わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

化粧土と色土47 色土の技法3 練上手(練込)3 轆轤造り3

2013-11-29 21:27:00 | 陶芸入門(初級、中級編)

3) 中央から渦巻き状に外側に広がる模様の入った練込み皿(又は鉢)を作る。

  二色以上の色土を交互に積み上げ、轆轤挽きする事て螺旋状の模様を作る方法に付いて述べて

  来ましたが、この応用として渦巻き文の練込み皿(又は鉢)を作る事も可能です。

  ① 二色以上の色土を積み上げ、轆轤挽きを行い、底と胴部分をやや膨らませ、口を締めて砲弾形

     にします。先端部は完全に閉じ、最上部を下に押して肉厚にします。

     周囲の余分な土は竹へら等で取り除きます。特に裾は綺麗な円に成る様にします。

  ② 底を糸で切り離し、逆さにして轆轤の中心にセットします。

     底を拳(こぶし)で強く叩き締め、底の面積を広げると伴に底割れを防ぎます。

  ③ 轆轤成形を行います。

   ) 上部は肉厚で径が狭くなっていますので、直ぐに轆轤挽きせずに、手で外側に押し広げます

       轆轤挽きで広げると、螺旋模様が崩れます。その際、周囲もなるたけ円に成る様にします

   ) 皿や鉢を轆轤挽きで作る際、口縁の高さに差が有ったり、胴部分に肉厚の差が有ると、

      綺麗な丸い皿(鉢)には成りませんので、轆轤作業前に確認しておく事です。

   ) 轆轤では土を上に伸ばす作業は出来るだけ少なくします。

      即ち、轆轤の回転を砲弾形を作る際と同じ方向で作業すれば、螺旋模様はほどける方向に

      なります。それ故、轆轤の回転方向を逆転して轆轤挽きする事が理想ですが、慣れない

      作業には戸惑うはずです。逆回転での轆轤作業が苦手の場合は、出来るだけ手作業を

      優先して形造り、最後の仕上げで轆轤挽きすべきです。皿や鉢を作る要領で口径を広げ

      形を作ります。尚、轆轤挽きで肉を薄くするのではなく、削り作業で肉薄にしますので、

      若干肉厚に作っても問題有りません。袋物と違い、作品の内側と外側両方を削る必要が

      あるからです。

    ④ 生乾きの状態で轆轤上の作品をカンナを使って、一皮削り取ります。

       即ち、表面の泥(どべ)を取り除く事で、模様が現れます。

     ) 削り作業の際、カンナに「削りカス」が付く状態では乾燥不足です。カンナの刃より削り

       カスの土が逃げていく状態で、削りカスが紐状に連なる頃が削り時です。

       削りに従い模様がはっきり見えてきます。中心より外側に流れる練込み模様に成って

       いれば成功です。但し、意図した模様になっていない場合も多い物です。

      ) カンナの削り痕も模様の邪魔に成りますので、仕上げは丁寧に行います。

         最初に内側を削り、その後ひっくり返して裏側と高台を削り出します。

    ⑤ 同じ模様は作る事が出来ません。砲弾形にする段階で大体の模様が決まりますが、この

       模様は偶然性が大きく作用します。

       尚、渦巻き文様は一本線の場合も有れば、複数の渦巻きが巴(ともえ)の様に表す事も

       可能です。その際には、意図的に工夫する必要があります。

    ⑥ 完成したら素焼き後、透明釉を掛けて本焼きします。

  轆轤での練込み模様を作るのは、一発勝負です。途中からやり直す事は出来ませんし、使って

   いる土も再度使う事はできません。この技法の面白さは、やる度に模様が違う所です。

以下次回に続きます。   

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化粧土と色土46 色土の技法3 練上手(練込)3 轆轤造り2

2013-11-28 22:32:37 | 陶芸入門(初級、中級編)

