みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

7月によんだ本-1

2005-07-24 19:00:35 | ほん/新聞/ニュース
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6月に見た映画「アンナとロッテ」、ロンドンの同時多発テロなどで、
「戦争」と「暴力」について、あらためて考えた。
で、まずは関連の3冊(図書館で借りた本で再読)。


『わたしの非暴力1.2』
(マハトマ・ガンディ著/森本達雄訳/みすず書房/1997)
『生きつづける-ホロコーストの記憶を問う』
(ルート・リューガー著/鈴木クニ子訳/みすず書房/1997)

 「受動的抵抗という言葉は、非暴力的抵抗の誤った呼び方です。非暴力的抵抗は、暴力的抵抗よりもはるかに積極的なものなのです。それは直接的で絶え間ないものですが、四分の一だけしか目に見えず、他の四分の三は見ることができません。その目に見える部分からしますと、それは効果が薄いように思われるかもしれません。たとえば、わたしが非暴力の象徴と呼んでいる糸車がそれです。たしかにその見える部分は効果的でないようですが、実際にはきわめて積極的なものであり、最後的な結果においてはこの上なく有効なのです。」(『わたしの非暴力1』p87-88)
 「非暴力の方法は、どんな形をとるにしても、受動的な無気力な方法ではない。それは本質的には、血なまぐさい武器の使用を伴う運動などよりもはるかに積極的なものです。」(『わたしの非暴力1』p73)


この3冊の本を読んで思うこと。
生きつづけること、問いつづけること、
そして、抑圧とたたかいつづけることが、
わたしの「非暴力直接行動」。


『片づけられない女たち』
(サリ・ソルデン著/ニキ=リンコ訳/WAVE出版/2000)
『「片づけられない人」の人生ガイド』
(サリ・ソルデン著/ニキ=リンコ訳/WAVE出版/2005)

「頭の中の考え」「人間関係」「仕事や家事」、
そして「部屋の中」も、何もかも片づけられなくて、
人知れず不安を抱え、毎日の生活にひどい苦労をしているあなたに。
成人「ADD/ADHD」(注意欠陥障害/注意欠陥多動傷害)
といかに付きあいながら、生きていくのか?
ADDの当事者が語る「新しいわたしの生き方」。


『方法としてのフィールドノート-現地取材から物語作成まで』
(Rエマーソン・Rフレッツ・Lショウ著/
佐藤郁哉・好井裕明・山田富秋訳/新曜社/1998)
『フィールドワークの技法 問いを育てる、仮説をきたえる』
(佐藤郁哉著/新曜社/2002)

いずれも再読。
現場のフィールドワークの手法に興味があって読んだ。
「正しい答え」と「適切な問い」-問題解決から問題発見へ、
「フィールドワークにおける問いと答えの対応」がおもしろかった。
これ、8月の講座にも使えるかも(得した気分・笑)。

  
★『壊れた脳・生存する知』
(山田理畝子著/講談社)
★『ハンナ・アーレント伝』
(エリザベス・ヤング-ブルーエル著/昌文社)
★『「ひとりがいい」という自分らしい生き方』
(鴨下一郎著/新講社/2005)
★『広告からよむ女と男 ジェンダーとセクシュアリティ』
(石川弘義・滝島英男編/雄山閣出版/2000)
★『釈迦』(瀬戸内寂聴著/新潮社/2002)

長くなるので、以上5冊の解説は省略。
『ハンナ・アーレント伝』が読みごたえあり。
ふうーっ、つかれた。

先月「うえの・ちづこ書店」で買った本などは、
続編で紹介の予定。いつになるかは不明。
「うえの・ちづこ書店」は、
8月1日からジュンク堂書店名古屋店でも開店。
9月の池袋本店のイベントは、「上野千鶴子×香山リカ」の対談。

ところで、明日は岐阜で『老いる準備』読書会です。


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コメント (9)
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