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みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

【悩みのるつぼ】Q妻が無断でチワワを家に:A(上野千鶴子)犬を手なずけてみたらどう?

2015-04-14 11:16:06 | ジェンダー/上野千鶴子
4月11日の朝日新聞beの「悩みのるつぼ」は、
回答者が上野千鶴子さんでした。

質問は「チワワ」の話ですが、上野千鶴子さんの回答では、
根はもっと「深い話」(不快な話)ということです。

統一選やら何やらでバタバタしていたのですが、
遅ればせながら、紹介させていただきます。

   
    2015年4月11日 朝日新聞be

【悩みのるつぼ】妻が無断でチワワを家に
2015年4月11日 朝日新聞be

●相談者 公務員 49歳
 49歳の公務員です。
 妻と犬を飼う、飼わないで離婚話にまでなっていることについて、上野千鶴子先生に相談です。
 私が勤めから帰宅したある日、家に突然、チワワがいました。妻が私に無断で買ってきたのです。
 結婚20年近くも経って、価値観の違いは多々あれど、犬猫が好きでないという点は一致していたはずで、子どもも3人いるのに、亭主に一言の相談もなく家の中にそんな生き物を持ちこむとは、言語道断です。
 私は激怒し、原状回復のため犬をペットショップに強制送還しようとしたところ、「返すなら離婚」と言い出しました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・
 亭主の沽券(こけん)にかかわるので、犬には指一本触れてはおらず、散歩など絶対つきあってはいませんが、近づくとえさを欲しがるので、ドッグフードを一粒ずつはやっています。
 離婚話に発展しないようにしつつ、亭主の威厳を回復するには、私はどうしたらいいのでしょうか。

------------------------------------------------------------------------------
犬を手なずけてみたらどう?
 ○回答者 社会学者・上野千鶴子
 

 のっけからなンですが、どうやらたかが「犬一匹の問題」ではなさそうですね。結婚生活の過程でたまりにたまった「深い話」、あなたにとっては「不快な話」に、そろそろ向き合わなければならない前哨戦のようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・
 子どもが育ちあがれば夫婦は仕切り直しの時。目下妻は老後へ向けて、家庭内の版図をじわじわと拡張中。夫に無断で犬を買ってきたのはその第一歩。「わたしはあなたの思うようにはならないよ」というデモンストレーションです。妻の「勝利宣言」はこの程度で収まる気配はありません。ここで一歩退いたあなたは、これから先も次第に譲歩を余儀なくされるでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・
 「離婚したくない」あなた、つまり妻なしではこの先の老後を生きていけそうもないと自覚しているあなたは、白旗を掲げる以外にありません。ですが、少々は亭主としてカッコもつけたいなら、犬を味方につけましょう。群れて生きるのが習性の犬は、もともと上下関係に弱い哀(かな)しい生き物。家族の中の序列をただちに見抜き、その中で一番の権力者に従います。犬を手なずけて「どうだ、オレの言うことをきくだろう」と自慢しましょう。でも、もし家族の中のほんとうの権力者が妻の方だと犬が見抜いたら、その時こそ白旗を3本くらい掲げて、ムダな抵抗はしないことですね。老後の平和のためです。 


   庭に咲いた蓮華の花


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後半は、今日の朝日新聞の社説です。

  社説:低調な地方選―すくむ政党、細る自治  
2015年4月13日 朝日新聞

 統一地方選はきのう前半の投票があり、10道県の知事選はいずれも現職が当選した。

 前半戦で際立ったのは、道府県議選での民主党の候補擁立の低調さと無投票当選だ。無投票の増加は26日の市区町村長・議員選でも懸念されている。

 自民党の1強体制のもと、こうした選挙が繰り返されるようでは、日本の自治や民主主義はやせ細っていくばかりだ。政党の存在意義すら問われかねないこんな状況を、座して眺めているわけにはいかない。

 2012年から国政選で連敗を重ねる民主党は、今回の地方選を「党再生の第一歩」(岡田代表)と位置づけていた。だが、知事選で与党との対決構図に持ち込めたのは北海道と大分だけ。道府県議選では共倒れを避けるなどの理由で公認候補を前回より約4割も減らした。

 自民党や共産党は候補者を増やしたが、道府県議選では全選挙区の33・4%、総定数の21・9%が無投票となった。山形県議会は告示日に早くも自民党の過半数が確実となった。

 民主党幹部は「もはや民主党は都市部で風によって当選できる党ではない。農村部での足腰も弱い」という。地道な候補者育成を怠ってきたツケは大きく、地方での足場が弱いままでは来夏の参院選にも影響する。国会に緊張をもたらすためにも党の立て直しは急務だ。

 後半の市区町村の議員選では、無投票どころか候補者が定数に足りず、規定を超える欠員が出た際に実施される再選挙を避けるのに四苦八苦の自治体もあるという。

 こうしたなり手不足の背景のひとつに、議員の職に「やりがい」を見いだせなくなったとの指摘がある。

 どの自治体も財政が苦しく、かつてのように地元のインフラ整備に予算を引き出すことができなくなった一方で、介護保険料の引き上げのように住民に負担を強いねばならないことが増えてきたのが理由だという。

 そうした「旧来型」でない議員をめざそうとしても、サラリーマンであれば職を捨てる覚悟など、立候補には相変わらず高いハードルがある。

 議場でのやりとりは形式的で、首長の出す条例案の追認ばかり。選挙も同じような顔ぶればかりでは、投票率が下がるのも無理はない。

 もはや「投票へ行こう」といったかけ声だけですむ話ではない。首長と議会との関係や住民参加など、地方自治のあり方を根本から問い直すべき時に来ているのではないか。


シバザクラ

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これからの「政治」の話をしよう:市民のため下働き(上野千鶴子さん)/統一地方選「無風」に惑わされるな

2015-04-11 21:39:45 | ジェンダー/上野千鶴子
久しぶりの晴天。
あたたかい一日。
日本ミツバチもブンブン飛び回っていました。


つめたい雨だったので、源平枝垂れ花桃は散らずに
長持ちしています。


花が咲き終わった花木は、剪定してから
お礼肥をほどこします。

まずは、しだれ梅の枝を切り詰めました。

東京新聞webの統一地方選関連の4月7日の記事。
「これからの「政治」の話をしよう(4)」に、
上野千鶴子さんが載っていました。
『最新版 市民派議員になるための本』にも言及してくださっています。

