みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

福島原発事故:被ばく、どう予防し、どう対策すれば…/放射線の指針50ミリ・シーベルトなら「避難」

2011-03-16 09:42:42 | 地震・原発・災害
もう寝ようと思ったら、ドンと大きな地震。
あわててテレビを見ると、静岡県東部で震度6強。

わたしたちの心配をよそに、季節は確実に移りかわり、
昨秋植えたクロッカスが咲きそろいました。
  

福島原発はいよいよ危なくなってきて、
離れたところからも、ヨウ素やセシウムなどの核分裂生成放射能が検出されています。

じつは、わたしもウクライナ製の放射線カウンターを持っているので、
どこかにあるはずと探したら見つかりました。
10年以上経っているのですが、ちゃんと動くので、
金曜日の夜から、時々計測しています。

このカウンターは、器械を通った放射線をカウントするシンプルなもの。

ピッピッと音がして、一定時間経つと=となって、計測値が出ます。
  
オンにしたままだと、また最初の0.00に戻って、計り始めます。
電池?がもったいないので、3回くらい計って、平均値を出します。
このカウンターは、ガンマ線(γ線)をカウントするだけで線種(核種)は分かりません。

もともと、この地域は、北陸の原発銀座の常時風下地帯なので、か、
他の地域より、数値が高めに出ます。
だいたい、0.05くらいのところが多いようです。
いまのところ、岐阜では数値に有意の変化はありません。

環境放射線等モニタリング調査(環境省)

放射線量を毎日測定へ 県が岐阜、大垣市など10カ所で(2011年03月15日 岐阜新聞)


岐阜県では、岐阜市、大垣市、山県市など公的機関も、
県内10箇所で計測しているとのことで、やはり数値に変化なし、との新聞報道。
「週一回月曜日に県に報告」を昨日から「毎日計測する」ことにしたようです。

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わたしは、チェルノブイリ原発事故の被災者を救援し、
阪神大震災の被災者救援にもかかわっていたので、
昨日も一日、テレビから目が離せませんでした。

福島原発からは、高濃度の放射性物質が漏れたので、
「市民が被ばくから身を守る方法」が、テレビや新聞で流れ始めました。

たんぽぽ舎HP・ヒバクを避けるためにー自分と家族を守る方法について

まずできることは、パニックにならないこと。
正確な情報に基づいて、冷静に判断し、行動すること。
とはいえ、やはり心配なので、ある程度、
自衛(予防)することは必要だと思います。
放射能に「閾値(しきいち)」はありませんから、
内部被ばくは、長期的に深刻な影響が出ます。

半減期30年のセシウム137、28.8年のストロンチウム90はもちろん、
放射性ヨウ素、希ガスなど、数値はどんなに低くても、自然にあるものではなく、
原発からの核分裂生成物(放射性核種)なのです。
3号機のMOX燃料のプルトニウムにいたったては、
猛毒で強い発がん性をもち、半減期は2万4000年です。

レントゲンやCTでつかっているものとは違いますし、
かんたんなレントゲンであっても、放射線技師や医者は、
厳重に放射線被ばくを防護しています。
歯科医でのレントゲンでも、操作は外からしていて
他の部分が被ばくしないように、鉛のエプロンをしますよね。

「放射能」の自衛策で効果的なことが、
「新型インフルエンザ」「花粉症」対策とほぼ同じというのは、
深刻ななか、ちょっと笑えてきます。

   

      

   

   

  

   被ばく、どう予防し、どう対策すれば・・・

福島第一原発で高濃度の放射能が漏れ出した。健康への影響や予防法をまとめた。
 Q どんな放射性物質が飛び散るのか?
 A 比較的影響が小さいものから大きなものまで様々な放射性物質が存在する。特に人体への影響が大きいのが、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムだ。

 Q 放射性物質はどう広がるのか?
 A 風下に流れていく。一般的に、原子力施設から離れるほど、放射性物質が拡散し薄まり、放射線の量も少なくなる傾向がある。自治体や原子力施設は、空気中の放射線量を測定するモニタリングポストを各地に設置している。その測定値や、放射線物質の種類や量、気象条件などから今後の飛散の予測をたて、政府や自治体が屋内退避や避難の指示を出す。測定値は、気象条件によって変わり、指示も変化するので、今後、テレビやラジオでこまめに情報を収集することが大切だ。

 Q 屋内退避と言われた地域ではどうするか?
 A 不要不急の外出は控え、自宅など屋内で過ごすことが肝要だ。
 屋内では、窓やドアを閉め、換気扇も止めれば、放射性物質が侵入しにくい。
 ただし、屋外の放射性物質から出る放射線を遮る力は、木造の場合、コンクリートや石造りと比べ弱くなる。なるべく放射性物質からの距離をおくことが大切なので、心配なら家の中心部で過ごすと良い。
 洗濯物は外に干すと、通常より多くの放射性物質が付着するおそれがある。問題ない程度のことがほとんどだが、一つ一つ汚染を確かめられないので、室内に干すのが無難だ。

