化の要因は稼げる男性と稼げない男性の二極化」と断言する。
 「女性が結婚相手に経済力を求める意識は変わらないのに、年収三百万~四百万円という最低水準をクリアできない若年男性が多く、改善の気配がない。親と同居でき、収入が低くても、結婚できなくても大丈夫と、結婚を先送りしてしまう。今後も結婚できる人とできない人の二極化が進むだろう」と話す。


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8月11日(土)のつぶやき

2012-08-12 01:18:34 | 花/美しいもの
21:32 RT from web  [ 13 RT ]
ひさしぶりにブログ更新!書評『フェミニズムの政治学』 ちづこのブログNo.32 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/ueno/?p=1871
上野千鶴子さんのツイート

23:37 from gooBlog production
消費税増税法が成立 「代議」機能せぬ危機/国民の生活に大きな影響◆政治を国民の手に blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

23:44 RT from web  [ 16 RT ]
【北海道新聞社説】関西電力大飯原発(福井県)の再稼働問題をきっかけに始まった週末の首相官邸前の脱原発デモは全国に波及している。多くの国民が脱原発を望む以上、原発を維持することを考える方が非現実的だ hokkaido-np.co.jp/news/editorial… (浩)
週刊金曜日さんのツイート

by midorinet002 on Twitter
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