  これからの「政治」の話をしよう(4) 市民のため下働き  
2015年4月7日 東京新聞

◆社会学者・上野千鶴子さん
 社会学者の上野千鶴子さん(66)といえば女性学のパイオニアだが、こと政治に関しては「議員の性別にはこだわらない」と言い切る。

 どういうことだろう。「ただ女性議員が増えればいい、という時代は終わった。政党の駒ではなく、自分ひとりの責任で判断する議員が必要。そのために立候補者が誰のために働くのかを見極めないといけない」

 必要なのは、組織のためではなく市民の下働きとして汗を流す市民派議員だというのだ。

 統一地方選に向け、昨年十月に「市民派議員になるための本」(寺町みどりさん、寺町知正さん共著)を新たにプロデュースした。その序文で「地方議員をパートタイム議員に」と提唱している。パートタイム議員とは、生業(なりわい)は別に維持したまま、市民のために働く議員。職業政治家の特権をなくし、政治を有償ボランティアと捉え直すべきだという。パートでいいなら議員になるハードルはぐっと下がる。

 「若い人が職を辞して議員になるのはコストが大きすぎる。アフターファイブに委員会方式で話し合って、それを年数回の全体会で決定していくようにすればいい」

 審議会のメンバーも、テーマごとに当事者を公募すればいいと提案。子育ての議論には若い母親も加えるなど、暮らしの現場にいる人々でつくる議会をイメージする。「ITを活用し、障害者にはスカイプ(インターネット電話)や車いすで参加してもらう」とも。確かにパート議員ならマイノリティーも加わりやすい。

 とっぴなアイデアにみえるが、それが本来の「自治」という。

 「市民が自分たちで物事を決めていく自治の必要性は、東日本大震災以降、一層、高まっている」と指摘する。脱原発を望む国民は多いのに、国と電力会社は原発再稼働を推し進め、地元議会が追認していく。「このずれは声を上げれば変えられる」

 具体例として挙げたのが、東京の母親たちの「保育所一揆」だ。昨年二月、認可保育所の選考から漏れた母親たちが集団で杉並区に異議を申し立てた。進まない保育所対策に業を煮やした母親たちの共感を呼び、各地で異議申し立てが続出。自治体も認可保育所の増設に本腰を入れざるを得なくなっている。

 上野さんは、地方選こそ市民の声を生かす機会と強調し、自信に満ちた表情で話した。

 「私たちの一番の敵は無力感。小さな目標を設定して変化を実感する『やったぜ感』を味わうといい」 (高島碧)

 うえの・ちづこ 東大名誉教授。NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。「近代家族の成立と終焉(しゅうえん)」など著書多数。富山県上市町生まれ。


「これからの「政治」の話をしよう(3)」は、
元我孫子市長の福嶋浩彦さんです。

これからの「政治」の話をしよう(3)議論し「楽しい自治」◆元我孫子市長・福嶋浩彦さん(2015年4月6日 東京新聞)

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きょうの中日新聞の社説、
「統一地方選 「無風」に惑わされるな」がとても良いので紹介します。

  社説:統一地方選 「無風」に惑わされるな
2015年4月11日 中日新聞

 統一地方選前半戦の投票が明日に迫った。道府県議選で無投票当選が大きく増えるなど全般に選挙戦は低調だが、地方自治の将来を考えれば、「無風」ムードに惑わされるわけにはいかない。

 四十一道府県で行われる今回の議員選挙で特筆されるのは、三十九道府県で計五百一人に上った無投票当選の多さである。

 総定数二二八四に占める無投票当選の割合は、前回二〇一一年の17・6%から過去最高の21・9%に増えた。つまり、新議員の五人に一人は有権者の審判を受けないまま、既に決まっている。

 立候補者数は総計三千二百七十三人で、前回より百八十四人減った。党派別に見ると、自民党が七十五人増の千三百十九人なのに対し、民主党は二百二十六人減の三百四十五人にとどまった。

 現在の党勢を反映した擁立状況が無投票当選を増やした一番の理由だろうが、議員のなり手、地方自治の担い手が足りなくなってきたのだとすれば、事態は深刻だ。

 なり手不足は、地方議員の質の低下につながりかねない。

 政務活動費の使途をめぐる兵庫県議の号泣会見、東京都議会での女性蔑視やじなど、昨年も地方議員の不祥事が続いた。このような状況に有権者が失望しているだけでは、本末転倒である。

 多様な人材に政治参加を促すための地方議会改革も急務だが、今回の選挙で考えるべきは、だれに一票を投じるか、に尽きる。

 「無風」ムードに惑わされ、だれが当選しても同じ、などと錯覚してはなるまい。

 地方自治の行く手には、幾多の難問が待ち構えている。

 日本の人口減少と絡め、このままだと約半数の自治体に「消滅」の可能性がある、とする民間機関「日本創成会議」の推計は各方面に衝撃を広げた。それに呼応して政府は「地方創生」を掲げ、各自治体にも来年春までに総合戦略を策定するよう求めている。

 持続可能な地域の将来像を描くことは、地方にとって最重要課題だ。それを中央主導で一律に進めることに無理はないか。

 担当する自治体職員からは、国から示される細かな指示や慌ただしいスケジュールに悲鳴も上がっている。首長のリーダーシップ、議会の適切なチェックがなければ政府に振り回されるだけ、となりかねない。

 中央で強気の政権運営が続く中、地方の主体性を守る選挙でもあることを忘れてはなるまい。 


明日は、岐阜県も県議会議員選挙の投票日です。

候補者は、自民党現職と、保守系の新人。
岐阜県は選挙公報がない、数少ない県ですが、
今までに届いたリーフや新聞各紙の候補者紹介を読んで、
どちらが良いか、慎重に判断して投票したいと思います。

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上野千鶴子著『ケアのカリスマたち 看取りを支えるプロフェッショナル』/5.30WAN大会シンポジウム

