オーブンで焼成し、実用に耐える程度に、強度が出る、「オーブン陶芸」と、言われる焼き物が、有ります。
私の教室の、生徒さんから、「オープン陶芸」は、どうなんですか?と質問されましたので、
調べてみる必要を感じ、調べた結果を、述べたいと、思います。
(尚、私が実際に、製作した経験は、ありませんので、文献などを、参考にしています。)
1) 家庭用オーブンで、焼く焼き物
陶芸で一番の問題は、粘土を焼いて、強度を出す為、陶芸用の窯が、必要な事です。
その窯を自分で用意するか、陶芸教室や、陶芸サークルなどで、焼いてもらう事に、成ります。
オーブンで焼けると成ると、大変便利になります。
但し、粘土や、作り方、水漏れ防止策など、注意する必要が有ります。順次お話致します。
① 粘土は、専用粘土を使います。(一般の粘土は、使えません)
オーブン陶芸用の、粘土は、陶芸材料店や、インターネットで、購入できます。
) 粘土の種類
大きく分けて、手捻り用と、轆轤用に分かれます。
a) メーカーによって、違いは有りますが、手捻り用は、「工作用」、「黒木節」、「紅陶」が有ります。
違いは、土に黒、又は、紅色が付いているかどうかの、違いです。
これらの土は、混ぜ合わせて、使う事が可能です。
b) 「ろくろ用」の土は、轆轤成形が可能ですが、手捻りにも使えます。
c) 「エコ」の土も有ります。即ち、半年から1年土に埋めておくと、自然な土に帰る物です。
粘土は、練らなくても、直ぐに使用出来ますが、練ってから作業する事を、勧めます。
② 作り方
) 道具(用具)は、一般の陶芸に使う物と、同じです。
即ち、竹ヘラ、剣先(針)、切り糸、弓、なめし皮、タタラ板、カンナなどです。
) 作り方は、一般の粘土で作るやり方と、同じ事が、出来ます。
即ち、玉作り、紐作り、タタラ(板)作り、くり抜き作り、轆轤成形などです。
) 装飾は、練り込みや、化粧掛け、搔き落とし、彫刻などを、施す事も、可能です。
) 土の収縮率は、約10%程度ですので、その分大きく作ります。
一般の粘土に比べ、焼き締まりが小さく、強度的に、やや弱いので、やや厚く(最低で5mm位)
作ります。
③ 乾燥
肉厚の差によって、乾燥は3~7日程度、必要です。乾燥するに従い、土の色は、白っぽく
変化します。十分に乾燥してから、焼成に掛かります。
④ 焼成
オーブンに、アルミホイールを敷き、その上に、間隔を開けて、置きます。
焼き斑(むら)を、無くす為です。
) オーブンは、温度設定の出来る、機種で130~180℃程度で、20~50分掛かります。
高い温度になると、煙や焦げが、発生します、
) 釉薬(うわぐすり)は、掛けられません。それ故、焼いた肌が、土の感じで、ざらつきます。
) 焼成した後でも、ある程度水を通します。(水が漏れます。)
水を入れない、置物や、植木鉢などは、このままの状態で、使用できます。
⑤ 焼成後の作業
) 水を入れて使う場合には、一度焼成後、コート剤を筆(刷毛)で塗り、乾燥後、100~120℃で
再度焼成します。
) 焼き上がった作品には、アクリル絵の具や、水彩絵の具、油性ぺんなどで、色を付ける事が、
出来ます。但し、これらの絵の具類で塗った、食器は使わない方が、良いでしょう。
(絵の具には、人体に有害物質が、含まれています。)
以下次回に続きます。
私の教室の、生徒さんから、「オープン陶芸」は、どうなんですか?と質問されましたので、
調べてみる必要を感じ、調べた結果を、述べたいと、思います。
(尚、私が実際に、製作した経験は、ありませんので、文献などを、参考にしています。)
1) 家庭用オーブンで、焼く焼き物
陶芸で一番の問題は、粘土を焼いて、強度を出す為、陶芸用の窯が、必要な事です。
その窯を自分で用意するか、陶芸教室や、陶芸サークルなどで、焼いてもらう事に、成ります。
オーブンで焼けると成ると、大変便利になります。
但し、粘土や、作り方、水漏れ防止策など、注意する必要が有ります。順次お話致します。
① 粘土は、専用粘土を使います。(一般の粘土は、使えません)
オーブン陶芸用の、粘土は、陶芸材料店や、インターネットで、購入できます。
) 粘土の種類
大きく分けて、手捻り用と、轆轤用に分かれます。
a) メーカーによって、違いは有りますが、手捻り用は、「工作用」、「黒木節」、「紅陶」が有ります。
違いは、土に黒、又は、紅色が付いているかどうかの、違いです。
これらの土は、混ぜ合わせて、使う事が可能です。
b) 「ろくろ用」の土は、轆轤成形が可能ですが、手捻りにも使えます。
c) 「エコ」の土も有ります。即ち、半年から1年土に埋めておくと、自然な土に帰る物です。
粘土は、練らなくても、直ぐに使用出来ますが、練ってから作業する事を、勧めます。
② 作り方
) 道具(用具)は、一般の陶芸に使う物と、同じです。
即ち、竹ヘラ、剣先(針)、切り糸、弓、なめし皮、タタラ板、カンナなどです。
) 作り方は、一般の粘土で作るやり方と、同じ事が、出来ます。
即ち、玉作り、紐作り、タタラ(板)作り、くり抜き作り、轆轤成形などです。
) 装飾は、練り込みや、化粧掛け、搔き落とし、彫刻などを、施す事も、可能です。
) 土の収縮率は、約10%程度ですので、その分大きく作ります。
一般の粘土に比べ、焼き締まりが小さく、強度的に、やや弱いので、やや厚く(最低で5mm位)
作ります。
③ 乾燥
肉厚の差によって、乾燥は3~7日程度、必要です。乾燥するに従い、土の色は、白っぽく
変化します。十分に乾燥してから、焼成に掛かります。
④ 焼成
オーブンに、アルミホイールを敷き、その上に、間隔を開けて、置きます。
焼き斑(むら)を、無くす為です。
) オーブンは、温度設定の出来る、機種で130~180℃程度で、20~50分掛かります。
高い温度になると、煙や焦げが、発生します、
) 釉薬(うわぐすり)は、掛けられません。それ故、焼いた肌が、土の感じで、ざらつきます。
) 焼成した後でも、ある程度水を通します。(水が漏れます。)
水を入れない、置物や、植木鉢などは、このままの状態で、使用できます。
⑤ 焼成後の作業
) 水を入れて使う場合には、一度焼成後、コート剤を筆(刷毛)で塗り、乾燥後、100~120℃で
再度焼成します。
) 焼き上がった作品には、アクリル絵の具や、水彩絵の具、油性ぺんなどで、色を付ける事が、
出来ます。但し、これらの絵の具類で塗った、食器は使わない方が、良いでしょう。
(絵の具には、人体に有害物質が、含まれています。)
以下次回に続きます。