2) 数種類の色土を菊練し、マーブル模様にしてから作品を作る方法。

   マーブル(大理石)模様は不規則な模様ですのすが、轆轤挽きすると斜め上に土が伸ばされ、

   規則的な模様になってしまいます。但し、前回お話した色土を積み上げる方法や、巻き上げる

   方法に比べ模様の間隔が不規則になります。

   尚、この方法の利点は、色土同士の接着性が良い(ひびや割れが起き難い)事です。

 ① 色土の種類と、各色土の量を決めます。

   黒っぽい土は明るい土に対して、同じ面積であっても、分量が多く見える(広い面積を占めている

    様に見える)ものです。

   例えば、黒い土50%、白い土50%として作品を作ると、黒が60%程度(白40%)に見える

   場合が多いですので、黒っぽい土の量は控えめにした方が良いでしょう。

 ② マーブル模様は、練る回数によって粗くも、細かくもなります。

   二色以上の色土を適度に重ね合わせ、菊練を行い練込みます。練る回数が少ない場合には

   模様の粗さは大きくなり、回数が増えれば、模様が細かくなります。更に、練上げた土の外側は

   粗く、土の内側の模様は細かくなります。練上げた土の断面を見てどの面を外側にするかを

   決めてから、土を丸め直します。練込みの菊練をする前に、各色土単体で十分菊練りを行って

   おきます。

 ③ 土殺しは簡単に終わらせる事です。

   回数が多く、「伸べ上げ」を高くすると、模様の間隔が細かくなってしまいますので、なるべく

   土殺しの回数は、少なくする事でし。

 ④ 轆轤挽きする方法は、普通の方法と変わりがありません。

   但し、時間を掛けずに、手早く轆轤挽きする事です。

   轆轤挽き後、乾燥させてから削り作業を行うのは、練込み模様の常套手段です。

 ⑤ 応用について。

   上記の方法は作品全体を螺旋模様にする方法ですが、作品の一部に取り入れる事も可能です

  ) 螺旋模様を作品の上段や下段、又は中段に入れる方法。

    a) 上段に入れる場合は、別の土で轆轤挽きした口を水平に切り取り、上記で挽き上げた土を

      輪の状態に切り出して、上に載せて轆轤挽きします。

    b) 下段に入れる場合には、上記で挽き上げた土の口を水平に切り取り、その上に別の土を

      載せて轆轤挽きします。

    c) 中段に入れる場合には、a)の作業後に上記で轆轤挽きした作品を輪切りにし、上に載せ、

       更に、別の土を上に載せ轆轤挽きします。(bの作業) 模様は水平面で切断されます。

    尚、轆轤挽きした模様の土を載せる場合は、形を整える程度にして、土を挽き上げない事です。

    なるべく模様の原型を留める様にします。

   ) 螺旋方向を交互にした模様を作る。

     轆轤挽きすると模様は螺旋状に斜め上に伸びます。成形した作品を輪切りにし、一つ置きに

     上下逆にして再度組み立てると、螺旋方向が右方向、左方向と交互になります。

     但し、接着面を上手に繋ぐ必要があります。即ちここでも、轆轤挽きは形を整える程度に

     する事です。尚、逆方向の螺旋模様を轆轤挽きすると、螺旋の傾斜が緩む事になります。

     最悪の場合、土が捩れる事さえ起こり得ますからなるべくなら、挽き上げる事は避けたいです

     螺旋状の模様を使って色々試す事で、新しい模様を作れるかも知れません。

以下次回に続きます。

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化粧土と色土45 色土の技法3 練上手(練込)3 轆轤造り1

2013-11-27 21:31:27 | 陶芸入門(初級、中級編)