2015-04-03 22:10:06 | ジェンダー/上野千鶴子
上野千鶴子さんの最新刊、
『ケアのカリスマたち 看取りを支えるプロフェッショナル』が
版元の亜紀書房から届きました。

 

まえがきを読み始めたらおもしろいので、
最初の山崎章郎さんとの対談を一気に読んでしまい、
けっきょく、翌日までに読み終えました。

当事者としての上野さんのさまざまな疑問に、
11人のケアのカリスマたちがていねいに応える対談集でおススメです。

  ケアのカリスマたち 看取りを支えるプロフェッショナル
亜紀書房HP

上野千鶴子 著
価格 1,600円(税別)
発売日 2015年3月23日

内容紹介
『おひとりさまの老後』の上野千鶴子が、日本の在宅介護・医療のフロントランナー11人に体当たり!
在宅看取りのノウハウからコストまで、大胆に切り込んだ対談集。

――これでおひとりさまでも家で死ねる。

さまざまな疑問・難問に「看取りを支える11人のプロフェッショナル」たちが答えます。

・おひとりさまでも、最期まで家で暮らせますか?
・在宅の看取りにはいくらのお値段がかかりますか?
・おひとりさまの在宅死に必要な条件はなんでしょうか?
・介護を担う家族がいなくても、安心して老後を迎えられますか?
・わたしたちの老後には、どういう選択肢があるのでしょうか?

【本書に登場する人々】
・山崎章郎(在宅ホスピス医/「ケアタウン小平クリニック」院長)
・松村真司(総合診療医/「松村医院」院長)
・英裕雄(都市型在宅医/「新宿ヒロクリニック」院長)
・秋山正子(訪問看護師/「ケアーズ」代表)
・小山剛(地域包括ケアのモデル/「こぶし園」総合施設長)
・高口光子(介護アドバイザー/「星のしずく」「鶴舞乃城」看・介護部長)
・藤原茂(作業療法士/「夢のみずうみ村」代表)
・近山恵子(高齢者向け住宅プロデューサー/「コミュニティネットワーク協会」理事長)
・柳本文貴(ホームヘルパー/「グレースケア機構」代表)
・柴田久美子(看取り士/「日本看取り士会」会長、「なごみの里」代表)
・市原美穂(「かあさんの家」運営/「ホームホスピス宮崎」理事長) 


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ところで、
WANウイメンズアクョンネットワークから、
総会案内の封筒が届きました。

毎年、総会のあとにシンポジウムがあるのですが、
2015年のテーマは「幾度も繰り返そう、〈個人的なことは、政治的!〉」。
ということで、
わたしもシンポの発言者です。

光栄ですが、今から緊張しています(笑)。
今年は大阪のドーンセンターで開催しますので、
関心のある方は、ぜひ予定に入れておいてくださいね。

 

  2015年度WAN総会のお知らせ

◆大会シンポジウム
日時:5月30日(土) 13時30分(受付開始は13時から)

   幾度も繰り返そう、〈個人的なことは、政治的!〉

司会・コーディネーター:岡野八代(同志社大学教員、WAN理事)
【発言者】
・全日本おばちゃん党代表代行 谷口真由美さん(大阪国際大学教員)
・「怒れる女子会」呼びかけ人 三浦まりさん(上智大学教員)
・「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」事務局 寺町みどりさん
   (『市民派議員になるための本』著者)

【討論者】
・よつや薫さん(西宮市議会議員)
・大橋涼子さん(前和泉市議会議員)

場所:ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター) 
   1階パフォーマンススペース
    〒540-0008 大阪府 大阪市中央区大手前1丁目3−49
     TEL:06-6910-8500
    京阪電車天満橋、市営地下鉄天満橋下車徒歩10分

参加費:一般1000円 (WAN法人正会員は無料)

男女雇用機会均等法から四半世紀、北京女性会議から20年、男女共同参画社会基本法から15年、そして今年は、男女平等を理念とする日本国憲法が制定される直接のきっかけとなった、敗戦後70年を迎えます。

他方で、男性と女性の社会的地位を比較するジェンダー・ギャップ指数は104位(2014年)と低迷し、わたしたちの実感として、女性の社会的地位や生活実態が改善されていないどころか、むしろ後退しているとすら感じられます。

さらに、少子高齢社会のなかで今なお、子どもを産み・育てるのは女性の責任であるかのような発言が反省もなく堂々と語られてもいます。また、近年の「女性手帳」の議論や、安倍首相が国際社会にむけて胸を張る「女性が輝く社会」に向けた政策は、さまざまな困難に見舞われた女性たちの声に耳を傾けているとは思えません。

なぜ、わたしたちの胸のうちにくすぶる不満や不安、苦しみや悲しみ、そして怒りが日本社会の中枢に届かないのでしょうか。

2015年のWANシンポジウムでは「個人的なことは、政治的」というフェミニズムの原点に立ち戻り、女性にとって政治とはなにか、政治にコミットするとはどのようなことか、そして女性たちに必要な政治とはなにかといった疑問と課題に、皆さんと一緒に応えてみたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  


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4/9京都で試写会。映画『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』

2015-03-31 23:08:25 | ジェンダー/上野千鶴子
WANの理事会で京都に行ったときに、
映画『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』のチラシをいただいてきました。

昨年のウイルあいちでの上映を見逃したので、
4月9日の京都の試写会はぜひ観に行きたいと思っています。

試写後には、上野千鶴子さんと中西豊子さんのトークもあります。
まだ観ていない方は、ぜひ花の京都へGO!