 Q 水は飲んでも大丈夫か?
 A 周辺地域の井戸水は、念のため、地域の保健所などが安全と判断してから飲んだ方が良い。水道水は基本的に問題は少ないと思われるが、心配なら、安全かどうか判断を待って飲む。

 Q どの程度の放射線を浴びたら危険なのか?
 A はっきりしたデータはないが、一般的には、健康に明らかな影響が出る被曝(ひばく)量は、およそ100ミリ・シーベルトと言われている。これより低い場合は妊娠中でも胎児への影響も出ないことがわかっている。

 Q どんな症状が出たら注意が必要か?
 A 症状は、主に2、3週間以内に出る急性の症状と、数か月から1年以上たって出る症状がある。急性の症状は、短時間に大量の放射線を浴びなければ出ない。今回の事態による被曝量は、敷地内に長時間滞在する作業員などを除いては、こうした急性の症状が出るおそれのない程度と考えられている。

 Q 健康被害を防ぐ安定ヨウ素剤はどこで入手できるの?
 A 安定ヨウ素剤は、薬局では売っていないし、医療機関でも健康な人には処方されない。ヨウ素が大量に取り込まれる恐れがあると専門家が判断した地域の住民に限り、甲状腺がん予防のため、避難所などで配布される。副作用もあり、服用できない人もいるので、医師の指示で飲むことが重要だ。

 Q 自分がどのぐらい被曝したか心配だ。
 A 被曝線量は、染色体の分析や症状、血液検査、内部被曝を測定する全身計測装置などで調べて総合的に評価する。
 ただ、染色体の分析ができる専門家や、全身計測装置は非常に少なく、個人の希望で実施はできない。災害時は、現場で作業にあたった従業員や、一定以上の被曝の疑いが高い住民のほか、原発からの距離に応じて、何人かを選んで行う。
(2011年3月15日13時53分 読売新聞)


 放射線の政府指針 50ミリ・シーベルトなら「避難」

10~50で「屋内退避」
 福島第一原発で多数の住民の被曝(ひばく)が次々と明らかになっている。避難指示の範囲の外にいれば大丈夫か、そもそも放射線の監視は万全なのか――。
 現在出されている避難指示は、福島第一原発から半径20キロ・メートル圏。範囲を決める目安になるのは、事故で放出が予想される放射線の強さだ。
 政府の原子力安全委員会が定める指針では、健康への深刻な影響が懸念される50ミリ・シーベルトの汚染が予想される範囲を目安に「避難」の指示を出し、10~50ミリ・シーベルトを目安に「屋内退避」の指示を出すことになっている。
 文部科学省は、今回の事故が深刻化して原発内の放射性物質が広範囲に放出された場合、周辺にどう汚染が広がるかをコンピューターで計算。地形や気象条件なども踏まえ、50ミリ・シーベルトの汚染は半径数キロ・メートルの範囲内に収まると予測した。専門家で構成する原子力安全委員会が、こうした拡散予測などを参考にさらに検討を加え、最終的に首相が避難指示を出す仕組みだ。
 当初、半径10キロだった避難範囲が12日夜、半径20キロに広げられたことについて、元原子力安全委員の住田健二・大阪大学名誉教授(80)は、「今回の事故の規模からみれば、原発から半径10キロ・メートル以内の避難が行われていれば、健康被害は心配ないが、住民の安心をより重視した結果だろう」と分析した。
 住田さんは「放射性物質が、避難範囲を超えて、広く拡散することはあり得るが、指示に従って避難すれば、健康影響は心配ない」と話す。
 放射線の監視体制は、地震によって大きなダメージを受けた。福島第一原発では、発電所の敷地境界線に沿って8か所の測定器を設置し、常時、空気中の放射線量を監視してきた。これ以外に福島県も、情報の信頼性を確保するため、独自に23か所に測定器を設置していた。
 しかし、今回の地震で機器が故障したり、通信回線がダウンしたりしたとみられ、東電が設置した8か所すべての地点でデータが取れなくなった。
 県の測定器のデータも地震後、途絶えているため、県は13日、青森、石川など4県の協力を得て、原発から半径20キロ付近を中心に、8基の移動式測定器を新たに設置、計測を始めた。

CTスキャン 1回で6.9ミリ・シーベルト
 ミリ・シーベルト シーベルトは、放射線に被曝した際の健康影響を示す単位。1シーベルトの1000分の1が1ミリ・シーベルトで、そのさらに1000分の1が1マイクロ・シーベルトになる。国際放射線防護委員会の勧告によると、一般人が1年間に浴びる放射線量の限度(日常生活で浴びる分や、医療目的は除く)は1ミリ・シーベルト、日常生活では、1年間に通常、2.4ミリ・シーベルトを浴びている。1回の胸部CTスキャンで浴びる量は6.9ミリ・シーベルト。
 今回の事故で環境中に放出されている放射性物質は微量なため、政府の発表などでは、マイクロ・シーベルトが使われている。福島第一原発の周辺で13日午後2時前に記録された放射線量は1時間当たり1557.5マイクロ・シーベルト。これに対し、東海村JCO事故で被曝して死亡した作業員が浴びた放射線の総量を同じ単位で表現すれば、1000万~2000万マイクロ・シーベルトになる。
(2011年3月14日 読売新聞)


