みどりの一期一会

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【浜岡原発停止】浜岡原発4、5号機含むすべての原子炉の運転停止要請へ/菅首相会見詳報

2011-05-06 20:35:43 | 地震・原発・災害
ビッグニュースです。

菅首相が、浜岡原発の全部の原子炉の運転停止を、中部電力に要請したそうです。

8日に卒原発のパレードが名古屋で行われる、ということで、
夕方、主催者の関係者が宣伝カーを借りに見えたばかりです。

経過や理由はどうであれ、菅さんの英断に拍手です。
記者会見の詳報とともにお知らせします。

浜岡原発:4、5号機含む全原子炉の運転停止要請 菅首相
2011.5.6 毎日新聞 

 菅直人首相は6日午後7時10分から緊急記者会見し、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)について、稼働中の4、5号機を含むすべての原子炉の運転停止を中部電力に要請したことを明らかにした。
 会見で菅首相は運転停止要請について「国民の安全と安心を考えてのことだ」と説明。今後30年間に、この地域でマグニチュード8級の地震が発生する可能性が87%にのぼるとの文部科学省関係機関の調査結果が出たことを明らかにしたうえで「熟慮の結果、停止を決断した」と述べた。
 また菅首相は「運転停止に伴う夏の電力需給バランスに大きな支障が生じないよう、政府として最大限の対策を講じる」と強調。「全国民の理解と協力があれば、夏場の電力需要に十分対応できる形がとりうる」と述べ、理解を求めた。


 【浜岡原発停止】菅首相会見詳報 「東海地震に十分対応できるよう防潮堤など中長期対策が大切」 
2011.5.6 20:07 産経新聞

 菅直人首相は6日夜、首相官邸で記者会見を開き、静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所の運転停止を要請したことを明らかにし、「東海地震に十分対応できるよう防潮堤の設置など中長期の対策を確実に実施することが大切だ」と述べた。記者会見の詳報は以下の通り。
 「国民の皆様に重要なお知らせがあります。本日、私は内閣総理大臣として海江田(万里)経済産業大臣を通じて、浜岡原子力発電所の全ての原子炉の運転停止を中部電力に対して要請しました。その理由は何と言っても国民の皆様の安全と安心を考えてのことです。同時にこの浜岡原発で重大な事故が発生した場合の日本社会全体に(与える)甚大な影響も合わせて考慮した結果です。文部科学省の地震調査研究推進本部によれば、これから30年以内にマグニチュード8程度の想定の東海地震が発生する可能性は87%と極めて切迫しています。こうした浜岡原子力発電所の置かれた特別な状況を考慮するならば、想定される東海地震に十分対応できるよう防潮堤の設置など中長期の対策を確実に実施することが大切です。国民の安全と安心を守るためにはこうした中長期対策が完成するまでの間、現在、定期検査中で停止中の3号機のみならず運転中のものも含めて全ての原子炉の運転を停止すべきと私は判断しました。浜岡原発では従来から活断層の上に立地する危険性などが指摘されてきましたが、先の震災とそれに伴う原子力事故に直面して私自身、浜岡原発の安全性についてさまざまな意見を聞いて参りました。その中で、海江田経済産業大臣とともに熟慮を重ねた上で、内閣総理大臣として本日の決定をいたした次第です」・・・・・ 



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浜岡原発関連で、中日新聞が静岡県の首長にしたアンケートです。

15市町長が浜岡再開「反対」、新設「凍結を」 県内首長に本紙原発アンケート 
2011年5月1日 中日新聞

中電対策に不満
 東日本大震災の福島第一原発事故を受け、中日新聞東海本社は4月中・下旬、静岡県内35市町の首長に原発問題に関するアンケートを行った。浜岡原発(御前崎市)3号機の運転再開や6号機の新設については15市町の首長が計画の廃止または一時凍結を求めた。中部電力は3号機の7月再開を盛り込んだ業績予想を公表したが、県内自治体の理解を得るのは難しい情勢だ。
 アンケートは記述式で実施した。定期検査のため停止中の浜岡原発3号機の運転再開、使用済み核燃料を再利用するプルサーマル、1、2号機廃止に伴う6号機新設の是非については、3市が計画廃止を明確に主張。「福島第一原発の検証が終わるまでは」「国の方向性が示されるまでは」など一時的な措置を含めると計15市町が凍結・廃止を訴え、予想される東海地震の震源域にある浜岡原発への不安感を表した。
 他の20市町は「代替エネルギーがない以上やむなし」「関係機関で十分議論を」などの意見だった。
 福島第一原発の事故を受け、中電は防波壁の建設など浜岡原発の津波対策を打ち出しているが、中電が実施または今後計画している対策で安全が十分に確保されると答えた首長はいなかった。
 国のエネルギー政策について聞いた質問に対しては、23市町が「政策の見直し」を求めたが、その中で「脱原発」の立場を明確にしたのは三上元・湖西市長のみ。他の22市町は太陽光や風力など自然エネルギーの導入に目を向けながらも「現実的でない」などと原発を一部容認、または原発の是非には言及しなかった。
 残りの12市町からは「国と電力会社で議論を」「原発の安全性再確保を」などの声が上がったが、政策の「見直し」までは明記していない。
 福島第一原発事故をめぐる国や東京電力の情報公開については、全市町が「情報があいまい、遅い」「国民を不安にした」などと対応を批判した。
 アンケートは、35市町に対し4月13日に質問書を発送。首長に回答を求め、28日までに回収した。富士宮市と小山町は先の統一地方選の投票日前に前首長が答えた。

 質問の内容

<1>福島第一原発の事故を受け、国のエネルギー政策の見直しを求める声が高まっています。どう考えますか。
<2>エネルギー政策を見直す場合、具体的にはどのような方向が望ましいでしょうか。
<3>今回の原発事故では、国や東京電力の情報公開が不十分だと指摘する意見があります。どう思いますか。
<4>東日本大震災の発生後、中部電力は浜岡原発に防波壁を建設するなど津波対策の強化を表明しました。中電の対策は十分だと思いますか。
<5>浜岡原発3号機の運転再開、プルサーマル計画、6号機の新設についてどう考えますか。 


じっさいに停止するには、色んなところから抵抗もあるかもしれませんが、
菅さんが首相になってよかった、と思えた記念すべき日です(笑)。

母の日の、おいしそうなケーキも届いて、ダブルでうれしい。
  

とはいえ、
このケーキ、食べられません。
   

   

ほんもののお花のケーキ、ありがとう!

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