轆轤による練込みは、轆轤の回転に伴い、練込み模様が螺旋状になります。

但し、轆轤挽きを行わずに単に削り作業のみを、轆轤で行うのであれば、土が伸びる事もありません

ので、螺旋状の模様に成るとは限りません。

1) 色土を輪積みし、轆轤挽きして螺旋状の練込み模様を作る。

   作品は袋物と呼ばれる花瓶や壷などが多いですが、鉢や皿を作る事もあります。

  ① 数種類の色土を用意し、丸い輪を作ります。

    色土は斑(まだら)模様に成らない様にします。尚、あえて複数の色土を斑に練込み斑に

    した輪を作る事もあります。

   ) 輪の大きさは、作品の大きさに関係しますので、作品に応じて大きさを決めます。

     但し、各色土の輪の大きさは同じにし、輪の内側は轆轤挽きが出来る様に片手が入る

     大きさにします。

   ) 輪の太さは、筋状の模様の幅に関係します。太い輪であれば幅広い筋状の面になります。

   ) はっきり区別できる色土を選ぶ事。

     轆轤挽きした状態では、表面の泥の為模様が解かりません。轆轤挽き後にカンナで削り取る

     事で模様が現れます。但し、淡い色同士や、濃い色同士の土を使うと、その境目が判別

     できず模様も不鮮明になり勝ちです。出来れば濃い色と薄い色の土を交互に使う事です。

     色土は高い温度で焼成して、初めて所定の色に発色するものも多いです。

  ② 轆轤上又は亀板の上に底になる円形の土板を載せ、その周囲に色土の輪を積みます。

   ) 輪積みの方法で、色土を順番に積み上げる方法。

      即ち、同じ大きさの色土の輪を垂直に積み上げます。

      このやり方は、簡単ですのでので初心者向きです。但し、紐造りの様に、上下の土の境目を

      指などで撫ぜてはいけません。色土同士の境目が見所の一つになりますので、なるべく

      積み上げる高さも均一にします。更に、積み上げた状態でやや下に土を圧縮させる程度に

      圧接します。  この方法では、各色土が作品を一周する模様となります。

   ) 各色土を螺旋状に巻いて積み上げる方法。

      数本の各色土を紐状にし、同時に巻いて積み上げます。慣れない方は人手が何本も必要に

      なります。 そこで、芯に成る様な筒があれば便利です。

      巻く場合、傾斜の具合が重要な要素になります。 緩い傾斜では上下の間隔の詰った模様に

      成り、傾斜がきつい場合には、立った状態の螺旋模様になります。

      尚、最初から螺旋状に巻き上げるのは、轆轤挽きで出来るだけ変形させたくない為です。

   ③ 轆轤を回転させ轆轤挽きする。 

     轆轤の回転速度と轆轤の引き上げる速さによって、土の伸び方や模様の粗さは変化します。

     土は右肩上がり(轆轤の回転方向が右の場合=時計回転)となります。

    ) 土殺しの作業は出来ません。

      一般に轆轤挽きする時には、土殺しを行いますが、積み上げた色土を土殺しを行うと模様

      が崩れるます。内側と外側それに真上を押さえて綺麗な円筒形にします。

    ) 土を薄く上に筒状に挽き上げる。

      時間を掛ければ掛けるほど、模様は細かくなりますので素早く行う事です。

      轆轤挽きでは土は捻れ(ねじれ)ながら上に伸びますが、捻れ具合も根元では少なく、上に

      行くほど捻れが強くなります。

    ) 形を作る。

      直径を膨らませるか、径を細くして好みの形にします。

     a) 膨らませた場合、筋状の色土の幅は広がります。同時に模様の間隔が広がります。

     b) 径を細くすると、細い筋となり模様の間隔も狭くなります。模様が密になります。

   ④ 乾燥後に削り作業を行う。

    ) 表面を一皮削る事で模様が現れます。袋物の様に内側にカンナが入らない場合は、

      上から覗いて見える範囲内を削ります。

    ) 削り毎に模様が変化するのが、練込みの特徴です。但し、削り取ってしまってからは、

       元に戻す事は出来ませんので、何処で削りを止めるかが重要です、ある程度の処で

       妥協する事になります。

2) 数種類の色土を菊練し、マーブル模様にしてから作品を作る方法。

以下次回に続きます。

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化粧土と色土44 色土の技法3 練上手(練込)2 板皿2

2013-11-26 21:41:20 | 陶芸入門(初級、中級編)

2) 板皿を作る。(前回の続きです。)