東日本大震災:福島第1原発事故 止まらぬ事態悪化 4号機爆発、保安院「原因不明」 

◇燃料プール、異常高温
 東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールで15日に発生した爆発では、1時間あたり400ミリシーベルトの高い放射線量が計測され、日本の原発事故史上、最も深刻な事態を招いた。経済産業省原子力安全・保安院や東電は原因不明としている。使用済み核燃料は放射能が強く、発熱量も多い。プールの水が蒸発した後、水素爆発した可能性が指摘されている。【山田大輔、八田浩輔、大島秀利、日野行介】
 プールの水面は原子炉建屋の5階で原子炉の外にあり、建屋の鉄筋コンクリートの壁によって外部と隔てられている。15日午前6時ごろに爆発し、同9時38分に火災が起きた。建屋の壁は失われ、大量の放射性物質が排出されたと考えられている。3、4階の壁も一部崩れた。
 4号機は11日の地震当時、定期点検で炉内構造物を交換するため、すべての燃料集合体を原子炉内から抜き出し、プールに貯蔵していた。
 このため、燃料の崩壊熱が他号機より高く、地震で電源が喪失しプールの水が冷却できなくなっていた。東電によると、通常約25度の水温は14日午前4時ごろ、84度と異常高温になり、その後、沸騰したとみられる。
 小山英之・元大阪府立大講師は「水が蒸発して、使用済み核燃料が露出、燃料を覆うジルコニウムが溶けだし、水素が発生、火災になった」と推測する。火災が起きるとジルコニウムがボロボロになり、燃料自体から放射性物質のセシウムなどが放出される。この現象を米原子力規制委員会(NRC)は「ジルコニウム・ファイア(火災)」と紹介し警告する。
 冷却には注水が必要だ。しかし、海水をくみ上げるポンプが津波の被害で使えない。通常の水補給用の配管もポンプの電源がなく、有効な冷却方法は見つかっていない。
 小出裕章・京都大原子炉実験所助教(原子核工学)は「高い位置にあり、どう水を入れるのか問題だ」と指摘する。保安院は「冷却に万全を期さなければならない」としている。
 米国ではターキーポイント原発が92年にハリケーンに襲われた際、外部電源を喪失。近くの病院などから燃料を集めてディーゼル発電機を長期間動かし、プールの冷却を続けた。
 東電によると、5、6号機も15日午後4時現在、プールの水温がそれぞれ57・3度、66・0度と通常より上昇している。東電は「冷却機能が復旧していない。4号機より緩やかだが、温度上昇が続けば4号機と同様に高温状態になる」と説明、予断を許さない状況という。

==============
 ■使用済み燃料プールにある燃料体数

 1号機 292  (900)
 2号機 587 (1240)
 3号機 514 (1220)
 4号機 783 (1590)
 5号機 946 (1590)
 6号機 876 (1770)
 ※カッコ内は貯蔵能力
毎日新聞 2011年3月16日 東京朝刊


チェルノブイリ現地のウクライナより緩い水や食品の規制値/ストロンチウム90、プルトニウム239は??(2011.3.25)

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コメント (1)

3月15日(火)のつぶやき

2011-03-16 01:29:40 | 花/美しいもの
09:38 from web
RT @hayano: 原子力安全保安院 3/15 6:10 福島第一原発2号機で爆発音.サプレッションチェンバーの内部の圧力が3気圧から1気圧に低下.損傷(穴が開いた)ことが考えられる.
11:41 from web
菅首相から、福島原発について緊急に国民へのメッセージ。4号機で火災発生。放射性物質が出ているとのこと。敷地内は400ミリシーベルトという高い濃度の放射線。20キロ県内は全員避難。20から30キロ県内の人は、屋外に出ないこと。大変なことになっています。
16:41 from web
チェルノブイリ原発被災者の救援にかかわっていたので、ウクライナ製の放射線のカウンターを持っています。昨日から計測していますが、0.10程度で変わらず。以前R-DANネットワークがあったのですが、今ネットはつながっているのでしょうか。
16:44 from web (Re: @ombudsman_jp
@ombudsman_jp 放射線を計るシンプルなカウンターを持っています。チェルノブイリ原発事故後に、自衛のための入手しました。東海地方でも何人かは個人で所持していると思います。
16:48 from web
ウクライナ製ガイガーカウンターの数値を庭で計ったら、0.12(たぶんマイクロシーベルト?)。岐阜は原発銀座の常時風下地帯なので、他の地域よりいつも数値が高め。希ガスの影響でしょうか。
17:27 from web
RT @ombudsman_jp: R-DAN ツイッターで市民が放射線量を計って情報を公開、ハッシュ #rdan で検索 @midorinet002 放射線を計るシンプルなカウンターを持っています
17:39 from web (Re: @ombudsman_jp
@ombudsman_jp わたしはR-DANネットには入っていません。チェルノブイリ救援中部の代表をしていたので、活動を通じてウクライナから直接入手。ほかにどなたかカウンターを持っている人と連絡を取れるといいですね。ほんとにこんな日がくるなんて・・・。
20:08 from Tweet Button
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