備忘録

サントリーホール バックステージツアー

2016-05-19 13:20:05 | 音楽・演劇・イベント・文化
「サントリーホール バックステージツアー」に参加。
集合場所はサントリーホール正面玄関です。
 
時間になると、入口の上にあるパイプオルゴールが開き、ぶどう畑の番人を表わした老人と少年の人形による演奏が!
通常は正午と開場時に開くそうです。
 
まず、ブルーローズ(小ホール)で記録映像「サントリーホール誕生」を鑑賞し、ブルーローズの説明に移ります。
 
天井はスワロフスキーのクリスタルでできたシャンデリア。
 
椅子の布は、
 
薔薇の柄。
 
壁はマホガニー。
 
床はチーク材を使用した寄木細工。
 
名前の由来の「青い薔薇」は「不可能」の代名詞でしたが、サントリーが2004年に新品種「青いバラ」を開発し、不可能を可能に。
「多くのアーティストに新たな挑戦の舞台として活用して欲しい」との思いから、2007年のリニューアル時に「ブルーローズ」としてスタートしたそうです。
ブルーローズ入口右上には、美術家・須田悦弘氏による「青いバラ」があります。
 
そして、ホワイエへ。ホワイエの絨毯は1枚モノの特注品。
 
天井の豪華なシャンデリアは、石井幹氏による「光のシンフォニー・響」
 
約6,000個のスワロフスキークリスタルガラス製で、そのデザインはアルコールの一滴一滴を表現。
 
また、階段の手すりと、
 
壁面のデザインは麦の穂を表わしていて、サントリーらしくお酒にまつわるデザインです。
 
サントリーホールのロゴマークは漢字の「響」を表していて、正面入口の上には「響」をテーマにした、美術家・宇治山哲平氏によるモザイク壁画、
 
壁画の両サイドにはガラス芸術家・三浦啓子氏によるステンドグラス「律」が。
 
さらに、絨毯は毛並みが一定方向に揃うように開演前に整えている、ホール前にある金色のオブジェの底面に「響」が隠されているなど、驚きの事実も!
 
そして、いよいよバックステージへ。
 
椅子が積まれています。
 
舞台上手ののぞき窓。
 
アーティスト・ラウンジには、
 
サントリーホールで出演したアーティストのサインや
 
世界中のオーケストラやアンサンブルのステッカーがずらり。
 
そして、指揮者・ソリスト用の個室には、
 
シャワールームもついていました!
 
楽屋からステージへの扉。
 
森美術館から寄贈されたマーティン・リープシャー氏の写真アート「SUNTORY HALL 2006」
 
地下・ピアノ庫ではグランド・ピアノがスタンバイ。湿度50%、温度23.5℃度をキープしています。
 
照明が反射して眩しくないよう、艶消し仕様に。
 
この向こう側は駐車場になっていて、ここにトラックをつけて楽器を搬入。
 
このエレベーターでステージに上げられます。
  
ここでバックステージツアーは中断し、大ホールで「サントリーホール オルガン プロムナード コンサート」を鑑賞。
 
 [演奏]ジョン・ウォルトハウゼン
 [曲目]ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2(ヴィエルヌ編曲)
     ポーレ:ラウス
     デュリュフレ:オルガン組曲 op.5からトッカータ
コンサート終了後、大ホールステージへ。
 
天井の照明は葡萄の葉をデザイン。
 
パイプオルガンは世界最大級でオーストリア・リーガー社製。
 
音色を選ぶ機構=ストップ数が74、パイプ数が5,898本。
 
床は1cm毎に高さを調整可能。
 
床にはチェロのエンドピンの跡が。
 
ステージデビューの記念に参加者全員で「ドレミの歌」を歌い、解散しました。
 
    (2016.5.19)

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