 ③ 桧垣文(ひがきもん)板皿を作る。

   桧垣文とは、斜めに交差する模様を言います。桧は檜(ひのき)とも書きます。

   竹や葦(あし)、桧皮(ひわだ)を薄く削って交差させて編み上げた物を網代(あじろ)といいます。

   網代の中でも、桧皮で組んだ物を桧垣と呼びます。網代より幅広の模様になる場合が多いです。

   信楽や伊賀焼きなどの焼き締め壷の首の下に一周、竹へら等で×、×、× と着けられた模様も

   桧垣文と呼びます。 以下作業手順を述べます。

   ) 数種類の色土を作る。

      派手な文様にするか落ち着いた地味にするかは、色の違いが大きく関係します。

   ) 色土を手などで叩き伸ばし長方形にします。各色土の大きさはほぼ同じにします。

   ) 各色土を順次積み上げ、重ね合わせます。

   ) 色土を叩き密着させながら伸ばします。

      叩く場合は最初に中央部分を縦に叩き薄くします。更に両外側へと徐々に移動させます。

      この様な方法で空気を抜き更に、各色土の厚みを均等にし、歪みを少なく出来ます。

      肉厚が2cm程度まで叩いて薄くします。

   ) 色土を短冊状に切る。

      針(剣先)を用いて4cm程度の幅に切り出します。針に色土が付き汚れると、綺麗な

      切断面に成りませんので、汚れを拭き取りながら作業する事です。

   ) 短冊を1cm程度の厚みで、多数切り出します。短冊の乾燥が進むと次の接着作業が

      上手に出来ませんから、手早く行う事です。時間との戦いとも言われています。

      尚、短冊の両端は、模様が崩れている事が多いですので、取り除き使わない事です。

    ) 片栗粉を塗った板の上で、色土を規則的に並べ、模様を組み立てます。

      重なった色が見える面を上にして、二個の色土を「く」の字に置きます。更に、近接させて

      「く」の字を連続させて並べます。一列出来たら隣りに二列目を作り、三列四列と必要な

      数にします。ここでは密着させる必要はありません、ある程度隙間があってもOKです。

    ) 土を垂直方向に押して、土を締めます。

      土に蚊帳などの布を敷き、亀板を置いてひっくり返し、その上に蚊帳を被せます。

      即ち、蚊帳でサンドイッチされた状態です。平らな面を持つ押し型で、万遍無く叩き隙間を

      無くします。平らな押し型は面積が広いと、力が分散し効果が薄いです。やや小さな目の型で

      徐々に押します。

    ) ローラーで表面を平らに伸ばします。

      土を締めた状態では、肉厚に差があるはずです。そこでローラーを掛けて肉厚を一定に

      します。最後にローラーを滑らせて(回転させない)ロール目(転がした痕)を消します。

    ) 形を整え皿にします。

      ローラーを掛けた段階では周囲の形は凸凹のはずですので、綺麗な形にカットします。

      皿に成形する方法には、土の周囲を持ち上げて皿状にする方法や、石膏型などに上記の

      色土を被せて形とる方法もあります。注意する事は急激なカーブにしない事です。

      特に直角に曲げる様な事は、「ひび」や「割れ」の原因に成ります。

     ・ 削り作業をどの段階で行うかも重要です。単純な形であれば完全に形造り後に行う事です

       複雑な形や内側の隅部など、削り作業が難しい場合には、形造る前に行う事も可能ですが

       乾燥し過ぎると形造りで失敗しますので、なるべくなら形を造ってから削る方が無難です。

     ・ 一般に、平らな皿に足を着ける事は、変形を起こし易いです。特に本焼きの際、素地が軟ら

       かくなり、浮き上がった部分が、下に落ちる危険性がありますので、何らかの方法で下から

       支える様にする必要があります。

  出来上がった作品は素焼き後、透明釉を掛けて本焼き(酸化が良い)します。

以下次回に続きます。

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化粧土と色土43 色土の技法3 練上手(練込)2 板皿1

2013-11-25 20:43:05 | 陶芸入門(初級、中級編)

