ます。
削り作業を行う前に、削り易い程度に、乾燥をする必要があります。
乾燥させる方法は
・自然乾燥させる。 室内で半日程度、放置しておく。
・日の当たる場所に置いて、乾燥させる。
この場合は 均等に乾かす為に、5分位毎に1/4回転させる。
・更に急いで乾燥させるには(陶芸教室などで時間に制限がある場合)
ドライヤーで乾燥させる、電動ろくろ上で、回転させながら、乾燥する。
いずれも、均等に乾燥させること。
2) 電動ろくろ上で、高台や高台脇を削るには、ろくろの中心に作品を据える必
要があります。 又 口縁部が広い場合は、直にろくろに据えます。 口縁
部が狭くて逆さに置けない時は、「シッタ」を使います。
・「シッタ」は一般に素焼きで出来ています。使用前に5分程水に漬けて、十分に
水を吸わせます。
・「シッタ」は 外「シッタ」(口縁がやや広い場合)と 内「シッタ」(口縁が狭い
場合)があります。
3) ろくろの中心に作品を据える方法 (初心者にはかなり難しい)
ろくろの中心に作品を置かないと、片削りとなり、最悪作品に穴があきます。
* 皿など背の低い場合には、ろくろ上に鉛筆等で、口縁の径よりやや大きめの、
円を描きその円の中心に、作品を逆さに置けば十分です。
* 背の高い作品で口縁が大きい場合は、直に逆さにしてろくろの上に置く。
逆さに置いた底を、針(剣先)でろくろを回転させて円を描き、円が底の中
心に来る様に調整する。
* ろくろを手で回転(右)させ、作品の底から1C m下辺りを、左手人差し指で触り、
指が離れた場所でろくろを右手で止め、その離れた寸法の半分を人差し指の
方に移動する。これを繰り返し指が全周を触れば十分です。
(指先を固定する事と、ろくろを急に止めることが難しい)
* ろくろを回転させたまま、作品を叩いて中心を出す。
(かなりの熟練を要する)