前回に続き、オーブン陶芸の、注意事項の話を、致します。
④ 焼成の注意点
家庭用オーブンで、焼成できますが、オーブンに入れる方法、温度、時間などに、注意がいります。
尚、この粘土を焼く為の、専用のオーブンも、市販されている様です。
(なるべく、家庭用と一緒のオーブンを、使わない様に、すると良いとの事です。)
) オーブンは、温度が設定出来る機種を、選びます。
(温度設定が、出来ない物では、高い温度に成ってしまう、機種も有ります。)
) オーブンに、アルミホイルを敷き、その上に、作品を置きます。
「焼きむら」を、無くす為です。
) 余裕を持って、オーブンに入れますが、大きな作品で、ぎりぎりの場合には、作品の上にも
アルミホイルを被せたり、縁に巻き付けたりして、「焼きむら」を防ぎます。
) 焼く温度は、160~180℃で、大きさなどで、焼く時間は変わりますが、焼き上がると、
乾燥前の粘土の色より、濃くなります。時間は10分~60分位です。
温度が高過ぎると、焦げて煙りや、匂いが出るだけでなく、発火の恐れもあるので、
温度は必ず、守ります。
尚、低めの温度(120~130℃)で長い時間を掛けて焼くことで、丈夫な仕上がりになる様です。
) 焼き上が直ぐの作品は、熱くなっていますので、十分注意が必要です。
⑤ 水漏れ防止、光沢を出すには
) 水ものを入れる食器、花瓶などや、光沢を出したい作品は、作品を冷ましてから、
防湿防水コート剤等を、筆で塗ります。(透明に、仕上がります。)
) コート剤として、藍色の物が有り、着色したりして、装飾に使います。
) 乾燥後、100~120℃で、30分~60分程、さらに加熱します。
一度では、水漏れを完全に防げない場合には、もう一度、コート剤を塗り、オーブンで、焼きます。
⑥ その他の注意点
) 一般の粘土の様に、釉薬(うわぐすり)を塗る事は、出来ません。
作品に、色を付けたい場合には、アクリル絵の具が、向いています。
但し、食器など、食物を盛る物には、使わない方が、安全です。
又、置物の様な物は、ニスを塗る方法もあります。
) 完成後の注意
a) 金属たわしで、洗う事は、避けます。(傷が付きます)
b) 電子レンジや、直火での加熱は、しない方が良いです。
c) 焼成後でも、粘土の色落ちが、起こりがちです。
色の濃い土ほど、色落ちしますので、色落ちが気になる方は、淡い色の粘土を、使って下さい。
d) 完成後に「ひび」が、入る事が有ります。原因は、成形時に、土を締める力が弱い為と、
焼成温度が低すぎた為、起こりがちです。
土は練らなくても、直ぐに使えますと、唱っていますが、練ってから使うほうが、安全です。
e) 一般の陶器より、衝撃に弱いですので、重い物を載せたり、皿などは、何枚も重ねないで、
下さい。割れる恐れが、有ります。
以上にてオーブン陶芸の話を、終わりにします。
参考:オーブン陶芸 伊藤珠子、他、著 「誠文堂新光社会」
次回は、懐石道具の続を、お話します。
④ 焼成の注意点
家庭用オーブンで、焼成できますが、オーブンに入れる方法、温度、時間などに、注意がいります。
尚、この粘土を焼く為の、専用のオーブンも、市販されている様です。
(なるべく、家庭用と一緒のオーブンを、使わない様に、すると良いとの事です。)
) オーブンは、温度が設定出来る機種を、選びます。
(温度設定が、出来ない物では、高い温度に成ってしまう、機種も有ります。)
) オーブンに、アルミホイルを敷き、その上に、作品を置きます。
「焼きむら」を、無くす為です。
) 余裕を持って、オーブンに入れますが、大きな作品で、ぎりぎりの場合には、作品の上にも
アルミホイルを被せたり、縁に巻き付けたりして、「焼きむら」を防ぎます。
) 焼く温度は、160~180℃で、大きさなどで、焼く時間は変わりますが、焼き上がると、
乾燥前の粘土の色より、濃くなります。時間は10分~60分位です。
温度が高過ぎると、焦げて煙りや、匂いが出るだけでなく、発火の恐れもあるので、
温度は必ず、守ります。
尚、低めの温度(120~130℃)で長い時間を掛けて焼くことで、丈夫な仕上がりになる様です。
) 焼き上が直ぐの作品は、熱くなっていますので、十分注意が必要です。
⑤ 水漏れ防止、光沢を出すには
) 水ものを入れる食器、花瓶などや、光沢を出したい作品は、作品を冷ましてから、
防湿防水コート剤等を、筆で塗ります。(透明に、仕上がります。)
) コート剤として、藍色の物が有り、着色したりして、装飾に使います。
) 乾燥後、100~120℃で、30分~60分程、さらに加熱します。
一度では、水漏れを完全に防げない場合には、もう一度、コート剤を塗り、オーブンで、焼きます。
⑥ その他の注意点
) 一般の粘土の様に、釉薬(うわぐすり)を塗る事は、出来ません。
作品に、色を付けたい場合には、アクリル絵の具が、向いています。
但し、食器など、食物を盛る物には、使わない方が、安全です。
又、置物の様な物は、ニスを塗る方法もあります。
) 完成後の注意
a) 金属たわしで、洗う事は、避けます。(傷が付きます)
b) 電子レンジや、直火での加熱は、しない方が良いです。
c) 焼成後でも、粘土の色落ちが、起こりがちです。
色の濃い土ほど、色落ちしますので、色落ちが気になる方は、淡い色の粘土を、使って下さい。
d) 完成後に「ひび」が、入る事が有ります。原因は、成形時に、土を締める力が弱い為と、
焼成温度が低すぎた為、起こりがちです。
土は練らなくても、直ぐに使えますと、唱っていますが、練ってから使うほうが、安全です。
e) 一般の陶器より、衝撃に弱いですので、重い物を載せたり、皿などは、何枚も重ねないで、
下さい。割れる恐れが、有ります。
以上にてオーブン陶芸の話を、終わりにします。
参考:オーブン陶芸 伊藤珠子、他、著 「誠文堂新光社会」
次回は、懐石道具の続を、お話します。