練込は、象嵌が作品の表面に色土を埋込むのと異なり、数種類の色土を練込む装飾方法で、中国

宋の時代より制作されている技法との事です。

練込の工程は大きく分けて、積む、切る、削るが主要な作業となります。

中でも積むと切る作業が、作品の良し悪しを決める要素となります。一見作品造りの準備段階の様に

思われますが、単に準備以上の重要な役割りがあります。

2) 板皿を作る。

  練込の特徴として、色土が外部の力によって、模様が容易に伸び縮みして変形する事を利用した

  装飾技法と言える事です。

 ① 色土が平行模様の皿。

  ) 同じ大きさのタタラ状の色土を模様に従い、数段重ね合わせて積み上げます。

     その際、空気を閉じ込めない様にします。場合によっては上面を水で軽く濡らしながら重ね

     合わせていきます。 各色土の厚みが模様の幅に成りますので、どの様な模様にするかは、

     予め考えておく必要があります。 重ねる段数は模様の数(平行線の数)にします。

     皿の両端の色も大切な要素ですので、どの様に配色するかも考慮する必要があります。

  ) 重ね合わせた土の塊を締める。

     全体を叩いたり、テーブル上に落としたりして、土の密着を良くします。

     特に重ね合わせた部分から、「ひびや割れ」が入りやすいので、しっかり締めます。

     重ね合わせの枚数が多い場合には、万力の様な工具を使い締める事もあります。

     又は一枚重ねたら締め、更に上に重ねて締める作業で対応する場合もあります。

  ) 土の塊の耳の部分を切り落とし整形します。

     次の作業後に耳を切り落とす事も可能ですが、一度に切り落とす方が、作品の大きさが

     揃い易いです。

  ) 積み上げた土の塊を横倒しして、タタラ板を使って模様の直角方向に6~10mm程度の

     肉厚に糸で切り取ります。肉厚は作品の大きさによって、変化させます。

     同様にして数枚~十数枚の板を切り取ります。

  ) 切り取ったタタラの肉厚方向の四面(前後左右)から力を加え、土を締めます。

     締める際、模様に平行に締めないと平行模様が崩れます。

  ) 真平らの板の四辺を若干持ち上げ、皿の形状にします。

     持ち上げる方法には、枕を置く方法と、周囲を縮める様ににして上に持ち上げる方法が

     あります。枕は粘土紐を使ったり、紙を数回折って厚みを付け枕にします。

     周囲を指で摘み、摘んだ指を近付ける様にすると、摘んだ部分は上に上がってきます。

   ) 削れる程度に乾燥したら、カンナ等を使い表面を一皮削ります。削る事で表面の模様が

     しっかり出現します。切れるカンナを使い一気に掻き取り、削り跡は残さない様にします。

   ) 更に、上記皿の左右の端を摘み、圧縮する事により弓なりの模様を作る事が出来ます。

  ② 曲線の平行線を持つ練込皿。

    色土は平らではなく、歪ませた(波打った)面で積み重ねると、その面に沿った曲面の平行

    模様を作る事ができます。

   ) 希望する色土の曲線を決めます。

   ) 厚み30mm以上のタタラ板を作り、その厚み方向に切り糸を入れ、波を打たせながら

      二分します。波の形が模様の曲線に成ります。即ち、片面は平坦で反対側が波を打った

      形状のタタラは二枚(A、B)できます。この二枚のタタラの間に色土重ね合わせて積み上げ

      ます。片面を平らにするのは、端面を平らにする事で、土を締める際、均等に圧が掛る様に

      する為です。

   ) 各色土を上記タタラの1枚(A)の上に積み上げまあす。

   ) 必要な数の色土を積み上げたら、タタラ(B)が最上段に成る様に積みます。

       色土のタタラは歪んでいますが、上下の面は平坦ですので、塊を圧縮し易いです。

    後は①の)~)と同様な作業を行います。 

以下次回に続きます。

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化粧土と色土42 色土の技法3 練上手(練込)1 始めに

2013-11-22 22:07:40 | 陶芸入門(初級、中級編)

練上手(ねりあげて)は練込とも呼ばれ、異なる色土を重ね合わせたり、練込(適度に混ぜ合わ

せる事)んだりして、多種類の色土で模様を作る技法です。板皿や鉢類、壷作りなどにも取り入れ

られている方法です。練上の特徴として、表面から裏面まで模様(土の色)が連なっている事です。

化粧土が表面のみであるのとは違います。

作り方は、手捻りが基本と成りますが、手捻りの後で、丸皿や壷などを作る際には電動轆轤を使い

制作します。この技法の課題は、異なる色土の接合部分を如何に密着させられるかです。

密着させるには、強く締め付ける事が大切で、場合によっては締め付ける道具を、使う事もあります。

1) 練込の制作で気を付ける事。

  ① 土の種類によって収縮率(乾燥時、焼成時)が微妙に異なります。

     同じ土(同じロットの土)に着色剤(顔料)を混ぜ、各種の色土を作る事で、乾燥時や焼成時の

     「ひびや割れ」を防ぎます。更に、明るくて鮮明な色に発色させる為には、白っぽい土を使うと

     良いでしょう。 赤土など鉄分を含んだ土では、着色剤を加えても希望する色が出ない

     可能性が高いです。 又、肌理の細かい土と粗い土では、同じ着色剤でも、受ける感じも

     異なりますので、土を選ぶ際は十分検討する事です。

  ② 着色剤は1200~1250℃程度で初めて鮮明に発色する様に作られている物が多いです。

    それ故、素焼きまではしっかりした色が出ない可能性もあり、練込模様が確認できない場合も

    起こりえます。当然、制作時にも色を取り間違えない様に、名札などを付けて置くと良いで

    しょう。

  ③ 色土同士をくっつける(貼り合わせる)際、接着面積が少なく、更に接合面に通常櫛目の様な

     刻みを入れる事が出来ませんし、「どべ」(泥)を使う事が出来ない場合も多く、接合面が

     弱くなり易いです。特に接合後に変形させる場合は、注意が必要です。

  ④ 色土が他の色土に付着しない様に注意。

     色土を取り扱う際には、手は常に綺麗な状態にしておきます。同様に作業場でも着色剤が

     飛び散らない環境にして置く事です。又、竹へらや布などを利用する場合も、使い終わったら

     直ぐに水洗いして置くか、作品の近くに置かない事です。

  ⑤ 練込模様を作る際、不要な色土が多量に発生します。(歩留まりが悪いです。)