「映画『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』試写会(京都) 
WAN 試写会キャンペーン」
拡散歓迎


 『何を怖れる』試写会 京都
(WAN イベントカレンダー)

【試写会日時】
2015年4月9日(木)
時間:午後5時30分~8時30分  (開場は30分前)

【会場】
京都市男女共同参画センター「ウィングス京都」 2Fイベントホール 
   〒 604-8174 京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262

【参加費】1000円(当日徴集)申込不要。
問い合わせ先:☎ 075-708-2091
*試写後に出演者上野千鶴子さんと中西豊子さんのトークがあります


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京都から帰ったら、玄関横の前庭の、
ピンクユキヤナギも満開になっていました。

高さはゆうに二メートルを超えています。



花が開ききるとまっ白で、ふつうの雪柳よりボリュームがあります。


名前の由来は、咲きはじめる前のつぼみが濃いピンク色だから。
小さなつぼみは、近づいてよくみるとバラの花のようです。
   
満開の花も見事ですが、じょじょに咲いてくる様子や、
 
ほんのりピンクに染まる咲きはじめの花も好き。
ということで、もう一本植えてあります。
 

上品でよい香りを漂わせているのは、沈丁花(白)。
  

  

  
赤花の沈丁花は、根をモグラに切られて枯れてしまったので、
今は白花一本だけです。

沈丁花は枝が三つに分かれるミツマタの仲間です。
小花は、黄色の大輪みつまたの花とよく似ています。


大木になっていたふつうの花の大きさのミツマタも
冬の間に、モグラに根を切られて、枯れてしまいました。

だいじにしている花木がつぎつきに枯れていくので、
何とかモグラの被害をくい止めなくては、と対策を考えているところです。

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【悩みのるつぼ】アルコールで死んだ夫への想い:A(上野千鶴子)それでも愛した母を子は誇るはず

2015-03-15 20:12:36 | ジェンダー/上野千鶴子
「む・しネット」の市民派議員塾や選挙講座でつかう
会場は、基本的に「ウイルあいち」(愛知県女性総合センター)。

事務局のわたしには「あいち男女共同参画財団」が
年3回発行する「ウィルプラス」が届きます。

今回届いたNO.82の情報ライブラリーは
「今知りたい、今読みたい!本~女性たちと政治~」

どれどれと上から順番におススメの本を見ていくと、
「政治に参加する」というところに、
『市民派議員になるための本 あなたが動けば社会が変わる 最新版』
が紹介されていました。
 
ウイルあいちの情報ライブラリーに置いていただけるのは、
うれしいです。

昨日の朝日新聞beの【悩みのるつぼ】の回答者は、
『最新版 市民派議員になるための本』のプロデューサー上野千鶴子さん。
ふふ、ダブルでうれしいですね。

【悩みのるつぼ】アルコールで死んだ夫への想い
2015年3月14日 朝日新聞be

●相談者 看護師 40代
 40代の看護師の女性です。
 夫がアルコール依存症で7年の闘病の末、亡くなりました。中高生の子どもが2人います。
 ここ数年はいろいろと飲酒による問題をおこすため、夫の実家で生活してもらっており、先日、電話で「亡くなった」と連絡をもらいました。アルコールによる消化管出血でした。

 給与所得がある私が、夫を扶養して生命保険料も払い続けていました。夫は治療に何度も失敗し、いずれは私が世話をしないといけないと考え、少しでも貯蓄、と思っていました。気の毒で離婚できませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 仕事に家事に、夫の起こす問題に、と激務の毎日、優しい言葉はかけられませんでした。経済的には面倒をみようと決めていましたが、とにかく治ってほしかった。もう一度、ふつうに暮らしたかった。命にかわって、こんな大きなお金になってしまって……生きていて欲しかったと涙がとまりません。

--------------------------------------------------------------------------------------
それでも愛した母を子は誇るはず
回答者:社会学者 上野千鶴子


 世の中には「後妻業」で多額の保険金を手に入れる人もいるのに、あなたは夫の死亡で経済的恩恵を受けたことで、気が咎(とが)めているのですね。まるで高額なお金のために夫の死をのぞんだように思えてしまって・・・。

 治癒の見通しのないアルコール依存症者は廃人になるのみ。その夫を生涯抱えて見捨てずに世話していく覚悟だったあなたにとって、夫はすでに失えない「家族」だったのですね。別居したのは賢明だったと思います。距離を置いたからこそ、やさしい気持ちにもなれたのでしょうし。もし顔をつきあわせていたら、とうてい許す気持ちにはなれなかったでしょう。

 「治ってほしかった、もう一度ふつうに暮らしたかった」は亡くなったからこそ言える繰り言。何度もなんども試みて、それが無理だとあなたにはわかっていたのでしょう? その気持ちは夫にも伝わっていたはず。だからこそ、「ありがとう」のメールが届いたのでしょう。

 保険金の負担も、つつましい暮らしも、すべてあなたが背負ってきたもの。死んだ夫からのあなたへのプレゼントだと思いましょう。「ボクにできるのはこれだけなんだ、ごめんね」という天国からの夫の声が聞こえてきそうです。お金はいくらあっても困りません。これから先、子どもたちの教育費もかかりますし、遺(のこ)された夫の両親の老後も気がかりです。責任感の強そうなあなたは、たぶん夫の両親を見放すことなんてできないでしょうし。

 それより何より、「離婚が気の毒でできなかった」「もう少し生きていてほしかった」と「涙のとまらない」あなたの夫への愛情とやさしさこそが、息子に先だたれた老いた両親と父を失った子どもたちへの最大の贈り物。アルコール依存症の夫を持つ妻は、夫婦関係が破綻(はたん)して、夫を恨んだり憎んだりするものですが、その憎悪が子どもたちに受け継がれないことが大切です。あなたの夫は子どもたちの父。つらい現実からアルコールに逃避することをやめられなかった気の弱い父を、それでも愛したしっかり者の母を、子どもたちは誇りに思うでしょう。それに男は強くなくてもよいし、女は自立して生きるには経済力があったほうがよい、という大切な教えを、あなた方ご夫婦は、身をもって子どもたちに伝えたことになります。夫の死とひきかえに得たお金は、そんな自分へのごほうびと思って、大切に使いましょう。  


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春うらら。
玄関から一歩出ると、
左の軒下に植えた球根たちの花が咲いていました。

クロッカス。

早咲きの水仙。



花もカップもおおきい大杯水仙です。


こちらは小さめの花でほっそりした黄水仙。

咲きはじめた水仙を切って、
花瓶に活けてやりました。


ミツバチ用に植えた菜の花も、
次から次へと花を咲かせています。


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読書日記(上野千鶴子さん)社会運動、後継世代へのバトン/「最新版 市民派議員になるための本」も紹介。

