素焼の失敗は、前に述べた様に、乾燥不十分の作品を、急な温度上昇で、爆発を
起こす事です。
200℃位までは或る程度急な温度上昇しても、問題有りません。
230℃~330℃の間は特に注意が必要で、ゆっくり上昇させます。
ここで注意する事は、温度計がどの位置を、計っているかと言う事です。
(勿論、窯の大きさ、扉の開閉状態、窯詰めの違いなどに拠って違いますが、
一般的な倒炎式の場合)
窯の上部を計っている場合、300℃でも、下部では200℃の事が有ります
低い温度の時は、窯の中の温度差は大きくなります。
即ち、窯の中の一番低い場所が、上記温度範囲内に収まる様にします。
1) 次に重要な事は、素焼の時間です。
陶芸の本など見ますと、6~8時間となっている物が多いです。
(私見ですが、こんなに時間を掛ける必要は、有りません。)
勿論、窯の構造、大きさ、燃料の違い、作品の数、土の種類に拠って違い
は有りますが、6~8時間は、安全を見込み過ぎです。
(但しこれは、市販の窯の場合で、登り窯の様な薪を使う窯は除く)
イ) 参考までに、小生の手作のプロパンガス窯 (自然供給)
(内容積約0.33立 米、棚板33cm角4枚敷き、バーナー数6本)
では、4時間で炊き上げます。今まで150回以上経験していますが、
「焼成時間が短くて、素焼が不十分である。」と言う事は有りません。
ロ) 焼成時間が短い事は、省エネとなり、経済的です。
ハ) 更に560℃前後で、結晶水が抜け、土が膨張変化するので、この温
度周辺は、慎重に昇温する様にと言われ、本などにもしばしば書かれて
います。しかし私の経験では、この温度を気にする事無く、どんどん
昇温しても、なんら問題有りません。
ニ) 尚、市販されている窯で、素焼を2時間で焼成可能な物も有ります。
実際に使っている人に、話を聞いた事がありますが、この時間で焼成し
ても、なんら問題も生じないとの事です。
(但し、作品の乾燥には、気を使うとの事です。)
・ 素焼の適正な時間は、色々な条件で変わりますが、意外と短くても
良いのではないかと、思います。
・ 窯も年々改良され、熱を上手に閉じ込める事が出来様になり、旧来の
経験値に囚われず、色々試してください。
起こす事です。
200℃位までは或る程度急な温度上昇しても、問題有りません。
230℃~330℃の間は特に注意が必要で、ゆっくり上昇させます。
ここで注意する事は、温度計がどの位置を、計っているかと言う事です。
(勿論、窯の大きさ、扉の開閉状態、窯詰めの違いなどに拠って違いますが、
一般的な倒炎式の場合)
窯の上部を計っている場合、300℃でも、下部では200℃の事が有ります
低い温度の時は、窯の中の温度差は大きくなります。
即ち、窯の中の一番低い場所が、上記温度範囲内に収まる様にします。
1) 次に重要な事は、素焼の時間です。
陶芸の本など見ますと、6~8時間となっている物が多いです。
(私見ですが、こんなに時間を掛ける必要は、有りません。)
勿論、窯の構造、大きさ、燃料の違い、作品の数、土の種類に拠って違い
は有りますが、6~8時間は、安全を見込み過ぎです。
(但しこれは、市販の窯の場合で、登り窯の様な薪を使う窯は除く)
イ) 参考までに、小生の手作のプロパンガス窯 (自然供給)
(内容積約0.33立 米、棚板33cm角4枚敷き、バーナー数6本)
では、4時間で炊き上げます。今まで150回以上経験していますが、
「焼成時間が短くて、素焼が不十分である。」と言う事は有りません。
ロ) 焼成時間が短い事は、省エネとなり、経済的です。
ハ) 更に560℃前後で、結晶水が抜け、土が膨張変化するので、この温
度周辺は、慎重に昇温する様にと言われ、本などにもしばしば書かれて
います。しかし私の経験では、この温度を気にする事無く、どんどん
昇温しても、なんら問題有りません。
ニ) 尚、市販されている窯で、素焼を2時間で焼成可能な物も有ります。
実際に使っている人に、話を聞いた事がありますが、この時間で焼成し
ても、なんら問題も生じないとの事です。
(但し、作品の乾燥には、気を使うとの事です。)
・ 素焼の適正な時間は、色々な条件で変わりますが、意外と短くても
良いのではないかと、思います。
・ 窯も年々改良され、熱を上手に閉じ込める事が出来様になり、旧来の
経験値に囚われず、色々試してください。