    多くの場合は「耳」の部分を切り落とし、綺麗な形にしてから作品を作ります。

    この不要の色土は、他の色土と混ざり合う場合が多い為、そのままでは再使用できません。

    勿論土ですから破棄せずに、何らかの方法で使います。

  ⑥ 陶芸関係の書籍を見ると、練込模様を作る際一個の作品を作る事は少なく、同じ模様が10個

    (又はそれ以上)程度作る様に書かれている場合が多いです。逆に一個作る方が難しいのかも

    知れません。しかし陶芸を趣味で楽しむ人ならば、同じ模様の作品を多数欲しい訳ではあり

    ません。むしろ多種類の模様の作品が欲しいのです。そこで従来とは異なる作り方の方法に

    付いても述べます。

  尚、色土の作り方は、以前にお話して有りますので、参考にして下さい。   

以下練込模様の方法を述べます。 

2) 板皿を作る。

  一番知られている練り込み文様に、市松紋様(練込格子)があります。二色の真四角な色土を縦横

  交互に配置した皿です。その他に、簡単な模様では、色違いの土を平行に貼り合わせ状態の

  長皿や、この長皿の両端をつまんで、模様の平行線を弓なりにさせる等、変形させた皿もできます

  更にやや複雑な紋様に「桧垣紋」や「うずら紋」などがあります。

  ・ 練込の板皿では、裏と表の両方に模様ができます。その模様も微妙な差がでますので、良い

    方を表面にして使う事です。

 ① 色土が平行模様の皿。

以下次回に続きます。

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化粧土と色土41 色土の技法2 マーブル模様2

2013-11-21 22:17:11 | 陶芸入門(初級、中級編)

1) 偶然によるマーブル模様(大理石模様)。(前回の続きです。)

 ② 作品を作る。

  ) 電動轆轤を使う方法。

   a) 轆轤を使い作品を成形する場合、土を挽き上げ肉を薄くするのが一般的です。

     しかしこの方法では、土は螺旋状に斜め上に伸ばされる為、模様も螺旋状の縞模様に成り、

     マーブル模様として単調で面白味が欠けてしまいます。それ故、手捻りで作った作品を、

     轆轤上に据えて轆轤の挽き上げを事を出来るだけ無くし、 形を整える程度に利用する方が、

     良い方法と思われます。

   b) 電動轆轤を使うと表面が泥で覆われ、模様が判別できません。

      マーブル模様の場合、模様をしっか出現させる為、必ず表面を一皮削り取ります。

      削りで注意する事は、削りに従い、マーブル模様が変化して行きますので、何処で止める

      かが重要に成ります。更に削れば良い模様が出現するとは限りません。一度削った場合

      元に戻す事が出来ませんので、削る度に悪い模様になる恐れがあります。

      ・ 基本的には、削るに従い次はどの様な模様に成るかは、ある程度予想できる様になり

       ます。又肉厚との関係で、それ以上削る事が出来なく成る場合も想定されます。

       ある程度模様が出た段階で、早めに切り上げる事です。

 2) 偶然によらないマーブル模様

    マーブル模様には偶然性が重要で、偶然によらない模様ではマーブルと呼ばれないかも

    知れません。しかしある程度恣意的(しいてき)に、マーブル模様にする事は可能です。

   ① 土を練らずにマーブル模様を作る。

     一般に数種の土を適宜に積み重ねた後、土を数回菊練し、適当な厚みにスライスして、

     マーブル模様を確認します。その後作品に仕上げます。

     この様なマーブルは、練り方や練る回数によって違いはありますが、概(おおむね)細い線状の

      マーブルに成りやすしです。面状のマーブルを作るには、土を練る方法は適当ではありま

      せん。

    ② 面状のマーブル模様を作る。

     ) 数種の色土を一つずつくっつけて、大きな塊にします。その際土同士を良く密着させ、

        空気を閉じ込めない様にします。各色土の分量、土を付ける順序、土を付ける場所など、

        ある程度任意に行う事で、希望する模様に近付ける事が出来ます。

        密着した一塊の土は、適当な厚みにスライスしたり、叩き伸ばしてから使います。

     ) 板の上に各色土を並べ、模様を作る。

      a) 各色土を6~8mm程度にスライスし、希望の大きさや形にします。又は細い紐や太い

        紐を作ります。

      b) 固く絞った濡れた布(日本手拭いが良い)を板の上に敷き、a)で作った色土片を布の

        上に並べていきます。その際、色の配置を考慮し、好みの文様に近づけます。

        色土を並べる際には、隣の色土と2~3mm重なる様に置いていきます。隙間が出来ない

        様にする事と密着を良くする為です。色土で作った紐も変化を持たせて置いていきます。

       c) 希望する模様にしたら、その上に固く絞った濡れた布を当て、真上より圧を加え密着

         させ、表面を平らにします。叩き伸ばしたり、場合によってはローラーを掛けて平らに

         します。布を取り除けば、任意のマーブル模様になります。

         この色土のタタラを使って作品に仕上げます。

      ) 金太郎飴の様にして同じ文様を作り、作品に仕上げる方法。

         この方法に付いては、後日お話します。

以下次回に続きます。

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化粧土と色土40 色土の技法2 マーブル模様1

2013-11-18 22:02:08 | 陶芸入門(初級、中級編)