2015-02-18 21:23:31 | ジェンダー/上野千鶴子
昨日、三重県から帰って毎日新聞の夕刊を開いたら、
特集ワイドの「読書日記」が載っていて、
上野千鶴子さんの大きな写真と、
『最新版 市民派議員になるための本』の書影を見つけました。

ありがとうございます。
うれしい思いです。
さっそく上野さんに掲載の報告がてら、お礼のメールをお送りしました。

WAVE出版のフェイスブックでも記事のことが紹介されていて、
東京本社版は上野さんの写真も、本の書影もカラー記事でした。

こちらも「読書日記」は、だいだいテレビ欄の下にカラーで載るのですが、
昨日届いた新聞は7面でした。

毎日新聞の夕刊を取っている人は少ないと思うので、
以下に記事を紹介しますね。

読書日記:社会学者・上野千鶴子さん
社会運動 後継世代へのバトン

2015.2.17 毎日新聞(夕刊) 



読書日記:今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 社会運動、後継世代へのバトン
毎日新聞 2015年02月17日 東京夕刊

*1月20日〜2月16日
 ■そろそろ「社会運動」の話をしよう(田中優子、法政大学社会学部編著・2014年)明石書店
 ■自立生活運動史 社会変革の戦略と戦術(中西正司著・2014年)現代書館
 ■社会を変えるリーダーになる 「超・利己主義」的社会参加のすすめ(田中尚輝著・2014年)明石書店
 ■最新版 市民派議員になるための本(寺町みどり、寺町知正著・2014年)WAVE出版

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「そろそろ『社会運動』の話をしよう」というそのものずばりのタイトルの本が出た。法政大学社会学部の先生方が複数で担当した「社会を変えるための実践論」講座を、当時社会学部長だった(今は総長)田中優子さんが編著にしたものだ。副題の「他人ゴトから自分ゴトへ。社会を変えるための実践論」もわかりやすい。調査能力、メディアリテラシー、論理的な言語能力、熟議のための討論能力など「大学でこそ身につけてほしいこと」なのに、「ふつうそういうことは大学では教えない」と田中さんはいう。3・11のあと官邸前デモと経済産業省前座り込みは今でも続いている。そろそろ社会運動とは何か、を語りあってもよいころだ。この講座を受講した学生諸君の反応を聞いてみたい。

 社会学者の小熊英二さんに「社会を変えるには」という直球勝負のタイトルの本がある。この本を読むと戦後日本の社会運動がどんな歴史をたどってきたかがわかる。そして帯にあるとおり社会運動とは「どういうことなのか。どうすればよいのか。」がわかるようになっている。

 昨年たてつづけに出た2冊の本、中西正司「自立生活運動史」と田中尚輝「社会を変えるリーダーになる」は、社会運動の現場の担い手だったカリスマ的なふたりのリーダーの回想録である。中西さんは障がい者自立生活運動のリーダー。わたしと共著の「当事者主権」(岩波新書)もある。いまほとんどのJRの駅にエレベーターがあるのは彼らのおかげだし、障がい者総合支援法ができたのも彼らの運動のおかげだ。この本がすばらしいのは成功体験が書かれていること。政府との交渉の楽屋裏や「してやったり」の経緯が描かれている。この本を読んで歯がみする厚生労働省の役人もいるかもしれない。運動は成功体験が積み重ならないとじり貧になる。なかなか到達できない大きな目標を掲げるより、小さな勝ちぐせをつける。そのノウハウを惜しみなく公開してくれる。

 田中さんは日本のNPO活動を牽引(けんいん)してきたパイオニア。本書を「遺書」のつもりで書いた、という。ふたりに共通するのは、社会運動の現場がリーダーの世代交代の時期を迎えているという認識である。だから後継の世代にノウハウと経験を伝えたい、という切迫感にあふれている。同じ動機から書かれたのが仙台在住のNPO活動家、加藤哲夫「市民のネットワーキング 市民の仕事術1」「市民のマネジメント 市民の仕事術2」の2冊。仙台が、日本のNPO支援先進地域になったのはひとえに彼というキーパーソンがいたおかげである。4年前にがんで亡くなった加藤さんの、これが遺著になった。死を予期した彼に頼まれて、わたしはこの本に解説を書いた。

 政治はなかなか変わらない。選挙があっても民意は政治に反映しない。そう思っている人たちには、寺町みどり・寺町知正「最新版 市民派議員になるための本」をおすすめしたい。2002年に旧版「市民派議員になるための本」が出たあと、「わたしはこの本を読んで議員になりました」というお礼状が、著者のもとにぞくぞく届いた。それから4期目、今春の統一地方選を視野に「最新版」を書いてもらった。副題に「あなたが動けば、社会が変わる」とある。帯にこう書いたのはわたしである。「地方から日本を変える! 本書はそのための最良の闘うツールである」
==============
◇うえの・ちづこ 東京大名誉教授、認定NPO法人「ウィメンズアクションネットワーク」理事長。「おひとりさまの老後」など著書多数。 




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三重県の「なばなの里」のイルミネーションの画像をアップしよう
と思っていたのですが、数が多いので、
まずにお昼に行った梅の花の開花状況を紹介します。

今年は寒さが厳しかったからか、梅の花はまだほとんど咲いていません。
あたたかい三重県でも開花は遅れ気味のようです。


それでも何本かはちらほら咲きはじめ。


しだれ梅園はまだ一つも咲いていません。
 

園内のあちこちにある河津桜もまだつぼみ。


早咲きの紅梅がいちばんすすんでいます。






白梅


 ライトアップされた梅の木。

お昼に見た時より、少し開花が進んでいるような気がします。
いよいよこれから 
イルミネーション会場にはいります。

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【悩みのるつぼ】Q:姉の不倫相手の子供がふびんA:上野千鶴子「あなたのこれからが心配です」

