以前、このブログにてヴァージニア州のアンティーク・ショップ『フューチャーズ』の翻訳記事を掲載しました。
実は、この翻訳記事をブログにポストする前から準備をしていたのですが、そのやり取りの中で、
『お互いの意見交換をメールで行って、それをWebにアップしたらどうだろう・・・』
という話が持ち上がりました。
『フューチャーズ』のオーナー、Ronnとは直接の面識は残念ながらないのですが、彼のほうからそういうアイデアを出してきました。不思議ですね~。
その話が持ち上がった際、まだお互いの歳はおろか、プライベートのことは一切知らない状態でした。知っているのは、お互いアンティークの世界に住んでいる住人で、彼はアメリカ人、わたしは日本人という事くらいでした・・・(笑)
意見交換をする際のメイントピックは、ズバリ
『歴史』
でした。それも第二次世界大戦のこと。戦争の話につきものになるのが『政治』の話題です。
正直、最初は迷いました。
ただ、興味はありました。アメリカ人の考え方や発想について。
無論、彼はアメリカ人の意見を代弁できるはずも無く、もちろんわたしも日本人の意見の代弁などできるはずもありません。
ですから、事実をふまえてお互いの個人的な見方や価値観、考え方の交換をしようと。
わたしが古いものに興味をもって、10年以上になります。最初は、アメリカが好きで、アメリカの文化が好きで、アメリカのアンティークに興味を持ち、いまでは国籍に関わらず、素晴らしいアンティークに興味があります。しかし、最初の頃は、ただ単に日本の物とは違ったデザインが好きだったり、色使いが好きだったりと、表面的な事に終始していました。
そして、だんだんと月日が流れ、そのものの歴史的背景を勉強するようになりました。デザインの歴史、家具の歴史、アートの歴史。
歴史にもいろいろな切り口があります。また、その背景には当然、文化や政治、戦争など避けては通れないトピックもでてきます。
あるとき、ふと気がつきました。
アンティーク・ディーラーって、『歴史』という商品、ないしは『歴史の遺産』という商品を扱っているんだなと。
当然、『歴史』を知らないままにするわけにはいきませんし、逆にどんどんと興味が湧いてきたのです。で、時間を見つけては本を読んだり、調べたり。勉強という堅苦しさは無くて、FUNです。
前から、感じていた事ですが、日本では『歴史や戦争』『政治』といったトピックにおける話をしないなぁ~と。先生とか誰かに、そんな話をしてはダメです、といわれた記憶も無いのですが・・・。
もちろん、討論という公式の場でなくても、プライベートでもした事がありませんでした。わたしの父や祖父といった家族内でも、また友達とも誰とも経験ありません。
ある種、『タブー』な話題なのかもしれません。お互いの立場が微妙に違うだけで、ちょっとした言葉選びが、相手を傷つける事にもつながりかねません。そのため、みんな慎重になっているのかもしれませんね。
という訳で、迷った末、彼のオファーを受ける事にしました。(ちなみに迷ったのは半日くらいです・・・笑)
受ける事にした最大のポイントは、貴重で稀な機会になると思ったからです。
また、『メール』という話しやすい媒体であることや、お互い仕事をしているので、お互いの時間を拘束しない『マイペースなやりとり』が良かったのかも知れません。
かくして、わたしのこうした話題に関する意見交換第一回がアメリカ人のRonnさんと、ということになりました。(笑)
既に何度も何度もやり取りを繰り返し、1ヶ月ほど経ちました。きっと日本語で意見交換するにしても難しいであろうトピックですが、とりあえず英語で行っています。
内容は、簡単ではないかもしれませんが、皆さんも宜しければ、是非、覗いてみてくださいネ。嫌な受験勉強当時の英単語を想い出す方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。
内容がデリケートなので、あえて翻訳していませんが、もし、皆ままからの要望があれば、今後翻訳するかも知れません・・・。
文章の中で彼が太文字で強調してあったり、区切り方であったり、細かいニュアンスが読み取れると思います。
内容は、教育、第二次世界大戦、移民問題、政治、貧困と多岐に渡っています。
『FUTURES:Masayuki and Me (An Ongoing Chat)』はこちらから。
このページは、現在も随時更新されています。
注意:このページでは、『アンティーク』関係の話題は一切ありません(笑)
このブログのブックマークから、コージーアンティークのサイトにリンクしています。随時更新していますので、是非ごらんになってくださいネ~。それでは・・・。
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