数種類の色土を適度に練りこむ方法に、マーブル(大理石)模様があります。

主に手捻りの場合が多いのですが、轆轤(手回し、電動)でもできます。又、手捻りと轆轤との併用も

可能です。

マーブル模様には、偶然に出来る模様を器などに加工する方法と、意図的にマーブル模様を作り、

作品に仕上げる方法がありうます。一般にマーブル模様を作るのは、前者の場合が多いです。

1) 偶然によるマーブル模様。

 ① 色土を作り、練り合わせる。

  ) 2種類以上の色土を作る場合、同じ土を元にして着色剤で色付けする事が理想的です。

    土の種類が異なれば、土の収縮率が若干異なり、合わせ目に亀裂が発生し易いです。

  ) 着色剤を混入させた土は、色の種類によっては、どの色か判別できない場合も多いです。

     即ち、着色剤の多くは1180~1250℃位で所定の色に発色する様に調整されていますので

     生や素焼きの状態では色が出ず、判別不能に成り易いです。

     それ故、生の状態で模様を確認したい場合には、濃淡や明暗に差のある色を選ぶ事です。

  ) 練り合わせる前に、各色土の塊の軟らかさを、均一にしておく事が大切です。

     (乾燥度合いを揃える事)。 但し、作品の大きさに応じて、色数を決めた方が良いでしょう。

     小さな作品では色数が多いと、スッキリせず「うるさい」感じに成り易いです。

     尚、色数は組み合わせる色の種類にも関係しますので、適宜色数を選ぶ事です。

  ) 各々の色土の量を調整する。一般に等量の色土を使う事は少なく、一方が多く他方が少ない

     方が、良いマーブル模様になります。模様にもよりますが、2~4:8~6が良い様です。

  ) 練る方法は以下の通りです。

    練り合わせる前に各々の色土は良く練り、空気を抜いておきます。

    a) 各色土を模様にしたい状態に、くっつけていきます。くっつける順序の違いや、くっつける

      位置によっても、その後の紋様が変化します。

    b) 手で握り締め、各色土の間に空気が入り込まない様にしたり、テーブルに叩き付けたり

       して接合部の空気を抜きます。空気が入っていたり、乾燥度合いの異なる土を使うと、

      その部分に「ひびや割れ」が発生します。

    c) 他の方法に、色土を順番に重ね合わせるやり方があります。

       この場合も、積み重ねる土の量に変化をもたせます。重ねたら軽く真上より叩き密着

       させます。 この際、水は使いません。使うと色土同士が密着しません。

    d) 全体を菊練する。

       菊練する事によって混ざり合いますが、菊練の回数は5~6回程度にします。

       練る回数が多くなるに従い、マーブル模様は細かくなります。

       菊練した土は砲丸型に丸め、真上から真下に糸で二等分します。表面上はほとんど模様に

       なっていませんが、切り口は綺麗な簿様になっているはずです。又四等分すれば、各々の

       切り口は異なるマーブル模様になっています。

  ② 作品を作る。

   ) 綺麗な模様の面を使う。

      偶然によるマーブル模様には、同じ模様の物はありません。それ故、気に入った部分が

      表面や内側(又は外側)に成るように丸めたり伸ばしたりする必要があります。

     a) タタラ板から作品を作る場合、上面に綺麗な文様がくる様にします。裏表とも綺麗な

      文様を出したいときには、土を更にスライスし、背中同士をくっつければ、両面マーブル

      模様に成ります。

     b) 手轆轤を使って作る場合には、玉造り(塊造り)が向いています。

      即ち、模様が連続します。紐造りですと、繋ぎ目で模様が途切れます。

      但し、土を足すと言う行為は、模様が途切れますので出来ません。但し、マーブル模様を

      一部分のみに留める場合には有効な方法です。

   ) 電動轆轤を使う方法。

以下次回に続きます。

      

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化粧土と色土39 色土の技法1 鳴海織部3

2013-11-17 21:35:52 | 陶芸入門(初級、中級編)

織部焼きは美濃焼きでも、特に装飾性の強い特異の焼き物です。しかしこの装飾が飽きられ、一時

廃れた事もありましたが、現在では人気のある焼き物となっています。

1) 鳴海織部。

 ② 鳴海織部の手付鉢の作り方。 (前回の続きです。)