2015-02-16 08:27:07 | ジェンダー/上野千鶴子
土曜日の朝に届いた新聞を読まずに出かけてしまったので、
昨日、帰ってからまとめて読みました。

朝日新聞のbeを開いたら、上野千鶴子さんの
【悩みのるつぼ】の回答が載っていました。

いつもながら、粋なお答え。

「清く、正しく、美しく」生きてるつもりの人にこそ、
読んでほしいですね。


2015年2月14日 朝日新聞be

 【悩みのるつぼ】姉の不倫相手の子供がふびん
2015年2月14日 朝日新聞be

○相談者 女性 21歳
 21歳の女性です。
 姉が、配偶者と子どものいるひとと付き合っています。
 私の父は、私が中学生のころに不倫をしていました。母には知られていたのですが離婚はせず、しばらく家の中は険悪な空気でした。3人の姉妹でそれに気づいてたのが私だけで、雰囲気を変えるために明るく振る舞うのも母に当たられるのも私一人……という経験がつらく、秘密にできない、けじめのない不倫がとても嫌いです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  私は、相手方の夫婦関係にはもちろん、姉の恋愛関係にも口を出すつもりはないのですが、過去の自分と同じ立場の子どもの存在が気になって仕方がないのです。どうにか子どもを助ける手だてはないのでしょうか。
 自分の両親と和解するしかないのでしょうか。母に当たられたのが私だけだったことで姉を恨んでるだけなのでしょうか。不倫がばれないようサポートするべきなのでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ○回答者 社会学者・上野千鶴子
 あなたのこれからが心配です

 「姉の恋愛関係に口を出すつもりのない」あなた。実はとっくに「口を出して」しまっていますね。「別れるか、それとも相手に別れてもらってから付き合うか」と迫ることで。つまりあなたは不倫が許せない、のです。自分のも、自分以外の人のも。なぜなら、あなた自身が「不倫する父の娘」だったから。そのために不幸だったから。

 「きちんとケアされた不倫」ってねえ。あるんでしょうか。「略奪愛」のように結婚をゴールにする婚外恋愛以外は、ゴールのない不倫は大人のゲームです。周囲の人間関係に一切影響せず、生涯にわたって「特定秘密」を解除しない「けじめのある不倫」をゲームとして楽しめるほどクールな「大人」が、この世にそれほどいるとは思えません。妻に感づかれているのは、妻をあなどっているか、感づかれてもよいと開き直っているからですし、その程度には夫婦関係が壊れているからです。夫婦関係が「険悪」なのは、不倫がばれたせいなのか、それとも険悪だから不倫したのか。どちらが原因か結果かはわかりません。夫の不倫を知っても別れない妻は、愛情があるからか、たんなる執着やプライドからなのかもわかりません。不倫をやめたからといって、両親の夫婦仲が回復したとも思えません。世の中には壊れた方がよい結婚もあります。

 あなたの不幸は、父が不倫したことにではなく、夫婦関係の破綻(はたん)した両親のもとで、家族の綻(ほころ)びをとりつくろうことに腐心した孤独でせつない少女時代を過ごしたことにあります。不倫する姉を見ると、そのときのちっぽけな少女が思い浮かぶのでしょう。

 妻も知っていた夫=父の不倫を、三姉妹のうちあなたしか感づいていなかったとは思えません。「不倫する父の娘」のひとりだった姉は「不倫する男の愛人」になり、父は「不倫する娘の父」になりました。両親は姉の恋愛をどう見ているのでしょうね。

 あなたは「両親を許す」必要もありませんし、「姉をサポートする」必要もありません。それより結婚生活のルール違反を身近に見てきたあなたのこれからが心配です。夫婦にも結婚にも期待が持てなくなっていませんか? そのせいで恋愛に踏み出せないとしたら不幸です。不倫は苦い果実ですが、そこから味わう蜜もあります。もしかしたら潔癖なあなたより、「脇の甘い」姉の方が豊かな経験を味わっているかもしれませんよ。


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今日届いた新聞各紙の折り込みには、
「寺町さちえの虹色リポート」が入っていました。



読みやすいニュースですね。

若い人たちにこそ、このまちを変えるために
がんばってほしいです。

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【悩みのるつぼ】回答は上野千鶴子さん:「青春」は友情を育んだあとに

2015-01-19 21:50:08 | ジェンダー/上野千鶴子
朝日新聞beの「悩みのるつぼ」の回答者は上野千鶴子さん。
今年初めての登場です。

上野さんの回答を読むとスカッとします。
年が明けても、切れの良さはおんなじ。
とうぜんですね(笑)。

【悩みのるつぼ】2015.1.17 朝日新聞be
Q:女子校育ちに「男女で青春」は?
     
A:社会学者 上野千鶴子:「青春」は友情を育んだあとに


 女子校育ちに「男女で青春」は?
2015年1月17日 朝日新聞be

相談者 女子大生 10代
 現在一人暮らしの女子大1年です。中学も高校も女子校で、ずっと女子ばかり。楽で毎日が楽しいのですが、小説やドラマのような「男女で青春」というのがありません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  共学に通っている友達みたいに授業やゼミ、サークルで会う、何かわからないけど一緒にいるよね、というような男友達ができず、出会った男性もそれから何でも話せる友達として発展することがありません。発展したとしても恋愛関係になってしまいます。私が求めている青春構成メンバーとは即席で出会った男女ではなく何げなく気が合って集まってしまうというようなものなのです。
 女友達で過ごす青春も楽しいですが、満足していない自分がいます。冬にスキーやスノボをしに男女で行くような青春を、私のような人は諦めたほうがいいのでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
回答者 社会学者・上野千鶴子 
「青春」は友情を育んだあとに


 ふーむ、このご時世に中学からずぅーっと女子校ですか。死ぬまで女子文化のなかで生きていられたらそれはそれで幸せだけれども、そういうわけにもいきません。いつかは男性という異文化(それも魅力的なだけでなく、しばしば不愉快な)に遭遇しなければなりません。そのための異文化接触の学習と訓練ができていないのは、「男女共学の青春を楽しみたいっ!」相談より、もっと深刻です。

 「男女共同参画」の今時、子どもから大人になる時期の大半を男女別学で過ごすというのは不自然以外のなにものでもありません。お互いに異性に対する「妄想」がふくらむばかりか、生涯それから解放されないこともあります。その「妄想」のひとつが、異性と言えば恋愛やセックスの対象、というもの。

 ♪ただ~の友だちが恋人に変わるぅ……という歌詞がありますが、異性の友人は恋人予備軍のプール。異性の友人のいない人に突然恋人ができるなんてことはありません。そういうことがあるとすれば、片思いという名のこれもたんなる妄想。最近ではストーカーとも呼びます。

