同級生の訃報

今夜、中学時代の友人の訃報があった。

コーラスの練習中、携帯が鳴った。

私の携帯が鳴ること自体、珍しいのだが。

同級生からで、Ｓ子さんが、３日目、手のしびれで入院したら、そのまま帰らぬ人になってしまったと。

卵巣がんだったとか。

ショックだ。

学生時代は、やせていて華奢な体つきで、ロングヘアの少女っぽい人だった。

けらけらと大きな声で笑ったり、屈託のない人だった。

東京の専門学校時代に、７歳年上の男性と日比谷の野外コンサートで知り合ったとかで

そのまま出来ちゃった婚。

一人娘さんは、おそらく、社会人になったくらい。

御主人が、一人っ子のＳ子さんの家に養子に入り、暮らしていたのだ。

専業主婦で、悠々自適な暮らしだったと思う。

御両親が、サラリーマンと幼稚園の園長さんという経済的にも安定した家庭の子だった。

お爺さんが、彫刻家で、町の歩道にお爺さんの作のブロンズ像があった。

一緒に、美術館にお爺さんの個展に行ったっけ。

神様は、なんて早く、彼女を思し召しになったのだろう。

日曜日、お通夜に行く。