  ) 化粧土を施し鉄絵を描く。

    a) 絵は赤土の範囲内に施しますので、先ず鉛筆で見込みや縁に当りを付けます。

    b) 当りに沿って、白化粧土(白絵土)を筆にとり、文様を描いて行きます。

      塗る場所により筆を選択する必要があります。場合によっては細い筆や柄の短い筆が

      必要になります。「織部の模様は空間を埋める絵だ」と言われています。

    c) 鉄(鬼板など)を用いて、白絵の輪郭を縁取りし、模様を引き締めます。

      又、模様の中に鉄絵を描く事も普通に行われています。

      線の太さや濃淡など変化を持たせて描いた方がメリハリが付きます。

   ) 生掛けの場合と素焼き後に施釉する方法があります。

      伝統的には生掛けが多いのですが、失敗する恐れがありますので、素焼き後に施釉した

      方が良い様です。

     a) 生掛けの場合には、適度に乾燥した赤い土と白い絵の部分に、透明釉を柄杓掛けします

        透明釉は赤土で作った足にも付けます。

     b) 他の把手部と白土の部分には、織部釉を柄杓掛けするのですが、透明釉を掛けてから

       一日乾かした後に施釉する方が安全です。

       織部釉も濃い緑から薄緑までありますが、鳴海織部には濃い目の織部釉を塗る事が

       多い様です。濃い目の織部釉は熔け落ち一部に溜まり、その部分が他と異なる色に成り

       易く、ここも見所の一つになります。

     c) 素焼きを施した作品であれば、透明釉と織部釉を同時に掛ける事ができます。

     d) 透明と織部釉の境界線も見所の一つですので、境目が飛び出さない様に、なだらかな

        カーブ又は直線で区切ります。

   ) 酸化焼成で焼き上げます。

      織部の緑色を出すには、酸化焼成する必要があります。還元が掛かると、辰砂(しんしゃ)

      の様に、赤っぽくなりますので注意が必要です。

以上で鳴海織部の話を終わります。

 

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化粧土と色土38 色土の技法1 鳴海織部2

2013-11-16 22:20:45 | 陶芸入門(初級、中級編)

1) 鳴海(なるみ)織部。

  ② 鳴海織部の手付鉢の作り方。 (前回の続きです)

   ) 型より外す。

    a) 全ての角に土を盛り、指で撫ぜ付けた後、ひっくり返して型から剥がしますが、その前に

     型の縁の土が垂れ下がらない様に、縁の真下に撚り土を入れ垂れて、変形するのを予防

     します。

    b) 作品の方に、蚊帳や木綿布が張り付いていますので、丁寧に剥がします。

    c) 器の内側に、撚れた布痕(布が折れたもの)などがあれば、竹へらや指で傷を消し、綺麗に

       します。

    d) 布を剥がした後、削り作業に入りますので、削れる程度のやや硬めに乾燥させます。

   ) 成形する。

      型から外した器の縁の高さは、不揃いですので、縁の高さをカンナやナイフ(カッター)などで

      切揃えます。更に、器の底を一削りし底の厚みを調整し、平らに仕上げます。

      底の角部は削りとり、スプーンの裏を使って、「R」を付けます。(角を丸める事)

      複雑な形をした物は、削り易いカンナを使い削り出します。それ故、削るカンナは色々用意

      する必要があります。(カンナは自作する事です。)

    a) 底に足を取り付ける。

       足の数は3箇所です。(3点は必ず接地する一番安定した形です。)

     イ) 取り付け位置は、赤土の隅と白土の隅で対を成した位置です、もう一本は赤白を二等分

        する線上で、上記2点と一番離れた位置になります。

     ロ) 足の形状は好みによりますが、平たい帯上の土を「Uの字」状に曲げ、若干乾燥後に

        「ドベ」(泥)で接着します。

     ハ) 足の高さは、器の底に指4本が水平に入る程度で、高くても1cm位が最適です。

         器が水平に成る様に調整します。

     ニ) 足の周囲に粘土の補強材を入れます。

        上記3本の足では、器を表にした場合や本焼きした場合に器の重量を保持できずに、

        足が潰れてしまいます。それ故、足の周囲を補強材で支える必要があります。

        勿論、本焼き終了後には取り除く様に、アルミナなどを塗ってくっつくのを予防します。

    b) 把手(とって)を付ける。

       器の対角線にある赤白土の角の内側に「略Uの字」の把手を、「どべ」で接着します。

      イ) 紐状の土を平らに潰し、厚さ6~8mm、幅15~20mm程度の帯状の板にし、必要な

         長さに切ます。

      ロ) 紐の両端は器に接着しますが、その際、端の中央に切込みを入れ、二つに分けます。

        この分かれた部分を角の両辺に付ける事に成ります。

      ハ) 把手の粘土は軟らかいですので、自立する事は出来ません。そこで、粘土を棒状に

         して、把手と器の間に挟み、把手が垂れ落ちるのを防ぎます。

         把手部を乾燥させてから接着する方法もありますが、把手の感じに固さが現れ敬遠

         されている様です。

     c) 仕上げ。

       把手の部分が崩れない程度に乾燥し、粘土棒を取り除いたらいよいよ最後の削りを入ます

       全体に肉薄になる様に、余分な土をカンナで削り取ります。見た目にも軽やかな感じに

       します。

      ) 化粧土を施し鉄絵を描く。

以下次回に続きます。

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