 異性の友人をつくるには、異性と日常生活を共にするに限ります。学校はその場のひとつなのに、それが欠けているのですね。でも学校だけに閉じこもっていないで、インカレのサークルやボランティア、NPO活動などに参加してはいかが? 周囲とどんな関係をつくるか、問題をどう解決していくか、リーダーシップをどう発揮するか……経験を共にすれば、どんな人柄かがよくわかりますし、同志愛が育ちます。まず異性と友情をはぐくむこと。ばかさわぎはその後です。

 女子校生はその点ハンディがありますが、遅かれ早かれ異性文化との出会いはやってきます。職場やしごとを共にするなかで、異性との友情を育むことはできます。「青春」はそれから味わっても遅くありません。「青春」に遅いも早いもありませんから。

 ただし男性という異文化は、あなたを友情の対象としてよりは性愛の対象として見るように習慣づけられていますから、それに早めに接触した共学女子の方が、「女らしさ」をうまく身につける傾向があります。それを学習する機会のなかった女子校育ちのあなたの方が、同じ目標に向かう同志として異性を扱うことに長(た)けているかもしれません。何事も一長一短。女子文化と共学文化、両方を越境して楽しんで下さい。


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金曜日に細めの徳田ネギがどっさり届いたので、
ヌタをつくりました。

ぬた(和え)というのは、なます和えの一種で、
野菜をゆでで、味噌と酢などであえたもので、
調味料の配分でいろんなバリエーションができます。

まずは、ネギを長いまま茹でます。
ネギは短く切ると切り口から辛みが出るのですが、
なかいままだと甘みが強く出るのです。
  
沸騰する直前の湯に入れて、ふたをして5分放置。


その間に、クルミとごまをすりつぶして、
赤みそと白みそを半々に入れて少しのみりんで伸ばし、
最後に酢を好みで入れます。


ネギが甘いので、みりんと酢はほんの風味づけ程度。

ネギは水にとらずにざるに揚げて自然にさまし、
3センチほどに切ります。

ネギと酢味噌をあわせれば、
徳田ネギのぬた(クルミ味噌和え)の出来上がり。
生では大量のネギが、おどろくほど少なくなります。

この地方で味噌といえば、「味噌煮込みうどん」です。

ありあわせの野菜と鶏肉と切り干し大根とネギで、
うどんを煮込めばできあがり。
ちなみに、煮込みに入れる生うどんは無塩で、
八丁味噌も色は濃いのですがしょっぱくないので、
見た目ほど塩分は強くありません。

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最新刊『老い方上手』(上野千鶴子、樋口恵子、会田薫子、大熊由紀子、井上治代著/WAVE出版)

2015-01-14 20:47:56 | ジェンダー/上野千鶴子
情報公開の用事で県庁に生きました。

つれあいが公文書を受け取っている間に、
わたしは1階売店の通路にある書店(自由書房)へ。

ここで、12月に刊行された『老い方上手』を見つけました。



出版社はわたしたちの本を刊行したWAVE出版です。
お会いした時は上野さんの本を出すという話は出なかったので、
あっという間に出来あがった!?とよく見たら、
早稲田大学エクステンションセンター主催の講演を収録されたようです。

 最後まで自分らしく生きる「老い方上手」 (主催:早稲田大学エクステンションセンター)

著者は上野千鶴子さんはじめ、この分野では著名な方ばかりですから、
おもしろいことまちがいなし。
さっそく帰りの車のなかで読み始めました。

  老い方上手  
(WAVE出版)

上野千鶴子 、 樋口恵子 、 会田薫子 、 大熊由紀子 、 井上治代 著
2014年12月刊行
定価 本体 1,400円+税
四六判 並製 240ページ
ISBN 978-4-87290-728-5


50代からを自分らしく生きぬくための知恵。

認知症、「おひとりさま」、老後の貧困……
“近い将来”を生きぬく準備はできていますか?

老後に必要なお金、認知症を知り乗り切るための最新情報、終末医療の知識、
変わりゆくお墓、葬送の方法、「おひとりさま」の死の迎え方と在宅死の可能性等。

【著者プロフィール】
樋口恵子
東京大学文学部美学美術史学科卒業。新聞研究所本課修了、時事通信社に入社。その後、学習研究社、キヤノン株式会社を経て評論活動に。1986年から東京家政大学教授、現在名誉教授。2014年から同大学女性未来研究所長。日本社会事業大学名誉博士。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。著書に『おひとりシニアのよろず人生相談』『人生100年時代への船出』『大介護時代を生きる』ほか。編著に『自分で決める 人生の終い方―最期の医療と制度の活用』ほか。

大熊由紀子
国際医療福祉大学大学院教授、専門は医療福祉ジャーナリズム分野。元朝日新聞論説委員。福祉と医療、現場と政策をつなぐ「えにし」ネット・志の縁結び係&小間使い。著書に『「寝たきり老人」のいる国いない国―真の豊かさへの挑戦』『恋するようにボランティアを―優しき挑戦者たち』『物語・介護保険―いのちの尊厳のための70のドラマ』上下2巻ほか。

上野千鶴子
専門は女性学、ジェンダー研究。京都大学大学院卒業、社会学博士。現在、東京大学名
誉教授、立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授。認定NPO法人ウイメンズ
アクションネットワーク理事長。著書に『近代家族の成立と終焉』(サントリー学芸賞受賞)『おひとりさまの老後』『男おひとりさま道』『ケアの社会学』ほか。平成23年度朝日賞受賞。

会田薫子
東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座特任准教授、保健学博士。専門は医療倫理学、臨床死生学、医療社会学。終末期医療、延命医療、高齢者医療、脳死、臓器移植等について、さまざまな発言を積極的にしている。著書に『延命医療と臨床現場―人工呼吸器と胃ろうの医療倫理学』(日本医学哲学・倫理学会賞受賞)『高齢者ケアと人工栄養を考える―本人・家族のための意思決定プロセスノート』『シリーズ生命倫理学3 脳死・臓器移植』『シリーズ生命倫理学4 終末期医療』ほか。

