みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

フェロシルト製造現場の驚くべき実態/石原産業四日市工場にて

2005-12-02 07:37:13 | 市民運動/市民自治/政治
いよいよフェロシルトで問題の
石原産業(四日市)の製造工程の見学。

会議室で説明のあとはいざ現場に。
わたしは呼吸器系が弱いのと高い所が苦手なので、
直前まで行くか行かないか迷っていました。
でも「百聞は一見に如かず」。
せっかくここまで来たんだもの、
問題のフェロシルトの製造工程が全部見られるんだもの、
いかなきゃ。と、マスクとヤッケの完全防備で
マイクロバスに乗り込みました。
工場内はほこりっぽくて、道の並木は赤茶けてて、
フェロシルトの粉じんが飛び散っているのではと、
チェルノブイリ原発に行った時以来の不気味な感じです。

マイクロから降りて、3班に分かれていよいよ製造現場に。
見上げると目が回りそうな高さ。
「落ちないように手すりにつかまって」と注意を受け、
すけすけの階段を昇るんだそうです(こわー)。

現場で撮った生々しい写真を紹介します。
  
廃硫酸 ↓          生石灰
  
↓浮遊選鉱
  

  

  
サイクロン分級 ↓    A2中和
  

足の下を、ドロドロのチョコレート色の廃液が
濁流になって流れる上をそろそろ歩き、
中和そうをいくつか過ぎて、遠心分離器の建屋へ。
  
ほっとしたのもつかの間。
目の前のタンクの上を歩いてくんですって。
下がただの水だと思えば怖くないんですが・・・・
タンクはビルの2~3階の高さ。
(「エイリアン2」だったかを思い出しました)

  
A2循環シックナー
  

  
一たん下に降りて、後半はいよいよフェロシルトに
農薬や廃棄物を混入したラインですが、
のども痛くなってきたし、でわたしはリタイア。
赤い粉末が風で舞い上がる地上を歩いて、
ひとあし先にマイクロに戻りました。
「てらまち・ねっと」も合わせてご覧ください。

  
最終的に、ここの場所に脱水した、
産業廃棄物のアイアンクレーの大きな塊が、
上からぼとんぼとんと落ちています。
右側のフェロシルトは、いまはからっぽです。


回収したフェロシルト   
  
回収したフェロシルトの仮置き場 

ひととおり見学が終わって会議室に戻り、説明と質疑。
わたしにはどうしてアイアンクレーが産廃なのに、
見た目はそっくりなフェロシルトが有価物である、
との石原産業の説明が理解できません。
中和の仕方が違うから、だそうですが、
元々はさっき見たあのアイアンクレーなんですよ???

産業廃棄物であるアイアンクレーは、
石原産業・四日市工場の近くにある、
三田の最終処分場で処分されています。


行って見てびっくり!
えっ、ここが管理型の処分場なの?!


つ・づ・く・・・・・

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コメント (3)
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