井上治代
東洋大学ライフデザイン学部教授、社会学博士。認定NPO法人エンディングセンター理事長。エンディングデザイン研究所代表。ノンフィクション作家。専門分野は社会学(家族変動・死者祭祀・ジェンダー論)で、「家族の社会学」「生死の社会学」「いのちの教育」「総合Ⅳ:死生学ゼミ」などを教えている。著書に『新・遺言ノート』『墓と家族の変容』『桜葬―桜の下で眠りたい』『より良く死ぬ日のために』ほか。

◆目次
第1章 ビンボーばあさんにならないために/樋口恵子(評論家)
第2章 認知症400万人時代。あなたは、家族は大丈夫?/大熊由紀子(国際医療福祉大学大学院教授)
第3章 在宅ひとり死は可能か?/上野千鶴子(東京大学名誉教授)
第4章 延命治療とは何か/会田薫子(東京大学特任助教授)
第5章 自分らしい葬送を選ぶ/井上治代(東洋大学教授)


いっしょに見つけて買ったのは東田直樹さんの『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』。
前にテレビなどで話題になっていて、読んでみたいと思っていた本です。

 自閉症の僕が飛び跳ねる理由 東田直樹オフィシャルサイト

 『自閉症の僕が跳びはねる理由
~会話のできない中学生がつづる内なる心~』(東田直樹著/エスコアール)


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コーヒーのおともは、「みかん大福」。

蜜柑が丸ごと一個入っています。

大根と人参のなますは真っ赤。

紫人参と酢が反応して、赤いアントシアニンの色素が発色したのです。
R-1ヨーグルトのパッケージも、キハダまぐろのお刺身も赤身で、
赤尽くしの夕ご飯でした。

昨日のお昼は、ことし初めての「サガミ」。

わたしは五目うどん、
つれあいは、四川風味噌煮込みうどんでした。

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社会学者 上野千鶴子さん年始インタビュー:身の丈で生きる社会へ 脱「お任せ民主主義」■心の幸せ大切に

2015-01-12 18:06:45 | ジェンダー/上野千鶴子
春の統一自治体選の市民派候補者のための選挙講座を終えて、
その足で岡山に行くつれあいと岐阜駅で別れて帰ってくると、
留守中の新聞の山。

新聞はかならず見る習性があるので、1人でのんびりと、
たまった5紙の朝夕刊に目を通していきました。

土曜日の岐阜新聞を開くと、
上野さんのすてきな笑顔の写真が目に飛び込んできました。
大きな「社会学者 上野千鶴子さん年始インタビュー」の記事。

たぶん共同通信の配信で、全国各地の地方紙に
掲載されているのではないかと思います。

写真の下のプロフィールには、ちゃんと、
「市民派議員になるための本」もプロデュース。
と入れてくださっています。

タイトルは「身の丈で生きる社会へ」。
記事では、前半で、当事者主権、女性と政治、統一選のこと
などにも言及されていて、強く共感します。

社会学者 上野千鶴子さん年始インタビュー
身の丈で生きる社会へ 
脱「お任せ民主主義」■心の幸せ大切に


2015年1月11日 岐阜新聞

社会学者 上野千鶴子さん年始インタビュー
身の丈で生きる社会へ
 

2015年1月11日 岐阜新聞

 新たな年には何が待ち受けているだろう。道を切り開くにはどうすればよいか。社会学者の上野千鶴子さんに聞いた。

脱「お任せ民主主義」■心の幸せ大切に
 昨年末の衆院選の投票率は戦後最低でした。選挙で投票率が一番低いのはずっと20代で、面白い事や変化の兆しがないと投票しない。この「あなた任せの民主主義」からどう脱するかです。
 今年は4月に統一地方選が行われます。沖縄県では昨秋、先駆けて地方選があり、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する保守と革新が「オール沖縄」で共闘して、画期的でした。
 知事選前に那覇市で講演し、障害者自立支援運動の標語「私たち抜きに私たちのことを決めないで」を紹介した。私が「当事者主権」と呼ぶ考え方です。辺野古から来た女子高生が手を挙げて「この言葉が一番の収穫です。沖縄のことを沖縄抜きで決めないで」と言った。これこそお任せ民主主義からの脱却です。
 原発も自分たちの運命を自分たちで決める政治の問題です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (略) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 昨年は、元兵庫県議の号泣や東京都議会のセクハラやじで、地方議員の質への関心が高まりました。有権者は同じような議員を再選するかが問われている。若者や女性には、選挙権だけでなく被選挙権も行使してほしい。小さな自治体なら数百票とれば当選できます。
 女性議員が増えないのは、女性の立候補者が増えないから。婦人参加政権実現に尽くした市川房枝さんは「権利の上に眠るな」と言う言葉を残しておられます。痛恨の思いです。
 世論調査をみると、原発再稼働は国民の半数以上が反対で、特に女性は反対が圧倒的に多い。集団的自衛権の行使容認に反対する割合も女の方がずっと高い。脱原発と不戦の民意が政治に結びついていない。女性の活用に熱心な安倍晋三政権は、女性の権利擁護には熱心ではありません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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お昼ごろ、岡山に行ってたつれあいを迎えに岐阜駅に行き、
帰りは、マーサで丸亀製麺のうどんを食べました。

ふたりで780円です。

おみやげは、いちご大福と新発売のみかん大福。


和菓子のみやげは珍しいのですが、
わたしが前に高島屋で欲しそうにしていたから、らしい。

わたしが欲しそうにしていたのは、限定販売の養老軒の「ふるーつ大福」です(笑)。
でも、いちご大福も好きです。

こちらは岡山の名店のいちご大福のようです。
せいわ堂
さっそくおいしくいただきました。
白餡のあっさりした甘さがいちごの甘酸っぱさとよくマッチしています。

帰ってから、薪ストーブに火を入れていたので、
なかにホイルに包んだサツマイモをいれて、
焼き芋を焼きました。

約1時間で出してみると、おいしそうな焼き芋の香り。

半分ずつ味見してみると、皮に少し焦げ目がついて、
中はもっちり、糖化がすすんでお砂糖をかけたみたいに甘いです。

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